AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

誰かを想って

デリシャスパーティ♡プリキュア

第2話「さようなら、ゆい…!マリちゃんの決意」

感想レビュー

 

 

前回はブルーンが「デリシャス」って言って、今回は狩崎が「デリシャス」って言う

何このニチアサ同僚ズのデパプリへの隠れエール()

 

他の方が言っててたしかに、となったポイントだけど、レシピッピが拿捕されて料理の味が変になったことを劇中のキャラ達は前回から一貫して「不味い」ではなく「味が変わった」って言ってる、というのは特徴的な台詞回しよね 「食」を扱う作品である以上、描写として味が変であるという現象が起こったとしても、それを軽々しく「不味い」と言うことは失礼だというのを弁えて描いてるのかなぁと感じる(子供向け作品だから子供がふと真似する可能性もあるしって声もあったけど、実際展開の都合上「不味い」って台詞がほぼ毎回入るような感じになってるとクセで言うようになっちゃうかもだしね)

ゆめさき💫 on Twitter: "「まずい」じゃなくて「味が変わった」な理由で自分の中で有力なのは「ちっちゃい子はすぐセリフをマネするので食事中に言われて悲しい思いをする親を減らすため」"

 

プリキュアへと変身を果たしブンドル団との戦いに熱意を燃やしていくゆい、一方マリちゃんはそんな彼女の姿に思うところがあり...というところが軸となった今回のストーリー。今作の味方陣営であるクッキングダムも本格敵に絡んできたけど、通信や2つの世界の行き来、敵の悪事の感知と現場へのナビゲートまでできる便利デバイスを支給してくれたり、後追いとはいえ実働部隊に活動資金として行動先の世界の通貨を与えてくれたりと、けっこう待遇自体は手厚い気がするぞクッキングダム(他の作品だと勢いなんかでそれとなく誤魔化せる部分に説得力のある流れを付けてくれたって感じで、ここの理詰めは作品の特色って感じするわねデパプリ) マリちゃんに支給された通貨が財布いっぱいの500円玉だったのは「子供目線だと紙幣よりも硬貨が沢山の方がお金がいっぱいある感がするからでは」と考察してる声もあってこれはなるほどなぁと

kasumi@ねとらぼでプリキュア記事月1イチ連載中 on Twitter: "なるほどプリキュア見ている幼稚園児には紙幣よりも500円玉いっぱいの方が「お金がいっぱい感」があるんだろうな そういうプリキュアの子供目線の配慮好き #precure… "

 

初回から人間力の高さを強く感じさせていたマリちゃんだったけど、今回は前に戦いのこともあってあくまで1人の少女に過ぎないゆいを危険な戦いに巻き込むことに反対し、戦う力を喪失したのを押してでも1人戦う責任を背負おうとするという責任感ある大人としての深みある姿を見せていたのが実に良かったなぁと。戦う立場にありその危険を知ってるからこそ、軽い(ように見える)感じで戦いの任を引き受けるゆいを強めに叱責し、一方で前回の戦いでまだプリキュアにもなれない時のゆいを巻き込み危険に晒してしまった自分の無力さを自責してもいるという、優しさの中に自他両方への厳しさも秘めているというのがキャラの奥深さを濃く印象付けていて凄く惹きつけられるキャラだよね...やはり子供が世界を守るために戦うというこの手の作品においては周囲にこういう視点と責任を持って動ける大人がいるとストーリーがいっそうグッと引き締まるわね

そういう感じで作品の真面目な部分をグッと引き締めつつも、随所随所でコミカルな言動をして空気感を程良く緩めてくれるのもまたマリちゃんのとても好きなところ。ハートキュアウォッチのナビ機能を初めて知って「そんなことまでできるの!?」ってど直球に驚くの可愛くて好き。w 驚いた時目が飛び出る古典表現笑うわ ボーボボかよ() ウチのTLでもマリちゃんのこと好きって言ってる方多いけど、実際めちゃくちゃ良いキャラよなほんま 責任感とコミカルさがバランス良く同居したキャラ性に加え、オカマキャラが持つ不思議な親しみやすさや包容力も相まって最強って感じあるし平林さん良いキャラ生み出したなぁ...

 

そんなマリちゃんの想いを受け止め感謝しつつも、「この世で一番強いのは、誰かのために頑張る心」という祖母の言葉、そしてそんな祖母が信じてくれた自分の強さを信じているが故の「その強さで苦難も必ず乗り越えられる」という強い意志を見せ、改めて戦うことへの想いを示したことでマリちゃんを認めさせたゆいの芯の強さも良かったところでした。第1話もそうだったけどゆいはオーソドックスな感じながらしっかりここぞを熱く締めるのが凄く良いなぁ 王道な主人公って感じね

またゆいの人格形成に深く関わっていることがこの1、2話で感じ取れたゆいの祖母のこともなかなか目を惹くポイント。ナレーションの宮崎さんが実はゆいのおばあちゃんでは?なんてことも既に多くの方に言われてるけど実際この辺どういう関わり方するんやろね いずれナレーション飛び越えて本編絡んできたりとかするのでしょうか タッセルか?タッセルなのか?

 

そして戦闘はゆい/プレシャスとマリちゃんの連携によって勝利を収め決着。ゆいの信条をしっかり認めつつもそこで託すだけでなく、「私も!」と自分にできるやり方で一緒に戦いゆいを最大限支えようとするマリちゃんほんま人間が出来過ぎていて好感がぐんぐん増していってて良いなぁ...勢いは良いけど猪突猛進でちょっと危なっかしいところがあるゆい/プレシャスの弱点を描いておいた上で、マリちゃんのサポートがそこをカバーする形で勝利を成すという流れのロジカルさも気持ち良かった 

てか「中距離攻撃タイプ」なるバトル漫画じみたワードが突然飛び出てくるとは予想外すぎたな...w スタンドかよ() 普段勢いで流しそうなところを割と理詰め的な感じで描いてる辺りといい、デパプリって意外と(良い意味で)プリキュアシリーズらしからぬ要素の入れ込みを所々にしてきてるのがなんか面白いなと。w 全体的には明るく王道めな作品作りを成してる感じがある分余計に際立つ感じする 作品の個性的な部分として面白く調理していける可能性大いにあるので今後も何気注目してみたいとこね

 

 

以上、デパプリ第2話でした。マリちゃんの深みあるキャラ性を味わいある形で魅力的に描きつつ、ゆいの主人公性もしっかり固めてきた良い流れのエピソードでした。プリキュアシリーズの第2話目としては安定感のあるオーソドックスな感じながらも、やっぱマリちゃんが良いキャラしてたのが特に惹きつけられた部分だったなぁと。面白いキャラだよね ゆい意外の2人が加わってきてからの絡みとかも期待したいわ

作品の個性的な部分もしっかり見えてきた感じあるし、改めてこの先1年楽しんでいきたいなと。よろしくゥ

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた