AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

セクレトルーさんが見てる(かもしれん)

デリシャスパーティ♡プリキュア

第22話「ブラペ引退!?伝説のクレープを探せ」

感想レビュー

 

 

同じエピソード内でゆい達が話題にしてる料理をピンポイントでターゲットに指定してくるセクレトルーさん、もしかしてだけどプリキュア達の話してる内容どっかで聞いてる...?と思うようになったここ最近。

今までにもゆい達が日常パートで話題にしてる料理をセクレトルーさんが偶然にもターゲットに挙げてナルシストくんに「奪りに行け」って言う、みたいな流れはテンプレ的な感じで多々あったものの、それらは別に偶然の一致というところで十分解釈できる範疇の描写だったのでそこまで気にしてなかった(自分も「そんなピンポイントで被ることある?w」と冗談混じりに思うくらいだったし)のだけど、今回に関しては伝説のクレープのことまでピンポイントでガッツリ話題が被ってたのでどうも偶然で片付けるには不自然すぎるように思えてきたんですよね...ナルシストくんもセクレトルーさんが露骨に語気強めな態度で急にターゲットを指定してくることに困惑することが多くなってきたから彼目線でも彼女のオーダーは唐突で不自然に見えているっぽいし、それらの情報を踏まえるとセクレトルーさんの言動の不自然さは割と意図的に演出されてるような気がますますしちゃうんだよなぁ  ジェントルーも基本的に料理の情報は自力で収集してたからセクレトルーさんもそうしてると考えるのは割とおかしくないと思うし、かなり重要な伏線なんじゃねぇかなと思うのですよ

単なる深読みにすぎないかもだけど、そう思うには演出の塩梅がけっこう露骨な印象なので、かるーく意識しておこうと思ってます 真相如何によってはなかなか重要なポジションになるかもなぁセクレトルーさん

 

まぁそれは一旦置いといて、今回は拓海主役回。最近なかなか出番に恵まれていなかったけどここに来てガッツリ主役エピを貰ってグッと巻き返してきましたね シナモンが自分の父のことであると薄々勘づいてて深入りすべきか考えあぐねる聡い一面を見せたり、ふと挨拶をしてきたコメコメに優しい声で挨拶を返すさり気なくもイケメンすぎる振る舞いをスッとお出ししてきたりと、拓海の魅力が滲み出ていた良い回でしたわよ  てか男子キャラがプリキュア組のキャラとほぼほぼ同列な感じで普通に主役エピ貰ったりして活躍してるの、改めて面白い取り組みだよなぁ

それはそれとして今回はフィナーレのカッコいいカットが沢山あったのがとても嬉しかったですねぇ!!(デカ声) 戦闘シーンでめちゃくちゃ痺れるアクションシーンもあったしまだまだたっぷり優遇されてて私はとても嬉しい 前回まで3人とは別々のBGMで独立して展開されてたフィナーレの変身バンクも今回から同じBGMの下で統合されていて、いっそう4人で一つのチーム感が増していたのがまたグッときたね

 

そんな今回は拓海がブラックペッパーとしてプリキュア達の足を引っ張っていないかというところで苦悩する的なストーリーであり、ブラぺ脱退云々といったあらすじが語られていたのでけっこうシリアスめな話になるかと思ってたけど、ゲストキャラの湊さんの悩み事を助けるという流れからみんなでクレープ作りをやったりして、その中で挫けたり立ち直ったりを繰り返して拓海が今一度再起する展開をけっこう楽しくカラッと描いていたので、思いがけず爽やかな視聴感となって面白かったですね。せっかくなら拓海の内面にグッとフォーカスしたエピでゴリゴリに進めていって欲しくもあったけど、やっぱりシリアスすぎて湿っぽくなるよりかは明るく爽やかな方が観ていて気持ち良いのでこれも良きね  こういう感じのちょっと緩めの楽しいノリや、それをしっかりドラマ性に接続・昇華させてみせる作劇の巧みさこそがデパプリって感じするしな

 

そんな拓海の心への最後の一押しになったのが、ゆい/プレシャスからブラックペッパーへのいつも一緒に戦ってくれていることへの感謝のメッセージであった、というのも凄くあったかくて良い締め括りであったし、同時にゆいと拓海の甘酸っぱい関係をいっそう深める形になっていて非常に微笑ましく良かったすね  自分がお節介なだけでなくちゃんと力になれていると実感できた、しかもそれが意中の相手からのメッセージとかそりゃあ元気になりますよ 良かったな拓海ィ!!(デカ声) この辺は拓海の等身大なところもちろっと良い形で表れ出ていて好きなところだね

しかし拓海、ほんとゆい絡みになると感情がバリバリ顔や態度に出るのが面白いよな...w 今回しれっとあまね会長にもバレちゃってたし。w 「なるほど...」と一言呟いてほくそ笑むだけでそれ以上は何も言わないあまね会長、とても粋である 拓海パパといいマリちゃんといい、どんどん拓海見守り隊が増えていく()

 

また本筋自体とはあまり関係ないポイントだけど、コメコメの成長(人間への変装の精度)が気付けばだいぶ進んでいたのも目を惹いたところ。これまでにもちょいちょい成長の下りは入れ込んでいたけど、いつに間にやらゆい達とも遜色ないレベルの会話ができるようになってたり今まで食べられなかったものが食べられるようになってたりと、成長が早すぎる...!成長が嬉しくて感激するマリちゃんがあまりにも親すぎて面白かった。w しかしコメコメの成長、進んだ暁にはどうなるかのだろうなぁ そもそも本筋において重要になるのかどうか

 

そして最後はゆい達がやった「大切な人達へメッセージを伝える」に倣い、離れ離れの両親へのメッセージをしたためようとするここねの姿で締め。ゲストキャラの湊さんを起点にゆい、コメコメとそれぞれ大切な人への想いをメッセージにし伝える流れが繋がっていく流れが描かれた中で、最終的にそこを次回のメイン回への引きとする形でここねの両親への想いというところにも繋げてきたのは実に鮮やかでした ここねの両親の話はこないだも少し浮上してきてたし改めてしっかりフォーカスしようとしてるのが窺えるし彼女のキャラ性を描くにあたっての重要なポイントの一つであろうここをどう掘り下げてくるか楽しみである

 

 

以上、デパプリ第22話でした。久々の拓海回 全体的に思ってたよりも気持ちの良い視聴感になっていて、その中で改めて強調される拓海のキャラ性や魅力が強く目を惹く良い話でありました 他のキャラの言動とかもかなりイキイキと描かれていて観ていて楽しかったし、何気に細やかで良いエピだったんじゃなかろうかと

そういえばデパプリももうすぐ折り返し間近。ここからはたしてどのポイントがどういう風に盛り上がっていくのか、楽しみであります 期待

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた