AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

ここあま 良いと思う

デリシャスパーティ♡プリキュア

第20話「あまねのマナーレッスン!憧れのレストラン」

感想レビュー

 

 

「マナーの本質とは『相手を不快にさせないこと』、『思いやる気持ち』にあるんだ 君にそれがあったとは言えないなァ〜?」

「最大のマナー違反それはッ!...『マナー違反をその場で指摘すること』だ」

「ハハハハハハハハ...!!」

うーんこの漫画家は()

さめ on Twitter: "ここねちゃんは心の底から「マナーの本質とは所作ではなく相手を不快にさせない思いやりにこそある」と思っているから心に響くが、露伴先生はその場で一番相手に効く煽りをベロベロバァァァwwwwwwwwwwwしてるだけだからこそ攻撃として成立するのだなぁ" / Twitter

そんな岸辺露伴先生の素敵なご説教が入ったドラマ「岸辺露伴は動かない」第1話の感想はこちらです↓

性悪漫画家奇譚 - AnDrew’s小生意気レビュー記

 

芙羽家の経営するレストランにご招待され、テーブルマナーについてみんなで勉強する内容となった今回のエピソード。「食事を楽しむために周りが嫌だと思うことをしない、そんな思いやりの心こそがマナー」というマナーの本質にしっかりと触れ、かっちりとしたルールを厳しく遵守するばかりの息苦しいものにするのが週なのではなく、各々がみんなで一緒に楽しく心地良い時間を過ごすための努力を自発的に意識することが大事なのだとみんなで気付いていく過程が丁寧に描かれた良エピでしたね。パンダがお気に入りならんらんのためにここねが正装の中にパンダのアクセサリーを入れてあげたりと、ああいう個々人にも沿った気遣いや折衷を入れてあげる心配りもまたみんなで楽しめるようにするための“マナー”よな  なにかとマナーについてうるさくなりがちになった昨今において、上述のドラマ岸辺露伴をはじめこういうマナーの本質に関しての教訓的な話をやる傾向が出てきたのは実に良きことですよ

 

そんな今回の作劇の中心として、良かれと思ってゆい達にマナーを教え込むのに必死になってしまうもそれが迷惑だったかもと気づいて自分を省みるというあまね会長の反省・進歩を描いてきたのも面白かったところでした。一見完璧そうなあまね会長の失敗・成長を経ていく等身大で人間的な一面へのフォーカスとして、規範を重んじみんなの笑顔を大事にしてるからこそ、粗相の無いようにとテーブルマナーに少しうるさくなってしまった「ここね達のちょっとした発言を経てマナーを押し付けがちになっていた自分の間違いに自分で気付き省みた」という感じで、彼女の真面目でクールなキャラ性をしっかり踏まえた描き方をしてくれたのが細やかで良かったなと。自分のスタンスを大事にしつつも、それが先走りすぎて他人を疲れさせたりしてしまいそうな時には取り返しがつかなくなる前に気付くことができる、という人間は良い人間ですよ。どこぞの中須然り  程良くコミカルな表情とか動作を入れつつもキャラの軸は極端にブレさせなかったのはグッドでしたね

まぁ何はともあれ、眼鏡やドレスが似合いすぎるあまね会長とか、テーブルマナーヤバげなゆい達を見てけっこう汗だくで慌てる緩めのあまね会長とか、色んなあまね会長が見られたので私としてはありがとうございますって感じですね(不純) 私はCV茅野愛衣さんのクールキャラがギャグシーンで慌てたりした時の声の引き攣り方が好きなので今回とても良かったです(不純)

 

そんなあまね会長が軸の一つとなって描かれてたストーリーでありましたが、さり気なくあまね会長とここねの友情みたいな部分に割と強めのスポットが当てられてたのも面白かったポイント。前回もペア分けでしれっと一緒になってて「同じツリ目気味の顔立ちでどっちも生真面目な性格の2人だから並びが似合うな...」などと思ってはいたけど、今回、ここねがマナーについてのあれやこれについて別の視点からあまね会長へ気付きを与えて成長させてあげるあまね会長もそんなここねの人間性に対しここね両親が彼女へ与えたものの大きさを感じ取りそれをここねに伝えたことで、両親となかなか一緒にいられないことへの寂しさを見せてたここねの心にほのかな温もりを与える、というお互いに良き影響を与え合う流れを経て友情を深める構図が夕焼けの中展開されるというしっとりとした演出が為されていたりと、2人が織り成すものやその魅せ方があまりにも“良”すぎてちょっと感嘆しちゃったんですよね...この2人自体デパプリでも特にお気に入りのキャラなので、それが凄く良い関係性をもって描かれてるのとても琴線に触れて良かった...ラストの舞踏会のシーンで一緒に踊ってるとこも綺麗すぎた  ここねの両親不在への寂しさみたいな部分は序盤にもちょっと描かれてたりしてたし、まさかそれをあまね会長が解きほぐすとは思わなんだという意外さも込みで凄く鮮やかな描き出しだったなぁと。普段この手の概念はあまり殊更に口にしないんだけど、ここあまに関しては凄く良いと思います(力説)  今後も是非コンスタントに描いて欲しいすね

 

という感じで色々描かれた中、ゆいを意識する拓海のあまずっぺぇシーンがラストの方にちらほらと、それでいてなかなかに良い感じに描かれてたのも良きでした ゆいの和装ドレスヒュ〜(下世話) レストランにさり気なく招待してあげてたり、舞踏会のとこでスッとゆいと拓海を組ませてあげてたりと、マリちゃんの粋な計らいも随所で光っていてこっちも見ていて応援したくなるよな...レストランへ招待するにあたってゆあんみつきも一緒に招待してたのは、拓海だけ招いて変に気を遣ってると思われないようにという考えも含んでたのかなとか思えるし、相変わらずマリちゃんの良い大人ポイントが天井知らず  依然ゆいの方は全然意識してなさそうなのが哀愁を漂わせるが、頑張れよ拓海!最近ブラぺでも出番少なかったりギャグ風味の表情するようになったりしてきてるからここが正念場だぞ!!

そういえばあんま関係ない話だけど、戦闘後にみんなが改めてレストランに集合するところで拓海だけちょっと遅れてきたのってブラぺ衣装から改めて着替えてきたからなのかな...やっぱあれ自力で着替えてんのかな()

 

 

以上、デパプリ第20話でした。あまね会長加入後の交流エピの一つとして良い感じにキャラ同士の関係が積まれていってて良い視聴感。あまね会長とここねのコンビが思わん推されていて個人的にはなんか嬉しい ゆいと拓海のあれこれもたまに描かれるけどこの辺どういう風に進展していくやらという感じで注目ですね

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた