AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

みんなの「一番大事」へ

トロピカル~ジュ!プリキュア

第6話「今はじまる! その名は、トロピカる部!」

感想レビュー

 

 

先日の4/4(日)、「ジョジョの奇妙な冒険 第6部『ストーンオーシャン』」のアニメ化発表がされ、同時に主人公・空条徐倫の声優がファイルーズあいさんであることが発表されました

おめでとうございまぁす!!!

トロプリ放送真っ只中の今なんつうタイムリーな

ファイさんの徐倫、楽しみにしております

と、トロプリ自体とはあまり関係ない個人的に言っておきたかった前置きはこのくらいにして

レビュー参りましょう

 

 

 

「良いわよ顧問!

ど ん な 部 か 知 ら な い け ど 、一度やってみたかったの!」

先生ェ...

なんか味方も敵も全体的に緩めだなぁトロプリ...w でも人生なるようになるんで生き方なんてこういう気の向くままくらいのテンション感で良いと思います。その分計画性とかのしっかりしてるみのりん先輩とあすか先輩の苦労人臭が増してるのが不憫だが(

 

ここ数話のメインメンバー仲間入りの展開の中でちらほら出てきていた部活設立が軸になった今回のお話。コミカルに進むストーリーの流れの中の台詞や表情を通じて各キャラクターの性格がそれぞれきっちり見せられてて、プリキュアになるメンバーが一通り揃った次の回の作劇として手堅く、わちゃわちゃとしたテンションが作品の空気感を良い感じに表していてとても楽しかったです 「名前を書かなかった意味がないよ!」の天丼すき

 

部の活動方針決定の話し合いの最中、成り行きからあおぞら中OBの方々の思い出の物を探すことを手伝うことにしたまなつ達。紆余曲折ありつつ件の品を取り戻し、大切な思い出に花を咲かせたOBの方々の笑顔に触れたまなつの一言で、部はトロピカる部というユニークさ極まったネーミング、活動方針は「今一番大事だと思うことをやる」に収まりました

早くしないと部の設立自体が危ういぞ!な状況であれこれ考えを巡らし悩んでいたまなつが今まさにピンチなOBの方々を助ける為に色々考えるより先に駆け出すというのはまなつの真っ直ぐさが出ていてとても良く、そうして今一番大事なことを見極め突き進むことが、その時その瞬間の、人それぞれ違う誰かの大切なものを重んじ皆に喜びを与えることになる、それが自分達のやりたいことだと気付く流れもとても綺麗でした。

そんな流れを経て、本作におけるまなつ達プリキュア一同の行動の理念になるとも言える部の活動方針に、第1話冒頭でまなつの行動の指針・信念として強調され、続く第2話でもクライマックスにおけるまなつの行動の基となった「今一番大事だと思うことをやれ」がそのままハマるのは、一番最初に示した作品のテーマ性の貫徹というところでの気概が感じられ、この辺もプリキュア一同が揃ったこのタイミングで作品の方向性を決定づける展開として非常に巧かったですね。今後はトロピカる部の活動を通したゲストキャラとの交流とか、その中でのレギュラーキャラの成長が話のメインになっていくのかしら

 

一方の後回しの魔女一派サイドでは、OP映像でだけバンバン出ていたエビ子...もといエルダがようやく登場。高垣彩陽さんがスタプリ以来の登場でちょっと驚き

口ぶり的にも見た目通り若輩者っぽいエルダがチョンギーレさんやヌメリー姐さんから可愛がられてるのはなんか微笑ましく、組織体制としてはガタガタなだけで意外とアットホームだな?とか思ったりしますね後回しの魔女一派...w プリキュア敵組織で幹部陣がここまで仲良しな感じはけっこう珍しいんじゃないだろうか

そんな組織の頂点に立つ後回しの魔女様は、遅々として進まない作戦に苛立って粛正に動こうとする一幕がありこの辺は悪の親玉だなぁという感じ。まぁすぐやる気なくなって明日にしちゃうから締まらないんすけど() この辺をまなつ達の「後回しにできないほどやりたいことが沢山ある」というバイタリティの対比としてるという意見もありここはなるほどなぁと

結騎 了 on Twitter: "ああ、そうか。プリキュアED歌詞の「後回しにできない」や「今やりたいことをやる!」のトロピカる部が、敵ボスの「あとまわしの魔女」と対比になってるのか。敵組織が全体的にダラダラと面倒臭そうに仕事してるのは、まなつ達のエネルギッシュさの裏返しなのね。"

度近亭心恋 on Twitter: "「明日にするわ……」 なあとまわしの魔女を映した後で 「とにかく全部やりたーい!」 なまなつでしっかり対比構造を出してくるのいいよね #nitiasa"

でもこの魔女様の明日に明日にが続いて焦らされる分、ここぞで動いた時どれほど恐ろしい力を発揮するんだろうか...という逆説的な怖さも少しあったり。敵の親玉が動き出さない理由が一応きちんと描かれてる分、後でどれだけ強大に描かれても違和感はないわけだからなぁ

砂肝の心を明るくする小さな灯り on Twitter: "トロピカルルージュプリキュアの後回しの魔女、怠惰でコミカルで現代人の姿勢を皮肉ったキャラ造形でありながら よくある「なぜ悪の組織は最初から全力でヒーローを潰さないのか」ってツッコミへの抜群の回答なんよな 逆に終盤なって魔女が本気で動いてきたらかつてない大ピンチの演出になる"

 

↓後回しの魔女様の後の展開について冗談ぽく書かれてたツイート なんか案外こういう展開もトロプリだとありそうだよなぁ...とかちょっと思ったりw

さめ@シンエヴァの話するよ on Twitter: "敵組織が下手にプリキュアに感化されて「私は今まで怠惰に生きてきた……よ~し!頑張って世界を滅ぼすわよ!!」ってなられても困るんだが!?"

 

今回の戦闘は、ヌメリー姐さんの忘れてきたヤラネーダの素が偶然暴発して誕生したヤラネーダとの戦闘。そんなことある???() エルダが出てくるものと思ってたけど当分お預けかな?

そして今回プリキュア4人の初勢揃い戦闘ということで、変身バンクと名乗りも初お披露目。やっぱ勢揃い名乗りと変身バンクはプリキュアシリーズ序盤の一つの山場だぜ...プリキュアを集めようと奔走してたローラが並び立つ4人を見て目を輝かせてる画がなんか感慨深かったですね
しかし4人で全力並走した後ジャンプをかまし空中で元気いっぱいのポーズを決めて「4人揃って!トロピカル〜ジュプリキュア!」の決め台詞、と名乗りまで底抜けに快活でここもトロプリらしいなぁw ◯人揃って、がゼンカイジャーと被ってしまった...センターのキャラも白+虹色でメインカラー被ってるしそんなことある!?

次回予告になんか戦隊のバズーカっぽいのまで出てきてトロプリの暴走はどこまでゆくか(

 

 

と、色々ありつつ部活動、ひいてはまなつ達の行動の指針も決まりいよいよストーリー本格始動といったところでしょうか。

メンバー勢揃いのこのタイミングでキャラの性格や作品のテーマ性の強調を手堅く行う作劇が安定性があって実に良く、やはりこの辺凄く良いですねトロプリ ここからどんだけ弾けていくかも見ものです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

 

 

 

 

アザラシ!遂に出番だぞ!!!

エルダともども、話数が2桁行く前に出れて良かったな...