AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

自分のみぞ知る

トロピカル〜ジュ!プリキュア

第23話「南乃祭り!教えて、ローラの願いごと!」

感想レビュー

 

 

まなつの故郷の島での夏休み・最終パート。ワンチャン4週以上続くかとも思ってたけど流石にそれはなかったわね 夏休みは有限...(無情)

前回が水着回だったのに続いて今回は浴衣回となってて、スクーバやお祭り含めこの夏休み編は「夏パートなんだし『夏と言えば?』みたいなこと全部やっちゃおう!」みたいな充実感があったのが実に楽しかったすな あすか先輩の浴衣似合いまくりなお姿めちゃカッコ良いよね。

また前回に引き続いて作画がかなりハイレベルなのもあって、海の中のシーンや終盤での天の川のカットなど、思わずうっとりするような夏ならではの綺麗なシーンが沢山あったのが目を引いたね こういう細かなところに力入ってるのは好感

プリキュアシリーズでこういう大きめのイベントあると敵も何かしらデカイ騒動巻き起こしてきて一時的にそれどこじゃなくなるイメージがあるんだけど、今回は(後回しの魔女側の動向にちょっと変化はあったけど)全体的にまなつ達が普通に夏休みを謳歌する話に収まっててこういう真っ当に平和なのも良きだなと感じたり。こういう日常の方に主力を置いて牧歌的の話を進める感じはトロプリらしくて良き

 

今回の話は人間になったローラの「泳げない」という部分にフォーカスする内容にもなっており、人間の姿でバタ足で泳げるようになりたい!と真剣な想いを込めて願い事を書きつつも、まなつ達に見せるには気恥ずかしさがあるから隠そうと意地になるローラは可愛かったわね 冒頭のスクーバのシーンでみんなと一緒に泳げない(まなつパパの前で人魚にはなれないので)のを寂しそうにする姿や、「叶えて欲しいことじゃなく自分がしたいこと・決意を願い事として書く」というお祭りの風習を聞いた時の反応など、随所随所でのローラの描写が伏線になって話をさり気なくも綺麗に繋げていく展開運びが良かったなと。

冒頭のスクーバのシーンでローラを慮って一緒に泳ごうと約束したまなつが、後半でローラを願い事を知って、帰る前に一緒に泳ごう(泳げるようになろう)と強くローラに推す友情の篤いところも友達を想い「今一番大事だと思うことをやる」の精神を地で行くまなつらしさが出ててとても好き 第11話で話してた「ローラとも一緒に楽しめることやっていこう」的な旨を貫いてるとも言えるし、まなつのこういう明るく義理堅いところが描写として貫かれてるのはなんともグッとくるのだ

なんか南乃祭りの「叶えて欲しいことじゃなく自分がしたいこと・決意を願い事として書く」「次の祭りの1年に向けて実現できそうなことを示してしっかり頑張る」という風習はそんなまなつの性格、引いてはあの南乃島の人達の前向きな人格の形成に大きく関わってそうな感じがあって、その辺のルーツが窺える感じの細やかな設定の構築が個人的には凄く気持ち良かったですな 神頼みとは神様に願いを託すのではなく、頑張るから見守っていてね的な想いを伝えるもの、みたいなこともどっかで聞いたことあるしな(若干うろ覚え)

 

今回のバトルではラメールが大活躍...というか完全なとばっちりで自分の願い事書いた石がゼッタイヤラネーダになってどど焦りしたラメールがみんなに見られまいとして一人で全部片しててめっちゃ笑った。w 見られる前に消す!!と言わんばかりに気合い入れるラメールの変顔がヒロインのそれじゃなんだよな...(今回作画がやたら良かっただけにたまに出るローラの寄りのカットが凄く綺麗で、そっちとの落差がデカかったのがまた...w)
因みに今回の名乗り口上は「お祭り大好き!」でした 宮川大輔か(

 

トロピカる部がこうして夏休みを満喫した一方、後回しの魔女一派はしれっと目的を達成し、愚者の棺なるものが満たされようとしていた...とこっちの方でグッと話の本筋が動いてたのは注目ポイントですね 相変わらず愚者の棺とはなんぞやとかは不明だけど、話も折り返しとなるここにおいてフォーカスされたことがどう話を動かしていくのか

 

 

以上、トロプリ23話でした。夏休み編最終回、ということで最後までまなつ達の夏休みを楽しく描きつつ、ローラに焦点を当てる形で彼女達の友情を一つグッと深めるドラマも描かれ、気持ちの良い締めとなって実に良かったです。本筋に少し大きめの動きがありつつも全体的に平和なバカンスにまとまってて全体的に面白いテイストのエピソードでしたね

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた