AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

昆虫 昆CHU CHU

トロピカル〜ジュ!プリキュア

第14話「おまかせ!保育園でトロピカ先生!」

感想レビュー

 

 

石川由依さんお誕生日&ご結婚おめでとうございます!

トロプリ放送日にこんなダブルでの報告とはなんとおめでたいことか どうか末長くお幸せに

 

と、手短ですが前置きにお祝いの一言を入れさせていただき早速今回の感想へ

今回は部の活動の一環として保育士体験。学外の活動ということでローラも身分を隠しつつ堂々と参加し、園児達と交流する様子が描かれました。園児への接し方に5人それぞれの人柄が濃く表れていて面白かったですな 自分の思うままに遊んでるだけで園児達と波長というか精神テンションが合うまなつが凄くしっくりくる...w

中でもさんごは劇的に存在感を発揮する感じでこそなかったけれど、持ち前の人当たりの良さや物腰の柔らかさで園児達に好かれ、第3話の時にちらと見せていた周りをよく見てすぐに気を配ることのできる一面を発揮して後述のワタルくんのことにも一番に気付いて話しかけたりしていて、という感じで全体通してマメに子供達に寄り添ってあげていたのが非常に良かったですね(後半の戦闘でも、ピンチのローラ達の下へ即座に飛んでいき守る、という形でこの注意力の高さを描いてたのが隙無しという感じでまたグー)。他にも、ルリちゃんの蝶のドレスを素敵と言ってあげる姿には“誰かの好き”を尊重する優しさが出ていて、子供達のごっこ遊びにノリ良さげに乗ってあげる辺りは第9話を思い出させるものがある、と今回は何気にこれまで描かれてたさんごの良いところの集大成だったなとも感じる

でもそんなさんごと対照的に、先輩組は園児達に翻弄され気味で面白かったな...w 赤ちゃんをやらせられるあすか先輩...(そ以言

こういう面倒見の良さがガンガン出そうな場面ではあすか先輩活躍しそうとか思ってたけど、男親男兄弟家庭で逆に馴染みがなくて困惑するってのは意外な発見だったね あとみのりん先輩は以前料理下手が判明した時に「知識としては色々知ってるけどそのアウトプットは苦手なんじゃないの」とか言われてたけど、読み聞かせの苦手さを見ると実際そうなのかもと思えてくるね(そこでヘタれず最後にスキルアップに努めようとしてる辺りは流石だが)

 

物語の中盤辺りからは、ごっこ遊びに興じることもなく一人昆虫の本を読むことに耽るほどの昆虫好きの少年ワタルくんとローラの交流、そしてそこに同じく虫の好きな少女ユリちゃんも加わって親しくなっていく様子が描かれました。みんなと一緒じゃないからあの子はひとりぼっちで変わってる、みたいな見方で描くのではなく、一人で没頭できるほどのものがあることの良さというところを強調しワタルくんを肯定するという、ここ最近のニチアサでは割りかしスタンダードになりつつある色んな考えや在り方の前向きな受容をさり気なくも優しく柔軟に描いていたのは実に好みでしたね(その上でさんごがきちんと「寂しくない?」と聞きに入るところから描いたのもポイント高い)。そこからワタルくんとルリちゃんが蝶の蛹を守ってあげたいというところから一緒の時間を過ごしてお互いの好きなものに気づいて繋がっていく様も描いて、同じ興味関心のある話題を持つ者がいるならば友達になって一緒に過ごすのも楽しいよ、ときちんと人と人との繋がりの良さを強調する形にしてたのも良きでした。この辺のバランス感も程良く意識してるのは巧いなぁ しかし怖がる女の子を前にして、自分も怖いだろうに明るく振る舞って元気付ける気遣いができるなんて、なんと出来た男かワタルくん...お幸せに(早い)

またワタルくんとの交流の中で、彼の好きを肯定し自ら興味を示し関わっていく様や、蝶の蛹を守ろうとするワタルくんとルリちゃんを守ろうとして身を呈す姿など、他者や他者の好きに進んで触れ守ろうとするローラが描かれたのも非常にグッときましたね。ローラがここまで自発的に身体を張って誰かを守ろうとするのはやはり最初の段階だとなかなか想像しにくかったところだし、あの第10話のまなつのための献身も含め、ローラのこういう部分の着実な成長が伺えるのは嬉しい...カッコ良かった

そしてクライマックスの部分ではローラが、プリキュアの勝利を信じてワタルくんルリちゃんと共に応援する下りも描かれ、同じ体験と秘密を共有した仲間として友情が築かれたのも面白かったところ。このご時世、ただでさえ頑張れと叫ぶのが難しいだけに、こうして戦うヒーロー/ヒロインへと熱い応援が送られ、受け取った側も奮起し打ち勝つという流れがストレートに描かれるのを見られたのは、こう胸に込み上げるものがありましたなぁ...これが良いんですよこれが

こうして保育士体験は幕を閉じ、トータルで見るとローラも凄く良い保育士してたの良かったなぁ...ほんと回を追うごとに株が上がっていきおるこの人魚

 

 

以上、トロプリ14話でした。メンバーの個性が際立つ保育士体験の中、ローラが相も変わらず良き成長の様を見せつけただけでなく、さり気なくさんごが遺憾なく自身の魅力を発揮していたりと、見所多しな回でした。子供の興味関心の自由な在り方やそこから出来る繋がりというところを描いたりもしていて、総じて全体のバランスが良く面白かったです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた