レッドキング(二代目)
別名:どくろ怪獣
身長:45m
体重:2万t
初登場:ウルトラマン第25話「怪彗星ツイフォン」
日本アルプス山中に出現した、全身が黄色い蛇腹状の体表で成された姿が特徴の怪獣。かつて小笠原諸島の多々利島にも別個体が出現していた。
特殊な能力の類は有していないながらも腕力に秀でており、これを武器とした殴打、頭突き、突進、大岩を持ち上げて投げつけるといったラフファイトを得意とする。加えて非常に好戦的で凶暴性・攻撃性も凄まじく、他の怪獣を力で圧倒し屈服させることを好んでいる。
↑前面図および側面図および背面図。
ギガス
別名:冷凍怪獣
身長:40m
体重:1万5000t
初登場:ウルトラマン第25話「怪彗星ツイフォン」
レッドキング共々日本アルプス山中に出現した、白い体毛に覆われた屈強な体躯が特徴の雪男のような怪獣。レッドキングとの交戦の末敗北し、レッドキングに服従する姿勢を示した。
見かけに違わぬ怪力と見かけによらない軽快な動きによる格闘や、超低音の冷気の口からの放出を武器として戦い、特に冷気はアースガロンの機能やウルトラマンブレーザーの動きも封じてしまうほどに強力。またその身体はアースガロンのアースファイアの直撃にも耐えるほどの頑丈さを誇る。
↑前面図および側面図および背面図。
日本アルプス山中にてレッドキング、ギガスの両怪獣が出現し交戦を開始。激しい戦闘の末レッドキングの頭突きや連続での岩石の投げつけに音を上げ敗北したギガスがレッドキングに降伏・服従する決着を見た。
その後、ギガスは長野県松本市の山中へ降り度重なる土砂崩れを発生させた後、山を突き破り姿を現すと庄米地区方面へ向けて市街地を進行、駆け付けたアースガロンと交戦を開始する。更にその戦闘にてギガスがアースガロンに苦戦を強いられる中、市街地の地面を突き破る形でレッドキングも出現、レッドキングは隷属させたギガスと共に2vs1での数の優位によってアースガロンを追い詰めていくが、そこへウルトラマンブレーザーも出現、戦闘はブレーザーとレッドキング、アースガロンとギガスの2vs2での戦闘にもつれ込んでゆく。途中ギガスが冷気によってアースガロンを氷漬けにして行動不能にした上、ブレーザーも同様に氷漬けに至らしめたことでレッドキング達が優位に立ったものの、ブレーザーが呼び出したファードランにより攻撃が妨害された上、そのままブレーザーは炎で体の氷を溶かしながらファードランアーマーへと変身してしまい戦況が逆転。尻込みするギガスをレッドキングが無理矢理にけしかけるも、闘牛士よろしく炎のマントを振るうブレーザーにギガスの突進は次々といなされ、そのままギガスは突進の勢い余って見物していたレッドキングへとぶつかってしまう。そしてその隙にアースガロンもブレーザーの炎によって解凍され復活、最後はチルソファード炎竜射とアースファイアの合体攻撃によってレッドキング・ギガス共々一挙に打ち倒されることとなった。
↑敗北したギガスがレッドキングに服従し、一種の主従関係が両者の間に構築されていた。しかし無理矢理に従わせた関係では十分な連携を発揮し切れなかったようだ。
ワイや
ドラコや
誰か忘れてないんか
オイ
ワイや
ドラコや
─謎の脳内通信
ブレーザーでは宇宙怪獣の設定が色々ピーキーで繊細だから先輩出せないんです...()
というわけで今回はレッドキング(二代目)とギガスをご紹介。言わずと知れた初代ウルトラマンの怪彗星ツイフォンから登板の2大怪獣です 色々仕方ないとはいえドラコくんがいないのがやはり寂しいぜ...ブレーザーの宇宙怪獣設定云々がなくてもここ最近のご無沙汰ぶりからしてスーツなくなったら可能性もあるし微妙ではあるんだけどね はようドラコ先輩のスーツが健在なうちにウルトラマンとちゃんと戦わせたげろ言うたやないですかぁ!!!
そんなレッドキング(二代目)とギガスとドラコ先輩が初登場したのは先にも述べた通り初代ウルトラマン第25話「怪彗星ツイフォン」。彗星ツイフォンの到来で巻き起こる地球の危機、それに翻弄される科特隊や市井の人々、そしてその危機を乗り越えたと思った矢先に訪れる三大怪獣の脅威と水爆の恐怖、という盛り沢山の展開が目を惹くエピソードで、再登場のレッドキングを主としたギガス・ドラコの三大怪獣の一挙登場という一番の見所も去ることながら、ホシノくんや岩本博士も交えたフルメンバーの科特隊がプロフェッショナルなところも緩いところも人情味溢れるところも全部併せて魅力的に描かれるストーリー展開、彗星ツイフォンに翻弄される市井の人々の不安やどんちゃん騒ぎをコミカルさも交えて入れ込むことで地球の危機という設定をさり気なくもグッと深めるディテールへの拘りなど、SFヒーロー特撮としての魅力をエンタメ性も加える形でしっかり押し出した全体の彩りが非常に素晴らしい一本ですね。「ツイフォンの危機に付随した、地球の生命を滅ぼしかねない水爆の危機」という話の導線が最終的に「いずれはツイフォンも自力で回避できるであろう未来の人類の科学の発展」というところに繋がって「今回水爆が地球に危機をもたらしたようなことがもう起きないよう、発展していく科学をちゃんと扱えるように人類ももっと賢くなっていこう」という啓蒙に着地させるというそつないメッセージ性の入れ込みも見事であった 雪で真っ白に飾り立てられた日本アルプスの広大で美しいロケーションを実風景・ミニチュアの双方で描き出した絵作りも良き、全体通して良い塩梅で続く緊張感が惹き込んでくる展開運びもグッド、と今回のブレーザー第22話に乗じて改めて視聴したけどほんとに凄くクオリティ高い回だよなと ストーリー的にも映像的にも約20分でこんだけ詰め込んでそつなくまとめてるの凄く感心する あと他のエピでもよく見られるけどイデ隊員の二瓶さんの三枚目的な演技がとても好き 改めて名優ですよ二瓶さん
という「怪彗星ツイフォン」から長い年月を経てレッドキングとギガスが令和の世に再共演となった今回のブレーザー第22話でしたが、日本アルプス山中での決戦(昭和シリーズ特有のコミカルなエレキサウンド付きという粋)というシチュエーションで冒頭から原典への軽いオマージュを入れ込みつつ、レッドキングとギガスの並び立ちはどこか憎めない人間臭さをまとった仕草織り成される主従関係で魅せてくる、という演出周りこバランスが面白く、総じてなかなか楽しかったですね。レッドキングもギガスも所謂「いつメン」怪獣としての登場だったので、普段のニュージェネシリーズだったら割とザラだったけど新怪獣・意外な再登板怪獣が盛り沢山だった本作の中だと浮くかもだしちょっと退屈に感じるかもな...とちょっとだけ心配でもあったのですが、その辺良い感じに楽しめて杞憂に終わったのは何よりであった むしろ普段が今まで見たことも無いヤツらや新しい魅せで楽しませてくるヤツら揃いだった分逆にこういういつメンの登場というだけでも絵面が新鮮で面白かったまであった 何より今回はゲスト主体エピだったから、そこに新怪獣入れるとエピソードも怪獣もちょっと損だったかもだし、これで良かったのかもね こういう人間臭い仕草の主従怪獣コンビ自体、ウルトラシリーズだと割と久々だったのでそこの懐かしさも楽しかったですわね 思いつく限りだとノゼラサゾラとかケルビムアーストロンが同系統のコンビ怪獣として挙げられるけど、こういう人間臭い仕草もたまになら良いアクセントになるので良きよね
あと細かいところで言えばレッドキングが最初の名前表示のテロップで(二代目)として出たことに対し「ブレーザー世界にも既にレッドキングが出てたから」というところできゅっとまとめた遊び心は面白かったですね。w 何の前振りもなく(二代目)って出た時は一瞬ンッ?ってなったけど、まぁちゃんと考えてますわな流石に 我ながらその辺はちょっとうるさいので自分 初代のスーツがガタきて前作でスフィアレッドキングに改造されたのもあって使えなかったから、というとこからの工夫の一つだと思うと、大変だなぁなんて思ったり いっそ二代目デザインだけど「レッドキング(※無印)」としてドンと出す、ってやっても今回限りならバチは当たんなかったとは思う 気にはなるだろうが
にしてもギガス、今回もウルトラマンとのガッツリバトルはお預けだったのでそこはちと心惜しい。レッドキングとギガスだったらそりゃブレーザーに当てがうのはレッドキングになるだろうけどさ...!原典でウルトラマンと戦わんかったサブ怪獣だからてずっとそうじゃなくてもええんですよ!!バニラだってトリガーダークと戦ったじゃないすか そうやってずっとウルトラマンと戦えないままご無沙汰になっちゃったドラコ先輩になんて言うつもりなんですか(
ドラコ、スーツ残ってるのかなぁ...それだけでも知りたい...
というわけで今回はこの辺で。次回は...
予兆
次回も見てくれよな!
おっと、もう1体上げておくのを忘れてましたね
ガンキリュウ
「ガンキリュウー超特報ー」(キャラクターPV映像) - YouTube
改めてご出演、おめでとうございます!