AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

サガ・ディビジョン

ゾンビランドサガ

第2話「I♡HIPHOP SAGA」

感想レビュー

 

 

おっヒプマイか〜?とか冗談半分に思ってたらEDの「ラッパーA:木村昴で不意打ちくらった() モノホンじゃねぇか!!!

 

今回より始まったOPですが、キメたみたいな構図のカットがちょいちょい入ってくる映像、それに対する意外にもストレートに熱いメロディラインの曲、なんかそこはかとない昭和のかほりを感じるクレジットの出し方など、ゾンサガのフリーダム極まりないカオスさを体現するかのようなごった煮っぷりで実に楽しかったです めちゃくちゃ動くなこれ!

 

全員(伝説の...山田たえ除く)の意識が覚醒した前回から引き続いてようやくご当地アイドル始動...かと思いきや、ゾンビ...じゃなくゾンビィ⤵︎になって蘇った状況への混乱や胡散臭すぎる巽幸太郎への不信から各人が全然まとまらず...という状況でスタートした今回。

まぁ気持ちは分かる 状況があまりにクレイジーすぎるし、何より怪しいもんな、巽幸太郎...()

 

この混沌とした状況下にて1人アイドルとして前向きなさくらは、「舞台の上に立っていた時に感じた熱をもう一度感じたい」という心持ちを抱いていることが語られ、死ぬ前の記憶がないからこそ今の自分の中の気持ちの高まりに従い前を向き進もうとしているという形でしっかりと主人公の指針ができているのは非常に見やすく、良いポイントでしたね

そしてそのさくらの前向きに生きようとする意志が舞台上で爆発し、死んで突然に蘇った現状で前を向くことから目を背けようとしてたサキ達に伝播していきユニットがまとまっていく兆しを示す流れ、実に熱かった!序盤でここまでグッと引き締めてくるとは

突然のラップは「何事!?」と一瞬ビビったし最初は凄まじくシュールだったが、言葉と気持ちをストレートに伝える構図故にさくらの想いが次第に強くラップに乗っていく過程にはおおっと惹きつけられ、この最序盤でキャラクター同士の関係性をグッと動かすに足るインパクトのある要素となってたのが非常に良かったです。会場の爺ちゃん婆ちゃんにさくらの「(死んでも必死に)前を向いて生きる意志」が伝わり盛り上がる様も何気にロジカルで、さくらがアイドルとして観客の心を掴む描写としても印象的だったのが上手いところ。

しかしさくらは舞台に立った時の爆発力と、人を惹きつけるカリスマ性が凄まじいわね 非常にキャラが際立つ  幸太郎がやたら目をつけてるのはこの才覚故かしら

 

そんなさくらを取り巻くデス娘...改めてグリーンフェイスの面々の人となりも今回で少しずつ見えてきました。

サキは気に入らないことに対し突っ張るオラついた部分の裏にちらほら生前への未練らしいものが伺える繊細な心情を見せつつも、基本はコテコテのゾクのヘッドって感じで惚れ込んだ相手をとことん気に入る分かりやすさが良いw 演じてるのはキュアサニーこと日野あかねでお馴染み田野アサミさんだけど、あかねの関西弁演技が印象深い方なだけにここでは佐賀弁バリバリに喋ってるの凄いな...ってなる

愛・純子の後ろ向きさが伺える組はまだ分からない部分が多いものの、さくらから直接向けられた言葉に反応する一幕があったりと、今後の掘り下げが楽しみ。

あと個人的に凄く目を惹いたのがゆうぎり姐さん&リリィ 練習全然してなかったのに本番でそれなりに盛り上げてくる辺り、場慣れしてんな...!ってなった 花魁・子役という肩書きは伊達じゃねぇなこれ

そしてもうどこから突っ込めば良いのか分からない山田たえは本当お前なんなんだよ()

クレジットで???になってるたえの声優さん、ちらほらTLに流れてくるゾンサガの情報から一応誰がやってるかはもう知ってるんだけど、こんなカオスな役にあてがって良かったのか...w

 

そして山田たえばりにどこから突っ込めば良いのか分からん男、巽幸太郎。今日も絶好調。無駄にイケボな叫びの中に綺麗なビブラート入れてくんの絶対笑っちゃうからズルいんだよなぁ...w

そんな巽幸太郎、舞台上でのさくらのアドリブに合わせて盛り上げてくるという有能ぶりを発揮。ただの変なグラサンじゃなかった!!(

てかそもそもよう考えたら、1話からして無名もいいとこなぺーぺーのアイドルが飛び入りで入ってこれるとこを探し回ってたみたいだし、そう経ってない期間に今回もさらっと舞台を用意してるしで、実は一番めちゃくちゃ頑張ってるキャラなのでは...?この辺グッと掘り下げたら凄くオイシイし是非終盤とかで触れて欲しいなぁ 触れられずに感じさせるだけで、あくまで本編では一見ちゃけてるだけ、ってのもそれはそれでシブいが 実はけっこう深いキャラって感じしてきたな...

あと個人的に気になったポイントだけど、1話のライブハウスにいたパンクファッションの観客2人がデス娘(グリーンフェイスになったけど)のファンとしてやって来てたり、CV吉野裕之のゾンビ発砲警官がまた登場したりと、もしかしてこの作品意外と捨てキャラ少ない?クウガもそうだったが、そういうサブキャラまで細かく拾って活かす傾向の作品は割と好きなので楽しみなポイントですね。特に固定のファン、というのは成り上がりのアイドルアニメにおいて非常に熱いポイントになりそうなので期待 警官もファンになったりするんだろうか...

と、今回も非常に楽しかったですゾンビランドサガ。なかなかストレートにキャラの変化やアイドルとしての成り上がりを熱く描いてくるので惹きつけられますね さくらのキャラ立てを中心として作劇が上手いなぁ

後の展開で面白くなりそうなところも沢山見つかり、良いぞゾンビランドサガ とても楽しみだぞゾンビランドサガ

期待!

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた