AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

なんなの一体山田たえ

ゾンビランドサガR(リベンジ)

第6話「ウォーキング・ベット SAGA」

感想レビュー

 

 

某おつかい番組のテーマ曲感が強すぎるイントロからの、それっぽい曲を一曲しっかり作って流してくる流れは笑うんよ()

 

お買い物を任され出掛けたたえにスポットを当てて描かれた今回のエピソード、テイスト的には「たえのおつかい」「たえの珍道中」的な感じでゆったり日常が進むコミカル回的な話だったので、肩の力抜いて楽しむことができて面白かったですね

たえメイン回ということでたえの背景などについて何か分かるかも...と思っていましたが、たえのキャラクターに関しては本能の向くまま気の向くままって趣でもうご存知いつも通りのたえって感じでした。w それでこそタエヤマダです(

が、たえがみんなにどう思われてるのかみたいなところにおいて、メンバーだけでなくファンからもご近所からも親しまれている、と分かったのは大きかったなと。たえの野生的な振る舞いまで込みでみんなにごく自然に受け入れられ、ファンはそのエキセントリックさにハマり、近所のおばちゃんは面倒見良く接してくれて、近所の子供達からも友達みたいに扱われてる、という様はどこかシュールながらも微笑ましかったわね よく聞くと食べ物貰ったたえが辿々しくも「ありがとー!」って言ってるのが可愛い(横断歩道で手を上げて渡ってたりと、1期の中盤辺りからやっぱり理性的な振る舞いが増えてきてるよねたえ)。

ていうか後で思ったけど、たえに対するご近所のおばちゃんや子供達の接し方はやんちゃなわんこに対するそれっぽいかも、と思うとなんか妙にしっくりきたり。w ビニール食べちゃダメよ〜とかまさにそれっぽいw

 

また今回はこれまでのゾンサガシリーズに登場したゲストキャラが沢山登場してたのがけっこう嬉しかったところ。妙にキャラの濃い1期2話山田一ラッパー達鹿島踊りのご老人方といったスポット登場のキャラをはじめ、旅館でのトラウマを再発しそうになってた久中製薬のおばさまやハードボイルドっぽい振る舞いで登場し因縁浅からぬたえとのダンスバトルを無駄に熱く繰り広げたコッコくんといった、1期のネタをふんだんに意識した言動の多かったキャラも出てきており、1期から見てきた身としては非常に観てて楽しかったw(あとうろっとしか覚えてなかったので気付かなかったけど司会のお姉さん1期5話ガタリンピック回に出てた人みたいね)

自分としてもこういう感じで以前に登場したキャラがサブキャラモブキャラまで含め後々しっかり出てくるのは大好物なので大変満足です

特にママ...おふくろさんへの親孝行のためにゾク辞めて全うにバイトしてる他フランシュシュに憧れて仲間とダンスを始めたりしてたことが分かった万梨阿や、ボートレーサーになって活躍中で万梨阿に影響されてスランプも乗り切ったミサなど、1期9話のキャラ達は当時からの成長が伺える後日談的な感じでがっつり軸に据えられる形で描かれていたので凄く良かったね 個人的に好きなネームドモブの左山さんが、万梨阿に付き合ってあげてる感全開で全然堂に入ってなかったゾクを抜けて万梨阿や右川さんと楽しそうに友達やってて嬉しかったすね。スラング全開の喋りでちょっと笑ったけど(

 

そんな中でゾンサガの名物サブキャラな警察官Aも相変わらず元気そうで何より。勤務中にたえをボートレース場に連れ込んだ上分け前を要求したりとおい仕事しろよ、って思うけどな!!!万梨阿と大古場さんのツッコミが全うすぎる...w「ウマはやってないですゥー...」

ていうか相変わらずって言ったけどむしろ今回吉野さんの演技が心なしかいつもよりこってりしてた気がするんだけど気のせいか?w

 

まぁなんだかんだありつつも、たえがボートレースで衝撃の大当たりを引き当てたおかげで借金も無事返済と相成り、話としては綺麗に締め(大金を目にした幸太郎の「イタダイテオキマショウ...」が地味にツボ。w)。

...と思いきや、たえの素性を探ろうとずっとつけていた大古場さんが、たえのヘッドがすっぽ抜けた瞬間を目撃し写真に収めていた、という衝撃的すぎるシーンがラストにきて一気に不穏さがMAX...!!

早い段階から純子に目を付け、そこからフランシュシュ全体の「昔に死んだ有名人にそっくりな者がいる」というポイントに至り怪しむ、という感じで最もフランシュシュの真実に迫っていた大古場さんだったけどここにきて一気の肉薄してきたなぁ...今回たえにずっと振り回されっぱなしでくたびれまくりツッコミまくりのコメディリリーフ的な扱いだったからそのまま終わると思って油断してた
後輩の犬走のふとした一言でかなり確信を深めたろうし、彼の存在がフランシュシュにどう影響するか、最悪破局をもたらすことにならないだろうかとハラハラしますな...

 

と、不穏さを一気に高めて終わった今回の話、たえの素性については一切分からなかった...とは最初に言ったけど、実はほんの一瞬だけそれを仄めかすような描写がありましたね。

えがおつかいの途中立ち寄り、供え物をかっ食らった墓石に刻まれた名前「山田家代々之墓」、そしてその横に立つ「源家之墓」と刻まれた墓石...

ここでまさかのたえとさくらの関係について思わぬ材料が投入されるとは、という感じですなぁ。たえが立ってた墓石が山田家のものなのはなんとなく予想できたけどその横の源家は予想外すぎて目に入った瞬間ビビりましたね...さくらとたえ(というか源家と山田家)は何か関係があるのか?1期12話でさくらが記憶を失くしてた時たえが必死に呼びかけてたのはもしかして何か他の理由があったのか?など気になる事が増えました。目が離せない...


と、色々想像を膨らませたのですが、この件に関してフォロワーさんが「幸太郎がさくらをゾンビィ⤵︎にするにあたって彼女の遺骨を墓から掘り出そうとした時、間違えて隣のたえの遺骨を掘り出し彼女を先に復活させちゃったのでは(だから「0号」扱いだし、どんな奴なのか幸太郎も全然知るわけないのでずっと「伝説の山田たえ」扱い)」って予想を立てていて、ゾンサガの空気感的に妙にしっくりきてしまったのが悔しい...w でも今のところ可能性一番ありそうなのこれなんだよなぁ理由もしっかりあるし...w

度近亭心恋 on Twitter: "幸太郎さあ、もしかしてだけどさくらの骨掘り出す時に間違えて隣の山田家の墓から29歳女性の遺骨引っ張り出したんじゃないの? そうなると 「ゾンビィ0号」 なのも 「伝説の山田たえ」 で特に伝説らしい伝説が無いのも全部繋がってくるんだけど #ゾンビランドサガ… https://t.co/Yd0Neug1IQ"

度近亭心恋 on Twitter: "好きだった子(仮定)の墓間違えるかあ?というのはあれど、 「源さん、ごめん。ごめん」 「でも、俺は」 とベショベショ泣きながら復活させたら黒髪の知らん姉ちゃんが出てきて 「……い"や"誰"じ"ゃ"お"前"ェ"ェ"!"!"」 ってなる乾君、ゾンサガらしい空気感とは思う"

 

以上ゾンサガR6話、たえがあまりにたえすぎる回にして、過去回のキャラの再登場も多い非常に楽しい回だった一方で、最後の最後にぶっ込まれた不穏さやさくらとたえの関係の示唆など、気になるものを残してきた回でもありました。Rもここらで折り返しというとこなのでここから立ち入った話もガンガン増えてくるかもな...ハラハラ込みで楽しみにしたいところです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた