AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

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AnDrew’s小生意気レビュー記 記事リンク用

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今後とも「AnDrew’s小生意気レビュー記」を何卒よろしくお願い致します。

“君が教えてくれたね”

ウルトラマンコスモス

第57話「雪の扉」

感想レビュー

 

 

全力で挑んだ陸上の地区大会で敗退し自身の人生にほのかに息詰まっていた暁少年と、扉が描かれたカードを手にグラルファンなる存在に出会おうとするトマノ老人の出会いと交流が織り成す、夏の不思議な一時を描いた今回の話。ワロガ回の第13、14話以来実におよそ43話ぶりの太田愛さん登板回でしたが、太田さん得意のウルトラマンおよび防衛チームをあまり登場させず、ゲストキャラに主軸を置いた味わいある人間ドラマやほんのりと醸されるSF色によってストーリー全体をしっとりとした空気感で彩る単発エピソードということで、あの独特の深みある絵作りを堪能できて実に満足でした。「少年宇宙人」といい「遠い町・ウクバール」といい、太田さんのこの手のエピソードにはハズレがないんですよねぇ

 

本エピソードの見所は何と言っても、前述の通り暁少年とトマノ老人の交流を通じて描かれた人間ドラマ。最初はトマノ老人のことをアブないヤツだと思って避けようとしていた暁がうっかりで彼のレコードを破損させてしまい修理を手伝うというちょっとしたきっかけからトマノ老人と関わりを持つようになり、そこから彼がやろうとしていることに何の気無しに興味を抱き、やがて彼の背景・人となりにも少しずつ関心を寄せていく、といった感じの自然な流れで親交が少しずつ深まっていく過程は絵面や空気感のリアルさから観ていて自ずと惹き込まれましたし、その中で2人がお互いの身の上やそれぞれが抱えるモヤモヤや寂しさを打ち明け互いを理解していく様はじんわりと沁み入るものがあったし、と実に魅力ある画に溢れていて良かったなと。

 

またそんな2人のやり取りが描かれる中で、どこか浮世離れした雰囲気と言動の節々から時折窺わせる人間臭い一面を併せ持つトマノ老人のキャラ性を見事に発揮していた天本英世さんの名演は非常に大きかったなと感じるところ。天本さんと言えばやはり初代仮面ライダー死神博士の印象が強いけど、博士のあの不敵で不気味な雰囲気とは対照的な優しく穏やかな人柄のトマノ老人は新鮮で、あの演技の幅はとても感心させられたわね

特に暁から何故グラルファンの住む思い出の世界へ行きたいのかを問われた時に見せた表情なんかは、在りし日を懐かしむような憂いとも悲しみとも取れる感情が凄くはっきりと感じ取れて、ベテランとしての繊細な感情表現の演技の深みに思わずおお...と引き込まれましたね。天本さんは翌年2003年にはこの世を旅立たれたとのことだけど、最後の最後まで人を魅了する演技を見せ続けてくれたんだなぁと。素晴らしい俳優さんでした。

 

そして後半ではトマノ老人が開いた扉の先からグラルファンが降臨。女性的なシルエットに鳥の意匠が落とし込まれた感じの純白の姿が美しいグラルファンはいつ見ても名デザイン怪獣ですよねぇ...芸術品・調度品みたいな感じでめっちゃ綺麗だよね 本編中ではほとんど動かないし映ってる時間も僅かなのに、それでもしっかりと印象深い怪獣としてその姿を記憶できてるのは、ストーリーの良さもあるだろうけどやっぱりデザイン性の秀逸さも大きいだろうなぁ 夏というシチュエーションで降る雪とか、暁達以外の時間が停止する描写とか、直接映ってないシーンでも幻想的な画が色々入れ込まれてるのも良きね

グラルファンを再び扉の向こうに返すとなった時にコスモスも軽く出てきて力を貸してくれる流れがあったけど、本当に今回のコスモスはちょっと登場して光線を使う的な行動をしただけで、身前のムサシ含めストーリー上にほとんど関与しなかったのはかなり攻めてるよねぇ この手のウルトラマンの出番少なめな話は割とあるにはあるけど、ここまで動き少なな立ち回りはシリーズ全体で見ても珍しいイメージね だけど今回の話が暁の視点およびトマノ老人との関係性に終始したエピソードなのを思うと、話全体の趣を保つ意味でも介入しすぎるのは野暮だったと思うし、ベストな塩梅だったなと思う 特撮ヒーロー作品としては物足りないかもだけど、沢山あるエピソードの一つとしてやるならば良いアクセントだし、ここは全65話という長期シリーズ故のコスモスの強みが発揮されたねぇ

 

そしてグラルファンとの邂逅を経て、思い出の世界に広がる在りし日の自身の輝く思い出を今の自分の立場から目にしたことで「あの思い出は一度きりの、昔のあの瞬間の自分のもの」であり、その時間を自分がもう一度生きることはできないのだとトマノ老人は気付き、暁も彼の言葉を受け「一度きりだからこそ忘れられないものになるし、空っぽになるくらい全力になる」のだと、全力で走り切り燃え尽きた地区大会の一時を前向きに捉えられるようになっていく、という終盤の流れも実に叙情的で沁みました。

「時間は戻せない/戻れないからこそ、人間は今この瞬間を全力で生きる」というテーマ性自体は様々な作品でも描かれているものですが、本エピソードは青春の最中でちょっとしたつまずきを経験し足踏みする少年と、長い人生を歩んできた先で自分の人生について思い返し在りし日に戻りたいと願う老人という、過ぎ去った輝かしい日々へのほのかな懐古に足を取られる2人の人間が、自分の全てを注ぎ駆け抜けたかつての時間や幸福に包まれていた過去の日々が、一度きりだからこそ強く噛み締めたかけがえの無いものであったことに気付き、かつての輝かしい日々を過ぎ去りし過去のものであり、確かに自分の人生のかけがえのない一部であると自らの意思で尊ぶという筋書きで独自の味わいを生み出していたのが凄く良かったなぁと。駆け抜けた後の虚脱感も、過去を思い返し感じる寂しさも、自分が精一杯生きたからこそだったと2人が自ら気付きを得て「今」に目を向けていくという、リアルな感じの成長を含んだ人間描写を入れ込む辺りが太田愛さんのこの手のエピソードらしくて好き このトマノ老人と暁の気付きを描く一連の描写を彩るBGMが、かつてバイオリニストだったトマノ老人の背景に準えた、しっとりとした曲調のバイオリンのメロディなのがまた最高に粋。

 

最後はグラルファンの扉を開いたことで現世を離れることとなったトマノ老人の「自分が幸福であったことを覚えていて欲しい」という願いを受け取った暁が彼との別れを経る流れから、いつか来る人生の終わりの時に「自分は精一杯生きた」と思えるよう生き、大人になっていくと決意する暁の独白をEDと共に送る下りで締め。誰かの目にも留まらないような自分の平凡な人生を覚えていて欲しいと思えるほどに暁を大切な人と認めてくれたトマノ老人の気持ちや、自分の人生が良いものだったと確かめてこの世から去っていったトマノ老人の生き様を刻み、自分も全力で生きて最後にはそう思えるようになりたいと決意を新たにする暁の前進がまたグッときましたね...トマノ老人が消えるとともに彼の所有物だったレコードの音が止まる象徴的な演出が切なくも良い味わい

そんな本エピを締め括ったED「心の絆」の歌詞がいちいち本エピのストーリーにマッチするものだったのも物凄く良い味わいでした。「心の『扉』」のワードで今回の話のサブタイやキーワードと共通させてきてるとこや、「そう、明日はどこに在るんだろう?」「繰り返す毎日を数えている」を地区大会後の暁の心境に重ねてるとこも好きだけど、「君が教えてくれたね 生きてるっていうこと」の部分で暁と交流してた時のトマノ老人絡みのシーンのハイライトを入れてくるのがめちゃくちゃ涙腺に刺さって超良いんですよね...暁からしてもトマノ老人は物凄く大切な人になったんだなって...今見返しながら記事書いてるんだけどまたゆるゆるになってる

 

 

以上、コスモス第57話でした。暁とトマノ老人が互いに交流を経て自身の生きた時間に向き合っていく様を叙情的に描き上げ、かけがえのない一瞬を生きることの尊さを伝えたストーリーが心に沁みる素晴らしいエピソードでした。太田愛さんの単発回ならではな、リアルな質感の人間ドラマとほんのり漂うSFテイストのバランスが心地良く、コスモスという作品に程良いアクセントを加えた名エピだったなと。最高 こういうテイストの話は今のシリーズでも余裕あったらやって欲しいなぁ

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

苦言

ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA

第19話「救世主の資格」

感想レビュー

 

 

前回からの地続きで、キリエル人の暗躍を中心とした怒涛の展開を描いた今回...でしたが、初っ端にハッキリ言わせていただくと今回の話は正直かなり微妙だった、というのが率直な感想。何に主軸を置いて描きたいのか、話全体に散りばめた各種の要素を如何に昇華させたかったのか、などがどれも中途半端な形に終わったエピソードだったな...と

 

本エピソードは放送の前々から「ティガに登場したキリエロイドがトリガーに登場!」という部分を大きく取り上げており、ティガをベースとした本作においてそこを強調した上でキリエルというキャラを扱うことに対しては、今までのエピソードにおける怪獣の扱い等から不安も大きかった一方、作品のテーマ性の昇華をはじめとした様々な面から期待していた部分もあったのですが、実際のところ、肝心のキリエルが本編中にロクに姿を現さず登場人物達の言動に影響を与えることがないまま、強引さや取り留めの無さばかりが目立つ展開運びでトリガー本編の本筋ばかりが進行し、キリエルは最後の方についでのように参戦して文字通りに本筋の展開には何の絡みもないまま作業的に倒されて終わり、というなんとも粗末という印象の展開運びになってしまったのが個人的に実に残念でした。厳密に言えば前回の話の展開や今回の話の前半部分の流れはキリエルが関与して起きたものなので全く意味が無かったというわけではないのですが、「それらの展開を起こす起点となった存在」以上の意義が作劇上で創出されておらず、キリエルでそれをやる意味が全く無かったんですよね 「ティガに登場した」の文言を強調した宣伝打った割にその原典で発揮されたキャラ性は殆ど発揮されず、かといってトリガーという一作品単位でも大きく関与しないまま終始、結局形としてキリエロイドのネームバリューだけ良いように使った感じの、客寄せパンダ的な登場になったのがなんとも

 

これでトリガー本編の進行の方が劇的に描かれたならまだ百歩譲って良きポイントがあったと評価もできるのですが、やったのはカルミラのトリガーに対する情愛およびケンゴへの憎悪の掘り下げ、ユナの自身の運命に向き合う意志やシズマ会長のユナへの想いの強調、といったこれまでのエピソードでも十分感じ取れた/既にしっかりと描かれたようなことばかりだったのでこちらも特に旨味はなかったという締まらなさがうーんという感じ。カルミラの内面の掘り下げは終盤のドラマを描くにあたっての布石と思われるのでまぁ重要とも言えるけど、ユナの自身の運命に対する意志・決意に関しては第9話を経てのギャラファイ客演回でユナが気持ちを固め区切りがついたと自分の中では思っていたし、ここでまたユナが自分の運命に対し葛藤する流れやそこから立ち上がる流れを描くのは流石にくどく感じたんですよねぇ(シズマ会長の想いについても第9話で一応劇的に示されたポイントだったし、そこまで改めて描く旨味も無く)。なんか後述のティガの流れに繋げるためにわざわざまた強調したのか?なんて邪推も感じられる

またこの一連の描写中での戦闘シーンに関しても、闇の3巨人との戦闘ということで絵面的にさしたる新鮮さもなく、それが尺長めに描かれるのでキリエロイドが登場する時には既に視聴テンションが大きく下がった状態になったのが痛いところでした(勝手に暴走して内輪揉めを始めた結果街に降りてきて暴れる形になったのでトリガー達と戦うことになった、というあまりカッコのつかない流れだったのもなんとも)。最終的な決着も、グリッターの光線で闇の3巨人がひとまとめに吹っ飛ばされて退却、という第12話とモロ被りな絵面になっててこの点でも面白みに欠けており、総じてトリガーサイドに注力した意味が薄すぎる感じになったな...と

 

そしてクライマックスのキリエロイドとの戦闘にて登場したティガとの共闘。これに関しても、「ティガの勇姿を目にし、光をその身の抱いていたネオフロンティアスペースの住人であるシズマ会長が、その光をユナの持つ光を合わせ解き放ったことでティガが降り立った」と理屈自体は納得できたし、「人は皆光になれる」というティガの根幹たるテーマに沿ったもののではあったものの、そこに至るまでのストーリーの流れ的にわざわざ「ティガの登場」というある種のとっておきの切り札(なんなら禁止カード)を切るだけの展開の必然性があまりに薄く、「ティガの降臨」という語り草となっている流れのみに依った粗雑な客演になった感があり、 自分としては全く響くものがありませんでした。ぶっちゃけ言って「キリエロイドが相手だから」というメタ込みのサービス以上の意味がなく、結果としてキリエロイドもティガも良いようにネームバリューだけ使われた感があったというか...

ティガで描いたものが絶対などと言うつもりは勿論ありませんが、圧倒的な脅威が世界を覆う逆境でも多くの人々が諦めず光となった原典の展開に比べると、ユナとシズマ会長だけのミクロな範囲から転じただけの本エピソードの流れは文脈的にも絵面的にも圧倒的に深みで劣っていたと言わざるを得ず、ファンの間で好評のフォーマットを漫然と落とし込んだようにしか見えなかった、という評価にしかならないというのが正直なところ(話数を重ねて描いた原典の流れに比べれば厚みでは劣るだろう、とはそりゃ思うけど、トリガーだって今までの流れでそれなりに積んできたものはあるはずなのでそこを劇的に活かしきれなかったのはどうもなと思ってしまう)

 

vsキリエロイドの戦闘シーンも、原典を思わせる夜のビル街セットでの戦闘という絵面の綺麗さや、トリガーとティガのタイプチェンジラッシュ&Wゼペリオン光線という演出など、映像的には大いに楽しめるものでこそあったけれど、結局のところ“特撮「は」良かった”という評価にしか収まらず気持ちは上がらなかったなぁ...と。ティガベースの本作においてこの絵面を繰り出すこと自体、前述した通りかなりの切り札/禁止カードという印象なので、こんな中途半端な話数で特に意義もなく切ってしまったのはなんとも残念。悪い意味で「『劇場版トリガー』で観たかった構図」という印象

最後もキリエロイドにトドメをさした後はユナとシズマ会長のカットを一つ入れただけですぐにEDに入るので話のまとまりとしても弱かったというか、キツキツの尺のまま畳んだようにしか見えず、なんとも消化不良に終わる形となってしまいました。この2人の描写は曲がりなりにも今回の話で多くフォーカスしてた部分ではあったんだから、そこぐらいはもっと劇的に締めて欲しかったなぁ

 

 

という感じで、トリガー第19話でした。全体通してかなり苦言を呈す形になったので楽しんでた方には申し訳ないけど、「ウルトラマントリガー」という作品の本筋も、キリエル、ティガといった「ウルトラマンティガ」にまつわる要素も、話の流れとして十分に活かせていないという、ちょっと色々と難の多過ぎるエピソードになってしまったなというのが個人的な印象。正直自分としては現在のトリガーのエピソードの中だとワースト。他の方も言ってるけど、前回今回と脚本を担当された根元さんは近年のニュージェネシリーズで割とドラマ面のまとまりが良いエピソードを書かれてる方という印象が強かっただけに、こんな取り止めのない話を書かれたことはちょっと驚きが強く、突発的なオーダーだったりストーリー構成の不備に引っ張られた面がおおきかったんじゃないかな...と邪推 キリエロイドやティガの扱いがほぼほぼ取ってつけたようなものでストーリー上で持て余し気味だったわけだし ティガの登場を大きな加点として喜ぶ声自体は多く見られ、それ自体は個々人の評価として大事にすべきだからあまりとやかくは言わないけれど、自分としてはどうしても承伏し難い回だったし、こういう過去作の特定の要素のネームバリューだけを押し出すようなやり方や、ファンから評価される展開のフォーマットだけをなぞるような作劇ばかりが推されるようになるのだけは受け入れられない、というのが個人的な考えです。まぁあまり色々言ってもしょうがないのでとりあえずこの辺で。お目汚し失礼致しました。

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた

DAIKON is GOD

機界戦隊ゼンカイジャー

第37カイ!

「恨みダイコン、根が深い!」

感想レビュー

 

 

屁理屈祭り開幕!!!

ダイコンワルドとの命懸けの死闘と、その裏で少女・由椰のために奮闘するマジーヌとフリントのヒロインコンビの活躍を描いた今回のエピソード。前半部分の表記も嘘ではない筈 多分()

 

一時の気の迷いから自分が作った大切な人形を捨ててしまったことを後悔し、身を挺してまで人形を探す由椰に対し、友達のような近しさでその気持ちに全身全霊で寄り添い人形を一緒に探すマジーと、由椰の気持ちを自分のかつての経験と重ねて理解してあげることで元気付ける姉御肌の濃く出たフリント、という感じでヒロイン同士がそれぞれ違うアプローチから支える様が今回のエピソード全体の大きな見所でありましたが、今まで意外と並び立つことの少なかったこの2人が、それぞれ個性の違いを魅せる形で一緒に活躍するとこは凄く良かったなと。ジーヌは仲間や友達との交流が増え以前の内向的な様を感じさせないようになってるのがグッとくるし、フリントも最近あんまし見せてなかった姉貴としての一面が見られたのがとても嬉しいとこね

そんな2人の支えを受けて由椰が一度は捨てた人形に襲い掛かられながらも逃げずに向き合い人形を再び取り戻す場面もドラマ的に熱く、しかもこの一連の流れを「次は功博士も取り戻そう!」というところに繋げて本筋にもしっかり味わいを乗せてくるのが隙のない作劇でとても面白かったです。

 

...と、ドラマ面での見所もしっかりあったものの、今回はそれ以上にダイコンワルドの屁理屈極まりないめちゃくちゃすぎる能力の描写がふんだんにあり過ぎて、他のあらゆるシーンの印象が食われてしまっていたのがあまりにも強く記憶に刻まれてしまいました...w

大根は捨てるところが無くて捨てると怒られちゃう

なのでダイコンワルドに大根おろしをかけられた者は捨てたものの復讐を受けるぞ!

とか、

大根には消化を助ける働きがある

なので溶解液を繰り出すことができるぞ!

とか、

大根にまつわる要素を拡大解釈して意味の分からないトンチキ能力や凶悪な必殺兵器に仕立て上げるの、控えめに言って頭イカれてるんだよな...前者は理屈の付け方が異次元すぎて全く付いていけないし、後者は一軒理屈通ってそうだけどそもそも大根自体に消化するパワーねぇだろってなるというこの() 

加えて前者の「捨てたものの復讐」に関しては、物理的に捨てられたゴミが襲いかかってくるのを筆頭に、浮気男に遊ばれて「捨てられた」女性達が一斉に男ににじり寄ったりジュランやガオーンに「切り“捨てられた”」クダック達が蘇生して向かってきたり、終いにはジュラン達に「捨てられた(ような形になっただけだが)」キカイトピアが人間世界に引き寄せられてきたりと、「捨てる」が当てはまりさえすればなんでもアリという有様になってて普通に凶悪な能力と化しているのが余計にタチが悪い() イカキワルドの時の「かき」繋がりで花器やら火器やら色んな攻撃仕掛けてきたやつもだいぶずっこかったけど、これがアリになったらマジでなんでも良くなるんだよな...w

 

それでいてそれに立ち向かうゼンカイジャーも、

マジレンジャーの力で発動した強化の魔法が、蘇生し襲いかかってきてたクダックにかかってクダイターに強化されてしまう

「捨てるどころか強化してくれてありがとう!」と感謝して成仏

やら、

ダイダイコンワルド(読みづらすぎるわ)の大根おろし攻撃に対し、ルパレンのマジックダイヤルファイターを召喚

→巨大なヤツデ婆ちゃんが大根おろしの合う料理を用意してくれて、ダイダイコンワルドの繰り出した大根おろしが「攻撃に使われるより美味しい料理に使われたい!」となって引き寄せられる

やら、

負けず劣らずめちゃくちゃな理屈振り回してくるのでもう始末に負えなくなってたのが酷かった(褒) 大根おろしに意思があることをしれっと前提とするかのような技を使うんじゃないよ

しかも、前者の攻撃で使ったマジレンの魔法は原典の呪文の法則性をきちんと踏まえた上で生み出された新呪文、という地味に凝った仕様。こんなところでマジレンの魔法の呪文にちゃんと法則性があったと、約15年越しに知ることになるという複雑すぎる気持ちよ()

450横尾yokoo on Twitter: "ジルマ・マジ・マジカって新呪文だったんですね。当時の資料引っ張り出してみた。ふむふむ。相変わらずスタッフの皆さんの愛がすごい。… "

にしても今回、ゼンリョクゼンカイオー実に4度目の出撃となったけどほんと出番多いよなぁ。CGロボだからてっきり合計で3回くらい出れば御の字くらいに思ってたので、既にそれを越した上にまだまだ出番ありそうなのは嬉しい誤算ですねぇ。毎度あのクオリティ高めなCGでの迫力あるバトルが見られるのも楽しいしね

 

にしてもストーリー展開や作中要素に関してけっこう理詰めで組むイメージのある香村さんがこんな理屈ぶっ壊れの展開書いてるの改めて凄まじいパワーがあるよなぁ...w ゼンカイジャーに侵されている...() そういう展開やる中でも、功博士の創作やハカイザーに仲間として接するステイシーくんといった、本筋の要素もしっかりやってる辺りには理性を感じるのがまた()

 

 

以上、ゼンカイ第37話でした。マジーヌとフリントのヒロインコンビの活躍が軸の話だった筈なんだけど、それがどうでも良くなるくらいの屁理屈大根回だった() やっぱ開き直りまくってるだろゼンカイ制作陣

まぁもの凄くゼンカイジャーらしいエピソードだったし実際めちゃくちゃ笑ったので楽しかったです。w もうクライマックスも近いがこの先あとどのくらい暴走するのか(

 

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ではまた

紅鶴と白鳥

トロピカル~ジュ!プリキュア

第38話「決めろ! あすかの友情スマッシュ!」

感想レビュー

 

 

タラバガニはカニと名付けられてはいますが、実際のところは生物分類学上ヤドカリ下目に分類される、要するにヤドカリの仲間なのです 知ってる人もいるかと思うけど覚えてて損はないので覚えておこうな!

と、やたらリアルなタラバガニが出てきたので知識をひけらかしておきました

 

長きに渡りトロプリの物語の軸の一つとして描かれてきたあすか先輩と生徒会長の関係性を追うストーリー、今回はその最終章たるエピソードとなっていました。前回のまなつとローラの関係性も凄く濃かったけど今回も女児アニメのそれとは思えない濃密さでかなり感嘆させられましたね...

 

そんな今回の話の中でも大きく目を惹いたのはやはり、生徒会長のあすか先輩への想いの描写でした。かつてのテニス部での事件以来、あすか先輩と険悪な様子が描かれ続けていた会長でしたが、その実、心の中ではかつて一緒に切磋琢磨したあすか先輩とまた一緒にテニスがしたいと純粋に思い続けており、あすか先輩に頑なな態度を取っていたのも、考えを曲げなかったためにテニスや自分から遠ざかっていってしまったあすか先輩へのもどかしさが根底にあったから、など、あすか先輩との切れない友情の強さの程が表情等の繊細な感情表現によって描かれていて引き込まれましたね。普段クールな振る舞いが多いけど、あすか先輩のことでああして物凄く感情的になる辺りに思い入れの強さが感じられたね

それでいてあすか先輩とまたテニスがしたいという想いから、あすか先輩が自分とテニスで勝負して勝ったら、大きな実績を持ったテニス部を有する進学校への自分のスポーツ推薦をあすか先輩に譲るとまで言い切る(+自分は自力で入学する、 と宣言)、という自分の人生さえ賭けるかのような大胆な行動にまで出ていて、マジに生徒会長のあすか先輩へ抱く感情とてつもなくデカいよな...となった その想いを今まで隠しつつも、胸中ではずっと純粋に願いつづけてたんだろうなぁ それに今回のこの行動、推薦を貰った自分に勝ったならばあすか先輩は推薦を譲っても文句は無いと思われるだろう、というとこまで考えてた感じだったけど、それって「あすかならきっと勝つ」的な信頼まで込みでないと賭けられないだろうし、あすか先輩の情熱や実力への理解がほんとに強い

 

そして前の卒業旅行の回で仄めかされてこそいたけど、あそこであすか先輩がプリキュアなことにも気付いていたことが語られましたね。無言で肯定するあすか先輩の画がまた沁みた 

その上でテニスの対決中にヤラネーダが現れた時には、戦いに行こうとするであろうあすか先輩を「今は自分との勝負を続けて欲しい」と引き止めていて、この「今は他の誰かのことよりも、自分に勝ってまた一緒にテニスで頑張ることのできる道を選んで欲しい」と遠回しに訴えるような姿は、1人の大切な友達に対する必死の我儘を絞り出してるって感じがして凄く胸を打つものがありました 今まで生徒みんなを想う厳格な生徒会長としての振る舞いが目を惹いてた分、ここでこういうことをあすか先輩に対して訴える様がより響いたなぁ

 

そんな想いをぶつけるかの如く繰り広げられたあすか先輩と生徒会長のテニス対決のシーン、話の流れ的にも凄く熱量高くて引き込まれたなぁ...打ち合いしてる中で一緒のテニスしてた頃のお互いのことを言い合ったりもしていて、お互いに好きだったテニスを通じ、険悪な関係が解れまた対等な関係へと近付いていく的な流れが王道ながらも熱かったね

中でも「ずっと一緒にテニスがしたかった!」って言ってスマッシュ打つ生徒会長の寄りのカットと、それを聞いてハッとなったあすか先輩の表情の寄りのカットは特にめちゃくちゃ作画に気合いが入ってて、キャラの感情が凄く強く伝わってきて良かった 他のシーンのキャラの作画がたまに怪しいこともあったけどここにリソース割いたからなのもあったのかしら

 

と、生徒会長の友達としての自分への想いを受け止めたあすか先輩だったけど、その上で「あの時も仲間として一緒に戦って欲しかった」と過去のテニス部の一件についての想いをあすか先輩自身も生徒会長にハッキリと伝え、 プリキュアとして戦いに行くよりも自分との勝負を続けて欲しいと願う会長には、大切な仲間と一緒に戦うことが今の自分には一番大切なこと、と優しく語りかけるなどしていて、こっちも1人の友人としてやっと生徒会長に改めて向き合えたな...と凄くグッときました。お互いに自分の本当の気持ちを伝えたり、相手の気持ちに気付けたりできて、壁がしっかりと取り払われたって感じがあったな

また上記の自分を説得し引き止めようとする会長の下をあすか先輩が自分の想いを貫き後にしていくというシーンが、一緒にテニスを続けることを選ぶ会長とそれを振り払うあすか先輩、という構図の共通性というところでかつて2人が決別することになったテニス部の一件でのやり取りと絵面的に類比するものでありつつも、かつてのテニス部の一件が自分に寄り添ってくれない生徒会長をはじめとした仲間達への失望から「仲間」を拒絶しあすか先輩が去っていったネガティブなものだったのに対し、今回はあすか先輩が自分に仲間の尊さやまたテニスをやろうと思う気持ちを思い出させてくれたトロピカる部の「仲間」の為に向かっていくという前向きな流れになっている、という対比も組み込んでいたのがあすか先輩の変化・成長の極地を描くとても胸が熱くなるものだったのが良かったなと。あすか先輩がまなつ達と築いてきたものが沁み入る形で感じられたね...
一方で、どちらにおいてもあすか先輩が自分の想いに反し仲間のことに拘り道を進んだことへの複雑な想いを抱いていそうな様を見せた生徒会長の姿は少し切なかったね...過去の傷を超えてあすか先輩が前向きになれたことへの嬉しさもあったかもだけどね...

けれどあすか先輩もちゃんと生徒会長の想いは受け止めていて、自分の力でちゃんと生徒会長と同じ高校に行ってまた一緒にテニスがやれるようにすると、進路志望票のカットなどで言葉少なに示す様をラストの締めに見せていたのがまた熱かったですね。進みべき道は決めていたけど自分の覚悟が足りているかを見極めたくて躊躇っていた、というところで、自分のテニスや仲間に対する強い気持ちを改めて実感させてくれた生徒会長への想いもあったのかもなと

ともかくこの一件を経て2人がちゃんと笑顔でまた話せるようになったのほんと良かったね...生徒会長もあすか先輩の気持ちにちゃんと気付いていて、待っているとでも言わんばかりに微笑んで見つめる姿が最高に素敵だった 良かった...

 

以上、トロプリ第38話でした。あすか先輩と生徒会長の関係性、あすか先輩がトロピカる部の仲間達と築いてきたもの、そして仲間への想いなど、様々な要素を気持ち良く劇的に昇華した素晴らしいエピでした。あすか先輩絡みの諸々はトロプリの一つの見所だっただけにこうして凄く良い形でまとめ上げてくれたのはとても嬉しかったね クライマックスに向けての一つの整理がついたという意味でもとても良かったなと

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた

さくらは覚醒、ヒロミさんは死相を隠せい

仮面ライダーバイス

第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」

感想レビュー

 

 

幼い頃いじめられっ子だった自分を助けてくれるヒーローがいなかったから、自分がヒーローとして戦いみんなを守ろうと決意したヒロミさんめちゃくちゃヒーローすぎて好感しかないが、それを唐突に大二の前で熱く自語りして困惑させちゃうのシュール。w 話の流れ的に多分力を手にして戦おうと焦るさくらの心情を慮り、戦おうとするのにはちゃんと誰しも強い理由と想いがあるんだぞ的なことを大二にも言いたかったんだろうけど、それで余計こんがらがらせてるの天然すぎるんだよな() しかも結果一人で熱くなって同時変身してた大二より先に変身完了させて敵に向かって行っちゃうから大二が変身シークエンス途中で慌てて追ってく羽目になってたの笑った 初めての2人の同時変身がこれか...w 

しかしヒロミさん、強さ的にもメンタル的にも頼もしく、それでいてコメディリリーフも手堅くこなすようになってきたので、五十嵐家絡みのドラマで不安定な一面を見せることも多いストーリー展開を良い具合に安定的に支える良いポジションのキャラとして機能してるのが良いよね。前にも多分言ってることだけど、メインキャラの一輝達のドラマが試練・シリアス多めだと視聴者的にはどうしても観ていて悶々とすることも多いと思うので、そこでヒロミさんというキャラが戦闘面や全体の空気感というところで安定感を持たせてるのは実に大きなことだと思う

と、 前回出番控えめだった分を取り戻すかのように更に株と愛嬌を高めてきた安定のヒロミさんだったが、デモンズになって戦ってる時、突然反動なのか副作用なのか分からんが武装を行おうとして怯んでしまいそのままやられてしまうという流れがあってちょっと不穏。死相がちょっとだけ見えてきてない...?(狩崎がそういう寿命すり減らす様なアイテム面白半分で渡してるとは思えんけども) 冬映画には出るの確定してるけど年越せるか怪しくなってきたぞ...死なないで(切実)

 

力を求めドライバーで変身しようとするも失敗してしまい自身の無力さに打ちひしがれ始めるさくらを主役に描く今回の話。変身が出来なかったことにショックを受けるさくらを「もうちょっとだったのにな!ハハハ!!」って煽るバイスが最高にバイスで好き 久々に空気読まない性悪さが出たね

変身に使われるリベラドライバーは狩崎が処分したもの(公式サイトの説明曰く「量産化予定で開発が計画されていたが問題が見つかり計画がポシャった」とか)だったみたいで、前回その存在に驚いていた狩崎としては、自分が処分したものが預かり知らぬところで運用されているのが気に入らなかった模様 やっぱクレイジーなりに狩崎にも真っ当な運用プランとか拘りはあるからそこに予定外のものが入るのは気に食わんのかね  で、狩崎がやってなくてデッドマン側も特別関与してそうげではないとすると、やっぱり怪しいのは牛島家周りだけど、流石に狩崎のとこまで忍び込んで盗んじゃいないだろうし、もしかしてフェニックス内部に間者送り込んでる?とか思ったり。この辺の詳細は目が離せんわね

リベラドライバー|仮面ライダーリバイス|テレビ朝日

 

今回の話は、力を手にし戦おうとしても何もできず、無敵を目指していた自身の強さへの自信が揺らぎ苦悩し始めていたさくらが自身の弱さを自覚し受け入れたことで迷いを吹っ切る、という流れが大筋となっており、自分は強いと純粋に信じていた子供が自分の弱い部分に直面し打ちひしがられながらも、それを受け入れ精神的に成長する、という等身大の未熟な少年少女ならではな描写がしっかりとハマり、精神面の不安定さが強調されてきた一番の若輩キャラであるさくらの覚醒を描き上げる展開としてなかなかに良かったなと思います。強さを磨き続けてきた道場で兄やアギレラ様の言葉を思い返しながら必死に何度も変身するも、迷いを抱えた半端な精神のままでは変身が叶わず、そこでようやく自分は弱いと自覚する、という象徴的な絵作りも上手かった。

「私無敵じゃないよ〜!!」って言いながら泣きじゃくりまくるさくらも絵面的なインパクトの大きさが目を惹きこそするけど、辛いことがあって感情的になった子供みたいな雰囲気が濃く醸し出されていたというところであの流れでの演出としては正解だったなと感じる。あそこから憑き物が落ちたように(実際は悪魔が憑いてんだけどもな!)吹っ切って変身に至る流れなのが良い まぁ今までのさくらとのギャップがデカい分「急にどうした!!??」ってなったのはそれはそう() あのギャップがあってこそ引き立ったとも言えるが

 

こうして覚醒へと至ったさくらは仮面ライダージャンヌに変身!怒涛の強さで初陣を飾りました。ドライバーから柵みたいなのが出てきて一度さくらを囲む、という変身エフェクトの演出は最初ちょっと驚いたけど、その柵を破って変身が完了されるというその後のシークエンスも込みで「檻(殻と言っても良いかも)を破り覚醒する」ことの表現ではないかと言ってる方がいてこれはおーなるほどとなりましたね

ジャンヌのファイトスタイルは軽やかに動き回りながら拳や蹴りを叩き込み敵を着実に制圧していくという徒手空拳メインのスタイル(次回予告だと鉄扇ぽい武器使ってたけど)で、スピーディなアクションや合成を多用し描くバトルが爽快でカッコ良かったですね 冒頭のリバイとライブのダブルライダーキックといい、ギフジュニアをドリルで突貫し蹴散らすデモンズといい、今回は迫り来るアングルでライダーの技の迫力を外連味高めに演出するカットが多かったのが特徴でしたね ゼロワンでこの手の演出を印象深く描いてた杉原監督ならではの味やね

しかし全体のデザインといいこのスピーディな戦闘スタイルといい、ジャンヌは名前の割にはどっちかというと忍者/くノ一っぽい趣があるのが面白いね ボディの一部にもなんとなく網目っぽい造形(というかそういう質感のスーツ?)入ってるし

 

そんなさくらから生み出された悪魔・ラブコフも今回姿を現したけど、さくらが自覚した弱さが具現化した的な存在なのもあってか、まさかのふかふかの着ぐるみみたいな造形 これは完全に不意打ちだったなぁ...w CVは特撮大好きで知られる伊藤美来さん。今回も出演を凄く喜んでらしてて「おめでとう!」ってなったね

伊藤美来 公式info on Twitter: "まさか…こんな日がくるなんて…😭😭 大好きな「仮面ライダーリバイス」にてラブコフを演じさせて頂くことになりました!!本当に光栄です…!! ヒーローオタクである私の熱い想いはコメントで出させて頂きました!!これからのジャンヌとラブコフの活躍をお楽しみに😈(みく) #仮面ライダーリバイス… https://t.co/vYHg8I3eYD"

ラブコフは戦闘能力に関しては皆無って感じで戦闘中も逃げ回りまくってたけど、バイスみたいに変身すると実体化する感じだから、今後はジャンヌ参戦時はラブコフもちょいちょい守ったりしていかないといけない感じなのかしらね?てかさくらがラブコフを「弱かった昔の自分」と表現していたけど、これが実際どのくらいのニュアンスで言ってたのかはちょっと気になるところ。道場で泣き腫らしてた時と変身時とでさくらの雰囲気がかなり大きく変わってたので「変身中はさくら自身の弱さをラブコフとして具現化し切り離すことでさくらの強さを十二分に発揮する」みたいなこともあるのかな?なんて思ってるのだけど

と、手のかかる子供みたいなラブコフを今回セコムした(世話を押し付けられたとも言う)のはバイス。今まで戦闘中はやりたい放題だったバイスだけど、今後は世話役をちょいちょい任されて気苦労が増えていきそうだな...w やんちゃな妹とそれに常に気を配るお兄ちゃんみたいな雰囲気もあって微笑ましくもあるのでここの関係性は注目していきたいね

 

と、さくらの覚醒で勢力図は更に大きく動きましたが、 デッドマンズの方も灰谷が主要幹部陣の1人に明確に食い込んだ感じになり油断ならない雰囲気。自分がギフに成り代わってやろうかなどとアギレラ様の前で堂々と謳ったりとなかなかに傲岸不遜な感じもあり、今後一輝達の脅威として君臨するだけでなく、デッドマンズにおいても単純な味方とはまた違った存在感を発揮し緊張感を与えたりしそうな予感があり、(僕自身がこういう途中加入の幹部的なキャラが割と好きなのもあるけど)今後も良い立ち回りをしていって欲しいものです。2クール目の節目くらいに下克上したり超強力な中ボス幹部になったりして欲しいな...


またアギレラ様もさくらへの注目をかなり強めており、ジャンヌへの変身を危機としてではなく、面白い事象として捉えほくそ笑むなど、この2人の因縁のこれからの深化を更に期待させてきました。

加えて「物心ついた頃からデッドマンズに身を置いていて恩義を感じている」という身の上についても語り、キャラ設定に書かれていた「幼いころから天涯孤独の身」という部分にこれから更に踏み込んでいきそうな予感も感じさせてきました。デッドマンズを家族として大切にしているが故にその幸せを軽んじるものを許さない過激な一面もいっそう強調され、これからの掘り下げでどう転んでいくか楽しみ。フォロワーさんが触れてたけど「この世には色んな幸せの形がある(だから自分の幸せが絶対普遍のものと思うなよ)」というさくらへの言葉が今後如何に返ってくるかは物凄く興味深いわね

 

ラストにはさくらと喧嘩していた大二もさくらの想いをある程度尊重し共に戦うことを受け入れ、 五十嵐兄妹の結束がより強まる形で締め。1クールの節目を超え3人とも早々にライダーとなり絆も深まったけど、逆に今はまだ1クール目、今後彼らをどのような波乱が待っているのか、目を離さず注目していましょうぞ

 

 

以上、リバイス第12話でした。さくらの等身大の少女としての未熟さを描きつつ、そこからの覚醒と変身を熱く描いたエピソードとなり、さくら主軸のストーリーの一つの締め括りとしてなかなか面白かったなと。五十嵐兄妹まとめて仮面ライダー化など、1クールの節目に相応しいインパクトの多い展開となりましたが、ここからこの先どのような波乱が巻き起こっていくのか、楽しみなところであります

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

河童、パッパラパーの若者をしばく

ウルトラマンコスモス

第56話「かっぱの里」

感想レビュー

 

 

出、出〜〜〜ウルトラシリーズの伝承・妖怪系のエピソードによく登場するタイプの都会から来て色々荒らしに回るチャラい連中奴〜 塩を撒け!!!!!!

普通に私有地に無断で入ったりご老人に暴力振るったりと割とマジでクズな奴だったんで、軽くしばいて恐怖心植え付けるだけじゃ生ぬるいですよ、池に引き摺り込んで溺れて昇天する寸前までいかすくらいしないと...(過激) 一緒にいたクソ女も「何もやってないのに襲われて〜」とかほざいてたりと冗談抜きに邪悪なタイプの連中だったんで、ボコせとかでは言わんけどもうちょい見た目分かりやすく痛い目合わせても良かったくない?ってのはちょっと思う

 

河童の伝承が伝えられる取川村で、村人達と河童・かわのじが紡ぐ絆を描いた今回のエピソード。この手の妖怪関連の怪獣が登場する話というのはウルトラシリーズではよくあるけど、出てくる妖怪の類が設定もビジュアルもまごうことなき河童のビジュアルってのは何気に珍しいんじゃなかろうか 爬虫類的な鱗の意匠や両生類を思わせる皮膚の質感、猿っぽさを含んだ横顔など、既存の生物のイメージをバランス良く織り交ぜたかなり理想形な河童の立体化って感じで何気秀逸なデザインなのよねかわのじ

 

村人がきゅうりを差し入れてくれればかわのじも魚をあげる、宴会が催されれば村人もかわのじも一緒になって楽しむ、かわのじの身が危険に晒されようとしている時には村に関わる人々がかわのじの人柄(河童柄?)に理解を示して庇ってあげる、という家族同然に親しい村人とかわのじの温かな関係性が今回の話のメインになっていましたが、キュリア星人を大切な恩人として受け入れ皆で仲良く共に暮らしていた第46話の村人達といい、山奥の村と異種族というのは何かと相性が良いな?自然に囲まれた穏やかな風土故に人々の気質も優しく大らかになったりするのかしら 取川村の場合は過疎化で人が去っていくことも多い故に人と人との繋がりがより濃いという側面も語られてたしね はるか昔からの村ぐるみでの付き合いもあってずーっとその関わりを大切にしてきたんだろうなぁ 怪獣とも共に生きることのできる世界を目指しているコスモスの世界において、これまでも局所的・限定的にそのモデルケースと言えるパターンが何度か登場していたけど、誰かと通じ合い寄り添い合うことへの意識を強く持つ、というところでこの取川村もその一つと言えよう

 

後半では紆余曲折あって腹を立て巨大化したかわのじを止めるためにコスモスが立ち向かう流れに。かわのじの突然の相撲スタイルに驚きつつもそれに合わせてコスモスも四股を踏んで尋常に勝負、というコミカルな画が展開され面白かったです。w

それでいてただ面白おかしい絵面というだけでなく、「辛いこと悲しいことがあった時にかわのじと一緒に相撲をしてその気持ちをスカッと忘れていた」という昔の懐かしい思い出を想起する村人達がコスモスとかわのじの取組を近くで応援する(EYESの面々もつられて一緒に応援)、という画を一緒に描写しほっこりさせてくるのがニクい演出。「僕達のエネルギー」をBGMにしてるのも効いてなんか妙にほろっと涙腺にくるタイミングもあったりして凄く良いんですよねここ...心温まる戦闘という新鮮さが沁みるね

 

こうしてかわのじはコスモスとの取組を通じて大人しくなり、村人とかわのじの関係もEYESが秘密にする、という形で丸く収まり締めとなりました。最初から最後まで緩く優しいテイストを守った良いオチとなりました。

 

 

以上、コスモス第56話でした。人と異種族の絆を温かな空気感と共に微笑ましく描いた、良い感じに肩に力を抜いて楽しめる回でした。テーマ的にも演出の質感的にも色んな意味でコスモスらしい良エピだったなと

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた