AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

みんな知ってるレイビーク星人先輩だぞォ!!

ウルトラマンティガ

第13話「人間採集」

感想レビュー

 

 

我らがレイビーク星人先輩

ティガ宇宙人の有名どころ

メジャーと言っても過言でない

なのにティガ25周年の節目

知名度低い」と適当をこかれ

大事な時に関われず

なんとなくメトロンで安牌打たれた

おかしいやろ おかしいやろ

 

ニュージェネシリーズの大好きな

身体着服 顔だけ出てる

お手軽方式の宇宙人の先駆け

S監督得意の等身大アクション

バリバリこなしてた偉大な先輩

なのにティガ25周年の節目

どっちの方向でも取り上げられず

なんでだよ なんでだよ

 

去年のウルトラマンZ

なんなら先輩よりマイナーそうな

セブンガー大先輩まさかの大躍進

先輩もマスコットでピックアップされれば

知名度爆上がりしたはず

なのにティガ25周年の節目

何故か先輩は「知名度ない」で降ろされた

ふざけんなや ふざけんなや

 

嗚呼我ら

レイビーク星人先輩への不敬取り消して土下座しろ高校

 

レイビーク星人先輩への不敬取り消して土下座しろ高校校歌

作詞:ワシ

作曲:未定

 

ぜってー許さねーからな!!!(血涙)

いつまで引きずってんねんというのはそうなんすけども、言える時に適度にぶちまけておかないとむしろ暴れ出してしまいそうなまであるのでお目汚しは承知の上でぼやかにゃやってられんのです 申し訳ないと思っている  でも永久に風化させないし一生引き摺るし何かあるたびに言ったりますからね(怨念)  知名度云々の問題なのかな...」と自分を納得させるための理屈としては言ったり思ったりしてたけど、公式が直々にそれ言ったら死刑だかんな!!!前年にはセブンガーを立てて同年にはデバンを立てて次年度にはハネジロー(のオマージュマスコット)を立ててんのになんで先輩はダメなんじゃこのクソボキャーッッッ!!!(これで某メトロンがもっと愛着の湧く生きたキャラとして活躍してたら堪えようもあったんですけど、お世辞にもそうなってたとは言えないのが余計に腹に据えかねるというかなんというか)

ほんとはもっとぐちぐちと言ってやりたかったんだけど先輩が「せっかく俺の回の感想の記事なのにジメジメした愚痴で埋めるんじゃねぇ」って言うので先輩の顔を立ててなんとか笑い話くらいにはなるようにしてやったんだからな  先輩の寛大さに感謝しろお前ら(キマった目)

 

 

とまぁ冒頭から盛大に本題とあまり関わりないことを吐き散らかしてしまったので気を取り直して本題へ。

 

今回は人間を誘拐し連れ去らんとするレイビーク星人の暗躍に立ち向かうGUTSやティガの活躍を描いたエピソードということで、レイビーク星人の不気味な存在感がじっとりとしたホラー感を醸す前半からのGUTSやティガのカッコいいアクションが光る後半といった感じに、濃いめのSF怪奇色とカタルシス満点なバトルでガッツリと構成された、単純明快ながらも濃密で満足度の高い話となっていました。シンジョウ隊員の従弟の真一を半主役に据えた子供キャラ視点の進行もあったりと割と古き良きウルトラシリーズの単発エピソードの趣なんだけど、それをより洗練させたスタイリッシュさが良い見応えでしたね

 

しかしこの回も今までにそれなりに何回か観たけれど、やっぱりレイビーク星人凄く良いキャラだよなと改めて。全体のデザイン自体は黒スーツにエイリアンの頭部、とまぁ言ってしまえば造形部分少なめのお手軽デザインではあるのだけど、その首から下は人間的な黒スーツの出立ちなのに頭部はカラスイメージの生物感高めな異形というアンバランスさが、人間っぽいんだけどよく見ると全く異質という不気味な恐怖感を醸しているのが怖くて良いんですよね 闇の中から突然現れて人間を攫っていくシーンは子供心にはけっこう怖かろうなと  やはり敵がなまじ等身大だったりする方が距離感の近さや神出鬼没さが増してある意味巨大怪獣の蹂躙よりもゾクっとくるよな、と感じますね

それでいてこのアンバランスさを黒メインのカラーリングで統一し個性的にまとめ上げているという絶妙なデザイン性もまた秀逸なんですよねぇ 頭から足先まで真っ黒なボディの中で目が怪しく輝くビジュアルが夜の闇にめちゃくちゃ映えるのが凄く良き。金のまだらみたいな頭部のカラーリング、攻撃的な印象をより強く感じる赤い目、マント風の大仰な衣装といった兵隊達とのデザインの差異の数々が良い具合に格上感を出してるボスのビジュアルのアクセントの付け方も含めて、あのコスト抑えめなあまり強そうではないビジュアルがきちんと「個性」になってるところが魅力だなと感じますね

でもレイビーク星人、ホラー味はかなり高いんだけど劇中の立ち回りにけっこうドジというか粗忽なとこが多いから侵略者としてはぼちぼちだよなぁ...ともちょっと思ったり。w  夜の闇に紛れて人気のないとこで人間を攫って回ってた手際は普通に有能(割とギリギリまでGUTSに行方不明者頻発を勘づかれてなかった辺りだいぶ慎重に進めてたっぽいし)なのに、そのGUTSの隊員の前におもくそ飛び出して行ってモロバレするわ真一やシンジョウ隊員の携帯とPDAを取り上げてなかったせいでアジトに突入されて雪崩のように一気に台無しになるわしてるのドジってレベルじゃないんだよなぁ...w  しかもこれが「部下が先走ってトチった」「地球人を未発達の下等生物と侮ってて足元掬われた」とかならまだ詰めの甘さってことで言い訳できるんだけど、「一番上のボスが」「防衛チームGUTSの存在を認知しておきながら」シンジョウ隊員のPDA取り上げてなくてGUTSの突入を許してるので清々しいくらいに言い訳しようもないのがひどい()  舐めすぎだぞ流石に!!てかアジトがある程度設備持ち込んだだけのステルスとか無いほぼ野晒しの廃墟なのもなんかな...() レイビーク星軍部は予算無いの?(

「我々先遣隊はこれより地球人採集を開始する!!」

「あ、拠点は現地で自分達で探してくださいね ウチ予算ないんで」

「えっ」

「先遣隊全員死んだンゴ!!!wwwwwwww」

「はーつっかえ(ブーメラン)」

 

今回は前述した通り、そんなレイビーク星人に敢然と立ち向かうGUTSとティガの活躍が最大の見所。これまでのエピソードにおいても度々エキスパートチームとして頼もしい活躍を多分に見せてきたGUTSでしたが、今回はレイビーク星人への対策から澱みない制圧までめちゃくちゃ手際良く隙の無いオペレーションで魅せてきてて過去一でカッコ良い活躍を見せてくれたと言っても過言ではなかでしょう アレンジインスト版のBrave Love, TIGAが突入作戦パートのテンポにめちゃくちゃマッチしてるのがまた良いよね(アレンジインスト版、他のエピソードでもGUTSが活躍してる時に流れてる印象が割とあるしそういうとこで印象深いよね)  てきぱきと指示を飛ばし場を引き締めるクールなイルマ隊長現場でリーダーとして皆をグイグイ牽引し戦況を良い方へ導いていたムナカタ副隊長レイビーク星人の動向を手早く突き止める分析屋らしい細かな活躍が光ったヤズミ隊員バリアや縮小解除といった作戦の要となる発明をジェバンニばりの手並みで仕上げた有能すぎるホリイ隊員制圧作戦にてキレの良い体術とガンアクションでレイビーク星人達を打ち倒していったダイゴとレナ、と各面々がそれぞれの長所をばっちりと活かす立ち回りをしてたのもストーリー全体のテンポを小気味良く引き締める良い掘り下げになっててグッドでした 先行してとっ捕まっちまったためにあんま締まらなかったシンジョウ隊員のことは黙っておいてあげよう() 真一を助けようと朝までシャーロックを飛ばしてた熱血漢ぶりはカッコいいんだけどね!

そして終盤にて満を辞して登場のティガの大立ち回り、これも実にカッコ良きところでありました。等身大サイズでのキレッキレなアクションで魅せる兵隊レイビーク星人軍団相手の百人斬りさながらのスタイリッシュな捌きやボスとの1vs1での一進一退の攻防は、これまでの巨大戦とは違ったスピード感やスタイリッシュさが実に気持ち良く非常に満足度が高かったですね。ヒットはしなかったけどボス相手にパワータイプが放ったかかと落としとかダイナミックで好き  作品の性質上ウルトラシリーズだとただでさえ珍しい部類のアクションだし、昭和シリーズにおいてもここまでガッツリとアクションに振ったものは滅多になかっただろうしかなり思い切ってたよなぁという感じだけど、だからこその新鮮さに満ちてて面白かった  それに今回、何気に1話以来超久しぶりにマルチパワースカイの3タイプを同じ回の中で漏れなく使ってるし、尚且つ等身大戦も巨大戦も両方やってるというかなり贅沢な構成になってるのも凄く見応えがあったところ。兵隊レイビーク軍団相手の縦横無尽な立ち回りにはマルチタイプ強敵のボスレイビークとのパワフルなステゴロタイマンはパワータイプ逃げを打とうとする円盤との飛行チェイスはスカイタイプと、ちゃんと各タイプの特性や強みが活きたシチュエーションでそれぞれ印象深い活躍を見せる感じの、何気に凄く丁寧な魅せになってたのがポイント高しといったところでした  どうでも良いんだけどスカイタイプ戦で描かれてるレイビーク星人の円盤、デカすぎるくらいに無駄にデカいよね(ティガがカースタントさながらに天面にへばり付けるほどデカいとか相当だぞ!?)

 

と、カッコいいところ多しなアクション周りでしたが、ここでするっと挿入された等身大ティガに驚くムナカタ副隊長&ホリイ隊員のリアクションというコミカル描写も今回のエピソードを語る上で外せないところだよなと。w  縮小された人間達が入れられたボックスを3段くらい積んで出前の人みたいに運ぶティガの絵面のシュールさでもうだいぶ面白すぎるんだけど、それを見て「ウルトラマンティガ...」と呟いた副隊長の言葉に反応したホリイ隊員の

ティガが出てきた=巨大な姿のティガが現れた、と思って上を見上げてきょろきょろする

いないので視線を戻す

出前の人みたいな等身大のティガがいる

驚愕の表情で目を見開いて凝視する

副隊長の呼びかけで我にかえって「ハッ ハイ」って言いながらティガに近寄ってボックスを受け取る

っていう一連のムーヴが愉快すぎていつ見ても超楽しいんですよね...w  まぁただでさえ謎めいた存在のティガが急に凄い近い距離感とサイズ感で現れたら脳がバグるのは当然であるが() 等身大サイズの的には巨大なやつよりもある意味濃い恐怖感を感じる、みたいなことを先にふと述べたけど、我々の味方という印象のあるウルトラマンの場合は逆になるんだなぁ  ティガがGUTSのみんなの前に出てくるのいつも巨大な状態だったからティガが等身大で出てくると思ってないのもまた当然ではあるし、それを踏まえた上で、ティガが出たと思った時に最初に見るのが上の方(いつも巨大なティガの姿がある方向)、という見せ方をしてきたのはキャラクターの人間的な仕草として何気に秀逸で面白かったし、意外とガッツリ描かれることの少ない「等身大のウルトラマンに対するリアクション」の魅せとしては一際印象深いシーンでしたわね

 

 

以上、ティガ第13話でした。レイビーク星人の存在感で怪奇色・SFホラーテイストを押し出しつつ、それをGUTSやティガのカッコいい活躍で吹っ飛ばすカタルシスが気持ち良い、シンプルな構成ながらも楽しいエピソードでありました。アクション面や演出面も何気に丁寧で見応えあるものが多く、スッと観やすくてグッと盛り上げれる良いエピなので、ティガのエピソードの中でも印象深い一本になるのもむべなるかなといったところですね レイビーク星人先輩はやっぱ最高だぜ!!(りきせつ

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた