AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

ドデカクラスタホッパー(イナゴ)

ウルトラマンG(グレート)

第8話「姿なき復讐-昆虫の叫び-」

感想レビュー

 

-あらすじ-

農薬を散布中のセスナ機が何者かの襲撃を受け墜落。それ以外にも複数度、飛行機が高速で飛行する何者かとのニアミスを起こす事件が多発しており、UMAはセスナ機墜落の調査へ赴く。その裏には人類の農薬乱用の歴史が生み出した恐るべき怪物の存在があり、禁じられた領域になおも手を伸ばし続ける人間へ今まさに牙を剥こうとしていた...

 

今回登場する怪獣は使用禁止農薬の影響で急激な巨大化という進化を遂げたイナゴの怪獣「マジャバ」、と人間達の科学の発展やその産物の乱用により誕生した人類の負の側面たる怪獣。ウルトラシリーズでは定番の要素ですね

ちょっとした主観になるのですが、これらの過度な科学の利用による自然への干渉という概念をテーマとして絡めたストーリーは自然への配慮という意識がなかった/まだ薄かった昔だったからこそよりセンセーショナルな意味合いを持っており、農薬削減などの意識の浸透しつつある現代で観てみると作劇としては少々インパクトが弱く映る部分があるかもしれないのだけれど、だからこそこうして示される教訓的なメッセージ性についてはゆめゆめ軽んじてはならないなと自分は観るたび感じるところ。改善されつつあるから、という感じでそういう意識がふと薄れてしまい、その緩みから綻んだ部分から、ウルトラシリーズで描かれるような負の遺産が生まれ現実の世界の脅威とならないとは限らないのだから...そう思うとウルトラシリーズのこういう教訓的な話は恒久的に語り継がれる意味の大いにあるものだなぁと思うわけで 大切にしていきたいですね

 

  • 民度どうなっとんじゃこの世界はよ

マジャバの出現の機に使用禁止の農薬を使ってることが露呈するのを恐れた農場の管理人のジョンソン、作業員のサンドマンに脅しをかけてセスナ機墜落を目撃しなかったことにしたり、怪しんで何度も訪れるUMAをも唾棄したり、バレたと思ったら仮にも公的組織であろうUMAの面々に対し即武力行使に出て逃走したり...と、正直言ってヤバいどこじゃないレベルでヤバいよこの人!!

話数が少ない故に、人間の黒い部分含めウルトラシリーズ定番のテイストを多めに盛り込もうとしてたのかもしれないけど、権力ブンブン振りかざしてUMA基地内で暴政を敷く将軍、逃げ遅れた人間がまだいるのに怪獣倒すの優先で森に爆撃かまそうとする警部、使用禁止の農薬の使用がバレるの恐れて口封じや暴力上等なマネする農場主とだいぶやべー奴らが連続登板しててグレート世界の民度が心配になってくる() 最後まんまと逃げおおせてしまったけどここは正直何かしらマジャバに仕置きされて欲しかったわね...

  • 疫病神ジャック

マジャバの襲撃について精神を通じグレートと会話するジャック

...なのだけど喋ってる時の声がダダ漏れで、同乗してるロイドとジーンにはジャックが一人でなんか話してるように聞こえてしまう一幕があり、

ロ「気味が悪い(直球)

ジ「彼の独り言は災いの前兆よ(辛辣)

と散々な言われようをされる羽目に...w てか2人のジャックの認識ひどない?

この感じからして、多分ジャックこれまでにも同じようにグレートと話す声ダダ漏れて同僚に変な噂立てられてたんじゃないかと思うんだけど...基地で色々居心地悪くないのか心配になるぞこれ() 2話では普通に声に出さずに話してなかったっけ(小声)

 

  • なかよしジャックロイド

無数の巨大イナゴの襲撃を受けて故障したハマーを直すために不時着したジャック達。ジーンが修理に勤しむ中、手を出したら邪魔やろ?(適当)とトランプしてはしゃいでるジャックとロイドがただの仲良しすぎて笑う 6話以降ほんとにこの2人一気に仲良くなった感あるんだけど色々すっ飛ばして2バカ感あるの面白すぎるな...w

そしてそれを見て半ギレしたジーンに巨大イナゴの死骸投げつけられてビビり散らしてました。残念じゃないし当然(

 

  • 受けよグレートスライサー

マジャバの巣を発見し、卵とマジャバ自体を討つべくグレートとUMAは攻撃を開始する。

マジャバとUMA &グレートの一連の戦闘シーンは、マジャバの頑強さに苦戦しながらもマジャバの弱点を分析しグレートと共に決死の反撃を繰り返してマジャバを追い詰めていくUMAの活躍が光ったり、マジャバの鎌を豪快に破壊するグレートの新技「グレートスライサー」のお披露目など見所多めでなかなか見応えのあるバトルだった。部位破壊描写はカッコいいんだよ!

 

  • 生きてるんだよ

と、一戦闘場面としては面白かったマジャバvsUMA &グレートだけど、個人的にはここのマジャバの描写がなかなか胸にきたところでして。

巣をUMAに見つけられ攻撃に打って出られたマジャバは、卵を守るために自慢の頑丈な体表で攻撃を諸共せず襲いかかり、グレートに対しても物怖じしない反撃を繰り出し、更に隙を突かれ巣に攻撃を受けた際にはグレートには目もくれず巣に回る火の手を消そうと飛び込み...と、卵を守るための行動を終始行なっていて、正直なとこ個人的にここはちょっとマジャバに感情移入しちゃったのよね ひたすらに子を守ろうとする親の行動なので...劇中ではあくまでも倒さねばならない相手であることは一貫して描かれているのだけど、こういうの描かれると弱いなぁ自分は...直前にハマーに倒された別個体はオスであったらしいし、それも踏まえるとまた色々想像してしまうところ

ここは少し前にウルトラマンZで描かれたレッドキングの話(第11話)とも近しい部分があり、あの時のハルキの気持ちが少し理解できるなぁ。結論として「人間を脅かす存在である以上倒さねばならない」というところで双方とも同じなのは理解できてるのだけど、人間と自分達の領域が交わった故に対処せねばならなかった野生の怪獣であるレッドキングと違って、マジャバは人間の行いで「怪獣」という恐るべき存在になってしまった一生物という側面が感じられ、人間に牙を剥いたのも彼らを生み出した人間達へのしっぺ返し的な色合いがあるだけに、単純に割り切れないところがあるのお...マジャバが倒される場面で流れるヒロイックなBGMもなんだか皮肉に感じるのは自分の考えすぎであろうか。

 

  • 勇気の反撃

まぁそれはそれとして、ジョンソンに理不尽に虐げられてた経験からか周囲の人々に恐怖していたサンドマンが、ジーン達との出会いを経て勇気を出し、マジャバの巣の場所を伝え、卵を自ら砕く活躍をした展開は素直に良いところね。タロウ世界の人間ばりに無茶な気もするが、最後UMAの面々にも認められ笑顔を見せるとこはほっこりした

 

 

以上グレート第8話、勇気を出し立ち向かったサンドマンの成長やグレートとUMAの連携によるマジャバとの対決など熱い部分が色々あったながらも、メインとしては人間への過度な科学の乱用への警鐘的なメッセージが濃く含まれており、特に終盤のマジャバの戦闘時の描写の中には前述したように人間を皮肉るテイストがほのかに感じられそこがなかなか強烈だったなぁと。じっくり見るとなかなか深く、黒い話でもあったのではないかなと個人的には感じましたわね

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

教えは今も...

仮面ライダークウガ

EPISODE11・12「約束/恩師」

感想レビュー

 

前後編エピとしてあまりに完成度高かったので本日は前後編まとめて複合レビューとなります いやぁ、めちゃくちゃ良かった...

-あらすじ-

小学校の教師「神崎昭二」は時代と共に移り変わってゆく生徒とそれを教え導く教師の在り方に悩み、教師として生きる活力を失いつつあった。しかしふとしたきっかけからかつての教え子である五代雄介と13年前に交わした約束のことを思い出す。
一方の五代も13年越しのその約束に胸を躍らせ、約束の場所へと向かおうとしていた。しかしそんな中、暴走するズ・ザイン・ダの凶行が繰り広げられ...

 

 

  • 失意の教師

「上からは子供達にゆとりを与えろと言われる

親達からは成績を上げろと言われる

子供達は別に未来に期待は無いと言う...」

神崎先生が憂いた教育現場の変化や突き付けられる理不尽は今現在の社会でも時折耳にする事だけど、こうして物語の中で取り上げられてる辺り、20年近く前の当時からこういう部分は表出し始めてたのかなぁ

 

「自分は今の子供達に何を与えられるのか?何も与えられるものはないんじゃあないのか?」とかつて子供達に色々なことを伝え導きたいと希望を持って入ったであろう教師という仕事に対し正しい在り方を見出せなくなり、人生そのものを悲観してさえいるかのようになっていた11話や12話前半の神崎先生の姿は本当に見ていて辛い...

これには先生自ら語った上記の教育現場の変化や理不尽に加え、子供達が志や教えを忘れ緩やかに変わっていってしまうことへの不安があったからなんだろうなぁと思う。冒頭の「子供達が自分達でやると決めて始めたにも関わらずやがて意識を向けられなくなり枯れ果ててしまった花壇」の描写なんかはその子供達の変化の象徴であろうと感じられるところで、子供達に自分達が何かを伝えてもそれは心に残らなかったり、やがて忘れられていってしまったりするんじゃないかという気持ちが強かったのであろうなと

かつての教え子の五代さんとの約束について断片的に思い出し、自分の教えが少しでも誰かの心に残っているんじゃないか、と自分が教師として在るべきか否かまで賭けて縋る想いで約束の場所の母校へ向かう途中でも、人が去り少しずつ昔と変わっていっている馴染みのあった母校付近の様や、子供達が減り取り壊されることとなったかつての母校といった光景を目にし「私が信じていたものは、消えていく運命のようです...」とまで悲観し、五代さんとの約束についてもだんだん信じられなくなっていく精神状態もまた胸にくるものがあったなぁ...この時の神崎先生の描写は本当に目に見えて無気力って感じで凄く真に迫るものがあり、演じられてる井上高志さんの表現力に唸った

 

  • 大暴れザイン

怒りを滾らせてますと言わんばかりの凄まじい形相に、人間相手に容赦なく迫り圧倒的な暴力を振るう様、とこの回のザインの描写はとてつもなく恐ろしい...今見てもインパクト大だわ

憤怒に震える様が物言わずとも表情でがっつりと伝わってくる表情作りといい、生身の五代さん相手に一切容赦無しの攻撃を繰り出してくるアクションシーンといい、AKIRAさんの演技がザインの無骨で激情家なキャラを恐るべき怪物に昇華させてて、いや改めてピッタリのキャスティングだなぁと思った

怪人態の時も、自慢のツノで人間を執拗に攻撃する11話序盤の痛々しい描写といい、マイティキックを自力で耐え切りクウガ相手に怪力を発揮し圧倒する様といい強さが存分に示されていて中ボス的な序盤の強敵として申し分ない存在感があり、ここ最近メへのゲゲル権移行で除け者にされたり、そのことで抗議に行こうと迂闊に動いたためにミカド号に嗅ぎ付けられたりと何かと良いとこが少なかったけど、面目躍如の大暴れだったのではなかろうか

後述のマイティキック強化の展開に大きな役割を果たした存在であることもそうだけれど、ズのリーダー格としての誇りを感じる振る舞いが随所随所に伺える場面もあったり、純粋な実力だとメとも張れそうなそのパワフルがあったりと印象深いグロンギの1人だよね

 

  • ジャンと実加

11話で描かれるクウガグロンギにまつわる発掘調査のため長野へ赴くジャンとその調査に助手として同行する実加のシーン、ここは7話、8話でのジャンと実加の初対面の出来事や、実加が五代さん達との会話を経て前を向くことができた流れからの地続きの描写としてとても好き。

自分の不用意な言動で実加を悲しませたことを悔やんだことから、自分にできることとして当初頼まれた調査にしっかり取り組もうとするジャン

亡き父の面影を追い悲しむだけでなく、父のために頑張ろうと自分にできることをやろうとするようになった実加

しっかり7話、8話の出来事を踏まえたキャラの成長の描写として綺麗にハマってるのが最高よね。暗い陰を落としたような7話、8話の雰囲気から明るい表情を見せてる実加がグッとくる

サブキャラ達の描写まで細かく拾うからこそ作品のドラマ部分の味わいがグッと深まってるなぁと感じますね 良い

 

今回の話の中にて、ビランとバルバ(バラのタトゥの女)がリント/人間の言葉を普通に喋り、往来で白昼堂々でゲゲルについて話す描写が登場。グロンギが人間およびその社会に少しずつ適応してる薄ら怖さが感じられるところであり、相変わらずグロンギサイドの描写の緊張感が色んな形で保たれ続けてるのは良いなぁ

そんな中でも相変わらずゲゲル参加を諦めておらず、そんな執着からバルバにお約束のようにぶん殴られるゴオマの安心感よ 懲りない奴だ、とか言われてたけどホントにな!もうメにゲゲルの権利は移ったって言ってたでしょ(

 

  • 教え-2000の技とサムズアップ-

自分と13年越しに会う約束まで交わすほど五代さんが何故こんな自分のことを慕うのか、と悲観的な想いに駆られながら五代さんに頼まれやって来た桜子さんと共に廃校で五代さんを待つ神崎先生は、桜子さんが語った言葉から五代さんがかつて自分と交わした約束とは「2000年までに2000の技を見つける」ことだったと思い出す。

五代さんが身に付けた2000番目の技-変身-で多くの人々の笑顔のために頑張っていることを聞き、五代さんが本当に約束を果たすと共に今も頑張っていることを聞き神崎先生は笑顔を見せる。

更に、桜子さんが五代さんのお馴染みの仕草として見せたサムズアップを目にした時、思わずそれにサムズアップで返した神崎先生は、はっとしたように何かを思い出す。

「これは...これは...!」

徐ろに教壇へと立つと、さながら昔教師としての子供達を導いていた時のように、熱く語り始める。

「五代雄介!こういうのを知っているか?

古代ローマで、満足できる、納得できる行動をしたものにだけ与えられる仕草だ

お前も、これに相応しい男になれ

お父さんが亡くなって、確かに悲しいだろう。でもそんな時こそ、お母さんや妹の笑顔のために頑張れる男になれ!

いつでも誰かの笑顔のために頑張れるって、素敵なことだと思わないか?

先生は...
先生は...そう思う

活気を取り戻した力強い声色で語る神崎先生の目からは、いつしか感動の涙が溢れていた

 

この一連のシーンがねぇ、最高だよね...ちょっと涙が溢れたわ

自分が教師として子供達を教え導いていくことへの意味を見失いかけていた神崎先生が、自分との約束や教えを立派に胸に刻んで今もそれに従い頑張っている五代さんのことを知り、自分が教師として生き誰かに伝えたことが変わらずちゃんと根付いていること、自分が教師として在ることは無駄なことなんかじゃなかったことに気付けて、最初の頃の無気力な様からだんだんと気力を取り戻し、さながら昔そうであったような熱い教師の頃に戻っていく描写が凄く感情を揺さぶる名シーンでした。控えめに言って最高

前述の気力を失った状態の神崎先生の描写と合わせてより光る部分だけど、五代さんとの約束とかについて思い出していくたび声色や表情に光というか力が戻っていくのがとても熱いのよ 改めて神崎先生を演じられてる井上さんの演技表現が素晴らしいなと
キャラの色んな感情とかがより伝わるようになってからの久しぶりの視聴になるけどこんな情緒溢れる素敵なシーンおよび流れだったんだなぁ...いやぁ良かった本当に

 

  • マイティキック

普通のキックを耐え切ってしまうザインに対抗するために、107番目の技「空中回転」を組み合わせることでより強力なキックを編み出し、再戦にてザイン自慢のツノさえもへし折り見事に勝利するこの流れ、仮面ライダーのスタンダードたるあの空中で回転し繰り出すライダーキックがここで逆転の一手として完成する熱さもさることながら、先生との約束で得て来た2000の技の一つがその完成の決め手となるという展開の鮮やかさも良いよね この回でやるからこその熱がこもってるのが好きなのよ

 

  • 約束の再会

教師としての在りようを再び見出して笑顔と気力を取り戻した神崎先生が夜も更けようという中で桜子さんと廃校を後にしようとしていた(ここの時間表示のテロップから時間帯が21:30を過ぎた時間になってるのが分かるんだけど、神崎先生がそれほどまでに五代さんのことをずっと信じて待っていたことが伺えてグッとくるし、廃校を後にしようとする時も五代さんのことをちゃんと理解できてるからこそ表情が晴れやかなのが良いよね)その時、バイクを走らせやって来た五代さんが登場。2人は遂に約束の再会を果たす。

門を乗り越えよろめきながらも駆け寄って来た五代さんを神崎先生が笑顔で出迎え、五代さんもそれに笑顔で返し、お互いサムズアップを交わす

というラストのこの一連のシーンには2人が言葉を交わす描写こそないんだけど、ここまでに2人の関係性を示す描写がしっかりと積み重ねられてただけに、ここで敢えて2人が語らう場面を挟まず、神崎先生が五代さんに教え伝え、五代さん自身もずっと大事にしてきた2人を繋ぐ象徴たるサムズアップを交わし合うという描写で締めたのは粋よね。多くを描かずとも伝わる感動ってのはこういうことだなぁと実感させられる良い演出だった

 

 

以上クウガ11・12話、五代さんの印象的な仕草・ワードとしてたびたび登場していた「サムズアップ」「2000(1999)の技」のルーツが描かれると共に、五代さんがそれらをとても大事にしておりそれ故に今の五代さんが形作られたことを示し、同時にそれが回り回ってかつてそれを教え伝えた神崎先生の教師として生きることへの希望に再び繋がる、という五代さんと神崎先生の「生徒と恩師」という関係の昇華の描写が本当に見事で、神崎先生をメインに展開されていくドラマがひたすらに胸に響く名エピソードでした。そしてそれらのドラマが序盤における強敵・ザインへの勝利の展開を少なからず熱くするファクターにもなっているのもまた良きところ 胸と目頭が熱くなるとても素晴らしいエピソードでした そしてクウガも1クールの区切りを迎え、今後はあんなエピソードやそんなエピソードが遂に配信されるとあって楽しみ 今後も見逃せませんな

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございました 次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら拡散もして頂けると嬉しいです!

ではまた

秋アニメの諸々

朝晩は寒いわ昼は暑くなりがちだわで季節がパニック起こしてる10月、皆様いかがお過ごしでしょうか

10月にスタートした2020年の秋アニメも一通り顔ぶれが揃い、早く始まったものだともう3話を迎えたものもある中、私の今期の視聴アニメもだいぶ絞られてきましたので、現在継続視聴中の作品について軽く触れてみようと思います では

 

大人気サスペンスホラー作品のおよそ14年ぶりのアニメ化。聞いたところによると旧アニメからのリメイクではなく完全新作エピソードなのだとか。自分は旧作アニメでさえも少し前の再放送で序盤の数話だけ嗜ませていただいた身で詰まるところシリーズに関しては初心者も良いとこなのですが、そんな外様の身からしても初回放送時や新作エピソードであることが伝えられた際のTwitter上でのファン諸氏の盛り上がり様は強く感じられ、人気シリーズの強さを強く実感しました。

それはそれとして、シリーズにほぼノータッチな初心者のフラットな感想としては、日常アニメ的なのどかな雰囲気を基本として進行しつつ、その中で日常を侵食していくかのような不穏な描写が時折挟み込まれ、作中に登場する様々な人や物がどんどん疑わしくなっていく緊張感の生じる様が観ていてハラハラする心地良さがあり楽しい、という感じですね。ここは旧作アニメにおいても同様で、原作ならではの空気感が時を経てもアニメーションにしっかり落とし込まれてるんだなと初心者の視点からも感じられて非常に感心。声優陣の演技も旧作の方と比較しても殆ど変わりがなく、これはシリーズのファンとしては安心感があるだろうなぁと

十数年に渡り親しまれる作品というのも相まって惹かれる作品なので今後の展開も楽しみです。旧作も追える機会あったら改めて追ってみたい

 

  • 魔女の旅々

「この魔女の証であるブローチを着け灰色の髪をなびかせて、その美しさと才能の輝きに太陽さえも思わず目を細めてしまうほどの美女は誰でしょうか?

そう、私です!」

お前誰に向かって言ってんだ?(門矢士)

 

初手自画自賛が基本の魔女「イレイナ」が主人公のオムニバス方式のファンタジー作品。PVなどの雰囲気からして当初は縦軸部分の強い物語が展開されていくものと思っていたので、バラエティ豊富な話が各話展開されていく「キノの旅」式の話だったのはちょっと意外でした。でもよく考えたら「旅々」って言ってるんだもんな そりゃそうか

今までの役の傾向からすると少々新鮮な本渡楓さん演じるイレイナのちょっと知的な大人な雰囲気のある演技をはじめ、花澤香菜さん演じるイレイナの師匠「フラン」役の落ち着きある雰囲気や、黒沢ともよさん演じる「サヤ」の豊かな感情表現などなど、実力ある声優さん方の深みのある演技に彩られ展開される、味わいある人間描写が見応えある作品で、ドンとくるインパクトこそ少ないものの、自分がオムニバス式の色んな話が見られる作品が好きなのもあって観ていて面白い作品だなと思いました。

フランやサヤも良いキャラだったので今後何かしらの形で出て欲しいね 花澤さんのフランみたいな大人な女性のキャラの演技好き

 

  • アサルトリリィBOUQUET

TL上でフォロワー様の1人が作品を強く推しており、それに興味を持つ形で視聴

最初に目を引いたのは「ギミック満載のどでかい武器を持つゴスロリ制服の少女」にはじまりなかなかフェチには堪らないであろう要素の盛り沢山ぶりで、刺さる人には猛烈に刺さる作品だなと シャフトの美麗な作画でそれらが表現されるので気になる人は是非一見の価値有りですよ!ストーリー面に関しても手堅い構成で安心感があるので、今後の盛り上がりが実に楽しみになるところですね

個人的なお気に入りキャラは、僅か1話でズブズブの梨璃さんの虜になり、現在進行形で梨璃さんに狂い続け若干変態感が出始めてる気がする楓・J・ヌーベルさんですTwitterの方で即落ちヌーベルさんとか呼んでたのは内緒な!

 

お馴染みラブライブ!シリーズの最新作。無印およびサンシャインを視聴してきた身として視聴を開始し始めたけれど、主人公格となる侑・歩夢がスクールアイドルに関心を持ち一歩踏み出すまでの流れの心情描写の劇的さをはじめ、人物描写が細やかさが好みというか、キャラの雰囲気に等身大な感じがあるというか、ともかく今までのシリーズに比べて個人的にとっつきやすさや肌に合う感じがあり、現段階で自分としてはシリーズの中では一番好きかもしれないです。作画も今までとガラリと変わったけどこっちの方がキャラの表情の豊かさが多い感じがして好み

新世代の矢澤パイセン枠(と勝手に呼んでる)こと中須かすみがコメディリリーフ的にも真面目方向でも良い存在感を発揮してて今のところ一番好き 話数進みごとに他のキャラの描写も増えるだろうから楽しみね 思わぬストライク作品だったので今後も期待して観ていきたい作品です

 

凶悪犯が違法マイクなるものを爆弾感覚で脅しに使ってきたり、ラップバトルで負けると人が爆発したりするご機嫌なアニメだぜYeah(極端に言ってはいるけど間違ってはないです 多分)

今や耳にする機会も多くなった一大コンテンツ「ヒプノシスマイク」のアニメ化作品で、本コンテンツに興味はありつつなかなか手の付け所が分からないでいたところでのグッドタイミングというとこで視聴しました。脳味噌バグりそうな演出が満載なので気になって調べてみたら監督や演出がシンフォギアの人でした なんか納得(失礼)

とまぁだいぶぶっ飛んだ作品ではあるのだけど、目玉の要素たるラップに関しては、本コンテンツが多くの人を惹きつけ大きなムーヴメントを巻き起こしてることに強く納得させられるだけのかなりのクオリティが感じられるもので、聴いてて思わず気持ちが高揚するリズム感と耳を駆け巡り脳を揺さぶる聴き心地満点の高度なワードセンスで形作られたラップの数々は一聴の価値有り。出演声優の皆さん揃ってセンス抜群で思わず唸るわよこれは

この先どのように展開していくのか予測のできないストーリーのワクワク感や個性豊かなキャラ達の人間模様の楽しさもあり、毎週ラップと物語に期待が膨らむ作品です しかし速水奨ボイスのラップを繰り出す神宮寺寂雷先生、あまりにもつよい

 

 

以上5作が今期、2020年秋アニメで私が注目し視聴している作品でしたがいかがだったでしょうか。それぞれ違った形の強く惹きつける要素が存在しており、この秋を存分に楽しませてくれそうでございます。

皆様は今期どのような作品を好んで観ておられるでしょうか?本記事を読んで興味を持った作品があったり、自分もこの作品が好きという共感を抱いていただけたりしてもらえたら幸いです。

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございました

気に入って頂けたら記事の拡散もして頂けると嬉しいです!

ではまた

絶対象だよアイツ

ウルトラマンG(グレート)

第7話「森の守護神」

感想レビュー

 

-あらすじ-

神聖とされる森を切り拓き道路を開発する計画が為されようとしていることに対しシンプソン夫人が娘のジェニファーと共に抗議へ向かう最中、森から突如現れた怪獣ガゼボを前に逃走しようとしてジェニファーが行方不明になってしまう。娘の捜索のため出動したUMAだったが、ガゼボをはじめとした森の脅威により捜索へ向かったジャック達との連絡が途絶、事態を受け怪獣を倒すべく森の爆撃指令が出されようとしていた...

 

 

森の奥から現れ、雄大に歩き迫り来るガゼボの画が今回の話の中ではたびたび出てくるけど、今回の舞台となる森のミニチュアセットが奥行きの出し方といい木々・崖の表現といいかなり精巧にできていて、なおかつその中をのっしのっしと歩いてくるガゼボのローアングルからの見せ方の巧さも合わさってることで、「巨大な生物が森の中を迫り来る」という映像としてリアリティ溢れるものになっており必見の部分。ここまでのグレートの話の中でもトップクラスのクオリティだと思います。4話の荒野に立つデガンジャの映像といい、広大な風景の表現という点では今作はなかなか強いという印象

あのリアルなミニチュアにしっかり溶け込むだけのガゼボの造形もなかなかのもんだなと感じるね まさに1匹の生物という感じの存在感が溢れ出てるのがたまらんですよ しかしガゼボ、現実にも実在してたという史上最大のカンガルー「プロコプトドン」が進化した姿とのことだけど、正直象だよね パオーンって言ってるし...言ってるもん

 

  • ヤバすぎキノコ

ジェニファーの捜索のため森に立ち入ったロイドとキム(2人ともたくましいキャラなだけに迷彩柄のサバイバル用な感じの服装が似合いすぎてるよね)がガゼボから逃走しようとしてる最中、森に自生するキノコが噴出する胞子によって重火器や通信機といった金属製の機器が溶ける事態に。...ってガゼボインパクトで若干薄れそうになってる気もするけど何気にヤバいキノコじゃなかろうかこれ ガゼボの森、進化が自由すぎねぇか()

しかしこのキノコの胞子をガゼボが避けてることを知ったキムのアイデアで胞子入り泥爆弾ができ、ガゼボからの逃走に役立ってたので今話のだいぶ重要な要素ね こういう未開の地でのアナログ式での対処というシチュエーションって意外とウルトラシリーズでは見ない気がするからなかなか新鮮な展開

 

  • ここぞでイカす男、チャールズ

ロイド達の通信途絶を受け森に立ち入ったジャックとジーンも続けてガゼボの襲撃で通信を絶ってしまい、怪獣を倒し開発計画を進めようとするあまり痺れを切らした警部が森への爆撃を行おうとする展開に。アーミーの将軍といいちょっとグレート世界のUMA以外の組織の人達、過激な人多かねぇすか...


チャールズは爆撃を行うため司令部へ行こうとする警部をハマーで案内する

...かと思いきや、ジェニファーを心配し不安定になる夫人もいる横で怪獣への対処が上手くいかないUMAを小馬鹿にし、(怪獣が森を降りるのを懸念してとはいえ)UMAの面々やジェニファーの残された森を焼こうとする警部の態度が腹に据えかねたのか、「最前線では戦わないのかい」と毒突き、ガゼボの森までハマーを飛ばし、警部を乗せたまま(ジャック達からの注意を逸らすのも兼ねてか)ガゼボのスレスレを飛び回り警部をビビり散らさせるドSプレイを決行。

警部の態度は観てるこちらからしてもけっこう頭にくるやつだったので、ちょうど良いタイミングでこういうの豪快にやってのけるチャールズは良いわね 普段隊長の後ろとかに付いてる印象が強いだけに、前回の将軍への反抗といいやる時は徹底的にやるギャップが気持ち良し

グレート吹き替え版の今話において、チャールズの警部に対する台詞に「あんた子供◯して勲章貰うの?」というものがあるのは有名だけど、それもまたチャールズのキャラを示してて良いよね(字幕版の今回においてはそれが見られないのがちょいと残念)

 

ガゼボが森の開発で目覚めたに過ぎないことを感じてか、ガゼボの前に立ち塞がった今回のグレートの戦闘はあくまでも牽制がメイン。最終的にはガゼボを崖下の穴へ叩き込み、落石で穴を塞ぐことにより再び眠りにつかせることで決着しました。

前述のリアリティ溢れるセットの中でガゼボと対峙するグレートの画もまたカッコ良くて見応えアリでしたね

 

  • あの子は誰

今回の話の中で、森の中で迷ったジェニファーを助けてくれており、更にジャック達がジェニファーを連れ森を出る手引きもしてくれた少年がいたのだけど、まるで姿を隠すかのように立ち回る様やいざ姿を見せてもほとんど言葉を発さない様子から妙な感じがあって、からのラストのジャックやジェニファーのやり取りからして確信めいたものに変わったのだが、どうも普通の人間ではなかったっぽいよね彼 あくまで考えすぎであり単にガゼボ達と共に生きる先住民的な子だったのか、はては森に棲む精霊の類だったのか...謎は深まる こういう少し謎めいたテイストが出てくるのもウルトラシリーズらしくて良いね

 

 

以上ウルトラマンG第7話、ウルトラシリーズではある種定番な「神聖な地の開発、それにより目覚める神獣的な怪獣の出現」という話で安定感ある面白いストーリーでした 謎めいた少年の存在といい、こういうテイストの話もあるのがウルトラシリーズの良いところだ

特に森の中を迫り来るガゼボのリアルさ満点なな絵作りという目を見張る演出が見られたのが非常に興奮でき、なかなか印象深く残った回でしたね

 

というわけで今回はこの辺で 次回もまたよろしくお願いします 気に入っていただけたら拡散もしていただけると嬉しいです!

ではまた

聖剣一閃大乱戦

仮面ライダーセイバー

第7話「王の剣、アヴァロンにあり。」

感想レビュー

 

-あらすじ-

変身の封印を解く為にアヴァロンへ向かおうとする飛羽真は遂にその生き方を突き止め、賢人と共に次元の狭間へと赴く。しかしアヴァロンにはカリバーもその手を伸ばそうとしており...一方、ズオスに敗北を喫し、リベンジを誓う倫太郎は命懸けの修練を開始する。

 

 

  • 誰なんだってばよ

異次元世界に辿り着いた飛羽真と賢人の前に現れた男が、暗黒剣月闇とカリバードライバーで仮面ライダーカリバーに変身し襲撃をかけてきた!という危機的なシチュエーション、放送時TLでも多くの方が触れていたけど、逆光により変身する男の顔が伺えない、という演出は何やら思わせぶりで気になるところ。

仮面ライダーセイバー:唐橋充が“裏切り者の闇の剣士”仮面ライダーカリバーに - MANTANWEB(まんたんウェブ)

↑の記事にも記載されてるように、「賢人の父『富加宮隼人』であり、裏切りの剣士『仮面ライダーカリバー』」として出演されるのが唐橋充さんというのは公式にも発表されているのだけど、6話でエスパーダがカリバーと鍔迫り合いしながら父さんなのか、と問うシーンといい、今回の変身含め頑なに素顔が出てこないことといい、「今の」カリバーの変身者は隼人ではないのかな...?というのはどうしても想像される。そうであった場合隼人は今どこで何をしてるのか、とかそもそもカリバーの裏切りという事件自体が隼人の関係してることなのか、とか色々な考察が捗る。目が離せない謎の一つですな

 

  • バスター&剣斬vsメギド幹部連

デザスト やっぱ生きとったんかワレ

レジエルの繰り出してきたメドゥーサメギドを討つべく出撃した尾上さんと合流した蓮が一緒に変身。それに対しズオスやレジエル、更には復活していたデザストといったメギド幹部が次々に出現し大乱戦が始まる

年長者の尾上さんと小生意気坊主の蓮というコンビがなんか良い味出てるし、パワフルでどっしりしたバスターに俊敏な動きの剣斬という戦闘スタイルの個性が一際際立つ非ソードライバー組のライダー達の戦闘が沢山のメギド相手に動画面内で繰り広げられる様は迫力があったのでここは今回のシーンの中でもお気に入り。

てか今回の蓮は飛羽真の行動にもなんぼか協力しようとしてたり、尾上さんとスッと連携してたりと前回に比べると幾分か柔らかくなった印象がある。というか前回飛羽真のことを少し認めたっぽいのも踏まえて、強いと認めた相手には普通に対応するって感じなんかね 良くも悪くも相手への好き嫌いが極端に出るといったとこか

 

  • 誰なんだってばよpart2

飛羽真がアヴァロンの扉を開き辿り着いた先で現れた白いローブの謎の男。飛羽真にアヴァロンで力を手にするための方法についてのヒントを与えたり、手にしたその先に試練が待つと伝えてきた不思議な人物で、こちらもこちらで全然姿が伺えなかったけど、あなたis誰...?アヴァロンの守る力の化身、みたいな特にどういう人物とか設定されてない感じのやつかもしれないけど、公式ページのストーリーで「謎の男」という記載がわざわざされてるのを見るに、今後その正体が明かされる、というのも十分あり得そう 現段階では全然どういう人物か想像もつかないがはたして

 

  • 悲壮感ゼロ!!

隙を突かれてストリウスに人質にされてしまい、更にズオスに放り投げられて食われかけた芽衣。絶体絶命のピンチなんだけど、
(もっと遊んでおけば良かったぁ...!)

って変顔しながら言ってるので悲壮感がまるで無いw 芽衣の清涼剤的な立ち回り、個人的に割と好きである

 

  • 変身...?

芽衣が人質にされてバスターと剣斬が窮地に陥る中、ソフィアに語り掛けられ何やら思わせぶりな態度をとる大秦寺さん。そしてそれに合わせ浮かび上がる謎のアイテムのビジョン...
...変身するのかスラッシュ!?

態度からして変身しないのには何か理由があるっぽいね 過去の戦いで何かトラウマが...?

 

  • 倫太郎、3冊抜刀

そんな絶体絶命の芽衣を救ったのは、亡き先代の水の剣士で自身の師匠「長嶺謙信」の敵討ちを誓いリベラシオンでの修練を乗り越えた倫太郎/ブレイズだった。そしてブレイズは3冊抜刀のファンタスティックライオンへと変身し、強力な力でズオスへのリベンジを果たした!

初の同系統色3冊変身となったファンタスティックライオン、色味の纏まりも良くデザインも派手派手しいカッコ良い形態でしたね これは他の3冊形態も楽しみになる

強いて言えば戦闘がちょっと大味目な感じでもう一工夫欲しかったとこだけど、序盤を支える強化形態の一つとして、以降の活躍に期待

 

仇を前に思い詰める倫太郎を強く心配したり、ブレイズに助けられたりファンタスティックライオンの戦いを見てときめいたり、倫太郎の勝利を抱きついて喜んだりと、芽衣が思いっきり倫太郎に惹かれてる(というか距離が近くなってる)描写が増え、これは今後の2人の関係性が凄く気になるねぇ〜(ニヤつきフェイス) しかし所長と照井みたいにヒロインと2号の距離が近くなる例はあったとはいえ、こんな早期から関係詰めてるのは珍しいのではなかろうか ちょっと意外だったり(でも飛羽真には例の謎の少女との関係性が伏線としてあるからこれが妥当な采配か) 真面目で素直な倫太郎と快活な芽衣、良い相性だと思うので注目

 

  • キングオブアーサー

アヴァロンで力を手にし、無事変身を成し遂げセイバー「ドラゴンアーサー」となった飛羽真。前回の予告からしてここで覚醒しカリバーと戦うエスパーダの下へ駆けつける...と思ってたので今回は実質顔見せだけだったのはちょっぴり惜しい。しかし物語的にも重要そうな感じで出てきたアイテムだけど、今後も物語に活かされていくことになるのかな

 

 

以上セイバー第7話、物語的にはドラゴンアーサー爆誕やファンタスティックライオン覚醒が目玉なんだけど、個人的にはカリバーの変身者アヴァロンに現れた謎の男など、新たに示された謎が気になるところ。

本筋的にはキャラクターのドラマ的な部分での動きが少なめになってきたこともあって正直ちょっと盛り上がりが弱いかなと感じたり。前回もこの辺は触れたとこね

とはいえライダー達の活躍というヒーロー作品的な面では見所は多いと思ってるので、前述の物語的な謎の解明などでストーリーの盛り上がりを引っ張っていってくれると嬉しいかなと思ってます

 

というわけで今回はこの辺で 次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

きっと同じ

仮面ライダークウガ

EPISODE10「熾烈」

感想レビュー

 

-あらすじ-

ギイガの軟体により攻撃を無効化されるクウガは窮地へと追い込まれるも、突如腹部から蒸気を噴き出しながらギイガが撤退したことでことなきを得る。墨の爆弾と柔らかい肉体を同時に破るべく、雄介は桜子から聞かされていた剣を持つ新たなクウガの形態に活路を見出そうとする。一方、雄介がクウガになることへの不安を拭いきれないみのりは...

 

  • 人間なめんな

警察犬・ミカド号の活躍でグロンギのアジトを発見し、鎮圧用の特殊ガス弾でグロンギ達を追い詰めた一条さん達警察の面々。いざ一網打尽にすべく突入した際には逃げられていたので対峙とは相ならなかったけど、散々辛酸を舐めさせられてきた人間達がグロンギに遂に一矢報いたという感じで気持ちの良い展開だね グロンギ達が去ったアジトには血のようなものの付いた無数のドールやマネキンが縄を結ばれたり吊るされたりしてて不気味 グロンギってゲゲルしてない時でも常に人間を狩ることに飢えててそれがこういう不気味な形で表れてるのかもしれない

 

  • 英傑・ミカド号

アジト突入から程なくして、グロンギ達の匂いを追い走って行ったミカド号だったが、その先でグロンギの1人「ズ・ザイン・ダ」に遭遇。ミカド号は果敢に吠え立てるも、自身の匂いを追ってアジトへの人間の突入を許したという屈辱を味わされたことに激怒するザインに迫られ...
...そして遅れて駆け付けた一条さん達が見つけたのは血痕とミカド号の首輪。それを見つけて涙を流し、慟哭するミカド号のブリーダーの柴崎さんの表情と叫びは観てるこっちも悲しくなるわ...グロンギを追えるようになったミカド号の実力を誰よりも誇り信じてることが台詞の節々から感じられてその愛着が伺えてただけに余計に辛いんだよなぁ ゲスト的なキャラの短い出番においても細かな信頼感などをしっかり描いて心を揺さぶる展開、巧いわ

「ミカド...ミカドぉーっ!!

お前はよくやったよミカド...

 

  • みのりの激情

都内の保育園、読みたい本が他の子の手に渡って困っていた女の子のために「だって僕4号だもん!」と4号/クウガを良い人と信じる男の子が本を持ってこようとする姿を見て微笑むみのり。しかし、本を渡してくれない他の男の子との喧嘩に発展、やがてお互いに手を出すまでになりみのりは仲裁に入るも、その時男の子が本を振り上げてもう一方を叩こうとする。それを受け止めたみのりは普段見せないほどに声を荒げるのだった

というこの一連の流れ、クウガに対するみのりの心情の描写として構図が凄く巧みだなぁと感じるところ。4号を名乗って誰かのために笑顔で施そうとする男の子の姿はクウガのことで不安になってたみのりにとってある種心が救われるような一幕であり思わず微笑みも漏れたんだろうけど、そこから転じた相手とのやり取りがやがてはクウガグロンギの戦いのような手を出し相手を痛めつけ合うやり取りになり、遂には4号を名乗った男の子の方が相手を本気で痛めつけるような「暴力」に走らんとして...となってしまったことでまた不信がぶり返して声を荒げその子を止める、というクウガがやがてはただ相手を傷付けてしまう存在になってしまうかもしれないという拭い切れないみのりの不安を、子供達のある意味他愛無いやり取りから表出させ描く演出が緻密...細かなとこだけど、これもある意味終盤の最強のクウガへの覚醒にまつわる戦うこと・暴力の意味づけの描写の重要な積み上げの一つでもあったのかなと思ったり

 

  • 攻撃は最大のなんとやら

ギイガ攻略のために剣を持つクウガに活路を見出し、一条さんとの剣道の打ち合いに赴く五代さん。ここの一条さんの息もつかぬ剣捌きは見事なもの。ほんと何してもカッコいいな一条さん...携帯マナーモードにできないけど(小声) 漫画版クウガでは剣道が一条さんにまつわる要素の一つとなってたけど多分ここが着想元よね

そして一条さんの激しい攻撃に攻めあぐねる五代さんに一条さんが発した「防御に気を取られすぎだ!だから攻撃が疎かになる!」の言葉に五代さんは何かを思いつくと、何度も面を叩き込んでくる一条さんを諸共せずにじりじりと歩み寄り、その気迫に後ずさり壁際へ追い込まれた一条さんへ全力の面を放った...

 

  • 一条さん狙い

五代さんに会うためにおやっさんから居場所を聞き警視庁を訪れたみのりが望見の案内で剣道場へ向かう最中、みのりに一条さんとの関係をそれとな〜く聞き、特にどうということはないと知って安心しつつ、一条さんの周りに他の女性が接近することに頬を膨らませる望見の一幕があり、あんま関係ないけどここの望見、かわいい

 

  • 笑顔のために

五代さんと2人になり、自身の不安をみのりが吐露し、五代さんがそれに返す公園のシーン。ここは今回の最大の見所といっても過言ではなかろう、と思う

 

「あたしね...お兄ちゃんがクウガになるのは、仕方ないと思ってた...けど、けどなんか、なんとなく怖いの!お兄ちゃんが、お兄ちゃんでなくなっちゃうような気がして...」背を向け、胸を押さえ、涙しながら想いを告げるみのり。

「...俺だって怖いよ。」みのりの不安を感じ沈痛な表情を浮かべながらも、顔を上げ語る五代さん。

そしてそれでもやる、と語る五代さんにみのりは理由を問い、五代さんはそれに笑顔と共に語りかける。

「お前はどうして先生やってんだよ?誰かの笑顔のためだろ?俺は俺の場所で、お前はお前の場所でやってるってだけさ。」

そしていつもの笑顔と共にサムズアップを返す五代さん。その姿にいつもの兄を感じたみのりも、笑顔を取り戻しサムズアップを返すのだった。

 

五代さんがクウガとして戦うことに対し不安を感じているという本心を、クウガとなって戦う自分を心配するみのりに打ち明けつつ、その後にそれでも戦うのはみんなの笑顔のためであり、それはみんなの笑顔のために何かを頑張るみのり達他の誰かと同じなんだ、と自身の強い想いを告げることで変わらぬ自分自身を示す五代さんの姿からは、彼の不安を覚えようとも折れない心の芯の強さと誰かのために寄り添い頑張ろうとする優しさが同時に伺えて凄く良い。みのりが再び兄を信じ、笑顔を取り戻す流れにしっかり気持ち良さがある、台詞回しが温かい素晴らしいシーンよね...

 

例え姿が異形となっても。

何かを傷付ける戦場が赴く場であったとしても。

他者を想い、慈しみ、そのために在ろうとする心が、変わらずそこに有るならば、きっとその人も変わらずそこにいる。

大事なのは心。

 

保育園のみんなからの冒険家五代雄介への手作りの御守りを五代さんに託し、グロンギとの戦いに赴く彼をしっかり見送るとこも2人のドラマの締めとして気持ち良くて良かったなぁ。

 

  • それぞれの場所で

ギイガと警察の戦いの場へ駆け付けた五代さんは、ギイガの墨爆弾を物ともしない超装甲の戦士・クウガ「タイタンフォーム」へと変身。タイタンソードを手に、次々繰り出される墨爆弾をその身で受けつつ、臆することなく歩み寄っていく。前述の剣道場での一条さんとの打ち合いのシーンの印象も相まって、爆炎の中をじりじりと進んでいくタイタンフォームの頑強さ・気迫が強烈に描かれる演出が秀逸。こういう見せ方によってしっかり新たな形態の強さを描き出すのが本当に上手いよねクウガ

迫力に押され、焦りながら次々攻撃を繰り出すギイガとの距離を詰めると、クウガは必殺「カラミティタイタン」で、一条さんが教えてくれた弱点の腹へと強烈な一撃を叩き込む。ギイガを粉砕し勝利を納めたのだった。

 

ギイガ戦の最中には保育園で子供達と遊ぶみのりの姿がたびたび挟まれる演出があり、殺伐とした戦いと子供達との交流という真逆の雰囲気の場面が交互する様が、先に語った「五代さんとみのり、それぞれ違う場所でそれぞれ同じく誰かの笑顔のために頑張っている」という表現にしっかり繋がっていて実に味わいがある。決着後の佇むクウガと、子供達と遊ぶみのりのシーンを取り巻くように柔らかなBGMが流れる中EDへ、という演出も素敵

 

 

以上、クウガ第10話。拭えない不安に苦しむみのりの心に寄り添い、自身が変わらずそこに在ることを伝える五代さんがカッコよく、みのりが立ち直る流れも気持ちの良い、ドラマパートの温かさが物語を彩った非常に味わい深い回でした。クウガの存在を通じ、「戦い」「暴力」という事象への意味づけと、そこへ赴く五代さんの心を在り方を見せる作劇は見事の一言

タイタンフォームは今までのフォームみたく初戦で苦戦する様が無かった(実際は剣道を通じ戦法を探ったりと試行錯誤はあるんだけどね)のもあるだろうけど、今までのフォーム以上に強力さが伝わる演出がイカしてたわね 迫力ある歩み寄りで圧倒し、一撃で仕留める演出、これもまた最高だわ

一方五代さんが(たしか)初めてクウガとして戦う不安を吐露したり、ギイガにトドメを刺す際に身を震わせ顔を背ける仕草をしたりと、気丈に振る舞う五代さんの中の痛みとも言えるものが伺える一幕もあり、これもまた最終盤のあるシーンの布石とも言える要素なので胸にくるものがあり 見返すと色々発見できてより面白いわクウガ

 

 

というわけで今回はこの辺で 次回もまたよろしくお願いします 気に入っていただけたら拡散もして頂けると嬉しいです

ではまた

兄か 異形か

仮面ライダークウガ

EPISODE9「兄妹」

感想レビュー

 

-あらすじ-

激化していくグロンギクウガ、警察の戦い。警察はグロンギの潜伏場所を突き止め倒す作戦を決行せんとしていた。一方、熾烈な戦いの中でクウガとして多くのグロンギを討ち果たしてきた兄・雄介に対し、妹・みのりは兄が変わっていくかのような不安感を感じていた。

そんな中、新たなグロンギ「メ・ギイガ・ギ」のゲゲルが罪なき人々に牙を剥こうとしていた...

 

  • みのりの不安

今回の話の軸となった要素の一つとしては、やはりみのりが兄である五代さんがクウガとして戦い続けていることに対し不安を抱いていることを示す描写であると感じる。

OP明けのポレポレでおやっさん

「あいつ最近やたらヘトヘトになって帰ってくるんだよなぁ」「そのくせ、やる気満々ちゅうか、ノリノリっちゅうか...」

という台詞にみのりが表情を強張らせる様には、五代さんがクウガになって戦うことに乗り気になっているのではないか?とみのりが疑念を感じていることが強く見て取れるし、その後おやっさんのまとめた4号/クウガについての新聞記事の切り抜きを見ている際の「4号は生物兵器か」「戦いに見る4号の闘争本能」などの見出しをじっと見つめる姿には、兄がクウガという戦う存在に、身体が一時的にというだけでなく、心が少しずつ、という意味でも変貌しているのではないかと不安を膨らませていることが伺える。

前者に関しては当日が五代さんの誕生日(3/18 25歳の誕生日とのこと)であることと合わさり、五代さんが自分のことをそっちのけでクウガ/戦うことに傾倒しているようにみのりが感じているというのを示すことで、

後者については作中世界の多くの人々がクウガは「同じ異形の仲間を倒していっている異形の1匹」であり「闘争本能を表し戦う存在」であるという認識でいるという事実を見せ付け、みのりが「クウガ」という異形の存在に感じる一種の恐怖を浮かび上がらせることで、

それぞれみのりの心情を深く掘り下げて伝えており、作中世界の人々の認識についての描写などをしつつ、そこからキャラクターの心情をより描き出す作劇が巧い

視聴者である我々が五代さんは皆の為に純粋に戦ってるということを知ってる分、作中世界の人々にとって4号/クウガが結局「強力な力を持つ異形の怪物」と捉えられてるというギャップが余計にな...(おやっさんでさえ「4号は仲間を○してる)と直接的な表現で語ってたくらいだし) そうなってしまうのも人の心理として普通のことであるが

そしてそれらを経てみのりは五代さんに「もう...戦うの平気になっちゃった?」と思わず聞き、4号が味方かどうかという園児達の問いへの返しも「良い人でいて欲しいよね...ずっと」という自身の想いを強く込めたものになる、というのがまた胸にくる 今までの話でクウガになって戦う兄を笑顔で信じる姿が描かれてきたみのりだけど、それでも感じる不安はあるだろうし、上記のような状況とかが積み重なれば当然それはより大きくなるよなぁ こういうキャラの等身大な部分の描写を展開の中に敢えて混ぜ込むのはその人物に深みも出るし、人間味が濃く出てちょっと安心するよね(この辺はある意味冷徹非道なグロンギとの対比とも言うべきか)

 

一方、警察の方では未確認生命体/グロンギについて

・人間と同じ姿になりいずれもタトゥーを刻んでいること

・アジトのようなものを持ち複数箇所に潜伏していること

・彼らを指揮する存在がいるらしいこと

・人間以上の力を持ちながら何故か近隣住民に勘付かれると姿を眩ませること

などを突き止め、当初は未確認の存在に本能的に怯えていた警察犬の中から訓練の結果未確認生命体の特殊なフェロモンを嗅ぎ分けられる「ミカド号」が出てきたことや、未確認が嫌う成分を込めた鎮圧用の武器が配備されたことを受け、未確認のアジトを見つけ制圧する計画が開始されようとするなど、大きな動きが見られる展開に。警察がグロンギの凶行に手をこまねいているだけでなくこうして少しずつ相手の動向や弱点を見つけ追い詰めていく展開は頼もしくて良いよね。本作でクウガ以外にグロンギと戦う者達としての存在感がより際立つ

2話ではグロンギに怯え使い物にならなかった警察犬がグロンギを追う戦力となり、バヅーが工場の排気ガスを避けていた描写がグロンギへの有効な対策に繋がり、という感じで今までの出来事を経た着実な発展が描かれているのも良いポイントで、前話においてゴオマの音波を基に一条さんがバヂスの凶行を未然に防いだのも併せ、こういう積み重ねの描写が凄く好みの自分としてはとても高評価

一方で対策会議中の会話において、未確認の犠牲者が警察含め既に278名にも及んでいる事実が明かされており、グロンギの恐ろしさを容赦なく描き緊張感を保っているのも作劇として隙がないところ グロンギのこういう描写はほんと「もしグロンギが現実に現れたら...」みたいなのを強く想像させてくるから怖い

 

  • がんばれゴオマ

ゲゲルで狩った人間の数を数えるグセパを拾い上げゲゲルをプレイする時を想像するも、バラのタトゥの女にあっさり取り上げられてしまい、あっ...て感じの切なそうな悔しそうな表情をするゴオマの姿が涙を誘う がんばれ(

他のグロンギが凶悪さを見せつける中でも度々人間臭い様を見せるから、この辺りからのゴオマはほんとグロンギ側のシーンにおける清涼剤よね...w 良いキャラしてるわ

 

  • 白銀の悪魔

今回ゲゲルに動き出したグロンギ「メ・ギイガ・ギ」、水中から人間態の状態でぬるりと這い上がって迫る、という絵面がもう既に恐怖(狙われた女子高生達も普通に不審者だと思ってビビってたでしょアレ)でインパクト抜群だし、襲撃方法が高温のイカ墨を吐きつけて相手を爆散させるというエグいものだしで、序盤のグロンギの中でも一際印象深い奴よね 初見当時もかなり恐ろしい奴としてしばらく覚えてた気がする

デザインに関してもグロンギが大抵生物的なイメージを意識してか鮮やかさの少ないカラーリングになってるのに対して白銀の眩い姿というのがよりビジュアルの印象深さを高めてるように思う よく見ると顔立ちも割と整っててグロンギの中でもなかなかのイケメンよな

 

  • 朝比奈奈々

長野へ向かおうとするジャンと東京駅で鉢合わせるという形で、上京してきた「朝比奈奈々」が初登場。全然覚えてなかったけどここが初登場だったんだなぁ

 

  • 榎田親子

榎田さんの息子・冴が初めて登場し、榎田親子の関係を感じさせる一幕もあった今回。グロンギ用の鎮圧武器を開発する活躍を見せた榎田さんだけど、その一方では未確認関連の事柄での多忙さから息子との約束を守りきれなかったり、せっかく一緒にいられる時間ができたと思ったら未確認の凶行が再び開始され、息子との約束を切り上げて行くことになり(今回は榎田さんが自ら現場に赴いていたが)...とグロンギとの戦いの場に身を置いていることで我が子との距離が生じつつあり...

榎田さんを慮り沈痛な面持ちになる一条さんと同じ気持ちになっちゃうよなぁここ...この親子の話は今後もクウガの人間ドラマを構成する話の一つとなるので必見

 

終盤にて邂逅したクウガとギイガは戦闘を開始。先制攻撃としてギイガが放った墨爆弾がクウガの肩に被弾し痛々しい傷が残る、という流れからしてほんとギイガの能力はこれまでのグロンギと比較してもビジュアルのインパクトが凄いよなぁ グロンギの強力な攻撃でクウガの装甲が傷付き痛々しい傷跡が残る演出はこれ以降も度々出てくるけど、敵の強大さがリアルに感じられる凄い演出だよなぁ、と改めて思う

クウガも負けじとギイガに飛び付き殴打を繰り返すのだけど、ここに4号と未確認出現のニュースを聞き、戦う兄の姿を想起してか表情を強張らせるみのりの姿が映像に挟まれるという演出がなされ、打撃を繰り出すクウガの必死の掛け声や生々しい打撃音も相まって胸にくる...尺としては凄まじく短いんだけど強烈な演出が多い戦闘シーンだなと

 

 

以上第9話、クウガとなった兄のことを強く信じていると思われていたみのりが実は密かに抱いていたクウガおよびそれに兄が変わっていくことへの不安感がピックアップされ、人間ドラマに比重が置かれたストーリーが濃密で思わず見入ってしまいました。

以前にも語ったけど、異形に変わったことに対する周囲の恐怖・不安という昭和仮面ライダー定番の要素を周囲の人々の反応にフォーカスすることでリアルに濃く掘り下げ、ストーリーに深みを与えるという作劇は凄いよなぁ 当時は勿論のこと、今見ても斬新

(子供達にとっては物足りないだろうけど)戦闘パートの短さを補うほどの緻密なストーリー展開・キャラ描写はやっぱりクウガの魅力だなと感じました

 

それでは今回はこの辺で

今回よりレビュースタイルを一新しやってみましたがいかがだったでしょうか 読みやすさ等の感想をくださると参考にもなるし嬉しいぞ!慣れるのに時間はかかるかもだが手探りしながらこれからも記事を沢山書いてく所存ですので今後もよろしくお願いします 気に入っていただけたら拡散もよろしくお願いします!

ではまた

 

 

余談:

五代さんが相変わらず隠しもせず口にする「クウガ」のワードをおやっさんが「(恋の)フーガ」だと思うというネタが冒頭にあり、なんのこっちゃか分からなかったので調べてみたら、1967年にザ・ピーナッツというアーティストの曲とのこと...分かるかそんなの!!!!!今から50年近く前だぞ(当時基準でも30年近く前だぞ)

絶対子供分からないでしょ(