AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

ウルトラヤバいでございますわ〜!!(ウルトラエセお嬢)

デリシャスパーティ♡プリキュア

第31話「おいしーなタウンの休日 プリンセスゆい!?」

感想レビュー

 

 

マイラ王女のございます口調に対し「ゼットくんみたいだね」って言ってる人がいたばっかりに、その後本編中でマイラ王女がございます口調喋るたびに青いウルトラマンの面と畠中祐さんの声が勝手に想起されるようになったの、割と事故だよ()  ございます口調の品位をたった1人で2段階くらい下げた男ウルトラマンゼット...(人聞き悪すぎる称号) いやゼットくん抜きにしたってマイラ王女やたらございます言い過ぎだからどっちにしろ変な感じだった気はするがw(マイラ王女マジでめちゃくちゃございます言いまくるから気になりすぎて「本当にちゃんと王女か!!?」って最初若干疑ってたごめん)

 

ゆいと彼女に瓜二つのマイラ王女の入れ替わりで巻き起こるあれやこれを描いた今回のエピソード。メインキャラとそっくりな王族キャラが入れ替わって色々するとかいう漫画アニメの定番を今の世にこんなド直球にやりおると...!?と予告の時点から楽しみな話だったけど、笑顔溢れるマイラ王女が王族の責を背負う中で忘れかけていた好きの気持ちをおいしーなタウンの温かな風土や美味しい食事に触れて思い出したり、一方王女と入れ替わったゆいが思うままに快活に笑顔で振る舞う姿を見せることでゲンマさんをはじめとする王女を取り巻く人々に図らずも王女の本当の笑顔を思い出させてあげたりと、この手の話で定番のコメディ調のドタバタは意外に抑えめで、ゆいとの交流やおいしーなタウンの温もりがマイラ王女に癒しと更なる勇気を与えるドラマ濃いめのエピに仕上がっていたのが意外なテイストという感じで思っていた以上に面白かったですね  適度にはちゃめちゃも入ってたし、ぬるっと菓彩兄達が久々の登場したりして賑やかさもあったしと絵面的な楽しさもあって良きだったぞ(あまね会長やマリちゃんといったしっかり者組が頭抱えたり天を仰いだりしまくってたの笑った 強く生きて)

まぁ強いて言えば拓海がマイラ王女入れ替わりゆいとの絡みで困惑する下りはもっと見たかったよな...!とはなる  こういう話ではガンガンやるべきやつだろそれ...!

 

あと今回のデパプリ、何が面白かったって毎度お馴染みのブンドル団の登場が一切無し、でありながらプリキュアの変身&活躍はバッチリ描くという変則パターンやってきたとこですよねぇ 途中「マイラ王女の王位継承に不満のある王子が...」とかプリキュアらしからぬ話が飛び出してきたな!?と思いはしたけど、まさかそこを相手にする流れになるとは思わねぇじゃん()

流石に人間相手だしなまじややこい王室政治の話が絡んできてたので、プリキュアになってバカスカ暴れて全部解決するみたいな感じじゃなく最低限降りかかる火の粉を払いつつ目につく範囲で働いた悪事は片す程度だった(人間同士のゴタゴタにあくまで一人間であるヒーロー・ヒロイン達が首を突っ込みすぎるのはなんか違うし、そうでなくても大きな力を振るう場はそこではないからね)けど、こうして怪物怪人相手とは違うちょっとした人助け的な形でヒーロー・ヒロインがちょっとコミカルさもありつつ活躍するパターンは普段とのギャップもあって変化球的で面白いし、古き良きオーソドックスな魔法少女モノ的な趣もあるしで楽しかったね 別サイドでフィナーレ達が王女を送り届ける活躍してたのも良いアクセントだった(紳士的な言動が特徴のフィナーレのキャラがめちゃくちゃ活きてて良かったよね 王女への所作がイケメンで惚れる)  むしろプリキュアシリーズでは今後もこういうのたまーにやるくらいの緩さがあっても面白いかもね

 

しかし縄でふん縛られた状態から自力で縄を弾き飛ばして脱出する和美ゆい、人間じゃねぇな?と() 直前にコメコメ開放してたから縄解いてもらうやつかと思ったのに自分で破壊するとか無法がすぎるぞ それは巨漢のキャラのやるムーヴなんすわ ワンチャン、プレシャスにならなくてもなんとかなったのでは(

 

そしてラストには、スピーチの舞台に立った王女がひょんなことから耳にしていたプレシャスの決め台詞─ゆいの勇気のおまじないを胸に更なる勇気を抱き、今まで緊張して上手く紡げなかった自分の言葉でみんなの前で話す、というグッとくる一幕で締めとなりました。変身中の決め台詞とかは外からもだいぶガッツリ聞こえててシュール、という若干メタの入ったネタをラストで王女がゆいから貰った温もりと勇気というところに昇華してくるのが凄く鮮やかでここは凄く気持ち良かったなぁと 今回はパワー方面でのプリキュアの活躍は控えめだった分、こういう精神的な部分で誰かの支えになる流れがあったという意味でもグッド ヒーロー・ヒロインは力を振るうだけなのが役割ではないからね 良かった

 

 

以上、デパプリ第31話でした。定番の入れ替わりエピ的な感じの話になるかと思いきや、変則パターンの戦闘が入る一捻りがありつつ、それでいてヒロイックな精神性の発揮も隙なく行なってドラマも盛り上げていて、思ってた以上の面白さがあってとても面白かったです。デパプリのストレートなとこと意欲的なとこが良い感じに織り混ざった良エピだったなと  人物描写も味わいがあってグッド  こういうのもたまにはアリ、というか全体のアクセントになるなと分かったのでこの先もたまにならやって欲しい感じですわね

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた