AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

声変わり鳥

機界戦隊ゼンカイジャー

第25カイ!

「やり直せ!ゼンカイジャー・改!」

感想レビュー

 

 

うわぁぁぁーっ!!

うっ、うっ...う...!!
げ、げげ、ゲ...!
ゲゲの...!

声“が”!!!
変“わ”っ“て”る“‼︎‼︎‼︎(ドン!!

長らく不自然に喋らないやらなんやらで焦らしてきたゲゲだったけど、遂に鈴木達央さんから福西勝也さんへの「交代(代役)」という形で収まることとなりました。まぁ声変わったといっても福西さんが鈴木さんの声の感じや喋りの雰囲気をかなりそっくりに寄せておりゲゲのキャラのイメージは今までと殆ど変わらない感じになっていたので、ちょっと渋み増した感じはあったけどそれも良い感じのアクセントだったし、違和感なく今まで通りな感じで楽しめましたね(今回の件でゲゲの立ち回りは今後どうするんだろうと考えていた時、代役はあまり可能性として考慮してなかったのでちょっと驚きでしたが、特定のキャラの声優さんが代わったりみたいなことは昭和の特撮シリーズだとたしか少なからずあったと思うので特に変な措置でもないか)

経緯が経緯だし、ポジション上けっこう重要そうなキャラへ代役という形で途中登板することになったのは大変かもですが、戦隊のレギュラー悪役としての出演という大役を福西さんが頑張って勤め上げられるよう応援しております。

 

そんな今回は、過去に戻ってゼンカイジャーの結成そのものを阻止してしまおうとするトジテンドが送り込んだヒドケイワルドの能力によって時間が巻き戻ってしまい、ゼンカイジャーの戦いが再び繰り返されることとなるというエピソード。ま要するに総集編です(身蓋無)公式サイトでタイムベント展開って言いかけてて笑った

そんな省エネ回だからか今回の怪人のヒドケイワルドも思っきしマヒルワルドの流用。開き直って劇中で同じ見た目なの弄るくらい誤魔化す気0の潔さ好きだよ() こんなだけどCV鳥海浩輔さんというやたら良い声の配役なの余計笑う(公式サイトの記述によると「ワルドの中でも随一の強敵だし強キャラ感出せそうな方が良い」というオーダーに基づいてた模様。確かに能力自体はありえんくらい強力だけども...w)

序盤のゼンカイジャーのメンバーが一人一人集まっていく過程とかダイジェストで見ててもかなりしっかりドラマが組まれてて凄く面白かったなぁ、とちょっと懐かしい気持ちになりましたね。ジュランとの出会いやゼンカイジャー結成の流れからしてグッッッと心を掴んできてて初回からワクワクが止まらない作品だったし、ゼンカイジャーという作品が「スーパー戦隊」というフォーマットに実直に向き合い熱くカッコよく盛り上げつつも、新たな世界や人々との交わりで深まる絆という現代ならではなテーマ性もグッと入れ込んでドラマを深めてきてもいる、実に深みある作品であることをここで改めて強く実感できました そしてここから怒涛のイカれエピソード連発の勢いが止まらなくなるとはまだ誰も知らない()

 

そんなストーリー中で団結し戦力を得ていく前のゼンカイジャーを討つべしと過去の世界の幹部陣やステイシーくんに打診するも「誰やねんお前...」みたいな感じで全然信じてもらえずボコボコにされるヒドケイワルド、あまりにも可哀想だった。w 途中からガチに同情が強くなってたw「時間遡行なんてイカれた技術あるわけね〜だろアホンダラぁ!!」とはイジルデ談だけど紛れもなくアンタらの陣営から送り出した子です(

でもステイシーくんにゾックス(界賊)について説明する時の言い方が「歌って踊る訳分からない奴らヒドケイ〜!」なのは流石にもっと言い方あった気がする() 口下手... でも「ゾックスなんてよく知らない奴から見たらそうとしか形容しようがなくない???」って意見も確かにって感じではあるんだよな...w 我々はゾックスの人柄よく見てるから知ってるけど他の奴から見たら実際歌って踊って襲ってくる変な奴ではある()

桐沢たえ on Twitter: "ヒドケイワルドが口下手というより「歌って踊るワケ分からない奴ら」としか説明できないツーカイザーの方がアレなんだよ……"

 

しかし一方でヒドケイワルドに捕縛され連れ回されてたセッちゃんは過去の世界のゼンカイジャーとマメに連絡を取ってヒドケイワルドの情報を流し攻略法を構築させていた、と地味ながら良い活躍をしており、ここはヒドケイワルドが過去の世界のトジテンドの面々に信じてもらえなかったこととの上手い対比も効かせた良い展開運びでした セッちゃんをちょっとした主役に据えて話を回す、ただの総集編にしない良い工夫だったなと 油断してるフリして呑気に掃射するゼンカイジャー一同の絵面好き

しかし描写を見る限りだと「ヒドケイワルドが逆行させた後ゼンカイジャーのストーリーが改めて進行していった時間軸」とは別で、バラシタラさん達がヒドケイワルドの作戦について語っている「ヒドケイワルドが時間を逆行させるより前のこれまでゼンカイジャーのストーリーが進行してた時間軸」も存在してたっぽいんだけど、この辺の分岐は後々どう処理されたんだろうか...ややこい まぁヒドケイワルドが倒されて全部収束した後に両方の時間軸の良いとこが良い感じに統合されたとか...多分そういうアレだな(諦) 要するにアレだ、“細かいことにいちいち突っ込むやつは馬に蹴られる”
ムシャW on Twitter: "Q.セッちゃん2機存在したままなのでは? A.怪人倒せば怪人の攻撃による影響はすべて無かったことになる戦隊定番システムにより自動的に消滅したことくらいシリーズのオタクなら察するチュン"

 

最後はセッちゃんとみんなでお互いの存在の大きさを確認し合い、絆を更に深める形で締め。ゾックス達もセッちゃんに感謝言われて満更でもなさそうにしてたしほんとこの辺もグッと絆深まったよなぁ...としみじみ 良い総集編だった

 

 

以上、ゼンカイ25話でした。総集編という立ち位置ながら、セッちゃんにちょっとしたスポットを当てたストーリーとなってて楽しく見られる部分多しな面白い回でしたね 介人の両親の行方、というところにも改めてフォーカスして視聴者の注目度を上げたりと、この辺もそろそろ動きがありそうで楽しみ

しかしその前に...次回はアイツが帰ってきます 期待

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた