トロピカル〜ジュ！プリキュア
第11話「もりあがれ！海辺のサンドアート！」
感想レビュー
雨滴を拭くために眼鏡を外した一瞬のみのりん先輩の美少女ぶりには不意打ちを喰らいましたね...
みのりん先輩は普段目全体を覆う丸眼鏡してるのと時々眼鏡に光入って奥の目が見えなくなる演出も多いのとで目の輪郭について強く意識することが意外と少ないと思うので、眼鏡外すと印象がけっこう違ってるなと言う感じで驚くね。やはり普段眼鏡してたり独特な髪型してたりするキャラがそれを解いた時のギャップというのは強い
今回、無事追試を乗り切ったまなつを加えたトロピカル部の活動として部活対抗のサンドアート大会なるものを開催したわけですが、ここに来て部活動の規模3段階くらい一気にすっ飛ばして大きくしてきた感あるな...！優勝商品もメロンパン1年分ってだいぶ公式大会っぽさあるスケールだし この辺序盤のうちはボランティア的なのがメインのこじんまりとしたものから少しずつ大きくなってくと思ってたので意外ね
あとサンドアートというと、自分の地元である鳥取でしょっちゅう本格的なサンドアートの展示とか行われることがあるだけあって、個人的にはけっこう本格的な技術を要するガチめな芸術というイメージがあったので一部活動主催の大会でやるのがちょっとびっくりしたんだけど、広義には「砂を材料にして行う芸術」という意味合いみたいなのでまぁ今回のはニュアンス的に本格的な砂遊び、という感じか。
大会にはまなつ達も参加し、画伯全開のまなつの原案をあすか先輩が推敲したり(まなつの原案だいぶぐっちゃぐちゃだったのであれをめちゃくちゃ綺麗に解読したあすか先輩割と凄いと思う。w)、みんなで協働して制作に励んだりなどしつつ、途中でやってきた雨風でみんなのサンドアートが崩壊の危機を迎えた際にも協力して乗り切ったりと、大会は気持ち良く進行し美術部の大作の優勝に終わりました。しかしサンドアートのテーマにサグラダファミリア用いるの、だいぶハイセンスだ...
そんな大会の最中、ローラは人魚バレ防止のために表に出てこれず、みんなの表情を写真に撮って楽しそうなのを羨ましがったり、サンドアートのディテールにダメ出したりと混ざりたがったり、雨風避けに苦戦するまなつにパラシュートの傘を使うことを進言したり(ここで前述の撮影した写真が伏線になったのが細かい)と、みんなの輪に混ざれなくて寂しそうにしてる姿がメインで描かれているのが印象的でした。まなつ達のことを本格的に一緒に楽しいことを過ごしたい仲間として認識し始めていて友情を感じている故のいじらしさがあり、前回と合わせて序盤からの意識の変化も感じられて微笑ましさもあるところでしたね(序盤だったら単に退屈だから、ってのでゴネ回してたと思うし)
ただ本来の気質もあってちょっとツンツンした態度をとってたりなかなかみんなの前で本音を喋らなかったりで、若干ひとりぼっち感があって拗ね気味だったのがちと可哀想でもあったなぁと。いつも通りに振る舞おうとしてるけどふっと寂しさを覗かせる様がもどかしかったなぁ...！こういうアプローチでもローラの内面を描くとはちょっと攻めたなという感じでした
そうしてローラがいじけて潰れそうな中繰り広げられたゼンゼンヤラネーダとのバトルでしたが、強制的にSASUKEやバラエティのアトラクションじみた動きをさせられるパパイヤとフラミンゴ、犬みたいな勢いで砂と水をかけまくるサマーとコーラル、と絵面が良い具合にバカっぽくコミカルで良かった。w
最後に、ローラの寂しい気持ちを察してかそれとも自然とそうしたのかは分からないけど、まなつがローラに寄り添って今度は一緒に楽しめることやろう！と言ってあげるのはほっこりしました。観てる側としても今度こそはと切に願うところですなぁ
今回のローラの全体的な内面描写は、ここからまなつ達4人との関係をより深めていくことの前振りにも思えるので楽しみにしたいな〜と思ってます。特にあすか先輩に対しては、当初は尊大に振る舞っていたのが徐々にローラなりに褒めるような言動したりと変化が伺えるのに、あすか先輩からはファーストインプレッションのせいもあってか未だに人魚呼びでちょっとつっけんどんな態度取られてばっかなので、早く仲良くなって欲しいなという気持ちが強いね
以上トロプリ11話、テイスト的には日常回といった趣だったながらも、意外にもローラの意識の変化や細かな内面描写にフォーカスした回になっていて今後の展開への期待も含め思わぬ面白さがありましたね。ほんとローラはきちんとメインキャラの一人に数えられる形でスポットが当てられてて良いなぁと 1クールももうすぐ過ぎようというとこなのでこのローラ周りの関係性も変化が楽しみ
というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます
次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます！
ではまた
