トロピカル～ジュ！プリキュア
第33話「Viva！10本立てDEトロピカれ！」
感想レビュー
・白昼夢のような話でした(20代・男性)
いつもとは少々...いや、めちゃくちゃに趣を変え、カオスさとシュールさに満ち満ちたボケが乱立するショートストーリー10本を続々叩き込んでくるオムニバス形式の短編集となった今回のエピソード。いやほんまに何がどうなってこうなったのか() 視聴者のどなたかが言ってた「理性的なボブネミミッミ」っていう例えがその通りすぎて頭から離れない
どんな回だったかと言われても、終始むちゃんこに喧しい回もあれば異様にシュールな間が描かれる回もあるしとテンション感がほとんど一定しないし、作画も2頭身のデフォルメ調だったりいつも通りの頭身だったりカートゥーン調のいかにもなマンガ風だったりめちゃくちゃに崩した画をぶっ込んできたりところころ変わるしで、本当にカオスでシュールなことしか一定してないので、なんとも感想としてまとめがたい回だったなとなるんだよなぁ...w
とはいえ、児童向けアニメ作品とかによくある感じの、良い意味で身も蓋もないギャグをバンバンぶっ込んでくるコミカル作劇に全振りして楽しく魅せてくるスタイルということもあって、終始脳ミソを空にして笑える実に楽しい回ではございました。 面白いのに文章でまとめづらいという物凄く面倒な視聴感になったが。w
それにただただはっちゃけたギャグをやる回というだけでなく、OP曲がメインキャラ声優陣が歌ったものになってたり、AパートとBパートの間のアイキャッチが後回しの魔女一派のバージョン(多分今回のために特別に描いたやつだと思う)になってたりと、いつもの要素にちょっとしたマイナーチェンジを加えたりして特別感を出してたのは良きでしたね 平成初期のスーパー戦隊シリーズの総集編回でもOPが英訳歌詞のバージョンのものになってたりしてたしな...いつもやらないことやるんだしいつものところも違った感じにしようみたいな遊び心は良いよねぇ
また特別感というところで大きく目を惹いたのはやはり「ハートキャッチプリキュア！」のちょっとした客演(？)でしたね。客演作品となる劇場版トロプリの宣伝も兼ねた出演みたいなとこはあるんだろうけど、このために水樹奈々さん達実際の声優さんが出演してくれてるので豪華だよねぇ 変身バンクもまるまる流されてたしね(あとハトプリのサブタイ画面の構図や画風を再現したカットが入ってたのもリスペクト要素としてグッドでした) ハトプリ、評判良いけどまだ観れてないのでいつか観たいなぁ...
他にも細かいところだと、あすか先輩が序盤の頃にプレイしてたゲームをエルダがやってたり、第15話で発動した謎の入れ替わり現象が再発したりと、トロプリ本編の要素を細かく拾ったネタが多かったりもして、そういうところでもけっこう楽しめました ヤラネーダの球が地面にぶっ刺さると地球がそのままヤラネーダ化するというのは良い知見でしたね() あんなんなったら宇宙が滅びる
特に再・入れ替わり回は各キャラの声優さんが別のキャラが中に入ったテイで演じるというスタイルが取られてたので演技の変化のパターンが見られて個人的にヒジョーに楽しかったですな(15話は声ごと入れ替わる方式になってたからその辺の演技の変化という醍醐味を味わいたい自分としては少々不満だったでね) 結果、2回くらい入れ替わりの発生してた花守さんと瀬戸さんがめちゃくちゃ頑張ってたのが印象的だった。w お二人とも声と喋りのパターンかなり幅広く変えられる芸達者な方なので非常に有意義な活用である
そしてこんな回だというに、作画面・演技面で無駄に気合いの入った箇所があったのはめちゃくちゃ面白かったなぁ...w くるるんの単独のプリキュア変身バンクとかいうニッチすぎるものを公式がちゃんと細かいとこまでいかにもそれらしい感じで作り込んでたの最高にイカれてて好き() この回限りの使用だろうに、ちゃんと普通にプリキュア1人分くらいのリソース割いたクオリティだったし、作ってた時の製作陣だいぶハイになってたと思う(
声優陣の頑張りが出まくってたクソ長必殺技名詠唱のシーンも、雰囲気からしてノーカットだったろうしほんまお疲れ様ですという感じね...圧が凄かった() 最後の方の取って付けたようなやけくそ感あるくるるん連呼パートめっちゃ好き
↓クソ長必殺技名詠唱全文 Twitterの140文字に収まってねぇのよ()
リュウビ on Twitter: "ポンポコピーのポンポコパンチくるるんくるるんくるるんるーんシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのランドビートダイナミック』を言い切った声優陣はすごいよ"
と、全部の話が終わって、冒頭にも挨拶してたみのりん先輩が最後の挨拶(あとで調べてみたら世にも奇妙な物語のタモさんみたいとか言われてて笑った)。
「...ということで、どうでしたか？「10本立てでトロピカれ」、ですが
...気付きましたか？
実は11本あったことを」
何このオチ(
以上、トロプリ33話でした。いつもと違い過ぎて凄く感想のまとめづらい回だった() ともあれめちゃんこカオスでシュールなギャグ短編集って感じで終始笑って楽しめた回でした。こういうのもたまにはアリである(こういうフリーダムやバカをやれるくらいのゆとりある方が作品は面白いですよやっぱ) でも息抜き回だからと手は抜かず、寧ろいつもより振り切った部分も多く見られたのも良きでしたわね 改めてほんまお疲れ様でした
というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます
次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます！
ではまた
