AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

どっちかじゃなくどっちもだ

トロピカル〜ジュ!プリキュア

第2話「まなつとローラ!
どっちのダイジが一番大事?

感想レビュー

 

 

名前呼びイベントをも最短で捌く速攻勝負!

それがこの夏海まなつの友達作りの鉄則ッ!!

な第2話。(※意訳です)

 

入学早々に前日街中で出会ったのを取っ掛かりにさんごとお近づきになり、名前呼びイベントもプリキュア変身を待たずしてさらりとやってのけ、翌日にはもう(少なくとも)更に2人友達と思しき同級生が一緒にいる...やはりコミュ力モンスターか夏海まなつ 前回の時は緊張したらしいけど、一度懐に飛び込めばこうだからだいぶ強いわ

 

今回はサブタイにある通り、都会での学校生活が楽しみなまなつと自分の夢の為にプリキュアを探したいローラ、それぞれ自分にとって大事なことがあるのに相手の足並みと合わず...というところで2人が軽ーく揉める流れがありながらも、最終的にまなつの「ローラと友達でいたい」「だからどっちも全力全開でやる!」宣言で雨降って地固まる良いお話でした

今回の話を通じ、友達とのちょっとしたすれ違いでムキになってしまったり、その後で友達との喧嘩別れは嫌だ!と思い直したりと、パッと見だと明るく能天気そうな印象の強いまなつの、年相応に感情的になる一面や自分を省みたりする一面が見られたのはとても良かったなと思いますね。ローラとの喧嘩の後楽しみだった部活紹介に行っても浮かない顔で心ここにあらずという感じの姿を見せる様には、どちら一方を大事にするのが自分のやるべきことじゃない、と心で理解していることが伺え、「今一番大事だと思うことをやれ!」の台詞を大切にしているまなつのキャラに深みが出た良い描写だったなと。

 

またローラについても、まなつが自分(やプリキュアとして動くこと)にそっちのけなことに対しむくれてへそ曲げたりと、まなつに対しなんだかんだで少なからず友達としての感情を持ってるみたいな一面が見えて微笑ましかったですな。まなつが自分のために駆けつけてくれたことには素直に感謝してたし、そもそもまなつとの会話の時にはちょっと楽しげにしてたりと好感度は既にじわじわ上がってきてるって感じだ

今回のローラは我儘気味な振る舞いもちょっと見られたりしたけど、それもまなつに構ってもらえないことへの不満から起こしたことって感じで程良く可愛げがあり、絶妙に憎めないのが良いバランスでしたね。前回ゲスい感じで話してた女王になることへの意気込みについても、今回まなつの前で純粋な「夢」として改めて語る一幕があって、単にゲスいだけじゃないのね!というのが見えたりしたので、この良くも悪くも子供っぽい性格を印象悪くならないように凄く良い塩梅で楽しく描いてて、ローラというキャラの描き方がとても上手いなと感心しました

そんな2人のキャラが良い具合に絡み合い、少しずつ友情が増していく過程が気持ち良く、戦闘シーンにおいても迫力ある作画で暴れるサマーの活躍だけでなく、ローラがやる気パワーを取り返す連携も描かれており、この2人の関係性の積み上げにこれからも期待ですね

 

またこの2人のやり取りの中には、今後への伏線と思しきものと感じられる台詞が幾つかあったりしてそこも気になったりしましたね

まずローラが人魚の国グランオーシャンにまなつを連れて行くと約束した下り、これはもう中盤か後半には回収されるでしょ〜どんな形でかはまだ分からないけど しかしこういう伏線をこんな早いうちから台詞での約束として明確に形にするってプリキュアシリーズだと珍しいような気が。

そしてローラの「人魚はプリキュアになれない」の台詞、これは確実に後々の展開において大事になってくるぞ...!ローラが奇跡を起こしてプリキュアになる上での伏線と勘が言っているわ 俺の占いは当たる。でもこの前提があった上で変身できずとも最後まで一緒に頑張るローラが描かれてもそれはとても熱いなとも思ったり。どっちにしろ後の展開を楽しみにさせてくれる良い台詞回しでしたね

 

と、全体的に見てキャラの関係性の構築や後の展開への布石の敷き方がやはり巧いなと感じましたねトロプリ。

次回はキュアコーラル登場回ですが、これから盛り上がりにも大いに期待が高まります。

 

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた