AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

馬鹿んす

機界戦隊ゼンカイジャー

第24カイ!

「侵略完了! できるか奪回?!」

感想レビュー

 

 

最終章を迎えたセイバー

至福のハッピーエンド...!

ゼンカイジャー...
ほぼ遊んでただけ...!
至福の豪遊...!!

同期が綺麗に話の締めを務め上げた裏で一体何をやっているのか なんなら公式サイトで白倉Pが分かっててネタにしてるので余計笑う

機界戦隊ゼンカイジャー 第25カイ! やり直せ!ゼンカイジャー・改! | 東映[テレビ]

 

人々を休暇テンションに堕とし無力化するバカンスワルドの力により、冒頭パートのわずか3分ちょっとでゼンカイジャー含む世界中の人々が骨抜きにされさらっと制圧されてしまうという大ピンチに陥るゼンカイ世界。しかし...
「侵略完了したなら...後はバカンス楽しむだけバカァ〜ンス!」

バカンスワルドは、アホだった!!!(直球)

かくしてトジテンドの面々も一緒になってバカンスに入り浸り遊び倒す、誰も正常じゃない知能激低空間が展開される...!
な今回。ふざけて誇張して書いてるわけじゃなくマジで大体こんな感じです(

セイバートピアの危機を剣士と人々と物語が救ったすぐ後に色々対極みたいなこのテンション感見せられるの、やっぱ割とマジに狙ってやったまである

 

ストーリーとしてはマジでみんなでビーチバレーや浮き輪投げして楽しく遊んでた、が8割占めてるような感じでいつも以上に知能指数低く、頭カラにしてずっと観てられたのでめちゃくちゃ楽しかったですw ゼンカイジャー一同は普段の2割マシくらいのテンションの高さなのでほぼ平常運転だったけど、いつも以上にキレキレで舞ってはしゃぐゾックスが凄く楽しそうでダメだった() マッスルクダックとかいう急に湧いて出たゴツいクダックとか、ビキニ姿でビル街に寝転ぶクダイテストという需要がニッチすぎる画とか、トジテンド側もいつも以上にはっちゃけてて笑った

最初こそバカンスワルドが遊び場を独占しようとするので介人達がそれを止めようとしてビーチバレーで勝負する、という流れがあって「あぁこういう流れで戦ってなし崩し的にやっつける的な感じかな?」と思ったら、ビーチバレーで負けたバカンスワルドが「場所取りはもう良いけどお前達と純粋に勝負したいバカァ〜ンス!」とか気風の良いこと言い出してマジで損得抜きにただただ普通に楽しんで試合するだけになってくので、これ is 何?って感じだった() 構図としてはほんと真っ当に気持ち良いのが余計面白いんだよなぁ...w

 

この後ゴールドツイカー一家の面々も加わって3チームでスイカ割り対決(※他のチームのスイカを奪ったりしながら最初に自チームのスイカを割った奴が勝ちという乱戦ルール スイカ割りじゃねぇ。)の運びとなるのだけどこのスイカ割り対決の下り、ほぼフル尺もOP主題歌のインストをバックに、3陣営のキャラが画面上を入り乱れる混戦を長回しカットとかを織り交ぜながら描くという、これまででもトップクラスに豪勢で真っ当に熱い凝った演出をぶち込んでくるので、その見応えに唸ると同時になんでこういう時に限ってマジなやつやってくんのよ!!って笑って観てた。w

廃工場での長回しカットのシーン、色んなキャラが入り乱れるわちゃわちゃ感出しつつも程良いタイミングで視点を切り替え画角に収まるキャラの数を調整していて見やすいし、クダック含めキャラの個性を言動にきちんと反映させて楽しく描いてて面白いしで、演出としては本当にハイレベルなのが尚のことじわじわくる センタイギアのレジェンド能力も何気に今までで一番使ってない?ってくらいバンバン使ってたしw

 

そうしてみんなで楽しんでいたものの、乱入してきたバラシタラさんの怒りの粛清によってバカンスワルドは粉砕。爆散するバカンスワルドの名を叫ぶみんなの画を観てる時不覚にも自分もちょっと同じになっちゃったの悔しい()

でもバラシタラさん、バカンスワルドを粛清したのが「我々より先にバカンスを楽しんでんじゃねぇ!!」っていう理由からなの理不尽だけど「そこかよ!」っていう可愛げがちょっとあって好き。w 溜まってんのかなぁ...でもクダイターが進言したように数ある侵略世界の一つなんだから普通にリゾート地として配置すれば良いと思うしそうしとけば見事に侵略完遂(※)だったのに、感情的になってドジっちゃったよなぁバラシタラさん...w めちゃくちゃボッコワウス様にキレられそう(ボッコワウス様役の譲治さんがそこに絡めたジョークツイートしてたしw)

(※)...侵略完遂、と言いたいけど一応こないだ新発見したセイバートピアもあるしまだ完全にとはいかないのよな まだ見つけてもいない世界沢山あるんちゃうん?トロピカるトピアとかトリガートピアみたいな...

中田譲治 on Twitter: "え〜い、バラシタラの奴め! 折角侵略が完了していたのに何をやっておるのだ!! いっそバラシタラよいのか?!💢 #ゼンカイジャー… "

 

その後は巨大戦も制し、世界は元通りに。しかしバカンスワルドと一時純粋に心を通わせ共に楽しく過ごした時間に想いを馳せ、介人は「トジテンドともああして仲良くできたらなぁ...」とふと思うのだった、というところで締め。あんなアホほどふざけ倒した回だったのに実は戦隊シリーズ定番の「ひょんなことから敵怪人と心を通わせ仲良くなる回」だったと最後に示ししんみりさせてくるの予想できないよ(

でも前回の話がもしかしたら仲良くできるかも、と思っていたステイシーくんに(介人視点では)引導を渡した回だっただけに、介人がそういう感情を抱くのはある意味自然ではあるよなぁ、とも思ったり。トンチキな回なようできちんと内面の動きを自然に繋げてる丁寧さよ...
バカンスワルドも最初こそちょっと悪さしてたけど人を極端に傷付けるようなことは最後までしなかったし、勝負に負けたら負けたで潔くそこは受け入れ、途中からは純粋に介人達とも楽しく遊びたいという方向に行って後は知っての通り、とジュラン達が言ってたようにバカンストピアの性質故みたいなとこが大きいからとはいえ、普通に良い奴だったのでいなくなったのを実感させられるラストにこっちもちょっとしんみりさせられるのよな...良いキャラだったよ

 

 

以上、ゼンカイ24話でした。セイバー最終章の逆張りを地で行くようなちゃけにちゃけ倒した破茶滅茶回でとても楽しかったですw 一方で特撮面の演出が異様に力入ってたり、トジテンドとの向き合い方というところでの介人の内面をちょっと繊細に描いたりとただカオスなだけでない細かなところの凝りようも楽しめる、と総じて非常に面白いストーリーだったなと バカンスワルド、とても良い奴でした

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた