AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

悪魔(デモン)とナイフ使い

からくりサーカス

第7幕「Demonic」

振り返り感想

 

 

「一匹のこらず、逃がさねえけどよ。」

からくりサーカス 第12巻 からくり〜銀の煙 第8幕『Demonic Ⅰ』

 

「ふ...ジム...ごめん...また...はずしちゃった。」

からくりサーカス 第11巻 サーカス〜ナイフ使いのヴィルマ 第5幕『一時閉幕』

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第7幕、序盤の約5分が鳴海兄ちゃんパート、残りが勝しろがねパートというけっこう極端な配分だったけど、自動人形戦は力の入ったキレッキレの戦闘シーンでしっかりと盛り上げ、残りの時間でヴィルマのキャラもがっつり掘り下げ印象付けてと上手い構成になってて良かった 大満足ですぞ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 鳴海兄ちゃんvsアンゼルムス/パウルマンは鳴海兄ちゃんの素早くも力強い拳のキレを存分に表現している神作画が光る名バトルだった 憎悪や決意を感じる小山さんの熱演も素晴らしくとても約5分とは思えない密度で最高!欲を言えばアンゼルムスの最期の腹話術がアニメで見たかった...!"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 今作は第1話で林さんの劇伴の使い方が最高なシーンがあったとべた褒めしたけど、今回もヴィルマと勝の対峙のシーンでの壮大な劇伴による盛り上げ方が最の高でした ヴィルマの過去やそれを踏まえた弟と勝を重ねる葛藤に深みが出てた 林さんが音楽やってくれて良かった...ありがとう"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 今作は第1話で林さんの劇伴の使い方が最高なシーンがあったとべた褒めしたけど、今回もヴィルマと勝の対峙のシーンでの壮大な劇伴による盛り上げ方が最の高でした ヴィルマの過去やそれを踏まえた弟と勝を重ねる葛藤に深みが出てた 林さんが音楽やってくれて良かった...ありがとう"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 今作は第1話で林さんの劇伴の使い方が最高なシーンがあったとべた褒めしたけど、今回もヴィルマと勝の対峙のシーンでの壮大な劇伴による盛り上げ方が最の高でした ヴィルマの過去やそれを踏まえた弟と勝を重ねる葛藤に深みが出てた 林さんが音楽やってくれて良かった...ありがとう"

 

ゾナハ病棟編のクライマックスを迫力とスピード感ある作画で冒頭及びAパートの中で描き上げ、以降はナイフ使いのヴィルマの仲町サーカス入りのエピソードを描くという変則構成の回。当時はヴィルマのエピソードとかしっかり掘り下げてる点とかを踏まえてこの先仲町サーカス側の描写もけっこう充実するのかな〜という期待値もあってテンション高かったので普通に楽しんで観てたけど、今にして見るとけっこう詰め詰めだったなぁ...と思って再放送観ていました

割とこの2エピソードの中で重要なエッセンスに関しては押さえてるので悪くはないんですけど、やっぱり原作既読の身としてはもうちょいじっくり見たかった部分やカットして欲しくなかった演出も多いなぁ。

悪魔同然となって自動人形達を砕くもその戦い様から守るべき子供達に恐怖を与えてしまったことに苦悩する鳴海兄ちゃんに最悪の後味の悪さを残してくアンゼルムスの悪足掻きめちゃ好きだし、サーカスの一員になった勝の心意気に感化されたヴィルマが芸のためにナイフを振るう過程も凄いグッとくるしで、これらのシーンのカットが心惜しい...特に後者は一応原作だとレギュラーキャラに数えられるのにアニメでまさかの存在全消しの憂き目に遭った三牛・ナオタ親子の存在感が凄く良かったので...イヤミなキャラとしての登場から一転、ヴィルマと同じく勝に感化されたことによって芸人としての矜持を見せカッコよく決める流れが好きなんですよあそこ なんで消したし...ナンデ...

 

と2週目として改めて観るとカット短縮のオンパレードに色々思うところはあるものの、鳴海兄ちゃんvs自動人形軍団の戦闘シーンの作画は文句なしの迫力だし、ヴィルマのしろがねとの交流や勝に弟の面影を見て葛藤する描写などはしっかり情緒たっぷりに描かれているしで、前述したように押さえるべきところは押さえててそこは非常に好感ですね。またこの2エピソードを1話に収めた采配について、からサー初見の方が「人形を破壊するためにある種の人間性を捨て去る鳴海兄ちゃんと、心を鬼にし標的の命を奪おうとするも決定的な人間としての一線は越えられないヴィルマ」という対比をきかせる意味合いもあったと見ていてここはなるほどなと

鳴海兄ちゃんが自動人形を破壊する悪魔という修羅となりつつも、守るべき者達の笑顔を恐怖で奪わないよう悪魔として戦う時の顔を隠すマスクを身につけるまでの流れ、悲壮だけど決意に満ちてて好きだ 鳴海兄ちゃん若くして覚悟を背負いすぎなんよ...ちなみにこの鳴海兄ちゃんが悪魔同然の修羅と化す場面、漫画原作での描写というか作画がマジで神がかってるんで是非読んで欲しいすね 怒りや狂気を滲ませ爆発させた者の表情・気迫の表現において藤田和日郎先生の右の出るものはいないと思ってるので...あのタッチは本当に天才的

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた