AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

時空を駆ける賢人

「ドウシテ!!ドウシテセカイノハメツハカワラナインダ!?」

「...ダニエル」

「ドウシタケントクン」

「変  わ  っ  た  よ」

「ナンダッテ!?」

「月闇、結果を」

『世界の破滅 回避』

「どうやって!?」

「試しに、削除してみたんだ」

「ナニヲ、ナニヲダイ!?」

 

削除項目:聖  剣

 

...的な何者かの介入により見せられた偽りの未来を信じてしまってるのでは、という説もちらほら見られるけど、果たして。

闇黒剣月闇の闇の世界の中で見た幾つもの可能性世界のいずれもが「聖剣の集結による全知全能の書の降臨による世界の破滅」という未来を辿ることを目にし、聖剣を封じることでしか世界の破滅を防ぐことはできないと、カリバーの変身者となって剣士達へ牙を剥く存在となった現在の賢人くんこと賢人(闇)。

物語の中心に出てくるたび面倒ごとを増やすことに定評があり、「俺が世界を救う病再発中」と身もふたもなさすぎる評価を公式サイトの相関図でもされてしまった(この評は相関図内の説明書き曰く「芽依の一言コメント」というテイの説明とのこと。芽依ェ...)賢人は、先日のエレメンタルプリミティブドラゴン覚醒を目にしても未だ決意は変わらずといった感じですが、彼が今一度飛羽真達と共に肩を並べ戦うのはいつか...

件の相関図記載のページ↓

セイバー 第28章:「記す過去、描く未来。」 | 仮面ライダーWEB【公式】|東映

 

そんな賢人が見た、仲間が何度も倒れ世界が滅びてゆく様が壮絶すぎて辛い幾つもの可能性世界の描写ですが、その描写の中において劇中で戦っていたメギド幹部陣の中にレジエルがいないということが視聴者の中でたびたび話題になっていました。そしてご存知の通りレジエルは次の回にて退場することとなったわけで...
これを見るに、賢人が見た可能性世界の描写のは、かなり先の部分含めた今後の展開についての伏線等が多く含まれているのではないか?と思うんですよね まぁ考察に勤しむ有志の方々がこの辺は既に掘り下げてるところかもですが、僕も自分なりにその辺を掘り下げて今後の展開の楽しみに繋げてみようかなと。

あくまで一個人の見て感じたポイントの羅列ですが参考になれば嬉しいかなと。一緒に闇の世界を楽しもうぜぇ...

 

 

 

 

賢人を説得しようとする飛羽真への

「真の敵を見つけてメギドを倒せば世界は助かる...だろ?この未来も見た」

という賢人の発言

現マスターロゴスやストリウスなどが暗躍する現在のセイバーの物語だけど、この発言からしてそういった彼らの正体や裏での暗躍も賢人はおそらくほぼ知っていると見られますね(賢人が再び仲間になった時点でこの情報が飛羽真達にも開示されるのだろうか)。ともかく、ただ単に黒幕やとんでもないことやらかそうとしてる悪を引っ張り出して倒しておしまい、とはいかないということみたいですね

また、ここについて考える上で、隼人パパの発言の中に出てきた「あのお方」の存在は気になるところ。ソイツが現マスターロゴスとかではないまた別の人物としたら、賢人はそれについては知ってるのか否か。

もし知らないとしたら本記事の冒頭に語った「何者かの介入」説もやや濃くなってくるわけで...

メギドが勝利したと見られる可能性世界の一つで、ドス黒いオーラを纏い剣士達を蹴散らすストリウスの存在

ズオスも一緒にいるのが確認できるので2人がかりでやったとは思うけど、本編映像の描写をその通りのものとして見て取るならば、ストリウスが謎にドス黒いオーラを纏って単身で多人数を蹂躙してるんですよね(少なくともセイバー・エスパーダ・バスター・スラッシュの4人を一度に相手取ってるのが分かる)

剣士達がメギドに敗れる未来というシチュを単に演出として視覚的に分かりやすくしただけかもしれないけど、ストリウスはまだ本領を隠しているかもしれない...?とも思ったり。

 

セイバー・エスパーダが協力してストリウス・ズオスを撃破するも、全知全能の書の降臨は避けられない未来

メギド完全撃破が描かれた可能性世界の描写でしたが、一挙に集結した剣士達が決着時には飛羽真と賢人の2人だけになってた辺り、壮絶を極めたことが伺えます。本編ももしかしたら退場とまではいかないけど、何人かの剣士達の最終決戦での途中離脱はあり得るかも...?

しかし他の可能性世界もそうだけど、全知全能の書の降臨の仕組みはこの場合どうなってんだろうか。前半戦ではゴブリンメギドを生贄代わりにして剣士達にそれぞれ倒させることがトリガーになってたけども

 

ノーザンベースにメギドが襲来

少なくともズオス(肩がちらと確認できました)が襲来したらしく、それを剣士達が迎え撃つ様が描写されてました。ライダーではちょいちょいある最終盤での本拠地への敵襲展開、本作でもあるのだろうか(サーベラ襲来でもうノルマは達成されたかもしれんが)。

ズオスが襲来してきたのにも何か理由が...とも思ったけど、別に画面外にストリウスもいて一緒に剣士達を本拠地ごと潰しにきただけかもしれないしこれはあまり深く考えなくても良いかも。

 

決戦へ向かう仲間達を止めようとする賢人、決戦の場へ迫る現マスターロゴス

凄く必死な動きで仲間達を止めようとする賢人の姿が見られた世界。黒幕の正体や目的やらを知ってそれを止めようとしてた賢人のいた可能性の世界の様だったのか、闇の世界の中で色んな未来を見てた賢人が抗ったのか、その辺は分かりませんが、止めようと思って止められる事態でもない...と

戦う剣士達の背後から迫る現マスターロゴス。不敵にほくそ笑むカットもあったりと、今後いつ頃どんな感じで物語に踏み込んでくるかは不明ですが、やはり剣士もメギドも一緒くたに利用して世界を作り替えようという野望や凶悪さはマジな模様。凄く分かりやすく巨悪なんだけど、それ故にラスボス感が逆に乏しいと感じる部分もあり。やっぱり一番の諸悪の根源は他にいる...かも

 

マスターロゴスに迫られるソフィア、光となって消滅するソフィア

これらがどういう意味合いのシーンなのか、描写からのみではいかにも判別し難いですが、玲花を使って拉致ったくらいだし現マスターロゴス的にソフィアは彼の目論見において重要な存在なのかな...?やはり本作において特別度の高いキャラって感じかなぁ

玲花が第25章で語った「ソフィアを生み出した本」なる存在についても、関連性が気になるところ。

しかし描写的にソフィア、終盤で現マスターロゴスの目論見に利用されたか何かで、消える可能性高いかも...?

 

ルナ

現状セイバーの物語そのものにおいてさえ判然としない部分の多すぎるルナ。もっと上手いこと情報小出しにしてくれ(

彼女もワンカットだけ賢人の回想の中に出てきたけど、彼女の存在云々があっても、破滅は変わらんのだろうか。とりあえずこの辺はルナの正体の解明含め様子見。

 

全知全能の書を降臨させるストリウス

おそらくは剣士達との決着後、地面に突き立てられた聖剣達の中心の立ち全知全能の書を解放するストリウスの姿がありました。(先に倒されたってだけかもだけど)ズオスがそこに一緒にいない辺り、ストリウスがその力を一人で総取りしたように見えるけど...?ズオスくん大丈夫か、肝心なところで取り殺されたりしない?

第15章でメギドが全知全能の書の力で世界を自分達の思うように作り替えるという目的を語ってたけど、ストリウスもメギドという組織単位で同じ目的意識を持ってるかは怪しくなってきたぞ

それに、剣士もメギドも利用するもんねー!なスタイルの黒幕感満載の現マスターロゴスがいるにも関わらず、彼を差し置いてストリウスが覇権を握り全知全能の書を解放させ世界を崩壊させる(作り替えてる?)未来が存在してる辺り、かなり底が知れないですよね。前述の本領を隠しているらしき描写といい、第27章で伺えた他のメギド幹部と違うらしき一面といい、見かけ以上に巨悪的な雰囲気が出てきたなぁ

 

玲花とユーリの存在

と、色々な可能性世界を見てきたけれど、その中に玲花とユーリが影も形も見られないのが凄く不穏...

 

正確には光剛剣最光が全知全能の書の降臨の際にあるのが見えるので、ユーリがいないわけではないとも言えるけど、戦いに加わらずそこに剣として在るという状況を思うと、彼の意識はどこへ...?となるわけで。ユーリ、終盤退場する可能性があるかも。

また煙叡剣狼煙が全知全能の書の降臨シーンにはあるのに玲花の姿がどこにも見えない辺り、玲花も生き残れるか怪しくなってきた

そもそも彼女は現マスターロゴスの傀儡みたいな扱いなのが現状の雰囲気からも滲み出しまくってるので、現マスターロゴスに利用されて捨てられる末路とかあり得るぞこれ...

そう!玲花なんて、わたしが世界を作り替えるための捨て駒ぁ~!

ヨドンナ様の二の舞になってしまうのかしら、玲花...

無銘剣虚無

全知全能の書の降臨シーンにてちょくちょく登場していた無銘剣虚無。

これがある辺り、やはり気になるのはバハトの存在。劇場短編で気になる言葉を残してたのもあって再登場を期待する声は多いが

でも今の混沌とした勢力図の中に出てきたとして、それはもう余計カオスになる予感しかしないぞ!?普通に考えれば剣のみの登場も十分あり得るけど、再登場は期待したいですね

 

 

 

 

 

以上、賢人が闇の世界で見た可能性世界の描写から見て取れた今後の伏線と思しき描写について列挙してみました。

これらを踏まえると、

・終盤、退場・途中離脱するキャラが多く現れる可能性が出てきた(どこの可能性世界にも見られないユーリ、玲花は、レジエルの例もあるのでだいぶ危ういかも)

 

・ストリウスが巨悪的な存在となる可能性が浮上してきた

 

・そんなストリウスや現マスターロゴスの存在があるにも関わらず、彼らの正体や目論見を突き止め倒しても世界の破滅は食い止められないらしい(あのお方、なる存在との関連性が気になる)

 

・まだ不明な点は多いが、この破滅の結末の趨勢において、ルナ、ソフィアの存在は相当重要になるかも(現マスターロゴスが拘束したり存在を探ったりしてるのはそのためか)

 

・バハト参戦の可能性はやはり濃いかもしれない

といったことが個人的には見えてきました。終盤はもしかしたらかなりハード且つカオスな展開になるかもしれない...未だ解き明かされてない謎が紐解かれるにつれ、この辺はもっと明確になってくるかもですね

 

まぁこのようなことを色々書き連ねましたが、結局は賢人が見た「結末が同じな、無数の可能性」の世界の様子を束ねて読み取ったものに過ぎないわけで。

物語の結末を変えんと奮闘する飛羽真が、これらの可能性を全て吹っ飛ばして最高に気持ち良いハッピーエンドをもたらす可能性も大いにあるわけですよ

 

可能性なんてのァ、所詮考え得る未来の一つ一つに過ぎんのですよォ!

それを変えるのは、人の強い意志なんですッ!!

 

ちょっとカッコつけて纏めてみました。失礼。

 

ともかく、これらを踏まえ今後のセイバーの物語をより楽しんでいきたいところですね。

物語の結末を変えろ!!

 

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた