AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

不死の鷹山さんと伊藤英明

昨年末12/18に公開された仮面ライダー2本立て劇場作品「劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本/
劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」の東映特撮ファンクラブでの有料配信が遂に開始されました。

 

約20分の限られた超短編尺の中、当時のセイバーライダー達のヒロイックさを濃縮して端的に描き出したストーリーと、CGをふんだんに盛り込んだ仮面ライダー達による無双アクションがノンストップで演出され非常に熱かったセイバー劇場短編、

および、緊迫したストーリー展開の中で、TV本編の流れを経て団結した仮面ライダー達が各々縦横無尽に活躍したり、或人とイズのあのシーンをはじめゼロワンファンが見たかったであろう絵面を熱く描き出したりと、ここにきてゼロワンという作品に欲しかったストレートに燃える演出が盛り沢山だった劇場版ゼロワン、

と両作品とも劇場で楽しませてもらったのを覚えております。当時はハイパーつよつよ風邪菌(©️岩下スティーブンさん)の猛威により映画作品がことごとく公開延期になってた中での、タイガ劇場版に次ぐ久々の新作特撮映画だったの非常に嬉しかったですねぇ

今回は有料配信開始でファン諸氏が再びこの2作の話題で盛り上がっているので、話題を共有しより楽しもうと思い当時の鑑賞後の感想レビューの記事を再掲致します。記事執筆を再掲で済ませて誤魔化してるとか言うな(

本ブログ初めての映画記事だったので文章的には非常に拙いかと思いますが、ここ良かったね!とか色々共感していただけると幸いです。

では↓からご覧になってください!

・セイバー

世界を救う、仮面の戦士達の聖戦 - AnDrew’s小生意気レビュー記

・ゼロワン

-楽園か 地獄か- 60分間の命運 - AnDrew’s小生意気レビュー記

 

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ではまた

冒涜と破壊の戦隊パワー

機界戦隊ゼンカイジャー

第7カイ!

「魔界の王子は気がみじかい!」

感想レビュー

 

 

前回そのとんでもない素性を視聴者に提示する形で登場を果たしたステイシー、今回の話にて新アイテム・ギアトジンガーによる歴代戦隊や戦隊ロボのダミーの召喚に加え、悪の戦士・ステイシーザーへの変身を引っ提げてゼンカイジャーを倒さんとする強敵として立ちはだかることとなりました。能力からしてもポジション的にはディエンド/海東やバスコの折衷という感じでアニバーサリー作品のライバルキャラの伝統をしっかり踏襲してきたといったところですが、こんな早期から登場するとは意外でした。次回も矢継ぎ早に更なるキャラの登場が示唆されていましたし、もっとじっくり単発回等でキャラ描写等を深めると思ってたこの序盤にこれだけの要素を出し惜しみせずぶち込んでくる思い切りの良さには驚きがあると同時に、これだけのものが序盤で示されるということはこれから一体どんな物語が織り成されていくのだろうかという楽しみも大きいですね

ギアトジンガーの召喚能力はバスコの前例がある分絵面的に新鮮味は薄いものの、ガオレンジャーが破邪の爪を順番に前に出すモーションやカメラアングルの再現といったおおっとなる演出、ロボがDX玩具の箱のビジョンから現れ出るというちょっとシュールながらも心踊る演出など、ファンが見ていて楽しい細かな遊び心が伺えるのがとても良き。大獣神→ダイノタンカーの変形は世代でない自分も玩具のギミックとして知ってておっとなったのでこういうのがあるとやはり楽しいです

ステイシーザーの姿もバトルフィーバーJのバトルジャパンがモチーフではないかと言われていて、音声も「邪バーン!」=ジャパンの言葉遊びではという考察もあるなどなかなか面白い部分が盛り沢山と、こういうのを発見しながら観られるのも乙なもんですな なんかステイシーザーはバトルジャパンじゃなくてアキバレッドがモチーフなんじゃないかとか冗談めかしく囁かれたりもしてますが...w

度近亭心恋 on Twitter: "ゼンカイジャーの「○○バーン!」の系譜で 「邪バーン!」 って音声な辺りやはり 「バトル『ジャパン』」 の要素が強い #nitiasa… "

しっかしこの短期間のゼンカイジャーとの交戦を経てこんなスゴい代物を生み出すあたり、実際有能だよねイジルデ これには今までご立腹だったボッコワウス様やゲゲもご機嫌!でもイジルデ(トジテンド)の近くに五色田博士がいるかも、という現段階の情報と合わせると、彼らの技術を幾らかダイレクトに利用したかもという可能性もあり...この辺は気になるところですな

 

そんな色んな能力を繰り出し襲いくる強敵として立ちはだかったステイシーですが、何も知らない状態で介人と絡んでる時負けず嫌いな一面を見せて張り合う一幕があってなんか憎めなさもありましたねw 割と普通に仲良くなれそうな余地自体はありそうですなこの2人

またトジテンドの仲間と言われることに難色を示し「僕はステイシー。それ以外の何者でもない」と返したり、半分人間かも、と自分の出自について軽く仄めかした上で「“アイツ”を超えるためにゼンカイジャーを倒す」と意味深な発言をしたりと気になる素振り多し。イジルデの台詞と合わせ彼が人間の血を引くことは確定的、キカイノイドとの混血なのもほぼ確ということが分かったけど、彼はその出自やトジテンドの出であることに強いコンプレックスがある、という感じなんでしょうか。彼の言う“アイツ”は察するに恐らくは父・バラシタラさんと思われますが、そこに拘る理由も気になるし、もっともっとじっくりと掘り下げていって欲しいですねぇ 僕はまだバラシタラさんがヤッちゃった疑惑まだ捨ててないです(やめろ

そして彼に関連する形でバラシタラさんやイジルデのステイシーに対する見方も少し伺えたけど、父としての息子への愛情みたいなものはなさそうだなぁバラシタラさん...イジルデ共々実験兵士として役に立てば万々歳くらいに思ってそうなのがひでぇ(やはりステイシー=捨て石の掛け言葉なんだろうか)

...ていうかバラシタラさん、ステイシーをギアトジンガーの利用者に選んだことについて「ゼンカイザー...つまり人間に近い者が良かった」って言ってるわけだけど、ここでわざわざゼンカイザーを強調したのなんか気になるんだよなぁ...ステイシーの扱いも「実験兵士」だし、何か介人を使ったよからぬこと企んでそう...

 

一方ステイシーと相対したゼンカイジャー側では、ステイシーの処遇を巡って迷うガオーンとジュラン達の間に不和が生じかけたけど、その裏にはキカイノイドよりも傷つきやすく壊れやすい人間を想う優しさが故の、人間かもしれないステイシーや偽のゴレンジャー達とたたかうことへの迷いがあり...と、ステイシーは勿論のこと、召喚されたダミーの歴代戦隊達のことも人間かもと想像し手が出せなくなるというところまで強調し、ガオーンの人間好きを優しさの伺える良い方向に際立たせたのは良かったところでしたね。ゼンカイジャーでは戦隊のあるあるを介人達が知らないことを前提とした上でメタ的にネタにすることがたまにあったけど、今回「敵が召喚する存在は大抵中身のない偽物」というあるあるをこういうアプローチで活かしてくるとは思わなんだ

また、ガオーンがジュラン達キカイノイド組の仲間達をちとぞんざいに扱うことに関しても、

自分達と違って人間は壊れやすい=キカイノイドは頑丈というところから、自分もジュラン達も少しくらい危険な目に遭っても大丈夫であり、だからこそ簡単にはやられないと信じてる、というキカイノイド嫌いのガオーンがジュラン達を一緒に人間を守る同志と幾らか認め歩み寄った上で示していた不器用な信頼というところに繋げたのも非常に巧かったなと。

ジュラン達も最初気付かなかったみたいにすごーく分かりにくくめんどっちい示し方ではあったけど、ガオーンのキカイノイド嫌いな一面やその振る舞いを大きく崩さないながらも少しずつ軟化してると示す描き方として絶妙だし、彼が人間とキカイノイドという両極な線引きを基にトジテンドも支配される民衆達も自分も込みでキカイノイドを嫌ってたところから、ジュラン達や自分のことを「その頑丈さで人間達を守ることができる存在であり、心置きなく一緒に戦える仲間」と見るところまで行ったという、特別な線引きを持てるようになったとして、さり気なくガオーンの精神的進展としたのも凄く好きなところでしたね。この辺の複雑な内面描写は流石の香村さん
またガオーンのそんな「キカイノイドに対する信頼」をさり気なく物語上で強調する描写として、ジュランにガオーンの想いを気付かせたヤツデ婆ちゃんがジュランの胸を鈍い金属音を響かせながらガンガンと叩くシーンと、ガオーンが僕達は頑丈と言いながら自分の身体をガンガンと叩くシーンを連続させるという構図をいれたのが、キカイノイドという存在を上手く活かした凄く象徴的な演出でまた巧妙。これ凄く天才的な演出だと思いますね...こうしてジュランがガオーンの想いに気付き、みんなで戦いに赴くとこまで込みで、キカイノイド組引いてはゼンカイジャー全体の絆をグッと深める流れとして綺麗にまとめてて最高に良かった

しかしガオーンのこの複雑な心情の気付いてさり気なくジュランに示してみせたヤツデ婆ちゃん、素敵。

このガオーンの一連のシーンはどれも良かったけど、やはり個人的に好きなのは介人と肩を並べてベンチに座って話すところ。Twitterでも演者さん達に語られてた部分ですが、悩むガオーンの感情を髪を振り乱す豪快な動きや細かな仕草で表現した蔦宗さんと、安定したアフレコでその感情の機微まで映像に落とし込んだ梶さんの喋りがあって、後ろ姿からもどことなく抱え込んだ色んな想いが窺えた良いシーンでした

駒木根葵汰 on Twitter: "ガオーンとのシーンやっぱり好きだな〜 蔦さんと僕の動きを梶さんがしっかりと汲み取ってくれて完成したシーンです。 ジュランとガオーンのカラフルのぶつかり合いも本当に現場での迫力が凄くてヒヤヒヤしたのを覚えてます。 そんなこんなで、お気に入りの回であったのです⚙️ #ゼンカイジャー… https://t.co/Hnhv5O97Ay"

梶裕貴 Yuki Kaji on Twitter: "ありがとう、きいたくん! きいたくんと蔦宗さんの芝居、しっかりと感じながらアフレコしました。 僕も大好きなシーンです。 ガオーンが、 キカイノイドな自分を受け入れることで、逆に人間に近づいた瞬間🦁 これからも蔦宗さんと一心同体で頑張ります! あ!バク転おめでとう✨ #ゼンカイジャー… https://t.co/3KH6qqn9ah"

 

終盤の巨大戦では2体のゼンカイオーvsキカイノイド組に対応するロボの決戦や、分離した4人が巨大なままそれぞれ対応する相手と戦うシーンが迫力満点に描かれたり、まさかの巨大ギアトリンガーでのバズーカ発射でフィニッシュしたりと、面白い画が沢山で見応えがありました。戦隊お馴染み必殺バズーカ要素ここで出すか...w てかその前段階の「もっとデカくなって踏み潰したろ!」もおかしいけどw

そしてラストには、ステイシーザー怒涛の召喚ラッシュで無数の歴代ロボがジュラン達の眼前に立ちはだかるという、1桁台の段階の話数で繰り出されるもんじゃねぇレベルの豪華な構図のお見舞い。ほんと出し惜しみねぇな...!

 

以上ゼンカイジャー7話、ステイシー参戦により波乱巻き起こる戦況、というところから、ステイシーザーの凶悪無比な召喚攻撃の豪華な絵面や彼のキャラクター性など大いに盛り上げてきたのが面白かったですね。気になる伏線も含めて彼には今後もバンバン登場して掻き乱してほしいし、ガンガン掘り下げてほしいところ。

またガオーンの内面について、人間とキカイノイドという種族の線引きからくる彼の優しさや、共に戦うキカイノイドの仲間達との交流を経て手にした新たな価値観・線引きから生じたジュラン達への信頼が描かれて彼のキャラがグッと深まったのもグー。香村さん脚本ということで元々信頼感は大きかったですが、キャラクターの掘り下げを段階を経て丁寧にしてくれるという期待がより高まりましたね。序盤は香村さんがしっかり参加し脚本を引き締めてくれるそうなのでこれは非常に楽しみ!

さて次回、この大混戦の中で更に参戦してくる者とは...!?これ以上ややこしくするな莫迦!!

 

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ぶきっちょクックみのり

トロピカル~ジュ!プリキュア

第8話「初めての部活! お弁当でトロピカっちゃえ!」

感想レビュー

 

 

あすか先輩の「昼ぐらい1人でゆっくり食べさせろよ」になにとはなく共感しちゃった日曜朝。僕自身昼飯に限らず食事は割と1人で自分のペースで楽しみたいタチなので...まぁ部の仲間との付き合いというところでそういうのもほどほどに大事なことだしね(その上であすか先輩の発言を否定したりしない台詞回しがされてたのは地味に好きなところ)

 

今回は朝早くからお弁当を作ってくれるお母さんの苦労を慮り、感謝の意も込めあすか先輩のご指導の下でお弁当を作る話。自分でしてみて料理の大変さを実感したまなつが毎日お弁当を作ってくれるお母さんの苦労や優しさに思いを馳せつつ、最後には自作の料理でお母さんと卓を囲むというほっこりするという、コミカルさもあるけど凄く良い話でした 毎日健やかに食えてることや、食事を作ってくれる人がいることは凄くありがたいことなので、自分の料理できるできないはまた別になってくるだろうけど、こういうことに対する感謝を常日頃から忘れないようにしなくちゃね...自分も一人暮らしの時何かの気まぐれで簡単に料理した時一品作るだけでも大変なのを実感しましたし、それ故に実家住まいの今美味しい料理食べられてることは凄くありがたいと身に染みているのでなんか感じ入るもののある回でしたわ

 

また今回料理の先生になってくれたあすか先輩の料理の得意さに注目する形で、彼女の家族構成がさらっと語られたけど、自分・兄・父の3人暮らしでお母さんがいないっぽいのは気になる。掘り下げとして興味のあるポイントだけど今後触れられるのかしらね あくまで滝沢家の話ってことで本編でこれ以上触れられることはないかもだけど

 

そんなあすか先輩の背景も気になったけど、今回はそれ以上にみのりん先輩の存在感が凄く大きかったなという印象。w

前回あんなに思慮深い姿を見せてたのに、料理に関しては恐ろしいまでにぶきっちょという疑惑が出て一気に面白キャラ臭が増してしまいましたなぁ() 納豆とモロヘイヤは分かるけどマグロの目玉と卵の殻は組み合わせが異次元すぎるんよ てかそもそも朝から何作ってんの!?

ヒビも入れずに卵を割ろうと神妙な面持ちで睨めっこしたり、手にご飯つぶくっ付けながら「メギ...メキ...」って効果音鳴ってそうな握り方でおにぎり作ってる画が面白すぎる(後者に関しては隣でさんごが凄く綺麗に握ってるのが対比になってるだけに余計に...w)先輩だけど、こういうシュールギャグ的な絵面が板についてきたのはこれはこれで好き

雪光 on Twitter: "みのりん先輩のおにぎり力任せなのが伝わってきてじわじわくる #precure… "

鳥巣ラムネ on Twitter: "みのりん先輩のおにぎりの作り方もめっちゃ力入れてるし手の甲に米粒ついてたりで、丁寧に握るさんごちゃんとまた違って、勉強出来るし慎重派だけどちょっと力加減が苦手なぶきっちょなとこ垣間見えて良き。"

 

戦闘シーンでもプリキュアがお弁当食べそびれてパワーダウンする展開からお弁当食べて覚醒する流れを入れてさり気なーくご飯をしっかり食べることの大事さを子供達へ伝えてるのが子供向けのアニメとして良きかな パパイアの台詞で野菜を食べることの大切さも念押しする手堅さも良いぞ!フラミンゴの「うん、トマトも美味しい...(凛々しい表情)」すき

かつて某眩き冒険者が野菜を貪り食う姿に影響されて小さいお友達が野菜を食べるようになったと聞くし実際こういう番組でのこういうシーンはけっこう効果的なんだろうなと プリキュアが戦闘中に座って食事する画はちょっとシュールだったがw(凍らせてる間に倒しときゃ良かったのではというツッコミはなしよ)

リアルタイム時に弁当食って覚醒になぞらえてバーニングフォーム展開って言ってた人は手を上げなさい

食事に関連させて、後回しの魔女一派の方でもちょっとしたネタとオチが付いてたのも今回の地味に好きなところw 思えばあの上司の下でいつでも食べられて美味しい料理を作ることになってるチョンギーレさんもある意味、今回の話の「料理を作る人の苦労」に関連してたのかなとか思ったり てかしっかりそういうオーダーに応えてるからなんだかんだで凄い料理人では...?
ちゃんと感謝したげなよ魔女様!

 

 

以上トロプリ8話、料理を作ることの大変さ、料理を作ってくれる人への感謝、食べることの大切さ、と食事にまつわる大切なことを描く、女児アニメらしいコミカル且つほっこりしたテイストのエピソードでとても楽しかったですね 脚本の井上美緒さんは恥ずかしながら初めてお見かけする名前の脚本家さんだったけどこの辺のバランスが上手いと感じたので今作でまた登板していただきたいですね

ちなみに今回変身後の全員での口上が「よく食べよく寝る!」になってて、毎回変わるんかいと驚いたものですが、今一番大事だと思うことをやる、をテーマとして話ごとの大事なポイントをここに反映させてるという考えを語ってる方がいて凄く納得。今後どんなのが飛び出すか楽しみですな

アーモンドウォシュメ〜ン♪ on Twitter: "まさかの決め台詞が毎回変わるの、トロプリの「今一番大事なことをやる」 を体現してる感じでめちゃくちゃいいですね☀️ #precure… "

 

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社長共、大暴れのお時間です

仮面ライダーゲンムズ ザ・プレジデンツ

感想レビュー

 

 

※本レビューはネタバレを多分に含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

 

本作は仮面ライダー滅亡迅雷やバルカン&バルキリーの後日譚的立ち位置の作品になる、ということらしいのですが、それを踏まえて考えると、

①働いてた会社がいつの間にか粉砕され

②新しい会社を立ち上げて心機一転頑張ろうとしてたところをウイルスに感染され

③更にそこから生まれたイカれた男に弄ばれ

④加えて後追いでその男の父親までもが自分の身体から這い出てきて

⑤終いには自分そっちのけで狂ったように喧嘩し出す

と災難だらけの天津垓、あまりにかわいそう()

アーク様はなんて野郎を拾ってきてくれやがったのか

 

仮面ライダーエグゼイドより生み出された狂犬もとい神・檀黎斗その父にしてクレイジー絶版マンこと檀正宗そして仮面ライダーゼロワンにて一生分のヘイトを買われながらもaiboパワーで這い上がり逞しくも改心と贖罪の道を歩み始めた1000%男・天津垓、と高橋悠也脚本作品の濃厚社長キャラを一同に集めた闇鍋のようなスピンオフ作品である本作。4/11、4/18と前後2編がTTFCにて公開されました。

内容としてはこの濃すぎる連中により織り成されるシュールギャグ的テイストがメインという感じで、時を超えてなお自重する気ゼロの檀親子の変わらぬ大暴走を見られたのは個人的には面白くて良きでした。てかなまじ20分の本編に押し込められてた、濃度としては歴代でも最高だった気が...w

 

まず苦しみ始めた垓の身体から優待離脱よろしく現世へ黎斗が君臨し、この3密回避のご時世などお構いなしに苦しそうな垓の顔面を撫で回すわ頬擦りしまくるわとやりたい放題をかまし、黎斗を倒そうと変身したサウザーの姿を黒く染め上げ(滅亡迅雷本編でサウザーのスーツがザイアになってたこととの兼ね合わせの展開だと思われますが、ゲンムイメージという理屈付けがザイアの黒ボディに赤い目というカラーリングに良い感じに噛み合ったのは上手いことやったなと)、生身の蹴りで蹴飛ばすわ、親の仕草よりも飽きるほど見たお馴染みの狂ったようなテンションでゲンムとなって暴れてサウザーを蹴散らし圧倒するわ、とここまでが前編の大まかな内容です。イカれてるだろこれ?(

ダンクロと岩永さんが元気そうで何より

 

そしてゲンムが垓を手にかけようとしたその時、ポーズの音声と共に時間が停止し、檀正宗降臨!と いやぁ貴水さんが主題歌を担当することは予め発表されてたとはいえ、まさか正宗として登場するとは思っていなかったのでこれは驚き興奮しました。中盤辺りで垓の身体から後追いで這い出てくるシーンの時点で「あっまさか!」と思いましたね(一瞬黎斗の2体目が這い出てきたと勘違いして反射的にウワッ...(ドン引き)て思っちゃったのはクラスのみんなには内緒だよ)

 

そして後編は、正宗が黎斗に「お前は最早この時代には必要ない」的な、ゲンレザの時を思わせる言葉を投げつけながら始末するために襲いかかるところからスタート。さぞや2人の壮絶な戦いが幕を開けるのだろう...と思っていたのですが、実際のところは、2人で幻夢の社長に相応しいのは自分だと主張し合い、お互い罵倒に罵倒を重ねながら殴る蹴るの応酬に出るというカオス極まれりな泥臭すぎるバトルだったのは笑ったw 壮絶だったのには違いないけどテンション感が小学生男子の喧嘩のそれだし、それをこの濃すぎる親子が織り成すもんだからまぁうるせぇうるせぇ() 後述する垓の台詞のシーンの後ろでもずっと2人の鳴き声や殴り合うSEが喧しく鳴り響き続けてるのが凄く腹筋に悪かったですw 岩永さんも貴水さんも久々の檀親子ということで気合入ってたのかいつも以上に大袈裟な感じでねっとりこってり喋るのが既に面白すぎたし、ゲンムとクロノスが「ン私だァ!」「私の方ダァァ!!」って言い合いながらぐるんぐるん回る画でもうダメだった(

それはともかくとしてここのゲンムvsクロノス のバトルはよく見るとマイティアクションの能力で跳び回るゲンムやバグヴァイザーを振るうクロノスなど意外と個性的なバトルの魅せが多く、縄田さんのゾンビじみたイカれた動きを繰り出すゲンムも見れたりと純粋に楽しかった。縄田さんの膝立ちから上半身を起こす動きすげぇよなぁ...
エグゼイド本編でも滅多に見られないレベルでアクションしまくるクロノスという貴重な画は必見です

 

そしてここから、この親子の大喧嘩の中で繰り広げられる双方の社長としての信念を耳にした垓が、2人の社長としての会社への「愛」を感じ取ったことで自身も「会社を、事業を、社員を愛す」社長としての在り方に至り、ゲーム病の基であるストレスを乗り越え、檀親子に精神的に打ち勝つ、というまさかの展開。

ここ本当にまさかの展開すぎて面白かったけど、同時にタイトルのザ・プレジデンツ=社長達という要素をきっちり活かしたことや、ゲーム病とストレスというエグゼイドにおける要素も自然に織り込んだ展開の中で垓が社長としての真理に至り成長するところまで描いたことは割と素直に上手くて良かったところなんですよね。檀親子が垓の上で喧嘩する話になると思いきや、垓が本作のもう一つの顔としてしっかり締めるというのは良いバランス感だった。前編でも黎斗が垓の前で社長について説くシーンも伏線だったわけだ

 

そして垓の言葉を受けて黎斗は彼を認め、正宗も黎斗を止めようとしたのは親としての子への愛故だった、と黎斗を抱きしめ共に消滅する、とエグゼイドの作中でもついぞ実現しなかった檀親子の和解を描いたのもなかなか面白いポイントでした。エグゼイド本編にはいなかった外様の存在である垓の視点も加わったからこその展開として、納得感も地味に大きかったですしね

...まぁ和解した2人の「クロトォ...」「パパ...!!」連呼をグルグルカメラアングルで見せながら2人が昇天し、天空に満面の笑みの2人の顔がハート型を描きながら浮かぶという演出で色々と台無しだったんだけどな!!この親子は本当に(

ふざけすぎです監督() でも黎斗は正宗をパパと呼ぶという、ジオウ登場時にも描かれた岩永さんの提案したという黎斗像がきちんと反映されてたのは好き

 

その後、新たな会社の立ち上げということで垓が社長として心機一転、秘書の厘と一緒にオフィスの消毒から始めるという微笑ましい画で垓サイドの話は締め。厘とのコンビもけっこう面白かったし今後の客演とかで垓が出る時に厘も一緒にいて欲しいなぁ 思えばゲーム病という要素といい最後の消毒のシーンといい、このご時世だからこその強調でもあったのかしら

 

...そしてアークの意思が渦巻く電脳空間にて、愛がエンディングを変えたことに目を付けほくそ笑む、からのGame Over...?で締めという、なんとも気になるラスト。まだ出てくる気かお前...!(

時系列的なところで言うと今回の話をエグゼイド年表に組み込むとゲンレザとマイティノベルXの間になる、と見る人が多かったのでマイティノベルXへの布石か?とも取れますが、黎斗だもんなぁ、なんかまた来るかもな...

 

 

と、なかなかカオスさも極まってはいましたが、けっこう楽しかったです仮面ライダーゲンムズ。檀親子の物語としても、垓の物語としても、ザ・プレジデンツの名に恥じぬ社長達の話として短編的なスピンオフながらも良い具合に内容の詰まった一作でした。久しぶりに檀親子の大暴れが見られたのも嬉しかったしなぁ!

最後にちょっとした仄めかしがあったけど、エグゼイド好きな身として何かまた動きがあるなら待望ですね

 

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獅子竜合一

仮面ライダーセイバー

第31話「信じる強さ、信じられる強さ。」

感想レビュー

 

 

大秦寺さんとソフィアを、悪意あるストラップのイラストデザインが襲う!!

絵に描いたお手本のような真顔になる大秦寺さんが面白すぎる...w

 

仲間や家族をこれ以上失いたくはないという焦りと、その中で痛感する自身の無力さに打ちひしがれる倫太郎が、悩み苦しみながらも戦う倫太郎の強さを見出し信じてくれていた飛羽真の心に触れ、またそんな飛羽真の強さたる、多くの出会いや別れを経て感じてきた様々な想いを剣と剣のぶつかり合いを通じて感じ取るという流れを経て、飛羽真と手を取り合い芽依を救い出し、宿敵ズオスに一矢報いた今回。

自分に真剣に向き合う飛羽真やいつも剣士達を支えてくれていた芽依の想いに改めて気付き、2人のことを「自分のことを信じて諦めてくれない人達」と呼んでその想いに応えようとする流れは非常に熱かったですし、剣を交えたことで知った飛羽真の「大切な人達との離別や、かけがえのない出会いと絆を胸に強くなる」という想いが、大切な家族を失う経験から、仲間のために強くなろうとする倫太郎を動かすというのも演出として非常に効果的だったので良かったのですが、全体的にいうと倫太郎の覚醒と改めての仲間入りの話としては個人的にちょっと物足りなかったかな、という印象の方が強かったり。

 

と言ってもこれはどちらかというと前回のエピソードでの溜めが凄くハマった分の期待値が高すぎたことや、今回の話の演出が自分のツボにハマらなかったのが大きいかなと感じますね

倫太郎がああして真面目さ故に思い詰めたどん詰まり状態に陥ってた中でそれを動かしたのが剣を交えることによる決闘で相手の奥底の想いを知ることであったというのはセイバーらしいロジックなので本作の描き方としては凄くアリだなとこうして内容を纏めてて思った(飛羽真は自分より強いのだから自分の気持ちなんて分からない、と意固地になって言葉が耳に入ってなかったですしね)ものの、自分としてはもう少し熱い会話劇的なものを期待してたところがあったので、ここでの決闘で通じ合う展開は初見だとちょっとあっさり目に見えてしまったかなと(大秦寺さんや尾上さんの時とはちょっと違って、倫太郎はここに至るまでの間に少なからず飛羽真や芽依との会話劇で改めて距離を詰めていく過程が描かれてただけにここで決闘するのがちょっと二度手間に思えてしまったのもあるかも)

 

あと倫太郎が飛羽真との距離を深めた象徴的な演出として、飛羽真の呼び方を「飛羽真くん」から「飛羽真」へ改めるという流れもありましたが、こういう演出は個人的に前の呼び方自体がちょっと距離感を感じるようなものであるからこそ活きるものだと思ってるので、倫太郎でやるのはなんかちょっと違うかなー...という印象だったり。中盤がああだったとはいえ倫太郎は元々飛羽真に対して友好度高めだったし、くん付け自体も倫太郎の真面目さが出てた良い呼び方だと思ってたのでそんな改めるようなものでもなかったかなと思ってたので

芽依に対し敬語なしで呼びかけるところは、第15章での芽依の「顔を上げろ!」という激励に倣った呼びかけっぽくて演出自体はちょっと好き(あそこでの芽依の強い口調もなんとなくキャラ的に合ってない感じがあって自分としては微妙なところではあるのですが)

 

戦闘シーンに関しては、次回のパワーアップを前にキングライオンが良い活躍をしたのを筆頭に、ブレイズによる烈火・流水二刀での納刀・居合の必殺技演出や、夕陽をバックにしたネコメギドへのトドメなど、目を惹く演出多しだったので満足度は高いです。ズオスがエレメンタルのエレメント化を2度目には破るという、手練れぶりを発揮してたが個人的にはとても良き

でもネコメギドがアクセサリー化してた人々の救出はもっとしっかり描いて欲しかったかなと思う。攻撃を防ぐためにバリアにしたことで手放した、と理屈はついてるもののその後は描かれずじまいだしそもそもあのバリアも今回急に使ったからちょっと唐突感はあったので でも総合的には見応えあるバトルでしたね

 

それ以外のところでは、ストリウスとズブズブの現マスロゴが語った全知全能の書の一部の話が気になるところ。ノーザンベースに収められてるそれを狙ってメギドやサウザンベースが攻めてくる、というところで次回から更に話が回っていくのでしょうか

しかし現マスロゴ、唾液が口内で糸を引く、というニチャア...(物理)とした笑みを浮かべるという漫画的な演出が強烈だったけど、強烈すぎてちょっと演出過多感もあり。現マスロゴは出るたび分かちやすすぎな悪役演出をぶっ込まれるのでちとキャラ付けがこってりしすぎ感あるんだよなぁ 抑えて、もうちょっと抑えて!

あと玲花、現マスロゴだけでなく兄への依存じみた信頼みたいなのも強調されてきてて、前半戦においての「私なんでも知ってますゥ〜」みたいな真顔でノーザンベースを引っ掻き回す姿が目立ってただけに余計に現マスロゴや凌牙の道化感が増していくのが哀れというかなんというか...はちゃめちゃに痛い目にあってほしいキャラではあるけど、なんか凄く哀れな最期を迎えそうな予感もあり心配だよ!

 

 

と、ちょっと不満多めな感想にはなりましたが、倫太郎がようやく心に憂いなく仲間に加わり、ノーザンベースがまた一枚岩になり始めたのは素直に嬉しいところ。ストラップの並びのように、皆が揃うのはいつの日か 気になる

賢人!そろそろ月闇の未来視がインチキかもしんないって疑うくらいはした方が良いよ!

 

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Extinction

「ゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷」

(一先ずの)感想レビュー

 

※本レビューはネタバレを多分に含みます。未鑑賞の方はご注意ください。

 

 

冬の劇場版「REAL×TIME」を経て、滅亡迅雷.netを軸に据える形で公開となりました、仮面ライダーゼロワンのVシネマ作品「仮面ライダー滅亡迅雷」。

劇場公開当初の評判をちらほら見るとどうも賛否の大きく分かれそうな雰囲気があり、内容に少し触れた感想的なものをある機会に少し拝見した際にもなかなかどうしてとんでもない内容になっていそうという空気感を感じ取ったりと少々不安要素の大きかった本作でしたが、視聴し終わった僕個人の率直な感想としては、否寄りの印象、というか(まだ)なんとも言えないというのが正直なところでした。

 

その印象の一番の要因はやはり、本作の主役・滅亡迅雷.netの面々の

人間は滅ぼすべき存在ではないと一度は心に決めた彼らが、ヒューマギアを道具として利用するリオンに立ち向かうために自ら再び「人類の敵」となって牙を剥くという決意、

および人類への宣戦布告じみた言葉やリオンの殺害、仮面ライダー滅亡迅雷への変身に伴い空っぽとなった自分達の身体の破壊、そしてZAIA本社の破壊活動といった、どんどん後戻りできない方向へ向かっていくような行動の数々でしょう。

いやぁ、これは何も知らずに観た方々は相当にショッキングだったろうなぁ...自分も鑑賞した方々の評判から察せられる雰囲気や、本編内容についてほんの僅かながらも耳に入れていたことなどからある程度身構えてはいたので思いの外驚きは少なかったものの、やはり衝撃的であることには変わりはなかったですし

 

彼らのこの決断と行動については、
彼らが人間は滅ぼすべきではないと知ったTV本編の展開、

本作冒頭での迅の「皆が笑顔でいられるようになればアークが生まれることはもう無い」という希望、

リオンによる「アークは最早時代遅れ、これから始まるのは正義と正義のぶつかり合いによる戦争」という言葉、

など、その要因になったと思われる描写が多く存在していたので、深掘りするとなんとなく察することはできますね。

今回の戦いがリオンの言うように悪意が起点となって生じた軋轢ではなく、「悪意を乗り越えた者達かつて人々に恐怖をもたらしたテロリスト達を倒そうとするという社会一般に対する大義名分を背負い立ち向かう者達の正義vs正義の戦い」である以上、そのかつてのテロリストであり、且つそこから人間を滅ぼすべきではないと気付いた自分達がリオンに立ち向かうことは、多くの人間やヒューマギアにとっての心象という意味でも、自分達が一度決めた信念を曲げてしまうという意味でも許されないことなのだと、滅亡迅雷の面々は気付いたんでしょう。

そして、そうだとしてもこの戦いがヒューマギアの自由のために決して避けて通ってはならないものである以上、自分達はもう2度と人間とヒューマギアの笑顔の輪の中には戻らない、人間に牙を剥く悪として君臨するという覚悟の下で、こういう結論へ至ったと...ううむ辛い リオンの殺害やZAIAの破壊完全に人間に牙を剥く存在となるべく一線を越えるため、そして自分達の身体の破壊自分達が人間やヒューマギアの仲間であった頃の象徴であり居場所でもある自らの身体を砕くことで、もう2度と戻らないと決断するため、だったんだろうなぁ...

そうして覚悟を決める上で滅が、自分達が全てを傷付ける存在となった時どうするかと不破さんに問うシーンがあるのですが、ここで「迷わずぶっ潰す」と彼が答えてくれたのを聞くことができたのは、滅にとって凄く安心しただろうなぁとも思う。自分達が強大な悪になろうとも、人間やヒューマギアの平和のためにそれを食い止め倒す、正義の戦士がいてくれると分かったのだから...こういう形で2人の信頼が描かれるなんて

 

そんな彼らの決意の象徴とも言える新ライダー・仮面ライダー、ソルド達のマスブレインがモチーフとなった姿から、電子的な英語の音声を読み上げる無機質な威圧感が、良い存在感でした。

当初のビジュアル公開時は「ご当地ヒーローの敵っぽい」と言ってる声も見かけた(自分も「ご当地ヒーロー臭あるデザインだな...」とちょっと思ったことを白状します)ものですが、本作の展開を踏まえると「敵っぽい」という印象は抱いて然りだったなと。ある意味ゼロワン作品の裏ボスとして君臨することとなったわけですしね...
戦闘に関しては徒手空拳多めでちょっと新鮮味はなかったのでそこは惜しいですが、ここは次作に期待。

そんな仮面ライダー滅亡迅雷、上述した電子音声読み上げによる無機質な威圧感が強く印象付けられてたからこその、ラストでZAIA本社の残骸の上に立ち、滅亡迅雷4人の悲痛な慟哭をダブらせながら叫ぶ姿は痛々しかった...例え決断しつつも、自分達がもう2度と皆の下へ戻れないというのは、辛いのだろうな...

と、つらつらと本作のショッキングな部分にして魅力たる部分を細かく言語化し書き連ねてみましたが、個人的な素直な気持ちを言うとこの展開にする必要あったのかなぁ...と思う部分はあり。

自分自身ゼロワンという作品には個人的なハマらなさもあって愛着的なものは少ないものの、(物凄く曲がりなりに、という感じではあるながらも)TV本編の物語を経て滅亡迅雷が至った結末、そこから転じて描かれた劇場版での彼らの仲間達との奮闘には多少なりと思い入れはあったので、そこをここに来て崩してしまったことには色々思うところはあるんですよねぇ。TV本編ラストで亡はAIMSに、雷は宇宙センターに、と受け入れられ、滅迅は人類の監視に、と人間社会の中で頑張っていこうとする姿が描写されたのに、今になって「元テロリスト」の部分を引っ張り出してきて陰鬱な方向へ持っていくのはちとモヤるというか。(それ自体は未消化のしこりのピックアップという意味でも、彼らの徹底的な掘り下げという意味でも凄く意義があることだと思うけど、TV本編でその点に触れずに4人が人間社会に溶け込んだような描写で締めておいて、後出しの話でそこをつついてきてこういう話に持っていくのはなんか好みではなかった)

TV本編でなまじそういう部分に触れずに綺麗に締めたならそこはあまり揺らがさないで欲しかったなと(滅亡迅雷が人間社会へ溶け込むことへの人々の不安、そしてそこから少しずつ受け入れられていく流れ、などが少なからず本編で描かれた上で、それでもまだ不安や恐怖を抱く人々もいる、として本作のエピソードに近い展開の番外作品とするなら個人的にはアリという感じです)

 

まぁ上述したようにストーリー展開の中でのメッセージ性の描き方はかなり味があると思いますし、意義ある展開だとは思っているので不満タラタラということではないです。強いて言えば、もう30分増しくらいの尺でもっと掘り下げや過程をしっかり描き、この1作品でスパッと収めるくらいにしてくれれば良かったなと思ったりします

 

あとはリオンのあのキャラはちょっとお気に入りだったりします。あの小物感バリバリの分かりやすすぎるくらい大袈裟なキャラ付けは個人的な好みでいうとちょっとビミョーなのだけど、あのキャラだったからこそのシリアスさとシュールさの混然とした雰囲気は独特の味がありましたし、絶妙に印象に残ったなという感じですw 滅亡迅雷vsザイアのシーンで思いの外ボコボコにされて及び腰になりながらも「カモォン...カモォン!(引きつった声)」ってイキるの好き

或人・滅・エスが「正義」で悪意を乗り越えたという点に注目しそこを活かして、アークを否定しながらも利用し暗躍する様は新鮮で面白く、本作の展開を転がす上でも大事な存在でしたしね 何より仮面ライダーザイアへの変身プロセスの動きがキレあってカッコいいのが加点高めですわ。最後にサングラス外す動き良いですよねぇ!

 

しかし今回も平然とのさばると思ってたアズ、あっさり倒れてしまったなぁ...あれほど暗躍し続けてたのに

ぶっちゃけアズはTV本編・劇場版と媒体を跨いでなおあまり痛い目も見ずにあざとすぎるキャラで調子に乗り続ける様があまり好みでなくこれ以上同じ感じで描かれ続けるのは自分としてはあまり望ましくなかったので、とてつもなく個人的なキャラへの好き嫌いに基づいた印象ではありますが、ここで一杯食わされての退場は溜飲も下がったなという感じです(アズ好きな方々はゴメンね)

キャラ的にちょっと呆気ない感じはあるものの、リオンvs滅亡迅雷を演出する上で「正義vs正義」を少なからず強調しアークを時代遅れとしたのは大事な展開だと思うので、やはりここで終わり...なのかも

 

 

などなど色々述べましたが「仮面ライダー滅亡迅雷」、本編後のエピソードでのこの大波乱や、前後編の「前編」を前提とした引きなど、賛否は大きく割れる作品なのは間違いなく自分としては否寄りながらも、込められたメッセージ性の濃さは良いなという感じです。とりあえずハッキリとした結論・評価自体は後編となるバルカン&バルキリーの視聴を経た上で決めたいなと。それまでは一旦保留です

 

「Metsubou Jinrai will be extinct.

(滅亡迅雷は、滅びる。)」

自身へ向けて滅亡迅雷.netが示した意志を、不破はどう受け止めるのか。

そして唯阿は仮面ライダーとして、この戦いに如何に立ち向かうか。

物語は、更なる局面へ...

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

サガソウル・ホワイトドラゴン

ゾンビランドサガR(リベンジ)

第2話「ぶっ壊れかけのレディオ SAGA」

感想レビュー

 

 

この2期に入って、純子の幸太郎への恋慕の感情がかなり大胆に描かれるようになっててオラワクワクすっぞベジータぁ!!

 

今回より新OPが遂にお披露目。1期の従花ネクロマンシーから更にパワーアップした、スタイリッシュなメロディラインがカッコいい非常に良い一曲でした。映像の方は1期の時のキメたようなカオスさこそなかったものの、画面上をイラストの色彩が目まぐるしく移り変わる様やキャラクターがぬるぬるとした作画で動き回る様が実に見応えがあって飽きなかったです。2期も安定して楽しいOPでした!

 

今回はサキのメイン回でありつつ、ゲストキャラ・ホワイト竜さんの声優にまさかの白竜さんを持ってくるという第2話目とは思えねぇような飛ばし具合が大きなインパクトをもたらした話でした 最初「ホワイト竜さんの声なんだか聞き覚えあるなぁ...」と思いながら聞いててふっと「あっ、利根川ァ!」って気付きました

佐賀出身の方という繋がりがあるとはいえ、尖りすぎなんだよなぁ采配が!!()

しかし白竜さんのアフレコ、相変わらず独特の魅力があって実に良い。流石に本職の声優さんには及ばないのだけれど、一言一言に説得力を強い含んだ喋り方や貫禄漂う声色が良い感じにキャラにハマってて耳に残るんですよ 某利根川といい、独特の深みのある壮年男性キャラが上手いなと

 

今回の話、サキが1人だけピンときてテンション爆上がりになるという前作のドライブイン鳥&ガタリンピック回を思わせる始まり方だったのでてっきりギャグ寄りな回になると思っていましたが、仲間想いで情に厚く周囲を引っ張ってゆくサキの人柄のルーツに迫るという、思わぬ掘り下げに繋がる回だったので良い意味でちょっと驚きでした

「自分の居場所が見つからねぇってのは、誰だって辛い。

がそんな時こそ目を伏せるな、耳を閉じるな。必ず近くにお前と同じ想いを抱いた仲間がいる。

今こうして俺が話しかけた瞬間から、お前はもう1人じゃない。

時が経てばお前は俺を忘れるだろう。だが俺は、お前に会えたこと、今日こうして分かり合えたことを決して忘れない。

もしお前が、不安や孤独を感じた時は、いつでもこの場所に、帰ってこい」

とはサキの心を動かしたホワイト竜さんのラジオでの言葉ですが、これがシチュエーション的にも凄くグッときました。特定の誰かにではなくラジオを通じて多くの人に届けた言葉でありながらも、白竜さんの渋い語りも相まって、1人で燻る多くの者達の心の隙間を埋め孤独に寄り添うような静かな熱さを秘めた深みを感じ、自分も聞いていてちょっと心動かされるものがあった、とても良い台詞でしたね。1人で苦しんでる人にとってその気持ちに寄り添ってくれる言葉は凄く沁みますよねぇ...こういう魂に訴えかける熱さ、みたいなテイストはサキメインの話らしいなと

前半の竜さんがちょっと何言ってるかよく分かんない独特な存在感のあるキャラという演出をされてた分、後半でのこの台詞はギャップもあって凄く惹かれたしサキが惚れ込むのも納得という感じでしたな

 

こうして竜さんから「同じ想いの下で共に歩んでゆく仲間の尊さ」「悩み燻る多くの者達の心の拠り所の大切さ」を知り、その熱い魂を確かに継承したサキが、多くの者達の拠り所である竜さんのラジオを守り皆を支える存在として、パーソナリティを直々に受け継ぐというシチュエーションも熱かったですな。サキのフランシュシュのリーダーという要素をもここで「佐賀の全ての者達を支え導くリーダーになる」という形で昇華してより大きく広げてきたのも良きかな。

 

そして最後に、竜さんを初恋の人とするサキの竜さんへの告白が描かれ、それを受けた竜さんの「もう少し大人になって、良い女になったら、また会おう」という返しがゾンビとなってもう成長することもない身になったサキに刺さる、というちょっと切なくほろ苦いテイストの演出へと繋がるのがなんともしんみりしました...今までのゾンサガにない新鮮な締めだったなぁ。

今まで困難に直面して悩みつつも、何かの形で前を向き続けていたサキが、自身にゾンビの身体故の失恋に涙を流すという画は、「ゾンビ」という要素を隙なく活かした上でサキのキャラクター性に更なる深みを与えていて凄く印象的でしたね こう言ってはなんだけど、この瞬間には自分の身を呪ったかもなぁ、サキ...

冒頭で述べた純子の恋心へのフォーカスはサキのここら辺の演出に絡めたものだったのかもだけど、1話において幸太郎が言っていた意味深な発言も合わせると、もしかしたら純子もいずれこういう切ない失恋に相対することになるかも...?とも思ったり

そんなちょっと悲しさを感じるサキの姿を描きつつも、さくらがサキの心に同調してサキ以上に号泣してくれたことで雰囲気が湿っぽすぎなくなったのは良かったわね さくらの人の良さも出たし、サキに寄り添う「想いを同じくする仲間」の存在もグッと強調された感があるので良いシーンでした。脱水でミイラ化するのめっちゃ笑ったけどw 今回はやたらヒロインらしからぬ顔芸がイキイキしてたなぁさくら...w

 

そしてEDを、ホワイト竜さんが歌唱しラジオで流していた曲「風の強い日は嫌いか? 」をフランシュシュがカバーするという形で飾って締め。1期の「特攻DANCE」よろしくサキらしいロックなテイストのある良い曲だなと感じました。また昔の名曲が現代のアイドルにカバーされ多くの人に届けられる、という形式を用いて竜さんからサキへの継承を最後に再度強調したのも粋。良い演出でした

 

 

以上ゾンサガR2話、サキのキャラクター性をよりいっそうグッと掘り下げるエピソードになり、非常に面白かった!サキならではな魂に響く熱さを強調しつつ、切なさを含んだ演出でも魅せてくる意外さに拍手ですね。その中に「ゾンビ」の要素を象徴的な形でしっかり絡めてくるというテーマ性の昇華も見事で、ゾンサガの脚本力のパワーも衰えなさにも感嘆しました

1期の時点でしっかりとフォーカスされたキャラの魅力が更に深められそうな予感も感じられ、ますます楽しみになるぞゾンサガR

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

 

 

 

...てかなんで誰も竜さんの乗車の仕方に突っ込まないの?(