AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

復活のメダルとパンツと届く腕

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル

感想レビュー

 

 

※本レビューはネタバレを多分に含みます。未鑑賞の方はご注意の上、鑑賞された後に読んでいただくことをお勧め致します。

 

 

 

イノチはイノチを食べて生きています
イノチを食べた私はいつかイノチに食べられる
私が美味しいといいのだけれど

詩『恐竜人間』/ 2015 / 谷川俊太郎

 

MEGAMAX観よう!!!!!!(迫真)

 

今なお根強い人気を誇る平成2期仮面ライダーシリーズの金字塔的作品「仮面ライダーオーズ」の10周年を記念し制作された本作。遂に私も鑑賞させていただきましたよ...!

TV本編の後日談としてこの上なく素敵な余地を残して締めた傑作「MOVIE大戦MEGAMAX」にて示された「いつかの明日」という可能性のその先を多くのファンが待望してきた中、「平成ジェネレーションズFINAL」等でのピックアップを経てこの10年の節目に遂に「いつかの明日」を描くような立ち位置の作品が繰り出されるということで、期待に胸を膨らませる人TV本編(およびMEGAMAX)にて綺麗にまとまったオーズの物語のその先・着地点を描く蛇足感を胸に悶々とする人など様々に分かれ、公開前から賛否両論の様相を呈し盛り上がっていた本作もこのたび3/12にて劇場公開と相成りましたが、先行上映も含め早くに鑑賞へ向かっていった方々の鑑賞後感が、それはそれはもう凄まじかったのは記憶に新しいところ。唖然とする人、納得しようと努める人、不満を漏らす人、感嘆する人(おおよそストレートに評価してるとも言えなそうな感じの人多数)、って感じで側から見てても「なに...なんだこれ...!?」ってなったくらいでしたよ...
というわけで今回はそんなオーズ10thの率直な感想をつらつらと書いていこうかなと思います。皆様もお暇があれば是非お付き合いを。とんでもねぇ作品だったぞ...

たむらゲン on Twitter: "オーズ完結編みた。 #たむらの日記… "

↑公開間もなくして鑑賞された方による簡易レポ漫画。劇場全体含めた大きな困惑が窺えて、未鑑賞だった私めも「えっどういう...」と困惑致しました。そして嘘は無かった。自分はバレ無し前評判の内容からなんぼか察して覚悟して観に行ったから割と飲み込めたが(それでもとんでもない予想外があったが...)、これをノークッションで観たオーズ民の心境想像するとヤバすぎるんだよな(

 

 

 

まず第一に触れねばならないのが、本作をこの凄まじいまでの賛否両論ある作品たらしめた最大の要因たる、「映司の死」という特大の爆弾について。古代王オーズとの戦いに巻き込まれた少女を生身で庇ったことで死の淵に追いやられた彼が、自身の命の灯火を託すことでアンクに生を与えその生涯を終える...という想像だにしていなかった衝撃の展開に触れた時には、本作の評判を聞いてある程度覚悟していた自分も内心静かに動揺しましたね...先発組のリアクション的に自分は「アンクが死ぬ(文字通りこの先復活するような可能性がないような形で)」みたいな展開があるのかな、と身構えてたんだけど、それ以上だった...

まずはっきりと言っておきたいところでありますが、自分としてはこの展開には納得できていない、というか承服しがたいというのが正直な印象。あれこれ細かいことは抜きにして、とにかく「殺す(展開にする)必要あったの?」って言う感情がとにかく沸き立つんですよね...観たかったのはあくまで「TV本編から10年を経てキャラクター達が集い、後日談としての新たな物語を紡ぐ様」であり、「メインキャラ(ましてや主人公)に本編そのものを揺るがすような大きな変化が起きる衝撃展開」ではないんですわよ...観たは良いけど内容に悶々とするものが多すぎて未だに感想記事書いてないバルバルもそうだけど、最近の東映はどうも「TV本編の後日談的作品でメインキャラを落命させる展開」をトレンドにしてる感があるんすけどどうなんすかこれ...本編の内容をしっかり引き継いだ上でそれが引き立つ作劇になってるならば大歓迎(個人的には「仮面ライダー4号」はそれに該当)なんだけど、最近のはどうもノリで落命展開とかをポンポン放り込んでるようにしか見えないんですよね...無変化が必ずしも望ましいわけではないし、時には切り込んでいくことも大事だと思うけど、近年は「落命の衝撃」そのものが作品の肝みたいになってるとしか思えず...TV本編を経て更なる未来へ爽やかに進むメインキャラ達、その中で良い意味で変わらずにあるものをシンプルに観たいのだよワシは

 

ただ、「アンクの復活」という要素の扱いに関して言えば、この復活の運び自体は申し分無い説得力のあるものではあったなとも思うところ。MEGAMAXでは「諦めなければいつかの明日でアンクは蘇ってまた一緒にいるかもしれない」という希望を示す形で締められ、平ジェネFINALでは「別のコアを介することで新たな生を受ける」という再会が描かれるもあくまで一時的な再会に留められ、という感じで、今なお語り継がれるTV本編のあの結末があるからこそ半ば聖域のような要素として扱われ、半端にその過程を描いたり明確に復活させたりといったことを今までしてこなかった「アンクの復活」をこの大きな節目で明確に描くにあたっては、やはり生半可な過程・方法での復活にはして欲しくなかったというところが大きかったですし、命でもって命の火を灯す、的なロジックで復活の重みをしっかり噛み締めさせてきたのは要素への向き合い方として悪くはなかったなという感じだなと。なまじ綺麗に描こうとした場合を想像すると、よっぽどの展開運びでないとしっくりくるものは無かったような気がするし、「アンクの復活」の一点に最大パワーで重点を置き納得度を与えるならばこれはある意味正解だったとも思う。

またこの展開を通じて、「自身の命を託してでもアンクに戻ってきて欲しかった」という映司のめいっぱいの我儘とも言える大きな欲望/本当にやりたかったことを描き出し、その上で「映司の本当にやりたいこと」を受け止めたアンクがその決意と命の重みを背負い立ち上がり戦う、という、映司が「アンクの本当にやりたいこと」を受け止めて真木との最終決戦に挑んだTV本編ラストバウトの構図を両者の立場を変えた上で再演する形に持っていったところは、映司とアンクの関係性の極致に今一度切り込み煮詰め直した作劇として嫌いではないポイントでしたね。「お前が本当にやりたいこと〜」等の台詞回しや映司の幻影がオーズと隣り合い戦う演出など、見るからにTV本編の最終決戦の画をド直球にセルフオマージュしており、ともすればエモ演出の雑擦り的な感じで捉えられかねないところを、映司の命の灯と強い想いをしっかりと受け止めるアンクの意志の重みでもって「映司とアンクの関係性、引いてはオーズという作品の深み」を醸す構図として昇華させる感じに仕上げてたのが良かったし、故に本作のオリジナル形態・タジャドルコンボエタニティもそこら辺の魅力をしっかり引き出し降臨した形態としてなかなかに熱い存在感を放っていたのがグッときたところであったので、ここは個人的に評価は高かったですね 単に映司とアンクの関係性のエモさの象徴というだけでなく、「相方のために」という強く前向きな欲望を自身の命と共に相手に託し、相手もそれらに込められた想いの強さを理解し尊重した上で変身したからこそ燃えるものとなっていたのだ、という最終回タジャドルの原初の妙味に改めて立ち返りいっそう強く押し出した、みたいな熱さがあったなと

 

それにこれらの作劇に作り手が至った理由、 それが受け手の観たかったものと食い違った理由についても掘り下げていくと、我々受け手側はMEGAMAX等を経た「いつかの明日」を強く期待していた一方で、作り手側はあくまでもMEGAMAX等をすっ飛ばした「TV本編最終回」からの地続きを強く意識したからなんじゃないかな、と感じられ、割とこの辺は後からスッと腑に落ちたところ。というのも、本作冒頭で復活したアンクは、生きて死んだ筈の自分が蘇ったことに対し苦々しげな表情を見せた(また蘇ることを望んではいなさそうだった)んですよね。これは「ただのメダルの塊が生きて死ぬところまで行ったこと」に満足し逝ったTV本編のアンクの結末を踏まえそこに抱かれていた彼の感情を尊重したからではないかと思えるわけで、あくまで「綺麗にまとまったTV本編のその後」に過ぎないMEGAMAXで描かれた「いつかの明日」という要素に感情移入しすぎずそれを意図的に排した上で、生きて死ぬところまで経て逝ったアンクが何故蘇ったのか、およびそこに対する映司の心境・欲望とは如何なるものであったのか、みたいなところを「10年の節目」としてTV本編の結末に重きを置いてドライに突き詰めて描くことにした故かもなと感じるので、そこは割と理解できるというか。そこにおいてTV本編の結末の余韻を崩さない完璧な後日談として成立したMEGAMAXの「いつかの明日」も含めてオーズの魅力と見ていたファン達とのズレが生じた部分が大きかったのかな、なんて 自分もMEGAMAX込みでオーズの魅力はより深まったと見るところは大きかったので思うところはあるけど、本作のこれも「オーズという一作品」に向き合った形としては異様ではなかったと思うというか

 

...という感じで映司の死/アンクの復活を取り巻く構図について、製作陣が自分達なりにオーズという作品の味に向き合った風味を感じ取れたのは良かったところでありますが、再三強調させていただくようにやはり映司の死に関しては承服はしがたいなぁ〜...というのは同じですね。紛争地帯で戦火に巻き込まれる少女に手を伸ばしきれず救うことのできなかった映司が、同じような戦乱の世の中でその身を呈して少女を救い切り最後の瞬間にそのことを知る、という構図に映司を軸にしたストーリーの味を出そうとしたのは分かるけど、それでもやっぱり「殺す必要あった?」に集約されていってしまうというか...その今際の際に最後まで欲張ってアンクの命を呼び戻そうとしたからこそアンク復活も話の中心になったわけなので、そこ無くしては成り立たないと言われればそうかとも思うけど、もっとこう...あるだろ!!ってとこにはどうしてもなるなぁ 「最終回を経た映司を描くにあたり自己犠牲を軸にしすぎてしまうのは違う」「映司はあの結末でなお満足しきらず良い意味で後悔しながら逝くくらいがらしい」という意見を目にしてそっちの方に強く共感したところが大きかったから余計になぁ  公式からお出しされたものとしてきっちり受け止めたしその上で噛み砕き理解することはできたけど納得はできねェ、が結論ですね...とりあえず自分は正史というより「数ある未来の一つ」と受け取ることにする 幸い真木と一緒に消えたメダルの行方という点でMEGAMAXとは明確に分岐したとも言えるのでその点は救いか

 

そして本作の肝として欠かせないもう一つの要素、オリジナルキャラクターのグリード・ゴーダについても語らねばならないでしょう。新規の登場キャラとしてその存在は前々から発表されてはいましたし、予告映像の内容的にどうも映司になりすますっぽいというのは示唆されていましたが、まさか本編の半分以上を映司に取り憑き取って代わった状態で出張り続けるとは予想だにしておらず、前述の映司の死と併せて度肝を抜かされましたね...まさか予告に映ってた映司/オーズの殆どがゴーダだったなんてとんだ騙くらかしやで...てか改めて観てみると映司自体予告に全然出てきてないし、その上でめちゃくちゃ巧妙に核心を隠した詐欺予告にしてあるのが分かってンハハハハハって色んな感情こもった笑いが漏れる(

ゴーダ、本作鑑賞前は正直ちょっとした限定ボス的役割にすぎないと思っていたのだけど、実際のところ、TV本編におけるアンクがやってた「瀕死の人間の肉体を借りてその生命活動の維持をダシに立ち回る」という手法をよりにもよってアンク相手に映司を依代にしてやりやがるというヤラシい本編要素オマージュや、映司の仕草や言動を真似て仲間達に軽々しく接してくるなどといった、映司本人不在の状況において「火野映司」としてそこに在ろうとする異物感など、オーズという作品の要素をしっかり踏襲した上でその繊細な部分にズケズケ踏み込んでくるような無遠慮さが良い意味で気持ち悪いという本作ならではの濃さが強く目を惹くキャラであり(朗らかだけど映司本人とは明らかに違う無機質で虚ろな雰囲気が佇まいや表情から漂ってくる感じがあって、渡部さんの演技力の高さに唸らされるんですよね...)、これによって映司の存在感を却ってグッと引き立て、終盤における本人の心情の描写にいっそうの深みを加えていた感じがあったのでコイツの参入は想定外に良いアクセントでしたねぇ。「アレ言って!『歌は気にするな!』ってやつ〜!!」「タジャドルやらせてよ〜!!」って感じでオーズの印象深いあれやこれを知識/記憶としてだけで捉えてそのエモさだけを切り取りねだってくるあの空気の読めなさと図々しさが、オーズの厄介オタク的な趣を醸していたのも面白かったところ。w オーズに限らずああいうちょっとめんどいファンは得てしているものなので、妙に質感が生々しかったんだよな...実際その辺のメタファー的性質を含んでる可能性もミリくらいはありそうよね   それでいて、「映司の欲望を叶える」というところが当人の本質になってるが故に、それに従い映司/オーズとして振る舞うことがある種のアイデンティティになってる、的な雰囲気が随所の立ち居振る舞いから感じられたりと、TV本編に登場するグリード達にも通ずるような欲望の強さや自己の存在への意識みたいなところが濃く作り込まれていて、一キャラクター、一グリードとして見てもしっかりと良くできたキャラになっていたのも良きでありました。欲望の化身たるグリードでありつつ、記憶や記録だけ積み重ねて形作られた虚ろな火野映司のイミテーションでもある、というなんとも複雑な存在であり、それ故に敵にも味方にも振れる危うさがあった、的な深みあるキャラよね(ゴーダのキャラに関しては他の方の感想もなんぼか参考にして読み込んでみたところであったけど、作品のテーマ性等にもしっかり沿っていてこの手のスピンオフ的作品のゲスト敵キャラとしては破格の作り込みようよね)。

ただそれだけキャラがしっかりしてたからこそ、最後の方には欲望に溺れてシンプルな敵キャラポジに収まったのはちょっと勿体無さも感じたところ。欲望に飲み込まれて乱れていく/破滅に向かっていくというのはTV本編で描かれた800年前の王やグリードとも一貫してる部分なのでそこに準じたものであると思えば噛み砕くことはできるけれど、それこそ映司やアンクの関係性というところに絡めてもっともっと深掘りできたキャラだったとも思うからなぁ...800年前の王の存在を丸々削ってゴーダをもっと話の中心に据えられるような構成にしても良かったかも(色んなところから言われてるように実際尺が足りなさすぎる/尺に対し捌く要素が多い感じはあったね)  とりあえずゴーダのアーツ出たら購入を前向きに検討したい。そのくらいには良かったぞ

 

という感じで本作ならではの要素や作劇に強く目を惹かれるところも大きかったですが、やはりTV本編から引き続いて登場した要素や魅力等も非常に良かったなと。

特に映司をとりまう人々をはじめ、グリードの人間態達に至るまでメインキャスト勢がこの節目に勢揃いしてくれたのはやっぱりシンプル嬉しかったところ。尺の関係もあって出番の多少はややあったものの(グリード勢なんかはウヴァさん以外が中盤にサクッとまとめて処理されちゃってて若干持て余した感があったのがちと不満だったなと。流石にTV本編ばりに騙くらかし合う様は描けないけどもさ)、余裕ある振る舞いでストーリーを牽引する頼もしさ溢れる伊達さんや、粗暴で強気だがいざ飛び出すとごろごろ転がり落ちていく不憫気質のウヴァさんなど、これだよ!って感じの変わらぬキャラの良さを随所で感じられたのが良きであったね 安定のいらんことしいな鴻上会長も健在。お前は10年経ってもよぉ...()  特にウヴァさんはTV本編以上に小物感マシマシになってるのがめちゃくちゃ面白くて、「ひっ、一先ず退却だぁ!(メダル一枚のナリで)」辺りが情けなさすぎてふふってなりました。w 予告でもう描かれたけどガタキリバで容赦なくブチ砕かれるのひどい() だいぶ誇張されたキャラ付け感こそあったけど、他の要素がだいぶクソ重だったのでウヴァさんが良い清涼剤になってくれて良かったんすよね...あれなかったらだいぶ地獄だった(

あと何と言っても、渡部さんと三浦さんのバケモン演技力のお2人の最高の演技をここでしっかり堪能できたのも満足でありましたね。先程も少し触れたけど「ゴーダが演じる映司」を明らかに本物の映司とは違う異質感を滲ませながら表現する渡部さんの演技力および「火野映司」というキャラを演じる際の軸の強固さには唸らされたし(MEGAMAXの時にアンクが擬態した映司を演じた時もそうだったけど、渡部さんが演じる映司じゃない映司ってパッと見ただけであれ?ってなる違和感を絶妙に含んでるのが凄いんだよな...後から種明かしされた時の「あーやっぱり...!」が気持ち良いし、そこから登場するモノホン映司の安心感がより引き立つんだわ)、映司に対するやるせなさ・悲しさなどの色んな感情がない混ぜになって表れ出たアンクの表情を見事に表現してみせていた三浦さんの繊細な演技にもグッと引き込まれたしと、お二方ともホント凄いんよな...平ジェネFINALラストでも描かれたけど三浦さんが魅せるアンクの流す涙(その時の表情)、マジで美しすぎてな...ここを存分に味わえたのは間違いなく本作最大の魅力の一つ

でもやっぱ何はともあれ、尺、尺が足りない...!800年前の王とかオーズの物語の根幹たる存在としてめちゃくちゃ大事なヤツだったのにちょっとあっさり片された感が否めなかったし(ゴーダ等の隠し玉のインパクト高めるために予告編で大ボスです!って感じでなまじデカデカと出されてたのがな)、それに伴い蘇ったグリード勢の描写ももっともっと欲しかったし、ゴーダのキャラももっと掘り下げて欲しかったし、バースXもせっかく用意したんだからバリバリ活躍させて欲しかったよ...!バースX、マンを辞しての参戦にさせすぎたためにいっちゃん強いゴーダくんを相手にする羽目になって割りを食ったの可哀想すぎるぞw でもこの2番手感はある意味TV本編のバースまんまなのよね バース推しのフォロワーさんが太鼓判押してたぞ!() 復活したグリード勢の大暴れ、その裏で暗躍するゴーダ、その中で描かれる映司とアンクのやり取り、くらいに絞っても良かったって感じやね

まぁなんだかんだ言ってオーズ本編から10年越しで引き続き登場した要素達はどれも懐かしくて嬉しかったね 良かった

 

 

以上、オーズ10thでした。オーズ10周年の節目たる作品としてその妙味に向き合った真摯さと、そこにおいて生じた一ファンとしての納得のいかなさとが絶妙に絡み合い、一口で語れない大きな深みを生み出していた一作であったな、という印象でありました。色々思うところもあるけど、オーズ本編のキャラ達の再登場はやっぱり嬉しかったし、単なるエモさだけに振らない向き合い方をして、我々にオーズという作品とはなんたるやを見つめる機会を与えたというところで意義は大きかったんじゃないかなと。これが正解とは思わないけど、観たことの意味はありました。間違いなく。やっぱりオーズは良いね ありがとう!

...でもやっぱ、普通に良いやつも観たくはあったなぁ!!!(クソデカ声) 公式がお出ししたものであるならそこに描かれたものは如何なものであろうとまずはとりあえずしっかり受け止め咀嚼するけれど、それはそれとして普通に良いやつは観たいのが一番なんす...!頼むやで東映さん(迫真)

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた