AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

省エネ演出回

機界戦隊ゼンカイジャー

第13カイ!
「リサイクルすりゃもう一回!」

感想レビュー

 

 

ゴミワルドだよねキミ?なデザインのリサイクルワルド、ちゃんと劇中でも即介人達に突っ込まれてて良かった。w マジで胸にマークがくっ付いただけなので公式ページの画像もゴミワルドと見比べてもほぼほぼ同じで笑う

 

リサイクルワルドの力によりクダックにされた人々の処遇を巡り揉めるゼンカイジャーとゾックス。それが両陣営の相討ちを目論むトジテンド(バラシタラさん主導)の罠だと気付くも、SDトピアの解放を目的とするゾックスはあくまでもそれに繋がる可能性に賭け人々が変身させられたクダックを狙うことをやめようとはせず...と、ゼンカイジャーとゾックス側のスタンスの対立が一つの軸になった今回。バラシタラさんはツーカイザー登場間もない頃からゾックスのスタンスに目を付けゼンカイジャーとは相容れないと考えていたけど、今回そこを突っついて対立を煽る(そして一時的に多少ではあるが実際そうなった)作戦を立ててきた辺り、作戦参謀的な頭のキレはあるよなぁ 手強い 惜しむらくはゼンカイジャー側がその思惑をも上回るイカれ集団(失礼)だったことか...(

 

中盤辺りまではゼンカイジャー達と馴れ合わない雰囲気を出し自分のスタンスで動くことを貫いてたゾックスだったけど、人間達を守る想いを必死に貫かんとするガオーンの熱意や、素っ頓狂な方法を使ってでも人々を傷付けず救おうとするゼンカイジャーの意志も強さや想像の斜め上加減にやや絆されたような雰囲気を見せ、彼らのことをまた一歩認めた感を伺わせてたのはこの1クール目終わりの節目において大事な変化だったかな?と感じます そのきっかけの一つとも言えるのが謎にサンバするゼンカイジャーという絶妙な締まらなさが実にゼンカイクオリティだが(褒)一緒にふざける生身キャラがほぼいない中であのハジケすぎなノリを全力でやってのける駒木根くん、介人役としてあまりにも強い 強すぎる

加えて「サンバしてるからキョウリュウジャーの力だと思ったんですか?脳がゼンカイに染まってますねぇ〜(意訳)」と公式が煽ってくるのが腹立つ。w お前らのせいだろうが!!(

機界戦隊ゼンカイジャー 第14カイ! 決闘!ゼンカイVSツーカイ! | 東映[テレビ]

きむら(爆発) on Twitter: ">そもそも「キョウリュウジャーの力を借りたらサンバが出来るようになる」などという風にお考えになれる皆さまにおかれましては、もう順調に“ゼンカイ脳”に浸食されております。 自分がやったのにこのいいよう……… "

 

ゾックスの自由気ままさはそのままでいて欲しいにしても、そろそろゼンカイ側と明確に歩み寄れるところが見えてくると良いな

...とは言ったけど、ワッパ掛けられて連行されていったり変身しようとして被られたりと、今回のゾックスは割とゼンカイ側のテンション感に圧されて困惑してるシーン多しという感じだったので、意外と和睦や順応は近いかもしれない...w(連行されてマジめに困惑するゾックスにツボった)

これまでゼンカイジャーを振り回すことが多かったのでそれが逆転したのはゾックスもゼンカイトピア(仮)に染めあげられんとしてる感じがして良いですねェ〜ヒヒヒ(

あんま関係ないけど今日のゼンカイジャー変身の、纏ってたサンバの衣装の羽根が舞う中を駆けていくという構図はなかなか綺麗で好き サンバの羽根が舞っただけのくせに...() 先を行くガオーンに追いつこうとブルーンが車輪走行形態になってみんなを運搬するという、スーパー戦隊MOVIEレンジャーでも(たしか)見せてた小技が演出として出てきたのも好きなところ

 

終盤ではダイリサイクルワルドの力でこれまでに出現したダイワルド複数体をリサイクルし繰り出してくる戦隊シリーズお馴染みの再生怪人出現展開に。ダイワルドの一斉登場で世界が闇鍋状態じゃあ!

しかも出てきたダイワルド軍団がノリでダイワルジャー名乗ったのを、セッちゃんが戦隊の世界にたまに出てきた悪者戦隊って真面目に説明するのがジワる あれほぼノリで名乗ってるだけだからネジレンジャーとかと同列で語らなくて良いだろ!(と思うけどゼツメイツが含まれてるなら良いんだろうか...w てかワイプのゼツメイツ目立ちまくりである)

再生ダイワルド軍団にゼンカイオーが立ち向かう...となるシーンも、よく見たら過去の回での戦闘シーンの完全な流用で笑った() リサイクルワルドのデザインを筆頭に、今回はそういう回だぞ!!と言わんばかりにメタ込みでリサイクル(使い回し)バリバリなのをそういうギャグとして昇華してるのがズルいw(でもこんぐらい振り切られると予算の節約どうこうとか気にする暇もないのでなかなか絶妙ではある。本作はこの辺のメタの混ぜ込み方が何気に巧いんだよなぁ)

 

ノックアウトされたゼンカイオーに代わり、ダイワルドとの戦闘はツーカイオーリッキーが担当。無数のダイワルド相手に豊富な攻撃演出をド派手に描いてて面白かったですな ツーカイオーは形態ごとにカラーリングや各部のデザインのイメージががらりと変わるのが楽しいなぁ

前回はシンケン感増し増しの挿入歌に燃えたけど、今回もオーレンジャーOPイントロのを雰囲気を感じさせるメロディが流れてておっとなったね

 

という感じで決着、というところでバトルシーザーロボが乱入。黒背景の中敢えてちょっとくぐもらせたエフェクトとか、飛んでいく双剣や着弾後の爆発の合成の感じなど、凄く昭和シリーズのロボの必殺技っぽい雰囲気があって独特の味わいがあるのが良いな...面白い演出だった

バトルシーザーロボによりダイリサイクルワルドが倒され、ツーカイオーはバトルシーザーロボと睨み合い...というところで今回は引き。

 

 

以上、ゼンカイ13話でした。ストーリー的には次回に続くという感じであまり劇的に大きな動きはなかった感じだけど、ゾックスとゼンカイジャーの関係性の変化という物語上の見所や、戦闘時の興味深い演出の数々など、なかなか面白い部分は多かったなと。気付けばゼンカイも遂に1クールを過ぎたけれど、果たして次回で何が起きるのか

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた