AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

新たなる光、躍進の引き金となれ

光の巨人伝説が蘇る!『ウルトラマントリガー』7/10スタート! | アニメージュプラス - アニメ・声優・特撮・漫画のニュース発信!

↑作品詳細

新TVシリーズ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』PV公開! あの超古代の光の巨人伝説が令和の世に蘇る! 7月10日放送スタート! - YouTube

↑PV映像

 

というわけで本日4/15(木)17:00、円谷特撮ファンが待望した新作ウルトラシリーズのタイトルおよび作品の詳細情報が、円谷プロダクションより正式に発表となりました!

その名も

ウルトラマントリガー」!!

テレビ東京系6局ネットにて、2021年7月10日(土)朝9時からスタートとのこと

ちなみに7/10とは、およそ55年前の1966年のこの日にウルトラマンが初めてお茶の間のテレビに登場した記念すべき日であり、「ウルトラマンの日」として登録されている日なのだとか。エモいね!

 

そんなウルトラマントリガーですが、その姿、世界観などちらほら入ってくる情報を見ても分かる通り、あの名作ウルトラマンティガの要素を濃く受け継ぐ作品な模様。

ゼロクロニクル

→ベリアルが作品の根幹を成す「ジード」

オーブクロニクル

→O-50要素の登場する「R/B」

ニュージェネレーションクロニクル

→ニュージェネシリーズのウルトラマンも関わってくる、総決算的な作品の「タイガ」

ゼロジード→ゼロの弟子であるゼットが主人公でジードも関わってくる「Z」

というこれまでの列伝・クロニクル系列の作品における、題材とした要素が次のTVシリーズ作品の重要な要素になる傾向を踏まえ、現在放送中の「ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ」がウルトラマンティガ(およびそれに連なる平成3部作と前作ウルトラマンZ)にフォーカスした作品であることから、次の作品はティガが基になる作品になるのではと予想する声は前々からちらほら見受けられており、4/1に円谷プロの公式アカウントから発表されたティガと並び立つ新ウルトラマンのシルエットの公開も相まってその説は濃厚となっていましたが、今回の発表でそれが現実のものとなりましたね。

TDGは時たまニュージェネウルトラマンの力を構成する要素として登場することこそあったものの、作品の根幹を成す要素としてはM78時空のウルトラマン達がその役割を担うのが通例だった故に少々寂しくもあったので、ここに来てようやく多くのウルトラファンにとって伝説的立ち位置であるティガに強く注目する形で取り上げられることになったのは自分としても嬉しい限りです。TDGは世代的にも凄く思い出深いですからねぇ...

 

さて、現段階で明らかになったトリガーの情報の中で個人的に目を惹いたのはやはり、トリガーのデザインおよび変身・タイプチェンジのギミックでしょう。

赤・紫・シルバーの神がかり的にバランスの取れた芸術的なカラーリング、端正な顔立ちにスタイリッシュなプロポーションと、ティガの要素をふんだんに織り込みつつも、プロテクターや腕輪に刻まれたレリーフ的なモールドで超古代的なテイストをより濃く補強したあのデザイン、素晴らしいと思いませんか!?更にタイプチェンジも、歴代ウルトラマンの力を借りていた故に各形態ごとに全体のフォルムなど趣の大きく異なっていた近年のニュージェネウルトラマンのタイプチェンジから一転、プロテクターや頭部の形状、ボディのカラーリングおよび細部のパターンの変化で形態の変化を示しつつトリガーそのもののシルエットは保つという比較的シンプルに収まったタイプチェンジというのが、ティガダイナ辺りのスタイルを継承している感じが良い。てかマルチ・パワー・スカイと思いっきりティガの3形態に回帰してますものね

変身方式の方も、超古代の神器を科学的に解析し生み出した「GUTSスパークレンス」に各タイプの力を取り込んだ「GUTSハイパーキー」を装填し変身する、というもので、ニュージェネシリーズのコレクションアイテムを使う方式を用いつつも、アイテムそのものとしては平成初期のコンパクトな形状のものが用いられる、と良いバランス感。GUTSスパークレンスの機械的ながらもオリジナルのスパークレンスの美しさをきちんと踏襲したデザインが好きすぎる

装填するハイパーキーも分かりやすさ重視で載っているであろうイラストがステンドグラス調のオシャレなデザインになっているのが素晴らしく、こういうのが見たかった!って感じですねぇ PVでもちらと見えた変身シーン、早くTV放送で見たいものです

ちなみに個人的な注目ポイントなのですが、超常的な力を解析した科学的なアイテムでの変身という点にどことなくガイアのテイストが感じられるところや、ネオフロンティアスペース(おそらく)における科学的な技術も用いた変身というのがイーヴィルティガ・テラノイドの過ちを経た上で人類が自ら掴み取った光に思えるところなど、ティガそのものや引いてはTDGをオマージュしたようなテイストが随所に感じられるのが、凄く好み。裏設定的なものかもですがこういうのはグッとくるで...

 

他に気になったところといえば、PV映像内に断片的に映っていたトリガーの戦闘シーン。坂本監督お馴染みのダイナミックなアクションや大迫力の爆発が唆ったのはもちろんのこと、個人的におおっとなったのは、火星と思しき地でのトリガーのカット!ティガダイナの舞台たるネオフロンティアスペースでお馴染みの要素の一つといえばやはりダイナの序盤と終盤の戦いの大きな場となった火星なので、もし新作ウルトラマンがティガリスペクトの作品になるなら火星も舞台になって欲しいなぁなどと思っていた自分としては非常に嬉しい。昨今の情勢を踏まえた撮影方式的にも、GBや屋内撮影を入れ込みやすい設定じゃないかなとも思っていたので(あらすじを見るに早い段階で地球とかも舞台になりそうなので実際にはその辺の狙いは特に無さそうですがw)

何よりテンション上がったのは、火星と思しきシーンでの戦闘に出ている怪獣がメルバと思しきデザインをしていること!有志の分析によるとゴルザとの合体獣っぽい?らしいとのことなので純粋なメルバ系ではないかもですがこれは非常に熱かったですね。トリガー自身宇宙で眠りに就いていた超古代の光の巨人という設定みたいですし、超古代怪獣も色々出てくるかもですね(もしかしたら「邪神」とかも...?)

まふゆとら on Twitter: "#ウルトラマントリガー のPVに映ってる新怪獣、形状と色合いからしてメルバとゴルザの合体怪獣でほぼ間違いなさそう。トライキングとはメルバの顔及びトサカの形状からして全く違うのでおそらく新造。尻尾はメルバとゴルザのが融合した感じで面白い。腕と足はコマ単位で確認しても見れなかったのが残念… https://t.co/0FIlM0NkFn"

ネオフロンティアスペースが舞台というところになると、昭和シリーズの怪獣・宇宙人の登場が多かったこれまでから心機一転、ティガ系怪獣のリブートや平成初期のテイストを汲んだ新規怪獣なんかもたくさん見たいところです。

 

他にもタイトルロゴのデザインやアイドルグループの方が主演という点、PV映像冒頭に登場したFINAL ODYSSEYの3巨人を思わせる巨人達のシルエットなど、想像以上にティガへのリスペクトが感じられる要素の数々など、気になる要素は沢山ありますが、何はともあれこの新時代のテイストの中にかつてのウルトラシリーズのテイストを盛り込んだ作劇が如何なるものになっていくのかは一ファンとして非常に楽しみです。

 

新たなる光、ウルトラマントリガー。

この作品がウルトラシリーズの更なる躍進の引き金たる作品に、そして我々ウルトラマンを愛する者達を新たに楽しませてくれる作品になってくれることを願っています。

楽しみだぜ!7/10!!

 

 

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ではまた

これがゴミ屋敷の兆候だ

機界戦隊ゼンカイジャー

第6カイ!

「不快不可解ゴミあつかい!」

感想レビュー

 

 

ジーヌ、まさかのガサツ系女子

前回男衆の部屋が描かれたのにマジーヌの部屋が描かれなかったのはこのためだったか...w 1人部屋ならともかくヤツデ婆ちゃんと共用なんだから少しは片付けに気を遣おうや?(

 

今回は世界を埋め尽くさんばかりのゴミをぶちまける大迷惑怪人ゴミワルドを追ってゴミ片付け、という感じでゆるーく進行。ゼンカイジャー一同の掃除用の装いのまぁ似合うこと似合うこと...w ガオーンが犬の口のイラスト付きマスク付けてたりと小ネタの細かさが楽しかった

片付け中に思わぬ掘り出し物発見して作業が止まったりとか、大雑把な人は分別にあんま気を回してなかったりとか、散らかり放題の環境の身を置くと精神がだらけ気味になったりとか、そうなる人いるわぁ...と思わず感じるあるある描写が多く、コミカルなんだけど妙にリアルだったw しかしあの散らかしに散らかしたゴミのセット、用意するにも片付けるにも時間かかったろうなぁ...大変な撮影だったに違いない(公式サイト曰く予算も時間もけっこうかかったそうな...)

機界戦隊ゼンカイジャー 第7カイ! 魔界の王子は気がみじかい! | 東映[テレビ]

 

今回はブルーンがたびたび描写されてた掃除係設定・掃除好き設定をしっかり活かしてテキパキとした片付けで大活躍。こんなピンポイントでこの個性が活きる回が来たのはちょっと驚きw ゴミに塗れてみんなが堕落させられていく中で、精神力のみでそれを乗り越えゴミを片付けまくったところには彼の綺麗好きの執念を感じましたね...自分もしょっちゅう掃除するわけではないなりに、部屋が散らかったりしてくると気になってきて(片付けんと...!)みたいな、なんとなくとっ散らかってるのは気持ち悪いような、使命感のような気持ちが多少なりと湧くのでブルーンの気持ちはなんとなく共感

 

一方、冒頭からガサツ全開なマジーヌは掃除パートでも片付けるつもりが余計散らかしたりとガサツここに極まれりみたいな姿が目立つも、普段散らかしまくってるからゴミに塗れてもメンタル面が平気だったり、散らかってる中から物を見つけるのが上手だったりと思わぬ活躍を見せ、ガサツなりの強みを見せつけてブルーンと共にカバーし合いながらゴミワルドを敗りました。部屋を散らかすだけ散らかして「大丈夫!どこに何があるか分かってっから!」って言って結局分からない奴もいる中で、物を探すのが得意なだけだいぶ良い方だなマジーヌ...まだ使える精神もリサイクルが大事と叫ばれるこの時代、良いことだと思うぞ!

ガサツなマジーヌだからこその活躍を通じて、一見悪いように見える気質の中にも良さがあるとさり気なくカバーしたり、その点で水と油な感じに見えたブルーンともちょっと距離感が縮まったりと、上手いこと話を回してたのが楽しかったですね 最後にヤツデ婆ちゃんに注意される下りを入れて「でもゴミ片付けはきちんとしようね!」と教訓的メッセージもきちんと推すところまで込みで気持ちが良かったw

 

そして戦闘では、この回にしかできない特別仕様の名乗りをぶっ込むやりたい放題ぶりw 「世界初、ゴミのヒーローだ!」は勢いで行き過ぎである() ゴミワルドにそれで良いのかとか突っ込まれるの好き

提供画面の「ゴミバスターズ出動!」のテロップからの、本編でゴーバスターズの能力使用でちょっと笑ったのは内緒だ

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "ゴミバスターズ出動!ってワードはなんか別の戦隊連想するのよ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "ほんとにゴーバス出てきたよ!!"

 

そんなコミカルな回でしたが、物語の中にて新キャラのステイシーが介人の前に登場する下りが。

前回の予告の時点でも出てきていてこの段階では謎だらけでしたが、今回明かされたその正体は...なんとバラシタラさんの息子!!星川リリィ・剛雄親子張りに、父の遺伝が子に出てなさすぎでは(

バラシタラさんの息子ということは一応種族括りだとキカイノイドのはずなんだけど、どう見ても人間の姿なのが気になるところ(公式サイトのあらすじには、ガオーンがヒトかキカイか分からず戸惑う的な記述がありここも気になるところ)
...キカイノイド側、それもトジテンドに近しいところで、人間の遺伝が出た姿の子が生まれ得るとすれば、トジテンド側でその安否が心配される人間2人がいたけれど...とは誰しもが思ったことだろうと思いますが、果たしてここに関係するのか否か もし上記の事実との関連を踏まえるならば、そこに関連する形で生まれたであろうステイシーは介人との間に浅からぬ関係が生じることになるのだが...(というかそれを前提とするとその人間の女性とバラシタラさんが交わった、つまりちょっと言いにくいけどNTR的な発想にどうしても至っちゃうのですが、これは流石にニチアサ的に無いかなぁ。いや、デズモゾーリャ様というニチアサでそのどえれぇことした前例がいるんだけど...

まぁ真面目に落とし所考えるとしたら「クローン」とかか?)

 

 

以上ゼンカイジャー6話、ゼンカイらしいコミカルさ極まる展開が楽しい回だったながらも、ステイシーという新たな存在が大きな波乱を起こしそうな予感を示してきた回でした。というか次回予告で既に巻き起こってるな、波乱...!
イジルデが開発していた何かも関係してきそうなこの事態、果たしてゼンカイジャーはどう立ち向かっていくのか...気になる

 

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アザラシ初出勤

トロピカル~ジュ!プリキュア

第7話「やってくる! 海の妖精くるるん!」

感想レビュー

 

 

予告で出てた大砲、ただのイメージ図だったでござる(残念がる顔)プリキュア、パワーアップアイテムー!」というふわふわしまくりの掛け声すき

冷静に考えれば女児アニメで大砲が武器になるなんてってなるんだけど、自分含め割とみんなアレが本当にくるというテイで考えてたの、トロプリという作品にみんなが抱くイメージの如実な表れという感じがしますね...(

 

孝至(KOUJI) on Twitter: "トロピカル大砲、結局ただのイメージ映像だったのに先週の予告でオタクたち皆「今年の協力技マジでこれなのか」「まあトロプリならこれくらいアリかもしれん…」「スーパー戦隊記念イヤーだし…」くらいの空気感になってたのめっちゃ面白い"

東谷ゆ~き☆ on Twitter: "作風が作風なのであのバズーカを誰も彼もが本物だと信じてしまっていた……俺たちはまだトロプリに勝てないんだな…… #precure"

アリア.D on Twitter: "トロプリ見てたらあの胡乱大砲必殺技もやりそうだなってなるやんな"

かげつ on Twitter: "先週予告観た時はこの大砲必殺技なのワンチャン有り得るのではと皆が思ってたのトロプリだからだよね"

この言われよう()

でも見たかったな...強力スーパーウルトラバズーカキャノン大砲ボンバー...

そんな今回はメインキャラの1人、というか1匹に数えられながら5話に渡り顔も見せなかったアザラシ、もといくるるんが遂に重役出勤なされました。いやしかしくるるん、割としっかり可愛くて良いですな。丸っこいフォルムと愛くるしい仕草や表情が凄く直球に可愛らしいマスコット的存在感があり、1話でとても気に入ってしまいました。もちもちして気持ち良さそうなので触りたい。

今回の話はてっきりそのくるるんがメイン、もしくはそこに絡める形でローラ辺りにスポットが当たると思っていましたが、意外にもみのりん先輩に強めにフォーカスする話になってたのが驚き。

状況を連想したり人の気持ちを推し量り繋げるのが得意という、読み書き好きから転じた想像力の高さが示され、言葉を話せないくるるんの気持ちを形にしたり、ローラの頑張りを労う女王の気持ちを伝えて遠く離れたグランオーシャンとローラの気持ちを繋げたりと、さり気ないながらも粋な立ち回りをしてたのが良かったですねぇみのりん先輩。第4話でローラが直接のやり取りで先輩の気持ちを引き出すという濃いやり取りをしたのもあってか、2人が肩を並べて話す構図がなんか良い距離感で好き

遠くはるばるやって来て一緒にいてくれることとなったくるるん、グランオーシャンからずっと想ってくれてる女王、と遠く離れた人間の世界で1人頑張る自分を遠くからも近くからも両方から支えてくれる故郷の存在をローラが感じることができた流れも、温かな優しさを感じられて良かった。最後にローラが人間の世界で出会った仲間との思い出を映した写真を送り返してあげるのもローラの根っこの人の良さを強調しててグッときましたね

あまり関係ないけど、写真撮影で1人のとこを急に撮られるとびっくりしてるのに、全員で集まって撮る時にはしっかりポーズ決めてるあすか先輩、ちゃっかりしててなんか面白い。w 

 

戦闘ではエルダちゃんが前回の顔見せを経てようやっとプリキュアの面々の前に登場。

自分が子供なのを良いことにわがまま気ままに理屈を振りかざす様は憎たらしいけどどこか妙に憎めなくもありという感じで面白いw 「責任のある仕事とかしたくな〜い!」はみんな思ってますわよ...僕もしたくない、責任のある仕事(

しかしエルダちゃん、「子供だから」をやたらワードとして強調してくるので、逆になんか本当に子供かお前...?と思うところもあり。

大人になんかなりたくな〜い!(もう大人だけど)みたいなタチなのでは

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "お前本当に子供か?"

 

俄雨の降る日には on Twitter: "エルダちゃん、子どもはこうするものって知識からわざと子どもらしく振る舞ってるような言い回し “エルダー”って古参とか年長って意味だしエビ(海老)は長寿の象徴だし エルダちゃん本当に子ども……? #precure… "

生存者 on Twitter: "ホントは子供じゃないんじゃないかって説が流れてるエルダちゃんですが、ロブスターことオマール海老って脱皮時に内蔵とかもリフレッシュするんで老衰で死ぬとかがないらしいですね 100年以上生きたとされる個体もいるんだってね… "

↑この辺の考察は真実味あってちょっと気になるところ。実際ロブスターって寿命での死はない生物らしいですしね...

おっ おっ おっ おっ おっ おっ おっおめ〜不老不死といやあ つまりは...
ばばry

あと今回変身後の4人での口上が前回の「4人揃って〜」から「今日も元気だ!〜」に変わってましたね 劇場短編で先立って出た口上が後者だったそうなので、正式版はこっちなんすかね?逆になんで前回4人揃ってだったんだろうか...いよいよゼンカイに寄せてた説が(ない

 

という感じのトロプリ7話、初登場のくるるんの存在を軸にしてローラに寄り添う優しい展開が描かれたり、みのりん先輩のキャラが掘り下げられたりと思いの外色んな見所があった回でした。くるるんもイメージしてた以上にしっかり可愛かったのが良い誤算で、今後も存分い愛でさせていただきましょう さて、エルダちゃんは本当に子供なのか否か、それを探るために物語を追っていきましょうや...

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倫太郎くんメンタルボコボコタイム

仮面ライダーセイバー

第30章「絆、引き裂かれても。」

感想レビュー

 

 

ここまで紆余曲折ありましたが、組織を正したいという想いを強く抱いた倫太郎が遂に飛羽真達の仲間として再び戻ってきてくれました

組織の闇に気付けず仲間達に迷惑をかけてしまったことを悔やみそれでも仲間でありたいと頭を下げる苦渋の表情や、それを仲間として暖かく受け入れる飛羽真達の気持ちを前にして見せた嬉し泣きの表情など、この冒頭シーンにおける感情の機微がよく表れた倫太郎の細かな表情の変化がとても良く、やっぱり演じる山口くんはこういう表情の演技がグッと上手くなったなぁと実感。話を引き締めてくれました

ここの倫太郎の物々しい雰囲気に重い空気が漂いそうになる中で、組織の闇の解明を倫太郎のおかげと言ってくれたり、組織という拠り所に裏切られ心に空白が生まれたであろう倫太郎に「自分達がいる」と言って心の支えになってあげたりと、芽依が要所要所で倫太郎の心に寄り添い飛羽真達も含めポジティブな方向へ向かせようと心配りをしてたのも良き。芽依って個人的にはやっぱりこういう等身大の視点で頑張って気遣おうとしてる時の方が好きですね。ギャグキャラ的な振る舞いはたまに演出が暴走しすぎることもあってくどくなっちゃうことがあると感じるし

そしてこの芽依の支えを受けて、倫太郎が芽依を意識するようなカット・2人がかなり近しい距離感になってるような演出が入ったりしてたのも印象的。序盤においてもそういうのを感じさせる演出はあり、やがては進展があるのだろうかと思ってたら剣士分断の流れに長いこと陥ってそんなバヤイではなくなっててちょっと寂しかったので、改めてここがフォーカスされたのは嬉しいです

 

と、仲間達の支えを受けながら飛羽真達と肩を並べるに至った倫太郎でしたが、自身が仲間達へ迷惑をかけ続けてきたことへの後ろめたさを拭い切れないことや前回の戦いで自身の力不足を感じたことが影響してか、ネコメギドやズオスとの戦いの中で自身の力が及ばないことに激昂、ネコメギドの宿主にされた芽依や捕われた人々を救おうと焦ってしまい飛羽真と足並みが合わない...という展開へ。

仲間入りのイベントを経ながらも、そこからスッと心を一つにし力を合わせて戦う流れにならないとは、なんというままならなさ...これはそれほどまでに倫太郎が自身の無力さや責任を強く感じており、皆と共に戦う上でなんとかしなくてはならないと気負っているということの証拠であり、彼の真面目さや責任感の強さを感じますね 

 

またそんな中で倫太郎が、メギドと人間を分離する力に目覚めたり剣士として実力を高めていったりしている飛羽真に対し、羨望や憧憬といった感情ではなく、嫉妬・コンプレックスのような想いを抱いているであろう一幕を見せていたのも気になったところ。

というのも、芽依を探す中でなんとか冷静に動こうとする飛羽真を危機感がないように感じて掴みかかったり、飛羽真のように自分もメギドから人を分離させようとするもその力が発動せず愕然としたり、飛羽真がネコメギドから芽依を救えそうな瞬間自身をズオスから庇ったために芽依を救えなかったため飛羽真に「僕のことなんかどうだっていい!どうして!どうして芽依さんを助けてくれなかったんですか!!」と八つ当たり気味に激昂したり...といった今回の倫太郎の壮絶な描写の数々からは、

自身が己の無力さに悩んでいる中飛羽真がどんどん先を行って自分にできないことをできてしまっていることへの嫉妬

自分も同じようになろうとするもそこへ至れないことで更に膨れ上がる無力感

自身にできないことを為せるはずの飛羽真が芽依や人々を救い切れないことに対して抱く、自分の無力感への悔しさまでもがない混ぜとなったもどかしさ・憤り

と様々な感情が窺い知れるんですよね。倫太郎自身飛羽真が悪いなどとは思っていないと思うけど、なまじ飛羽真が自分よりも色々できるだけに自身の無力さへの歯痒さが飛羽真にも向いてしまうのかな、と。特に飛羽真が自分を助けたことでチャンスを逃したことに関しては、自分が飛羽真の足を引っ張ってしまったみたいな劣等感もあって、逆にやり切れないんだろうなぁ...なにこのクソ辛感情...
しかしそんな倫太郎の壮絶で複雑な心情を、感情を爆発させるような叫びや動き、悲壮さの滲み出た絞り出すような声色や詰まるような嗚咽で表現してくれた山口くんの演技は、ここにおいても物凄く良かったなぁと。彼の演技が今作で一番好きかもしれん。

 

そんな中で、芽依が倫太郎の無力さに呆れ失望している的な出鱈目をネコメギドが倫太郎に囁いて揺さぶってきたり、倫太郎への復讐・打倒を目論むズオスがブレイズを真正面から叩きのめした上でその弱さを嘲笑うような言葉をネチネチ浴びせかけてきたりと、敵サイドも倫太郎に容赦なく口撃し彼の精神をズタボコにしてくるのがひでぇ...
ズオスって脳筋キャラのようでいてけっこう頭のキレるタイプだとはたまーに言われてたけど、こうして相手を揺さぶり卑怯上等な感じで甚振ってるのを見るとそれが凄く実感されますね...倫太郎との初交戦時も打ち倒した彼を煽ったりしてましたし(脳筋枠はレジエルくんだったんだなぁ...と改めて)。

そんなズオスですが、一度見た攻撃にはもうやられねぇ、とブレイズとコテンパンにし、レジエルを敗ったエレメンタル相手にも良い勝負をしたりと、幹部の面目躍如な暴れっぷりで満足。しかし強い相手との戦いを楽しむあまり飛羽真と倫太郎をまとめて見逃すこの慢心、絶対後で痛い目見るな...次週は確実にボコされそうだし、再来週辺りで禁断の術使って強化して...というレジエルくんルート入るんだろうか

そしてそんなズオスを扇動するような態度を見せてたストリウス、怪しい。レジエルくんの例もあるからなぁ...

 

そんな波乱極まる倫太郎サイドを他所に...
蓮はデザストとデザさんぽしていた(

いやあんないかつい怪人に横から話しかけられながら海辺を普通に一緒に歩いてる絵面はもう友達よ?ちょいちょいちょっかい出してくるのを鬱陶しそうにあしらってるけどもうそういう友達なんよ???シリアス漂う今回においてちょっと癒しだったw

そんな蓮ですが、尾上さんの説得に対しても彼が以前言った「自分の道は自分で決めろ」を引き合いに出し剣を向けるなど、すんなりと仲間入りはやはりなさそう。このままどういう風に勢力図に介入してくるやら...

 

といった感じのセイバー30話、仲間入りした倫太郎の責任感や自身の無力さに対する様々な想いなどにフォーカスし、スッと仲間入り、ではなく組織を抜けた彼が未だ抱える精神的な弱さ・穴という部分を強調したのが印象的な回でした。飛羽真への入り組んだ感情の有り様やその表現が迫真だった...
次回(次次回もかも)はそんな彼が如何に(仲間と共に)それを乗り越え、飛羽真達と肩を並べ戦う真の剣士へと一皮剥けていくかがテーマになっていきそうですね。倫太郎に関しては凄く力を入れて描いてくれていて嬉しいところなので、ガンガン魅力的にしていって欲しいですね

倫太郎、仲間達はお前を支えようといつでも待っているぞ

 

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オラ、もう一回挨拶しろ‼︎

ゾンビランドサガR(リベンジ)

第1話「グッドモーニングリターンズ SAGA」

感想レビュー

 

 

フランシュシュ、リターンズ!!

...と思いきや、いきなり普通に食品工場に通う愛の画から本編が始まり、社員一同により歌唱される社歌をバックに各々仕事に勤しむフランシュシュの面々が映し出された冒頭。

そうだ、このシュールで変な始まり方こそゾンビランドサガ...!となんだか安心した初回冒頭でしたw 流石に交通事故シーンからスタートした1期には敵わないが(

 

1期最終回のライブの成功を受け順調に人気を得て軌道に乗り始めていたフランシュシュだったが、幸太郎が持ってきた明らかに時期尚早なクソデカ規模のライブが空前絶後の大爆死。

結果メンバーは抱えた多額の借金を返すため勤労に励み、やさぐれ落ちぶれた幸太郎は酔っ払ってぶっ壊れていたのだった...

...1期最終回の感動返せ幸太郎!!!!!!!(

自分は1期最終回をリベンジ1話放送の当日にちょうど観終わってて、あの感動が冷めやらぬ中で観ただけに物凄い爆速テンポでフランシュシュが爆死してく流れが面白すぎてダメだった...w 500人動員のライブから1人も欠けることはなかったけど、増えることもなかったのか...(

 

多くの苦難を乗り越えてメンバーの絆が強固なものとなり、最終回のライブを通じてより一皮剥けて多くの人に知られるきっかけも掴み...とフランシュシュが順調に成功していく流れで締めた1期からの地続きの物語のタイトルに冠された「リベンジ」とは一体なんぞや?と気になってはいましたが、空前絶後大爆死により一気にド底辺へ舞い戻ってしまった彼女達が、自分達の躍進を阻んだ困難に『復讐』し、再びアイドルとして再起すること、すなわち挫折からの復活が今作における「リベンジ」の意であり、今作の軸であることがこの第1話で示されました。作品を支えるテーマ性をここで話の流れに乗せ明確にズバッと見せてきたのは良かったですね。1期の時点での「ゾンビ」「アイドル」などの諸要素の提示においても感じたことですが、やはりゾンサガは作品が内包するテーマの魅せ方が上手いなと

そんな話の流れの中で、さくらがこの特大の挫折に全くめげずに邁進していたのは非常にグッときたところ。1期最終盤がさくらのここ一番での失敗に対するコンプレックス、およびそれを支える仲間達の想いを受けての再起と覚醒を劇的に描いたものだっただけに、その地続きたる今作の初回において彼女の「ここ一番での大失敗」を経験し叩き落とされながらもひたすら前を向き頑張っている姿を描いたのは、彼女の成長を端的に且つ鮮烈に描いていて凄く良かったですね。

 

そんな彼女達の努力を他所に飲んだくれる幸太郎、最初こそ絶好調の宮野真守テンションでのはっちゃけ具合に(ぶん殴りてぇ...!)となるものの、話が進むと次第に機を焦って大きな失敗をもたらしてしまったことへの後悔とフランシュシュの面々への懺悔の想いが垣間見えてきて、自信を喪失し萎縮してしまっているという彼の凄く人間くさい部分が溢れていたのが面白かったですな(ここにおいて、失敗に怯え自信をなくした幸太郎とそれに対し真正面からぶつかってくるさくら、と1期最終盤とは真逆の構図が生まれているのがまた印象的)。

またそもそも幸太郎が何故機を焦ってしまったのか、何故自身の失敗にここまで萎縮してしまったのかというところを掘り下げるようにして、彼の口から「もう時間が無い」という不穏極まりないワードが凄く切迫した口調と共に飛び出たのが物凄く気になるところ。ゾンビィ⤵︎疑惑のあるバーのマスター(CV大塚芳忠)の口ぶりも合わせて察するに、フランシュシュの面々、というかゾンビィ⤵︎自体がそう長くは保たない存在だということなんだろうか。そしてその間になんとしても為さねばならぬことがある...と

そこに関係してくるのはやはり、1期終盤で幸太郎の口から出てきたもののその全容は依然不明のままのゾンビランドサガプロジェクト」だと思うのだけど、ここで改めてそれを強調してきたということはやっぱり今作は「ゾンビランドサガ」全体を総括する話になってきそうだなぁ...

かくして再起を賭けライブへと挑むフランシュシュ。ここで舞台となるのが1期第1話の一番最初のパフォーマンスをしたライブハウスなのが、演出的にも一からの再起という感じでニクい。

全力のパフォーマンスに励むも、関心を示されないアウェーの中で皆が少しずつ怯んでいってしまっていたその時、ライブハウスへ駆けつけるは、フランシュシュのプロデューサーとしての熱意を取り戻した幸太郎!クソ民度の観客達の猛攻を跳ね除け、アイドルとしてパフォーマンスするよう必死に呼びかける幸太郎の叫びを受け、7人が再びアイドルとして立つ流れはベタながらも熱かった...!
そしてここからの、フランシュシュのパフォーマンスに乗せてのED、実に良い展開運びでした。なんかパフォーマンス中のキャラのCGの動きの滑らかさや表情の自然さが更に増してる気がしましたね スゴい

かつての大爆死ライブで披露できず、この再起第一発目のたライブで満を辞してのお披露目となった曲が「REVENGE」なの、なんつう出来すぎた流れ...!とちょっと思うものの良いんですよ、熱いんだから良いんですよ!!曲の歌詞などを話のシチュエーションにガッツリ重ねてくるゾンサガお馴染みの演出大好き

やけにぬるぬるのスローモーションで描かれる観客席の乱闘の下でのパフォーマンスというのがなんともカオスだったがこれもまたゾンサガね しかしデスおじコンビ、意外と強いな...() フランシュシュが再びド底辺に落ちようとも、最初にファンになった者達として応援に駆け付けてくれるこの2人、何気にジーンときますな...ありがとう

 

そして物語は、再びいつもの出立ちで皆の前に戻ってきた幸太郎の「おーはよぅございまぁぁぁす!!」で締め。グッドモーニングと付くサブタイで、おはようございますからまた全てが始まる、ここをまたやってくれたのも嬉しい...!

おはように始まりおはように終わった1期だったけど、今作そうなると良いななどと思ったり

 

 

以上ゾンサガR1話、ゾンサガならではな熱さ・シュールさをバッチリ押さえつつも、タイトルに付いた「リベンジ」を今作のテーマ性としてしっかり示すフランシュシュの1からの復活となる第一歩目のストーリーが熱く描かれた実に面白い初回でした!さくらと幸太郎という、本作を象徴する2人の成長と再起にもスポットが当てられたのも良かった

そして前作で残された謎や伏線に迫る描写もあり、本作が如何なる展開を見せてくるのかというところを仄かな不穏さも孕みつつ示してきたのも興味深いところ 今回も前作同様存分に楽しめそうです

またまたよろしく、ゾンビランドサガ!

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた

オラ、“みんなに”挨拶しろ‼︎

ゾンビランドサガ

第12話「グッドモーニング アゲイン SAGA」

感想レビュー

 

 

ゾンビランドサガ、最終回!

 

前回から引き続いて、ネガティヴな心持ちのままフランシュシュの中で過ごすさくらから物語はスタート。

アイドルとして頑張ってきた自分に思いを巡らせる一幕がありつつも、自身は何をやっても失敗するという気持ちから殻に篭り続け...と弱気になり続けるさくらに、これまでギャグ描写メインだったたえがアプローチをかける。

相変わらず唸り声しか出さなかったものの、しっかりとさくらを見て、自分がさくらと積み上げてきたものを示しその時の気持ちを必死に呼び起こそうとするたえには、不覚にもちょっと涙腺が緩んでしまいましたね...
たえは獣みたいな本能的なムーヴの多かった最初の頃に比べ、第6、7話辺りからちょっとずつ理性的というか感情の垣間見える振る舞いが増えてきていたと感じていたので、いずれ何か大きな魅せがあると思っていましたが最後の最後で実に良い姿を見せてくれましたね 予告で映った泣いてると思しきカットでちょっとうるっと来たのに涎だったのは笑ったけど。涙返せ()

てかゆうぎり姐さんの背景以上に、たえの情報諸々はほぼ何も分からないまま1期は終わってしまいもうしたなぁ。この辺の解明も2期までお預けなんですかね(全て未知のままならそれはそれで面白いけど...w) なんの伝説だ結局!?

 

それでもさくらは卑屈ここに極まれりという感じで振る舞い冷ややかな態度を取るものの、それに対しゆうぎり姐さんが必殺のビンタをお見舞い。卑屈になり仲間達の気持ちを冷たくあしらうさくらを、ゆうぎり姐さんの熱いビンタと説教が襲う!!

さくらのネガティヴなメンタルについては理解できてはいたものの、ここに至っての仲間へのこの態度は流石に無礼すぎて観ていて腹に据えかねていたので、ここで姐さんが思い切り殴り飛ばしてくれたのは溜飲が下がりましたな

そしてここからのゆうぎり姐さんの、今まで一緒に歩み励まし合ってきたフランシュシュの仲間としてさくらになんとしても自分達と共に舞台に立ってもらうという想いをぶつける流れが熱い。さくらの後ろ向きになるだけの『逃げ』の気持ちに寄り添うのではなく、仲間として強い想いを共に抱く仲間達へさくらを向き合わせ、7人で一つのフランシュシュとして、自分達をまとめてくれた大切な存在として、さくらが一緒にいてくれないといけない、という『我が儘』をぶつけるというのが凄く強くて良かったなぁと。周囲や相手の気持ちをしっかりと見てフランシュシュ全体のためどう動くべきかをちゃんと分かっている大人なゆうぎり姐さんが、仲間としてあえて勝手・我が儘を押し通したというのがたまらんね。第10話ではメイン回なくてちょっと存在感薄めだったかなとか言っちゃったけど、最後の最後にして凄くグッときましたゆうぎり姐さん...!
そしてここから愛の

失敗したり後悔したりすることを全然悪いことだとは思わない。それは絶対に次に繋がることであり、それを全部踏み越えた先に誰にも負けない自分がいる

という、かつてさくらを奮い立たせた言葉が再びさくらの心に響く流れも実に良き。愛の心からの言葉がこうしてさくらの中でダブるの、熱い...

失敗するもしないも、さくらと一緒なら文字通りの腐れ縁として後悔はないと、自分の不幸にも一度死んだ身のゾンビとして向き合ってやると意気込む仲間達の想いに、さくらも遂に奮起。

 

そして、ライブ当日ー

今までフランシュシュが積み上げてきたものの証として、どえれぇ雪の中今までフランシュシュの面々と関わってきた人達が沢山集まってきてくれるという流れは、鉄板も鉄板ながらもやはりめちゃくちゃにグッときたわね...第3話のゲリラライブで見てた女の子がお母さんと一緒に来てたのは特に嬉しかったね。ドライブイン鳥の社長来てたのなんかちょっと面白かった。w(来てたよねたしか?)

 

そして始まるライブ。

もう一気に引っ括めて言っちゃうけど、ここからの流れは全部が最高。

 

凄まじい豪雪に会場がぶっ壊れていく中で仲間達の支えを受けながらさくらが不幸に立ち向かうように必死にパフォーマンスする流れに、

絶対無理だって 逃げてばっかりの 走馬灯になったら嫌じゃない?

人生 二度三度 挫けたくらいじゃ一度死んだような顔できないわ

無垢で眩しいあの瞳には戻れないけれど

進め 例えどこか失くしても

という、何度も挫折と失敗と味わったさくらの再起を表すような歌詞を被せ熱く盛り上げ、

そこで会場の倒壊により皆が倒れ、さくらも再び折れそうになる苦境を描きながらも、皆を信じる幸太郎が送る手拍子を受けて仲間達が死から蘇るゾンビさながらに立ち上がり、

何度でも 何度でも 立ち上がれ

諦めなければ終わりは始まりへ変わる

残酷で理不尽でも負けないで

立ち止まった日々に 笑顔で手を振り

新しい夢を見よう

と、理不尽な失敗に何度阻まれようとも立ち上がり続ければ良いとさくらを激励せんとするフランシュシュの仲間達の言葉とも言える歌詞がガッチリと重なり、

さくらを信じて待つ仲間達と、フランシュシュの熱に惹かれ一つになっていく会場の手拍子を受け

甦れ!!

の歌詞と共にさくらが立つ!そして曲の復活(中止にしろと言ってたスタッフ達がいつの間にか会場の熱を受け復旧に動いてたのが良い)と共に会場のボルテージとパフォーマンスが最高潮に達する!!

いやもうこれは、熱くなるでしょ絶対に!!

自分を信じ共について来てくれた仲間達の想いに応えるために、会場で自分を待つ観客達のために、自分の不幸を完全に乗り越えさくらがアイドルとして立つ、とアイドル要素を最高に熱い形で昇華しつつ、理不尽な障害からも這い上がり立ち上がる姿になぞらえる形でゾンビという要素も激熱に絡めてくる形で源さくらの覚醒をこれ以上なく描き上げた一連の流れに、新曲「ヨミガエレ」の歌詞を神がかり的に重ねてくるという

最高だった...!!

そしてその中でさくらが今までのフランシュシュとして仲間達と重ねてきた軌跡-奇跡を思い出してゾンビィ⤵︎化後の記憶を取り戻し、改めてフランシュシュの一員として仲間達と共に心を一つにし、アンコールに応え舞台へ向かう、そして歌い上げられる新曲「FLAGをはためかせろ」、締めは第1話ラストをオマージュするかのような、会場の観客達みんなへ、そして佐賀全土へ向けた

「おーはようございまぁ───すっ!!」

もう、もう最高しか言えんですわぁ...

 

こうしてゾンビランドサガが気持ち良く締め。

が、まだまだ残された謎や伏線は多く。

その全てを今挙げはしませんが、今回示された中で特に気になるのはやはり、幸太郎が回想していた「さくらに笑顔を向けられた青年・乾」の描写。この乾くんの正体は...というところは描写を見れば言わずもがなであり(方位で見ると「戌(いぬ)」の真向かいが「辰(辰)」と...)、幸太郎がさくらに入れ込む理由の一端が伺えましたが、果たしてこの辺も2期で掘り下げられるのでしょうか。ここも含め、残された謎や伏線がどのように活かされていくか、2期が楽しみだ...

 

 

さて改めて、最高の最終回だった!!

さくらの再起と覚醒、を軸としてアイドルの仲間達との絆が劇的に描かれ、そこから繋がる最大ボルテージのパフォーマンスも超絶熱い、と最後の最後で凄まじいまでに直球に「アイドルアニメ」してくれやがった素晴らしいラストでした。死からの再生という側面からのピックアップでゾンビという一見ぶっ飛んだ要素まで無駄なく活かす、最強ですよもうこれ...
アイドルという部分は勿論の事、ゾンビ、佐賀、時代を越えた人々の対峙、と最初は過多にさえ思えた詰めに詰め込まれたファクター全てを意味ある形で昇華してみせたという、ゾンビランドサガという作品全体にも通ずる魅力に満ちた良い最終回でした はー良かった!!

最初はちょっとどないなもんかと思ってたけど、全体通してこんな感動させられるとは思わなかったなぁゾンビランドサガ。ハマったハマった...

ありがとう!!

 

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

 

 

 

 

 

 

 

 

そして熱狂したライブに後日。

フランシュシュを追い続けていた記者・大古場は、疑念を強めていた。

フランシュシュ所属の3人と、その3人に瓜二つの、愛・純子・リリィの写真を見比べながら...
まだ忘れてなかったのかお前...!

 

不穏な空気が、流れる。

 

 

Next “SAGA” is...

ゾンビランドサガ R(リベンジ)

2期も楽しみなんじゃあああい!!

ネガティヴ・ブロッサム

ゾンビランドサガ

第11話「世界にひとつだけの SAGA」

感想レビュー

 

 

完走したぞゾンサガ!!超面白かったぁ

ラスト2話一気に駆け抜けたので2話まとめて投稿といきます

 

 

ゆうぎり姐さんの掘り下げあんまりなかったなぁ、などと前回言ってたのですが、今回急に出てきましたね、めちゃくちゃ繋がりのありそうな人...!

バーのマスター、あまりにしれっと言ってるけど、ゆうぎり姐さんにどデカい借りがあるって言ってることやそれに対する幸太郎の「いつの話ですか」発言、それを踏まえた上での「昔は良い時代だった」発言など、どう考えてもゆうぎり姐さんと同じ時代に生きてた人ですよねこれ...フランシュシュ勢よろしくゾンビィ⤵︎なんだろうか、なんで蘇ったんだろうか、とか色々気になりすぎるんですがこの辺は結局1期の中で明かされることがなく。他の散りばめた伏線共々2期への布石という感じでしょうか 姐さんn掘り下げもここで本格的に、となるのかな

 

話の本筋としては、生前の記憶を取り戻した...というかゾンビ化後の記憶を全部失い生前の状態に戻ってしまったさくらの動向と内面を描くという形に。

第1話冒頭では「いつもはちょっとダメダメで、私乗っとらんな〜なんて思ったこともあったっけ」などと言ってたさくらだけど、そこに纏わるネガティヴな気質については今までのさくらのイメージとは全然違ってたので驚きでした。というか生前の記憶が失くなってたことでそういった気質に蓋がされて、明るく前向きに何かに挑む性格の方が前に出てたって感じなんだろうな

ここぞでの失敗の積み重ねで後ろ向きになっていたところで前を向かせてくれたのが愛のアイドルとして失敗にもめげず突き進む姿、引いてはアイドルそのものであり、そうして踏み出そうとしていたのが第1話冒頭の様子であったわけだけど、そうして踏み出した一歩で一度命を落としたなんてのは知ってしまったらそりゃあやっぱり自分はダメだと卑屈になってしまうのも理解できるところはあるわね。第1話冒頭の事故シーン、あの唐突さ加減がなんともシュールだったけど、実は物凄くシリアスなシーンでもあったわけだ 事故ってんだからそりゃシリアスなシーンに決まってんやろがいってツッコミは無しな!

 

そんな卑屈になるさくらをそれぞれ励まそうとする仲間達と、それを拒絶してしまうさくらの構図は凄く辛かった...
ガッツリ花魁スタイル決めて行くゆうぎり姐さんはなんか違う気がするけど...!何をどう説得するつもりだったんだアレ(

一方で、さくらの現状を思うが故に練習に身が入らないサキの姿から伺える仲間達のさくらを想う気持ちの描写や、さくらがいつしかフランシュシュに欠かせぬ中心的存在になってたことを示す描写もあり、この12話のフランシュシュの歩みが感じられる良いシーンでもありました

 

そして今回の締めを飾った、さくらを引き戻そうとする幸太郎の全力の叫び。

「俺が持っとるんじゃあああいッ!!

いくらお前が持ってなかろうが、俺が持ってりゃええんじゃい!!

なんかこうデッカい...!すっごい、なんか...デッカくてスゴいのを、俺は持ってるんじゃい!!

 

いいかさくら!だから!!

俺は!お前を絶対見捨ててやらん!!!」

これもう、たまらんほど良かった。
一見するといつものはっちゃけた感じの口調でいつもみたいにさくらの目の前で叫んでいる構図なのだけど、さくらに全力で想いをぶつけようとしてる必死さが感じられる感情の溢れ出た息遣いや、ところどころで言葉に詰まってたり小難しいことを言えず必死に言葉を紡ごうとしてたりするのが伺える台詞回しなど、幸太郎のさくらへの強い思い入れや信頼を直に伝えてくる演出が、どれを取っても最高に熱いんですよここ...よく見ると眉が少し下がってて、画面上では見えないグラサンの下で必死の形相してるんだろうなぁと感じられるのもまたグッとくる

なんというかこう、幸太郎の全力の気持ちが紡がれる言葉を通して頭で理解できるより先に、肌から心へ直に伝わってくるような熱量があるんですよ...本当に痺れた。

で特に何が凄いって、やっぱり演じる宮野真守さんの演技だなぁと。上述したような感情の溢れ出してるのが伺える息遣いや上手く言えないながらも言葉を紡ごうとする必死さを、いつもの幸太郎を装うようなテンション感の中にじんわりと含め滲ませてきてる迫真さがもう天才的という他ないんですよね...

いつもの底抜けにはっちゃけた幸太郎や、第7話の真剣な幸太郎演技に、巽幸太郎という人物の人柄を強く感じられる、宮野真守という表現者の真価を見た最高のシーンでした。幸太郎については続く第12話でさくらへ強く入れ込む理由を感じさせるシーンが出てきたりもしてなかなか深いキャラなのだけど、そういうとこの表現まで含めて巽幸太郎は宮野さんがやってくれて良かったなぁと

 

かくして近付くライブの日。

フランシュシュの行く末は、そしてさくらは...

 

To be continued...

オラ、“みんなに”挨拶しろ‼︎ - AnDrew’s小生意気レビュー記