AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

愛し抜こう、永遠にずっと

からくりサーカス

第15、16幕「はじまりの場所へ/出会い」

振り返り感想

 

 

「では...あなたは...歩いてくれるのですか...私と一緒に...永劫の時を...」

「おうとも。

永劫ってヤツが終わっても、ずーっとな。」

からくりサーカス 第24巻 からくり〜最終幕 第18幕「一緒の旅」

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第15幕「はじまりの場所へ」、始まりの地で次々明かされる事実に翻弄される勝...真実が一つ明かされるたび背筋の凍るサスペンス感ある話運びは原作でも見入ったがアニメでもしっかり再現されてて、不気味な劇伴がそれを更に盛り上げてたな 新章の掴みとしても良くてとても満足"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime だいぶご無沙汰の登場になった勝だけど、明かされる事実に感情がかき乱されていく様を植田さんがしっかり演じ上げてて一気に観てる側を引きつけてきて素晴らしかった 貞義の録音聴いてる時の「ちょっと...え...?」が特に好き 毎度言ってる気がするがこの方が勝役で良かったやで"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 貞義の録音の淡々とした喋りも今回効果的な演出だったけど個人的にはこの「朧げな顔」「目鼻の無い顔」の演出だなぁ 原作でもスゴい怖くてお気に入りの演出だったからアニメでもしっかり恐ろしく描写されてて嬉しかった 目鼻の無い顔が鏡の勝に重なるとこでBGMが途切れる演出は秀逸… https://t.co/GM3XcF6BLl"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 正二おじいちゃんも登場して次回はいよいよ過去編だと思われるので凄く楽しみですな この物語の最大の肝と言える部分なのでしこたま尺取ってじっくり描いて欲しいなぁ 過去編マジで一本作品にできるレベルの密度だから初見さん見逃すな...!!"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime あと本編とは関係ないけど、冒頭ど頭部分で青鳥軒が出てきたのはニクい演出でニヤッとしましたねぇ 勝一旦そこ寄ってみ、大妖から世界救った漢がいるかもしれんぞ あとグリポンくんの声優さんイズナと同じ永澤さんだったなw うしとら分多いぞ… https://t.co/holA5F9hgE"

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第16話「出会い」、からくりサーカスの肝たる壮大な過去編の序章、原作既読勢としてはも少しじっくりと...!という気持ちもあるけれど、正二郎とアンジェリーナの馴れ初めに重点を置き2人の出会いから恋までの物語でしっかり魅せてくれたので良し 次回以降もどう展開させてくかに期待"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 人形を壊す人形たるしろがねであっても誰かを愛し続けることを知って欲しいと願った母の愛を正二郎の想いに触れて知り共に永劫を添い遂げる者と出会えたアンジェリーナの喜びを、林原さんがしっかり演じてくれてたのが良きでした 剥き出しになっていく感情の表現が凄く引き込まれた"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime そしてアンジェリーナを動かした真っ直ぐな正二郎の気持ちもしっかり描かれてて満足 演じられている田中正彦さんは恥ずかしながら今作でほぼ初めて知った方なのだけど、正二郎のにかっとしてるとこなんかの演技が超良くて素晴らしかったです 一目惚れたい!は観ててちょっと泣いた"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 欲を言えば正二郎と白銀の出会いの話がサクッと済んだのはやはり残念なところ あそこの2人の交流の物語もグッとくる場面多い一つのドラマだからね...銀が名乗るとこや正二郎がしろがねの名を付けるとこの「ここで繋がるのか...!」感も好きだし 原作で読んでほしい(ダイマ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 過去編は藤田センセー得意の怒涛の伏線回収の爽快感が魅力の一つで、白銀の日本での話やしろがねの名の起源、以前仄めかされたルシールの娘アンジェリーナの登場など、初見さんも今回それを楽しんでくれてるといいなぁ これから更に多くの要素が収束してくので期待してね"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "ドットーレ達自動人形への復讐のために家族さえ切り捨てて戦いに身を投じたルシールが最後に不器用なりに娘に伝えた愛がここでちゃんと伝わった、ってのがとても良いのよ アニメだとルシールの最期は数話前で記憶に新しいから余計にじーんときたのもあるし #karakuri_anime… https://t.co/UMA3EH9RvO"

 

 

真夜中のサーカスとの決着の果ての壮絶な結末と、更なる波乱を描いた前回のラストを経て、自身の出世にまつわる事実を知るべく旅立った勝へと視点が移り、からくりサーカスの物語の根幹へより深く迫っていく新章がスタートした今回のエピソード。

 

第15幕は父・才賀貞義が残したメッセージが勝という存在に秘められた意味を紐解いていき、勝に自分の人生が最初から操り人形のごとく全て手のひらの上で転がされていたかのような恐怖と“才賀勝”という人間の存在そのものを揺るがす疑念を抱かせその心を乱していく様がミステリアス且つ不気味で実に恐ろしい新章の導入となっていました。勝が少しずつ真実へ近付いていくにつれ暗雲が立ち込めていくかのようなここのスリル感はたまりませんね

当時のツイートでも言及してるけどここの一連のシーンで登場する顔の朧げな貞義や、眼と鼻のない貞勝の顔の演出がめちゃくちゃ怖くて原作の時から凄く好きなのですわ...貞義の不気味な正体不明さや、貞義から真実を知らされたことにより勝が抱いた自己の存在の瓦解への恐怖がホラー感高めで描かれていて良いのです 原作漫画の方も下手なホラー表現よりかなり恐ろしい筆致で描かれていて、藤田和日郎先生のおどろおどろしい“妖”の表現力の高さを改めて感じたところでしたね。アニメだとそれに対し恐れを抱く勝の不安に支配されていく感情を植田さんが上手く表現してくれていてとても見応えがあったのも良き

 

続く第16幕では勝の祖父・才賀正二の過去、成瀬正二朗だった頃の彼のアンジェリーナとの出会いの物語が描かれるエピソード。ここのエピソードは原作だとストーリーの熱量的な意味で物凄い密度になってまして、むちゃんこ面白いんですよねぇ...ここのパートだけでも大河ドラマと言っても過言ではないほど最高に見応えあるんですよ、ほんと!!アニメもだいぶ合間合間が端折られてはいたんだけど、大事な部分をしっかり押さえた満足いくクオリティで良かったです。

そんなアニメ版が満足いく出来であった一番の要因は、正二/正二朗を演じられた田中正彦さんの名演が凄く大きかったなぁ、と個人的に思いますね。懐と思慮の深い、それでいて豪胆な正二朗の人柄が濃く表れ出たじんとくる感情のこもった演技で、正二朗の台詞の一つ一つが凄く深みのあるものになっていて流石ベテランだなぁと感心させられましたね。この方を正二朗の声優さんに充ててくれたことは正直個人的にはこのアニメからサーの中でも屈指の名采配だなと。この方の演技のおかげでアニメにおけるこのエピソードの魅力がグッと引き締まったって思いますね。凄く良かった...

いやでもやっぱりここの正二朗周りの最初のエピソードは、あまり端折り無しでガッツリ描いて欲しかったなぁ...!とは強く思っちゃいますね アニメだとサクッと描かれただけだった正二朗と白銀の交流の物語も、原作だと銀の正二朗や彼がくれた「しろがね」という名への思い入れ、正二朗にとっての銀の存在の大きさが描かれてて凄く沁みる話になってるし、正二朗とアンジェリーナの話も原作漫画では台詞回しや2人の心情・周囲の人々との関係等の掘り下げがもっと細かく存在していて2人のキャラクターおよび2人の関係性の劇的さがより深まっているしでほんと一個のストーリーとして素晴らし過ぎるんですよ ぜひに皆さんに原作漫画読んで欲しいんです!!!

 

そしてここから物語は更に激動の展開へと迫っていきます お見逃しなきよう...

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた