AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

カエル、キレる!!

仮面ライダーギーツ

第19話「乖離Ⅲ:投票!デザスターは誰だ!」

感想レビュー

 

 

カエルが推しを呼び出して説教し始めてる...() 却って厄介ファンだろこれ(

ジーンといいケケラといいまだ底の知れないオーディエンス勢達だけど、両者とも推しに対する反応は「ガチ」なのでそこはマジなんだろうなという信頼は一定ライン確保されてるのがキャラクター描写のバランスとして良いよね 本筋に絡む怪しさとかがある上でそういう可愛げとか面白さがあるとグッとキャラには入れ込めるので  英寿潰しのために越権行為に走る一面はあるながらも根っこはかなり真面目だったことが(ギーリバでの描写や更迭後の情勢も込みで)窺えて一つキャラへの愛着になってるギロリとかもそうだけど、キャラクターが腹に一物抱えて化かし合うのが一つの魅力なストーリーの中で、各キャラの芯というかブレない部分、およびそこから生まれるキャラクターへの好感度・愛着みたいなものをしっかり確保する描き方してるのは、(そこを話の中の魅力としてきっちり描いて「これはブレさせない部分です」とほんのり示しているとこまで含めて)ギーツの凄く面白いところであり真摯なところだよなと思います  ストーリー通してのキャラクターの芯とかがしっかり感じ取れてそれが貫徹されるほどに作品は楽しくなるからね  ストーリー引いては作品のためにキャラクターが存在してるわけではなく、キャラクターがしっかりと在るからこそストーリーや作品が良きものとなると思ってますし

 

最初のデザスター投票を間近に控え色んな想い渦巻くジャマーボール対決の終幕を描いた今回のエピ。ジャマトの謎もじわじわとだけど紐解かれてきた感じであり、本筋も良い感じに盛り上がってきたかなと 豪徳寺さん顔ジャマトの量産といい生まれたてジャマトの目がじゅるじゅる蠢く様といいジャマト周りはちょいちょいゾクっとくる絵面が次々出てくるのが面白くて好きやね...前者に関しては以前平さん声のジャマトが複数出てきてた時点で示唆があったとこではあるけど、改めて同じ顔のものが複数一画面に収まってると鳥肌が立つわね

 

そんな今回はジャマトの正体に対する疑念から判断や動きの鈍る景和を軸に、彼がデザスターだという不信を周囲に植え付け蹴落とそうとする大智の策謀が場をかき乱す中で、景和の意志を後押ししその姿でもって彼を皆に信じさせることでピンチを打開した英寿の「化かし」が地を固めるという、疑いと信頼のぶつかり合いと逆転劇のカタルシスが気持ち良い回でしたね。いつも通りの食えなさで他者を化かして乗せた英寿だったけど、迷う景和に「腹を括れ」と遠回しに克己させたりその時の景和とのやり取りや再起した景和の真っ直ぐさを直に見せつけることで信じるべきか否かの苦悩の中にあった祢音と冴を信じる方へ傾かせたりと、根底には人の真っ直ぐな心や善性を信じ後押ししようとするある種の信頼みたいなものが感じ取れたのが良いよね  「あくまで英寿が成したのは後押しというきっかけ作り」というのがあるので、自分自身が立ち上がり勝ちを取るのだと奮起した景和の活躍なんだかんだで景和を疑い切れず信じた祢音・最後まで景和の人となりを見極めようとした冴さんのここぞでの景和への助力が英寿にただ踊らされた結果というだけではない、ちゃんとした彼ら自身の意志の体現として光ってたのも良きね(意外と頭ごなしでない冴さんがちゃんと景和の人となりを見極めてくれたのは期待通りで嬉しかったぞ)

そんな中で脱落となった大智も、景和の迷いをめざとく察知しデザスター投票を利用する形で蹴落とそうとする食えなさ(フォロワー氏が言ってたようにライバルを蹴落とすことさえできれば良いから景和がデザスターかどうかはあくまで関係なかった、という容赦の無さと貪欲さがまた良いアクセントよな)がストーリーのスリリングさをグッと上げていたし、その自身の勝利のために他者に疑念を植え付け場の空気を掻き乱したムーヴ本当の勝利のために他者の信頼を後押しし場の空気を一つにまとめ上げた英寿の巧みな手並みとの対比となって最終的にしっぺ返しを喰らう結末も良いオチだったしと、乖離編の序盤を盛り上げる存在感あるキャラとなっててとても面白かったところでありました。前回こども食堂のことを気にしない戦い方してたのが巡り巡って今回景和の「自分が守り自分が戦う」という譲らない貪欲さを後押ししてしまった因果応報さも好き  ストーリーライン的にどうもデザスターではないっぽいけど、彼が本当はどうだったのか?というとこで今後のストーリーのスパイスを残していったし良かった

 

そんな戦いの一方で他に強く目を惹いたのは、とうとう英寿と退場以来の再会を果たした道長の動向。道長牛めしおにぎり食わせたり、その後夜食にステーキ食ったりと妙に皮肉っぽいのは気のせいか英寿()  とどのつまり道長が今後どう動くかというのが現在のフェーズにおける見所だったわけだけど、ジャマトの真実(引いてはDGPの闇というべきか)を知って願いのために争い合ってた今までのことをどこか冷めた目で俯瞰するようになりつつも、ジャマトの言いなりになることも是とせず、それでいて「ライダー達を叩き潰す」という元々の願望もそれを叶えようとする意志の炎も全く衰えていない、という感じでどうも完全な第三勢力的立ち位置でDGPを引っ掻き回すジョーカーになりそうでこれは凄く興味深いなと。何者にも縛られず、けれど利用できるものは全て利用して願望に手を伸ばそうとする様は、ある意味で一番本作のライダーらしさが増してきたなと思うよね。「死を表す砕けたIDコア」「流れ着いたジャマトサイドからもぎ取ったジャマトバックル」で変身してる現在のジャマトフォームも道長のその貪欲な這い上がりの意志を象徴みたいな感じになっていて、ブツ自体は既存のアイテムしか使ってないながらも良い特別感が出てて好きだし割とハマってきてるよ道長  使用アイテムやスーツ自体は基本的に既存のブツの寄せ集めで完結してる突発・突貫さを含んでるながらも、しっかりと作品のテーマを突き詰めたりしたことによるストーリー・キャラクター的な文脈が乗ってるが故の劇的さがある感じのチェイサーマッハとか大我クロノスみたいな形態が割と好きだでね(割れタカタジャドルとかデザストブックによる剣斬のカラミティストライクみたいなオタクの琴線をくすぐる要素をやらしくない塩梅でほんのり入れ込んでるのもニクい)

ニラムの介入に触れたことでDGPの裏を更に知った感じもあったりしたし、何はともあれこの先の道長の立ち回りは気になるね

 

 

以上、ギーツ第19話でした。疑惑と信頼のせめぎ合い、貪欲に勝ちや願望に手を伸ばそうとするキャラクター達の人間模様を描き上げ盛り上げたストーリーが面白いエピソードでありましたね 特に道長周りはかなり良い具合に回ってきてる感じがあるし、今後のストーリーにおける劇薬になっていくと良いなぁと 次回以降更にストーリーは入り乱れていきそうだし楽しみですね

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた