AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

泣くのはもう終わりだ

からくりサーカス

第3幕「奈落」

振り返り感想レビュー

 

 

いつも笑える、

僕になる!!

からくりサーカス」第2巻 勝 第17幕『勝の誕生』より

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第3幕「奈落」、戦うしろがねや鳴海に奮起され、決意と共に変わった勝の覚悟を決めた目!原作でも凄かったがアニメでも変化がしっかり描かれてて魅入った...!怯えるばかりだった状態から力のこもったものへと声色が変化するのも最高だ 植田さんの演技良かったぜ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime このスピード感ある展開の中で改めて気づいたけど鳴海にいちゃんの「死を必すれば即ち生く」の言葉(中国古典の言葉らしい)は勝の変化として後にしっかり活きてたんだな 泣いてばかりだった自分を殺していつも笑える自分になる、この決意と重なってると分かると更に燃えた"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 人形のような冷たさを見せるしろがねに対し人として向き合う鳴海にいちゃんの熱さがしろがねの心を氷解していく様もアニメだと魅入ったなぁ 常々語ってるけど、序盤の展開を牽引ししろがねと勝を動かしていくこの熱さはやっぱ最高だ"

 

押し寄せる困難や理不尽に泣くことしかできなかった勝の覚醒が描かれる序盤のストーリーにおいての大きな盛り上がりとなる今回。鳴海兄ちゃんの強くなれるという言葉が示した通り、勝が自分を助けに来てくれたしろがねと鳴海兄ちゃんのため、自分自身を変えるべく奮起する姿はまさに心揺さぶる熱さがありますなぁ 原作漫画の方だと2人のために死ぬ気で敵に食らいつき面構えが逞しく変わっていく様が心情描写と合わせより心を打つ形で描き上げられててまた沁みるんですよ...この一連のシーンにおける勝の「生きる意志に満ちた獣の眼」の表現は原作漫画の藤田先生の強い感情が込められた筆致が凄く迫力あって至高なのですが、アニメでも濃い作画で表現されてて満足でした

当時の感想ツイートでも言及しているけれど、勝奪還のために悪漢どもに立ち向かう鳴海兄ちゃんの決意の言葉たる「死を必すれば即ち生く」を、勝もその身を持って体現し精神的な成長を果たしたことが熱いんだよなぁ。鳴海兄ちゃんが勝を鼓舞するために伝えたメッセージは意識せずともしっかり勝の心に根付いていたことが伝わるようでね

 

そしてもう一方の、勝を救いに向かうしろがねと鳴海兄ちゃんのシーンもまたとても良いですね。つっけんどんな感じの態度は取りつつも、自分含め命に対する感慨の希薄なしろがねに本気でぶつかっていく鳴海兄ちゃんと、そんな彼の心に触れていくうちに笑えない自分を歯痒く思う様を見せたり自分のことをぽつりぽつりと語ったりと心を開いていくしろがねの少しずつ距離が縮まっていくやり取りは原作読破した後だと見てるこっちも温かなものを感じてグッとくるのですよ この時本人がどのくらい自覚してたかは分かんないけど、鳴海兄ちゃんがこの頃しろがねに抱いていた感情のことを思うと、しろがねの心に本気で寄り添おうと真剣になってるのが感じられるよなぁ鳴海兄ちゃん 良い...

盛り上がりを見せるからくりサーカス序盤の物語、勝や人形使いにまつわるある情報もちらりと示され、次回さらに佳境に入っていくわけですが、ここはまだまだ舞台の序章 皆様相応のご見物を...というところで

 

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた