AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

アクマノテノウエ

バイスレガシー 仮面ライダーベイル

第4話

感想レビュー

 

 

隊長、やっぱりぶーさんやんけ!!

まぁこれは前々から予想されていたところであったけど、当時から仲間内で「ぶーさん」呼びされてたというのは意外だったな...w 殺伐としてるけど割と気さくなのね そしてけっこう危うい状況の中でさらっと「ぶーさん」呼びに移行してる幸実さんもだいぶ強い()  ともあれ、今も続く五十嵐夫妻とぶーさんの縁の始まりを感じ取れて少し感慨深いところであった ぶーさん、若かりし頃は生真面目で堅そうだったのが現代では気の良いおじさんって感じの風貌になってるのを見るに、五十嵐夫妻との縁を彼らを取り巻く幸せな時間を共に過ごしたことで良い意味で肩の力抜けて緩くなっていったのかもなぁ、などと勝手に想像してる(元太パパみたく顔を変えた説もあるし次回その辺が語られるかもだけど、個人的にはこっちを推したい)

 

逃避行の中で深まってゆく純平、もとい元太と幸実さんの親愛、そしてそこに忍び寄る影...というところを描いた今回のエピソード。物語も大詰めということで、心からの笑顔を滲ませ、幸実さんとの家族としての幸せを望む想いを口にするようになってきた元太の姿が印象深かっただけに、そこからの落差が辛かったな...
しかし「元太」の名前の由来、「“元”気の“元”太」って感じだとらしいかもな、なんて緩めに考えてたけど、実際はそれ以上に緩くて笑った。w(定助のネーミングと同じレベルなんよ) でもそのくだらなさが元太の心を解す、というのがあったかくて良きであった

 

にしても、よりにもよって元太と幸実さんがようやくノアの魔手から逃れられようかというところになって、元太/純平の心を抉り憎しみを掘り返して彼を苦しめるベイル、最早慈悲のかけようもないほどのクソッタレでぶん殴りたくなりますね...自分の欲望のためだけに他者を嬉々として誑かし食い潰すこの邪悪ぶり、これ以上ないくらいの「悪魔」ですわ  一応「ノアへの復讐」という元太の心の内に眠る感情をストレートに押し出させようとはしている、という点で宿主/契約者の感情に準じようとしてる面はあるとも言えるけど、そもそも元太/純平の家族を亡き者にして純平の人生を狂わせた全ての元凶だし、それらを一貫して楽しんでる時点でそびえ立つトップオブ邪悪なんだよな...どんな理屈こねくり回そうがお前こそが最悪やぞ

と、なかなかに度し難いベイルでしたが、自由を手に入れるやいなや今までの物腰柔らかな態度が剥がれ落ちてリバイス本編と同じワル全開な口調と態度になったり、流血を伴う演出と共にノアの隊員を次々に屠ったりと、今回だけでかなりの邪悪っぷりが詰め込まれていて悪役としては申し分ない存在感だったのは特典高いですね。短編なのであまり捻る余地が無いのもあるけどここまで分かりやすい方がかえって気持ち良いな...ツダケンさんの悪演技も活き活きと光っていて良かった  さて、次回が最終回なわけだけどこの外道をはたしてどう破るのか、幸実さんの想いがどう元太を動かすのか、気になるところですな  バイス本編での動向的にベイルはまた一旦封印されることになるはずだけど、一体何がどうなってそうなるのか(この辺はようやく動いてくれそうな真澄が次回どう関わってくるかが肝になりそうだね 期待)

 

 

以上、ベイル第4話でした。いよいよ物語もクライマックスということで、ベイルを豪快に絡めて大きく話を展開させてきたのが目を惹いたエピソードでありました。真澄も最後の最後に大きく動きそうな雰囲気を見せてきてにわかに楽しみが高まるところ

純平/元太と幸実さんの2人が今の幸福へと行き着くまでにいかな苦難を乗り越えたのか、最後まで片時も目を離さず見届けようと思います

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた