AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

好奇心のエンジンの音

機界戦隊ゼンカイジャー

第4カイ!

「ブルブルでっかいおせっかい!」

感想レビュー

 

 

  • 誰も知らない 知られちゃいけない

ワルドの撃破とトジルギアの破壊により世界が解放されていることをブルーンから伝えられ、驚いたような素振りと訝しげな態度を魅せるイジルデ。そしてその事実を知るブルーンを始末しようとして...てっきりトジテンド側は世界の解放については普通に把握しているものと思っていたけど何気にここで初めてイジルデに伝わったっぽいですね 意外

イジルデがブルーンに口外されたかどうかを心配してたのは、自分が発案したワルドが遠因になって世界が解放されたとボッコワウス様辺りに伝われば粛清されるから...とかそんなとこだと思うけど、トジルギアが砕かれれば世界が解放されることを初めて知ったっぽいのとそれについて思い当たる節があるっぽいのは気になりましたね。後述する五色田博士の情報と併せ、序盤にして早くも少しずつ物語の革新が見え始めてきたかも...

  • 強い奴が正義だッ

今回の怪人・ボクシングワルドの能力で人々が次々とグローブをはめられ、リアルファイトを開始する!!式場の新郎新婦や握手会中のアイドルとファンが殴り合いを始める絵面が面白すぎるなここ...w

しっかしこれまでまだ3例しか出てないけど、ワルドの能力見た目のコミカルさに反して凄くでかい規模で発現して後追いでじわじわ凶悪な効果を発揮し始めるから何気に恐ろしいよね(加えて介人の世界の人達が逞しすぎるせいでその世界規模の変化にもほとんど動じず日常生活送ってるのがまた...w) トリノイド系統の厄介さだコレ!

 

  • ブルンブルンのブルーン

イジルデの刺客に追われ人間世界へ渡ってきたブルーン、ここでゼンカイジャーの面々と初対面。しかし知的好奇心に超絶忠実なブルーンのキャラ、製作発表とかである程度は知ってたけど想像以上に濃いな...!そして若干鬱陶しいな...!系統的にはフィリップに似てるけど、なまじ知らないことだらけな分こっちの方がよりアレもコレもとなるから、フィリップより厄介だな...w

あの質問責めの圧を表現してくる佐藤拓也さんの演技が流石すぎるw 佐藤さんといえばシーザーが代表的なキャラとして浮かぶ方なだけにキャラ像が全然違うブルーンの演技が面白い

ガオーンに負けず劣らずゴーイングマイウェイなキャラなので入ってきた直後は慣れるだろうかとか思ってたけど、ジュランに拘束されガオーンに眼鏡を外され諌められるというコミカルなやり取りが既に完成されていて良かったw メガネメガネ...ってコッテコテのネタもありがとう(

やっぱガオーンよろしくこういう暴走しがちな濃いキャラに周囲がしっかり突っ込んで止める流れがあると漫才じみた面白さも出せるしキャラ描写のバランスも良くなるわね

 

  • 世界が広がる先へ

ここからブルーンがゼンカイジャーへ仲間入りしトジテンドと戦う決意を固める流れとなるのですが、この流れがもう凄く熱かった!

多くのことを知りたくてトジテンドに入ったはずが、周りは何も教えてくれず、自分のことを理解しようともしてくれない閉じた世界へと閉じ込められていたブルーンが、そこを飛び出した先で自分の知らないことが沢山存在する世界に触れ更に自分のことを知ろうと歩み寄ってくれる介人と出会って、自分が狭い世界に押し込められていたこと、自らの足で踏み出すことで多くのことを知り自分の中の世界が広がることに気付き、その可能性を閉じようとするトジテンドと戦うため、自分を知ろうとしてくれる者達のいる世界を守るため立ち上がるという、

他者(世界)との交わりによりブルーンが持ち前の好奇心から更なる可能性への気付きと自らの強い意志を獲得し精神的に成長する流れがしっかりできていて、これが実にグッときましたね。
この点はブルーンが介人に名前を尋ねられ一瞬戸惑いながらも名乗る下り、及び中盤トジテンドとの決別を宣言した際イジルデに自分の名前を高らかに名乗る下りにも「自分を知ろうとしてくれた者の気持ちに応える心情の表現」「今まで自分を知ろうとしなかった者への意志の表明」として表れており、凄く象徴的な演出として今回の話の中でも特に素晴らしかったです。介人に名前を尋ねられた時の尋ねられ慣れてないことを示すような戸惑いと喜びの姿からの、イジルデ相手に叩きつけるように自ら名前を叫ぶ姿という変遷が涙腺に響いたんすわ...

これにより世界を閉じる=あらゆる可能性を閉ざし全てを腐敗させてゆくトジテンドへのカウンターもしっかり決まり、世界を一方的に閉じ込め悪行に利用することへ怒る介人達の気持ちとシンクロしゼンカイジャーの仲間入りを果たす流れにも綺麗にハマったのが見事。フォロワーさんにも好評な回でしたが、こうして整理してみるとなかなかに演出に深みがあり、メンバー加入回の中でもトップクラスに良かったかもですね

自分の好奇心が高鳴る未知なる可能性の先へひたすらに突き進み、その可能性を弄ぶ者達と戦う勇士、というのもまさしく彼のモチーフのボウケンジャーのコンセプトそのままで、ここの活かし方も素晴らしい

 

にしても初回からちょっとした絡みのあったりしたブルーンとイジルデだったけど、ブルーンがイジルデへの様付けを止め自身の名前を叩きつけるという下りをもって、早速なかなかに因縁浅からぬ関係性が生じてきそうな土台が出来上がったのは熱いポイントですね。ライバル的な間柄としてどう絡んでいくか今から楽しみだ

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "ここからイジルデも何度も邪魔してくるブルーンのことを名指しで意識するようになって因縁浅からぬ仲になってくみたいなのがあると個人的にとても燃える(大和とバングレイみたいなアレ)"

結騎 了 on Twitter: "イジルデ、一年かけて事あるごとに「この掃除係め!」「ブルーンだ!」みたいなやり取りの果てに、「まさかお前にやられるとはな、ブルーン......!」とか言いながらトドメ刺されて爆散して欲しい。"

 

  • ゼンカイブルーン Go on fighting

こうしてゼンカイジャー5人目の戦士ゼンカイブルーンが誕生!5人揃っての変身と名乗りが遂にTV本編でお披露目となりました。メンバーが揃っていく流れが丁寧に描かれる中で徐々に変身と名乗りが完成形に近づいていくのが楽しかっただけにこれは熱い!

上下半身分離による回避というビックリギミックを活かしたブルーンの鉄拳や、五星戦隊ダイレンジャーの力による攻撃でボクシングワルドを追い詰め、5人での必殺技でフィニッシュを決めるのでした。やっぱり戦隊はみんなでの必殺技でカッコよくフィニッシュじゃなきゃあな!!てかブルーン、頭が回転しまくったりもしてたけど構造どうなってんだろう(

ちなみにボクシングワルドがブルーンにぶん殴られた時なんだけど、マウスピースが吹っ飛ぶという小ネタがあってここが地味に好きw 序盤の戦闘でマジーヌが生成したバナナの皮が魔女の帽子を被ってたりとかこういう細かいところに凝ってるのがゼンカイの好みなとこ

しかし戦闘中も濃かったなぁブルーン...w

「轟轟パワーってなんですか!?」

「どなたの声ですか!?(※セッちゃんの声)」

轟轟戦隊ボウケンジャーとは!?」

「では早く片付けましょう!私掃除は得意です!!

この怒涛の台詞回しにブルーンのキャラをギュッと詰め込んでてとても良き。

 

  • なんでもアリボクシング

ダイボクシングワルド&クダイテスト(セコンド)を相手に展開された今回の巨大戦。リング上での武器使用に物申されて納得しちゃうゼンカイザーやセコンドに回った途端語尾が「セコンド」になるいつもよりお喋りなクダイテスト、「ボクサーとしての誇りはないんですかァッ!?」と急にボクサー目線になるブルーン(ダンプ)、など実にカオスで良かったw

今回はマジンドラゴンとブルーンダンプの合体したゼンカイオーブルマジーンも参戦。野球場アナウンスのジュラガオーンからのブルマジーンはプロレスのアナウンスときたけど、どういう基準で決めてるんだろうこれ() 合体プロセス時の恒例になってる声優さん達のアドリブじみた演技もバリエーション更に増えてきて楽しい。浅沼さんと梶さんがめちゃ楽しそうw

「ダンダンナレテキタッ」「ヨカッタッ」「ンガァ-」

バトルもビル群のミニチュアの中に立つリングのセットでの戦闘の絵面が新鮮で、電流デスマッチ的演出や、ジュラマジーン、ブルガオーンへの換装連携演出など、楽しいポイント多くて実に良かった 古き良きメロディラインの挿入歌のジュラガオーンに対し、ブルマジーンの挿入歌は最近のテイストに合わせたスタイリッシュな感じでこっちも良き。

 

  • 早速核心...!?

ブルーンもゼンカイジャーの一員としてカラフルの居候に仲間入り。4人のキカイノイドの居候を一手に受け入れるヤツデ婆ちゃん強い

と、話の流れで出てきた介人の両親の名前を聞いたブルーンから「イジルデの研究所に同じ名前の者がいたと聞いた」と衝撃の事実が...!
トジテンドにいたブルーンの加入により、トジルギアを破壊すると世界が解放されるという事実が伝わりゼンカイジャーの指針が一つ定まるなど大きな動きがあったけど、こんな重大情報がこの序盤に明かされるかね...!?
前述したイジルデの態度や第2カイ!でのセンタイギアへの反応と併せて考えると、どうも介人の両親はトジテンドに身を置いていて(身柄を拘束されてた?)、そこでトジルギアを作り出したとかなのかな...?それを今イジルデが利用していて、2人が作ったらしい同規格のセンタイギアの存在に驚いたし同規格と知られたくないからお茶を濁した、そしてトジルギアが破壊されると世界が解放されるという仕組みを見て2人に疑念を抱いた...というのが今想像し得るところであろうか。
並行世界の研究してた時に接触したトジテンドに利用されることになり、対抗戦略としてのゼンカイジャーを準備してたと共に、トジルギアそのものにも世界を解放する最低限のセーフティを備えてた...などなど色々想像できるけど、果たして...

 

 

以上ゼンカイ4話、ゼンカイジャー集結!というこれまでの流れから必然的に熱くなること請け合いな回でしたが、ブルーンが大きな世界と介人達に触れて好奇心を刺激されると共に強固な自意識に目覚め、可能性が広がる世界を守るために立ち上がるという流れがエモーショナルに描かれたことが重なり、想像以上にたまらなく熱い回になりました!凄く面白かった

ブルーンの心を震わせた要因の一つであった、相手の気持ちの寄り添い歩み寄ろうとする介人の人柄も実に良くて、これがこの序盤の各メンバーの加入において終始味わいある形で活かされてきたのはとても好きなポイントですね。これからも介人がカッコよく活躍するのが楽しみ

そしてラストにぶち込まれた物語の核心に迫る重大情報!こんな早くから来るとは思ってなかったが、ここからどう話が動いていくのか...ゼンカイジャーも揃ってどんどん盛り上がっていくであろう今後のストーリーに期待ですね

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

マンガみたいな台詞の先輩

トロピカル~ジュ!プリキュア

第5話「先輩参上! 燃えろ!キュアフラミンゴ!」

感想レビュー

 

 

今日び見ねぇようなコテコテのデザインの不良に絡まれてたところを、コテコテの台詞を喋るカッコいい先輩が助けてくれるという、アニメのような展開!!アニメだよ

 

絡まれていたまなつを颯爽と助けてくれるというクールな馴れ初めとなった3年・滝沢あすか先輩。仲間は必要ないと語って表面上は極力他人とつるもうとしないクールさを放っているものの節々から面倒見の良さや筋の通った真っ直ぐな一面が伺えるという、なかなかストレートに影のある人物って感じのキャラ造形をしていましたね。てかいかにもそういう人が言いそうな「名乗るほどの者じゃないけど...」とか「勘違いするなよ」とかいうコッテコテの台詞を次々発するからそう感じるところもあるかも...w カッコいい人なんだけどなんかそこにちょっとシリアスな面白さが発生してるんだよなぁ(

そんなあすか先輩、部活の様子を意味ありげに見つめたり、生徒会長相手にお互い妙に強めにつっかかったりとなんとなく何があったかが察せられる場面が断片的に見られ、みのりん先輩にも増してだいぶ重苦しい背景がありそう。仲間なんてロクなモンじゃない的な論調を断定的に言い切るくらいなのでけっこうな出来事があった気がしますな 先輩組ちょっとシリアスすぎない???

あすか先輩のこの辺の掘り下げは後々行われるだろうけど、そうなったらあすか先輩と何か浅からぬ因縁ありそうな生徒会長も深く関わってきそう。ていうか生徒会長確実にポジションとしては準レギュラーくらいにはなりそうですよね デザインが明らかに他のキャラより洗練されてるし

今回の本編はあすか先輩達みんなで協力しての部室探し&部室掃除がメイン。まなつの良くも悪くも向こう見ずながむしゃらスピリッツにより提案された部活動設立の第一歩となりましたが、この部活が作中でどういう形に収まってくのか楽しみ まなつはこの部活動の最初の割とざっくりした概要について「なんだか色んな可能性を秘めてるね...」ってめちゃくちゃ優しく噛み砕いてくれた涼村女史に感謝すべきだぞ() ローラの人となりの良さを述べてくれたり顔真っ赤にしてプルプルしながら荷物持ち上げたり、今回のさんごは優しさが溢れているね...

この作業の中で、あすか先輩がみんなで協力して一緒に頑張るのを通じ、まなつの真っ直ぐに自分を仲間と慕ってくれる人柄に少しずつ影響されていく様が描かれました。作業の順序を綺麗に整理してチャートにしたみのりん先輩のマメさが光る。一緒に作業してて自然と笑みが溢れるあすか先輩の姿からは、やっぱり本質は元々こういうのが好きな人であることが伺えますね

影のある雰囲気のあすか先輩が明るいまなつに影響されてくという関係性も割とストレートな感じだけど、何気にこの2人、過去の交流か何かがきっかけで仲間との関わりを避けようとするあすか先輩と、ほぼ初めてと言ってもいい同年代の仲間との交流に胸躍らせるまなつ、とちょっとした対比になってて、この関係性がどう展開していくのかというとこでちょっとした楽しみがありますね

 

そしてプリキュアになって戦うまなつ達のピンチに駆けつけたあすか先輩は、仲間の危機を救うべくキュアフラミンゴへと変身しました。まなつ達がピンチかもと知るとすぐにやってきて今まで渋っていた仲間入りにも迷わない辺りに、先輩の押し殺そうとしても心の内で燃えている熱さが見えてとても良かったですね

先輩のカメラ目線がいちいちカッコいい変身バンクに始まり、他3人とはちょっとテイストの違うシュッとした凛々しいビジュアルがイカすよなぁキュアフラミンゴ めちゃカッコよかった ビクトリー!でお約束通りはっちゃけたけどw

「ケジメつけさせてもらう!」もちょっと筋モンっぽいです先輩()

 

あとあすか先輩が戦闘中に自分に出来ることを頑張るローラをちょっと認める下りも好き 筋の通った性格故にローラの野心丸出しで態度強めなところに難色示してたのが、素直なとことかいざという時に一緒に頑張るとこみたいな良いところを知って今回の話の中で少しずつ認めてく理解の過程がしっかり描かれてるのが良かったですね。この2人別ベクトルではあるけど双方気の強い性格してて遠慮なく物を言い合ってる感じがなんか好きなので今後も沢山絡んで欲しいなぁ

 

こうしてプリキュアが4人集まり、あすか先輩もまなつに押されもう一度仲間を信じてみようと思い立ち、仲間入りを果たしました。

でも「もう一度信じてみるか...“仲間”ってやつを!」って台詞はやっぱりコテコテすぎますよ先輩()

 

以上トロプリ5話、あすか先輩の仲間入りを描くストーリーにして、彼女のキャラクター性・背景に迫った回でしたね 仲間を信じるというところで一歩踏み出したものの、みのりん先輩と同じく以前に何があったかはぼかされたままでまだ問題の解消には至っていないので、まなつ達との交流含めここからどうドラマが広がっていくか興味深いところです

して、遂にメインメンバーが一通り出揃い、ここからいよいよ本格的に物語が進んでいきそうですね。楽しみだぞ

 

 

...で、いつあのアザラシ出るの?(

※あのアザラシ↓

くるるん | キャラクター | トロピカル~ジュ!プリキュア | 東映アニメーション

 

 

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ではまた

紡ぐ、希望の物語

仮面ライダーセイバー

第28章「記す過去、描く未来。」

感想レビュー

 

 

  • 今日は

(ちょっとした)総集編です!!!よくあるよくある

とはいえ、エレメンタルプリミティブドラゴン覚醒で話もちょうどキリ良い感じで落ち着いた折り返し地点のこのタイミングにおいて、積み上げに積み上げられて若干ごっちゃになってる視聴者もいたであろう作品の基本設定や各陣営の動向について分かりやすく整理・言語化したのは、上がり調子になってきた現在のセイバーのストーリーにおいて見やすさをよりアップさせる形になって良かったですね。ほんとちょっと前までのセイバー、情報提示や整理の慌ただしさとそれに引っ張られた展開のはちゃめちゃ加減がとんでもなかったから...

 

  • 飛羽真のルーツ

飛羽真の書く小説「ロストメモリー」に纏わる話として、飛羽真とルナの出会いについてや、ルナ(と賢人)との交流が飛羽真の小説家としてのルーツであり、序盤で失われていたルナとの記憶が「ロストメモリー」の基になっていたことが描かれました。これにより飛羽真のキャラクター性のディテールがよりくっきりとしたと同時に、物語の中核になるであろうルナの存在や幼馴染としての飛羽真の賢人に対する思い入れも、彼の小説家という要素とも連動する形で深められ、これもまた良い描写。

でもこれについてはもっと早期に示しておけば、飛羽真の内面がより明確になったのに加え、賢人の退場と帰還の展開によりいっそう感情移入できたり、ルナの存在が飛羽真の中でどれだけ大きいかが視聴者にも伝わったりしたと思うので、遅きに失したとまではいかないものの、ここにきての提示かぁ...とちょっと惜しく思う気持ちもあり。

ルナについては特に、明らかに重要な存在と分かるし飛羽真が作中でちょくちょく大事に思ってることを語っていたとはいえ、キャラの全体像がボヤボヤすぎるせいでイマイチキャラとしてピンとこなかったし、せめて飛羽真の思い入れを印象付ける上でももっと早くからこの出会いや交流を見せて欲しかったなと思います。これも色んな要素の提示に忙しなかった故だろうか...これからは是非じっくり描いて欲しいですね

  • 暗躍-サウザンベース

サウザンベース側については、元々1箇所に集まらないようにとしていた聖剣とライドブックを集めようとしてるという現マスターロゴス(と玲花)の目的が改めて明示されるとともに、飛羽真を孤立させる行動をとっていたのが飛羽真の持つポテンシャルの程を見極めるため、また戦いの中で烈火と交わることによる他の聖剣の覚醒を促すためであったと明らかになりました。あの時期の飛羽真vs剣士の構図のフラストレーションを長いこと溜めた展開自体にはやっぱり依然思うところはあるものの、あの展開に一応の理由を示して整理する姿勢を見せたのは悪くないところかなと感じます。

またソードオブロゴスの決定権を握るマスターロゴスよりも高位の「賢神」なる存在や、新たな聖剣を握る玲花の兄こと「神代凌牙 / 仮面ライダーデュランダルも新たに登場。賢神は存在の提示のみだったものの、隼人パッパの言う「あのお方」の候補として浮上し、実に興味深いところ。現マスターロゴスがあからさまに悪なキャラしてて逆に大物感に欠ける部分もあるだけに賢神が黒幕の可能性もあるけど、今まで存在の提示もなかったキャラが今更黒幕として十分な存在感を発揮できるか微妙なところもあり。うぅむ難しい ともあれここは一旦保留

どこぞの爆竜戦隊のレッドみたいな名前の玲花のお兄様も、このタイミングで話に入ってきてどう立ち回るのやら 気になるところです

史上初の兄妹ライダー誕生へ、「セイバー」に神代玲花の兄・凌牙が登場(コメントあり) - 映画ナタリー

 

  • 不穏-メギド

メギド側では、人間を媒介に生み出した無数のアルターライドブックを前に怪しげにほくそ笑むストリウスや、いつのまにか意志を確立していたカリュブディスメギドの存在にご満悦なズオスの姿が描かれました。レジエルと入れ替わる形で再び登場したカリュブディスメギド、もしかして新しい幹部の座に収まるとかあるんでしょうか?あの可愛げさえ感じる性格がいずれ豹変して凶悪さを見せてくるような気がしてならん あのままマスコットの座に収まる可能性もあるけど、現状突然凶悪化してズオスくんを狩るビジョンが見えて仕方がない...

しかしズオスくん、レジエルの敗北を意に介さないような態度を見せていたけど、それに触れた瞬間の表情はなんとなく寂しげに見えたような...とも思ったり。まぁ言うてズオスくん(現在は)普通に悪人ってキャラだから普通に意に介してないの方が多分正解だとは思うけど、ワンチャンもしかしたらそっち方向の掘り下げもあったりして...という妄想も

 

  • 蓮とデザスト

還ってきた賢人のことを信じ、組織を抜け彼の下を訪ねた蓮。しかし残酷にも賢人は蓮に剣を振るい、二刀の翠風の片割れを封印。その様に蓮は悔しさと悲しみを滲ませると「俺は...もっと...もっと強くなる...!そうすれば...」と呟き...
と、今回の蓮の描写はひたすら壮絶。信じていた賢人に裏切られたも同然に自分の力を奪われ、それでもなお自分が強くなれば賢人は自分を見てくれる、と悲壮かつ切実に賢人を信じ強さを求める...といよいよもって危うさが限界値を振り切り始めた感がありますね...倫太郎が腹を括った様子が描かれた分余計に。

蓮の賢人への信頼や強さの探求というキャラ自体は今なおブレなく一貫しているものの、それを序盤は良くも悪くも蓮の強固なアイデンティティであり強さの源として描き、蓮の退場を経て今度は飛羽真に矛先を向ける獰猛さとなり、飛羽真の強さを目にして多少ナリを潜めつつも賢人の帰還により再びぶり返し、賢人への捨てきれない依存にも似た信頼・執着として噴出し始めるという多様な変遷を持って強烈に描いているのが痺れる。その描写のパワフルさに加え、演じる富樫くんの演技も激情の乗った演技も相まってほんと最近の蓮は見ていて惹きつけられます。

賢人や強さという寄る辺を頼りに未熟な精神性がある種の均衡を保ってる、というのが蓮のキャラだと思うので、そこからの自立・成長が今後の肝かなと思ったり

 

そんな蓮を見つめるのは、最近本編外でさんぽしてばっかのデザスト。強さを渇望する蓮を見て不敵に笑うのみの出番に終わり、実に不穏。

デザストについて最近、もしかしたら色々裏で糸引いてるかも...とも考えすぐにそんなことなさそうだと思い直しましたが、今回カリバーの正体が賢人なのを見抜き面白そうにする描写があったのでやっぱり黒幕説はなさそうですなぁ 元より気の向くままに動くトリックスター的存在ですしね(にしたって最近出なさすぎだろ...と

思うけど。)

そんなデザストが依然興味を抱く蓮、公式サイト曰く残ったもう一刀の翠風に変身能力自体はあるみたいなので、やはり新たな力を手に闇堕ちしデザストと新勢力に...とかあるんでしょうか

セイバー 第29章:「その時、剣士が動いた。」 | 仮面ライダーWEB【公式】|東映

 

鷹眼兎(ようまと) on Twitter: "#仮面ライダーセイバー 風双剣ハヤテは聖剣そのものの力を引き出す裏と、本の力を引き出す表に分かれていると。 今回裏を封印されたから今の剣斬は風の力を使えないただのハリボテと。 逆に言えば表の変身能力は失われていないわけで、これは強化フラグ立ったのでは。… https://t.co/X6fFlimMdV"

エレスバ on Twitter: "風双剣翠風、実は「表」のトリガー押すだけでも変身はできるんですよね…"

 

  • vsカリバー 

今回の戦闘はカリバーを相手に剣斬およびセイバーエレメンタルプリミティブが戦う様が描かれました。

剣斬の障害物をアクロバティックに飛び越えながら戦うアクションが久々に見られたり(富樫くんもスタントなしでさり気なく巧みな身のこなしを見せるシーンがあって凄かった)、エレメンタルの色んな属性のエフェクト攻撃をガンガン繰り出す戦いが迫力マシマシで描かれたりと楽しかったです。

しかしカリバー、他のライダーはともかくジャオウドラゴンのみだとセイバー相手には手詰まり感が出てきたが、今後どう立ち回るのやら 流石にもう強化は無いと思うけど...?

  • 貫く覚悟

今回そんな賢人の揺るがない覚悟も描かれ、向こう暫くは決別は必至、という雰囲気を感じましたね

興味深かったのは自分が生き残ったことや破滅の未来を見てそれを救う使命帯びた(と思ってる)ことを賢人が「父さん(隼人)が託してくれた」と語っていたこと。序盤でも隼人のことで「自分がケリをつけないといけない」と拘りを見せる姿はたびたび描かれていたけど、今回それが「息子として自分が父の成し遂げられなかった、託された(と思っている)使命を果たす」と父が背負っていた想いを知った上での新たな形として示されたのは面白いポイントでした。この辺の関係性の掘り下げもまた行ってくるとは意外でした。賢人はそれを頼りにこれからも想いを貫くのかな...

武Q on Twitter: "暗黒剣に触れたことでけんとくんは闇堕ちを後押しされてしまったのかもしれないけど、その導きに従うことが 彼にとっては小さい頃に死に別れたお父さんとの十何年越しにできた繋がりなんだよなあ #nitiasa"

 

  • 物語を紡ぐ

賢人の揺るがない覚悟を再び目にしつつも、飛羽真は仲間達と肩を並べて共に世界や本にされた人々を守り抜くこと、ルナを救う約束を果たすことをより強く決意し、その想いを形にする物語を描くべく、芽依が頼んできた「ロストメモリーの続編執筆」に乗り出す。

飛羽真が自身の決意をより確固たるものとして形にするべく、自分の失った過去の記憶・繋がりを記した物語であるロストメモリーを、今度は仲間達と共に紡ぐ希望の未来を描く物語として描く、という形で「小説家」という要素にも絡め象徴的に魅せてきたここの作劇は実に鮮やかで見事でした。サブタイの意味もしっかり綺麗にハマって気持ちが良く、ここから飛羽真が導くハッピーエンドが楽しみという想いも込みで、凄く良かったです。

 

飛羽真の決意に笑みを浮かべ頷く仲間達。

しかしその1人、芽依の目にはワンダーワールドが見えており...

 

以上セイバー28話、物語の情報整理がなされ展開運びが一気に見やすくなったと共に、その中でよりくっきりと描き出される賢人の覚悟や父への想い、蓮の賢人や強さに執着する危うさがドラマ面で目を惹き、更に物語を紡ぐ者として飛羽真が仲間達と共に世界や人々を守る未来を信じ描くと決意する象徴的なシーンも綺麗にハマり、凄く面白い回でした。キャラクターの内面描写の繊細さがいっそう洗練されてきてて凄く良い。飛羽真の「小説家」設定もここから劇的に昇華されてきそうで期待大ですね

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた

超えるさ

からくりサーカス

第23、24章「悪魔再び/脱出へ」

振り返り感想

 

 

「限界状況(げんかいじょうきょう、英:limit situation、独:Grenzsituation)とは、カール・ヤスパースの実存哲学における用語のひとつで、ヤスパース哲学の起点となった基本概念。現存在としての人間が、いかなる人間の力や科学の力をもってしても克服できない、逃れることのできない状況、すなわち、これは人間を限界づけている普遍的な状況である。死、苦、争、責、由来、偶然など、われわれの日常的現実を粉砕してしまう状況のことである。」

(中略)

「そして、壁に突き当たって挫折する経験は、人をして頼るべきもののない孤独と絶望とに突き落としてしまう。しかし、このように限界状況に直面したときにこそ「実存的まじわり」や「超越者との出会い」によって、人は実存に目覚めるのであると主張した。」

 

Wikipedia-「限界状況」より抜粋

https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E9%2599%2590%25E7%2595%258C%25E7%258A%25B6%25E6%25B3%2581

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第23幕「悪魔再び」、ジョージと阿紫花さんの自らの在り方をかけたそれぞれの戦い、迫力ある動きと語りで熱く描いてて非常に良かった しかしまさか原作と異なりジョージの最期看取る役目が阿紫花さんになるとは...!実にエモいアニオリだった"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime ジョージは煙草を直接返してあげられたし、阿紫花さんもやりたいことが見つかったジョージの満たされた最期の「悔しそうなツラ」を間近で看取ってやれた、というのがジョージと阿紫花さんのコンビが好きな身としては素晴らしい演出だった...良い"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime ジョージの戦い自体はキャラも掘り下げて熱く描いてたながらも彼の言う「昔の自分」「こんな私」がアニメだと十分に描かれてないのでその分パンチが少し弱かったのだけ惜しかったけど、アニオリがそれさえ補って余りある良さだったよ 全国の阿紫花さんジョージ好きには堪らん回よこれ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 一方の阿紫花さんの戦いも原作でも力強いタッチで描かれてたスピード感ある攻防が動きも付いてより見応え増してたし、以前の自分を越えパンタローネに勝つ阿紫花さんの力強さも櫻井さんが見事演じててかっけかったぞ できれば女にモテる〜の下りの回想も見たかったな〜"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 阿紫花さんに図星を突かれ感情的になったりしろがねの言葉を思い出し攻撃を外したりするパンタローネの描写も良かったし今回とても面白かったなぁ 次回の鳴海兄ちゃん達の戦闘も楽しみ しかしブロム・ブロム・ローあんな渋めの声だったのな...!"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "この時流れてる和テイストの入ったBGMが良い味出しててカッコええのよ 要所要所に良い劇伴来て良いなぁ #karakuri_anime… "

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第24幕「脱出へ」、サハラでの戦いで身を呈して自らを守ってくれた仲間達の存在を背負い『共に』限界を越える鳴海兄ちゃんが熱いよなぁここ しろがねの告げた言葉を全うするべく生まれ変わったかのごとく再び立ち上がり自動人形達に立ち向かうパンタローネもしっかり描かれてて良き"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 原作では見開きを使った力強い決着のシーンが印象深かったブロム戦、今回どのくらいあの迫力が落とし込まれるか大いに期待してたけど、鳴海兄ちゃんの表情の寄りの作画の綺麗さといい劇伴の盛り上がり方といいとてもカッコ良かった!ここが良い出来なだけで大満足よ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 「他者との交わりで限界状況を越える」というのは鳴海兄ちゃんの中で生きる果てた仲間達の想いを強調したブロム戦でのテーマだけど、孤軍奮闘するも力尽き絶体絶命のギイをパンタローネの介入が救う、という形で後半部でもこのテーマが活きてたの良かったな 実に粋で上手い構成だった"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime あとパンタローネの再起を促した声かけは阿紫花さんがやっていたけど、サハラで怯んだ自分を乗り越えた阿紫花さんがパンタローネに「生まれ変わったつもりで」と言うのは2人の因縁を上手く活かす形にもなっててなかなかエモい再構成やったね 阿紫花さん周りの再構成描写良いなぁ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime で次回は場面変わって再び勝の戦い 多分リーゼがここに来てようやくフォーカスされる形になるだろうな 前回今回とアニメにおける再構成が上手く効いてるのでしっかり熱く描かれることに期待"

 

 

ハリー死守・奪還戦最終局面。

上記の「限界状況とそれを超えるための他者との交わり」という話題が取り上げられ、鳴海兄ちゃんが散っていったしろがねの仲間達から託された機械の手足を通じて彼らの意志をその身に宿し、1人では敵わない強敵ブロム・ブロム・ローを「共に」打ち破る展開をはじめとして、ジョージに阿紫花さん、パンタローネといった面々が自身の使命や存在意義を見出し立ち上がる展開が次々に繰り出される非常に熱いエピソード。死した者の想いがしっかりと受け継がれてゆくという展開がもうたまらんほど好きなのだが、それを多くの者の想いを人一倍に受け止めている鳴海兄ちゃんの力強い一撃に乗せて描くというのが凄く感情揺さぶるのですよ。退場してしまう端のキャラに至るまでしっかりドラマがあり、それを捨て設定とせず続く物語の中で生きる者達のドラマの更なる魅力へと昇華させていく人間讃歌、これが藤田和日郎の真骨彫ですよ

 

しかしこの鳴海兄ちゃんvsブロムの決戦を中心にこの辺の展開を一気に見てみると、

ジョージが子供達の拍手と歓声を受けて格上の相手を撃破したり、

阿紫花さんがジョージとの関わりを通じて弱い自分を超えてみせたり、

パンタローネが阿紫花さんの言葉で再び立ち上がり、それがギイの窮地を救ったり

他者との関わりで強敵や挫折といった限界を超えるというテーマ性が一貫されている感じがするなと思ったり。勿論からくりサーカス全体の物語に目を向ければ同じようなドラマは多く見られるのですが、これらの登場人物達の描写にはそれが一際濃く現れてるかなと

そもそものハリーも、鳴海兄ちゃんのゾナハ病と戦おうとする覚悟を受け止めたバンハート博士達の熱意の結晶であり、自動人形達に壊されそうなハリーも博士達が鳴海兄ちゃん達を信じて守り抜いたからこそ希望として繋がったものであることを思うと、人と人との交わりが生んだ、限界・絶望を超える希望の光こそがハリーであり、このハリー奪還編そのものが上述のテーマを体現する章だったんじゃないかな、とか感じたりするわけです。これは新しい魅力の発見になったなぁ

 

また、例のごとく原作を踏まえた上での比較なんかをしてみると、アニメ化に際し存在をオミットされた法安さんがいないことによる皺寄せが見られたりするのが残念だったりする(アニメだと阿紫花さんに取って代わられたパンタローネとの対話も、本来はサーカスで道具を人一倍大事にする法安さんが為すからこそ重みがあるやり取りだったし、自動人形との因縁みたいなしがらみがない立場だからこそ言えた「ワシのサーカスに来るかよ?」も爽やかで気持ち良かったので)わけだけど、逆に法安さんがいなくなったことで阿紫花さんがジョージの最期を看取ることとなり、貸した煙草をジョージから直に受け取り、ジョージの「やりたかったこと」や「悔しそうな顔」を直接目にするという本アニメ屈指の名改変シーンが誕生したのはめちゃくちゃ好きなところ。原作だとジョージから「やりたかったこと」が聞けなかったもんなぁ...月並みな言葉ですがこれはエモですよ できればもっとこの2人の関係性の積み上げがあった上で見たかったけどこれは最高 この改変を強く要望したジョ阿紫強火担のスタッフがいたと勝手に思ってます()

第6幕といいゾナハ病棟関連のエピソードの改変はなんか凄く良いのよなアニメ...前回のエピソードでの子供をあやしジョージのピアノに一緒に手拍子する阿紫花さんとかいうクソ激レア描写もあったし

でもやっぱなぁ〜 ジョージの描写はもっと充実させて欲しかったよアニメ...映像で見るシュナージー戦やっぱりめちゃ感動するんだけど、アニメ内の描写だとかつて冷徹に接してたゾナハ病棟の子供達との交流とかしろがね-Oとして自身の存在意義に迷っていく過程とかの積み上げが足りねぇんだ...サハラ戦で出てきたしろがねの1人でなんか終盤また出てきた人みたいな感じなんだよアニメのジョージ...!
見てぇ〜ッ 6、7クールくらいたっぷり使ったアニメからくりサーカス見てェ〜ッ...

ともあれハリーは希望として繋がり、場面は鳴海兄ちゃんから、勝へと移ります。

舞台劇の新たな章が始まる...

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

時を超えた鼓動(ビ-ト)の共振

ゾンビランドサガ

第7話「けれどゾンビメンタル SAGA」

感想レビュー

 

 

リリィの胸からたまに飛び出てるハートがマジの心臓だったの初めて知ったよ!!アクセサリーが緊張やビックリのマンガ的な表現で飛び出てるのかと思ってた...w

リリィ、元子役故にこれまでも良い意味で年不相応に場慣れしたところは見せてたけど、純子がヒッキーと化した中でサガロックに出演することに「自分からチャンスをみすみす手放す理由はないし出た方が良いと思う」「でも純子抜きで出るのは気乗りしないし、だからといって辞退すれば純子は責任を感じるだろうし崩壊は必至」と自分の気持ちと俯瞰した意見を両方しっかり主張しててなんだかちょっとビックリ。ゆうぎり姐さんも言ってるけど大人びてますよねけっこう

よく一緒にいることの多いゆうぎり姐さんと併せて、フランシュシュだと人格的な安定感が人一倍にある子だと感じますわ

 

前回からの愛と純子の軋轢が解消されないままサガロックの日が近づくピリついた雰囲気で前半部分は進行していき、アイドルとしての在り方に葛藤する純子と、それに構わずアイドルとして再びサガロックの舞台に立つこととトラウマを振り切ることに必死になる愛の痛々しい姿が辛い。

そんな状況下で、サキが周りの意見を満遍なく拾ってなんとか和を取り戻そうとしてたり、前回の絡みで愛の不安と弱さを間近に見ただけに人一倍に気にかけたりと、今回も凄く頑張ってリーダーしてるのが涙ぐましい。前回も言ったけどサキのこういう一面は最序盤の頃は想像もつかなかったし、良い意味で想像を裏切って凄く魅力的なキャラになったなと

 

一方、籠城を続ける純子の下へは、幸太郎が直々に突入。

 

バリケードを作るのはゾンビに襲われる側じゃいボケ-!!」ごもっとも

4話の製薬会社といい、ゾンビものの定番要素はこういう形でしれっと小ネタ的に出すだけなのが凄くロックw

 

で、ここで純子を説得する巽幸太郎がもう、めちゃくちゃにカッコよくてシビれましたわ...

あのナチュラルでクールな雰囲気の普段とのギャップ自体は勿論のこと、フランシュシュのメンバーへの理解や、フランシュシュというグループ・アイドルそのものにかける想いや熱意が伝わってきてあぁ、伊達にフランシュシュのマネージャーしてないんだな...とここで強く実感させられたんですよね

時代が求めるアイドルの在り方や他の者の信念は自分が信じるアイドルのカタチとは違うかもしれないけど、それに無理に迎合せずとも自分の信じるものを貫けば良い

けれどそれを一人で貫くのは難しく、だからこど支え合う仲間も必要で、それぞれがどう支えるか、自分はどう支えてあげられるかを考えていくことが大事

そんな想いの下、

時代を越えて色んな想いや信念が集い、皆が互いの想いを支え合いそれぞれの「アイドル」を貫いてゆくアイドルグループ それがフランシュシュ

「色んな時代や立場から現代に蘇ったゾンビの少女達で組まれたアイドル」という開始当初は突拍子もないように聞こえた設定でしたが、アイドルとしての成長や仲間との絆というところで、ここまで意味ある形でアイドルアニメというジャンルに組み込んできていたというのが紐解かれ明らかになった時のこの感動は本当に観ててたまらなかったですね...作品構成の妙ですよ これをおふざけナシで巽幸太郎が語るというのが凄い説得力を生むし、巽幸太郎というキャラをグーッと掘り下げるのが熱かった。

 

そして、幸太郎を通じフランシュシュの理念、現代のアイドル達も違う形で全力で頑張っていることを聞いた純子が、踏み出し、立ち上がり、昭和のアイドル・紺野純子を高らかに名乗って皆の下へ駆けつける、という流れ、うーむグッときた。さくら達と共にグループでアイドルをすることの心地良さを覚え始めていたという兆しが純子には既にあったので、その「仲間」こそが今の時代で自分を貫くための大切な存在であることを知ると同時に、彼女達も生きた時代や信念は違えどそれを貫くために全力で頑張っていて、自分もそれを支えるために在る「仲間」の一人であると思い至った、みたいな心境の変化があったんだろうなと感じますね

 

かくしてフランシュシュ、サガロックへ参戦!

舞台上での落雷で愛がトラウマを蘇らせてしまうも、純子がそれを手を差し伸べてカバーするという、これが見たかったッ!!な構図を話の流れをしっかり踏んだ上でズバッと決めてくれて最高に良かったですね。ここでの曲が今までのフランシュシュになかったロックな熱いメロディなのも、ボルテージをグッと上げてきてグー

ここで落雷直撃というハプニングに見舞われるも、ゾンビだから効かねぇ!!とルフィみたいにポップに済まし、愛のトラウマの克服も彼女が再び笑顔でステージに戻る姿でしれっとライトに示すというスタイル、凄くゾンサガって感じでちょっと笑ったw

しかしこれを純子が愛をステージ上で支える流れを踏まえて描くことでしっかり「トラウマの克服」として、単にコミカルなだけにせず気持ち良い展開として描いてるバランスが巧い

そしてここから明るい曲調の「目覚めRETURNER」へのパフォーマンスに繋ぎ、会場の熱狂が増すと共に空から陽が差し晴れていく画に仕上げていく締めがめちゃくちゃ爽快で完璧。

この流れで

「嗚呼、もうこれ以上歩けない...
そんなことないから ホラね 振り返ってみて」

という仲間がいるぞ!的な今回の話の流れをしっかり汲んだテイストの歌詞を繰り出してくるのも良く出来てて唸りましたね...ほんと第3話のパフォーマンスの時といい、ストーリーの流れに沿った盛り上げにガチッとハマるタイミングでくるのが最高なんすよね「目覚めRETURNER

しかし落雷の電気を纏ってセルフテクノポップ調のアレンジかけてくるのは新しすぎるぞフランシュシュ。w

 

こうしてフランシュシュのサガロック参戦は大成功に終わったのであった

もうここに至ると、さくらの舞台上での涙の美しさとか、目配せだけで通じ合うサキと幸太郎とか、全部の描写がグッときて凄く感極まってた...あぁ良かった

 

 

良かったぞ、ゾンビランドサガ7話!!

「フランシュシュ」という本作の肝たるアイドルの在り方についての凄く劇的な掘り下げを通じ、純子の現代で戦うアイドルとしての覚悟が決まる展開や、トラウマに苦しむ愛を仲間として支えステージを成功させる展開が綺麗に決まった、素晴らしく熱く胸に響いた回でした。面白かった...!アイドルとしての信念、仲間達との絆、というポイントにしっかりフォーカスしており、本当に本作がアイドルアニメとして凄まじく真摯な作品であることを改めて実感
巽幸太郎の本気(マジ)をはじめとして登場人物達の色々な良い部分も描かれ、物語の折り返し地点という位置付けの話としてキャラクターこ魅力もグッと深まったのも良きでした ここからまだ盛り上がるのか...?そうなのかゾンビランドサガ!?凄く楽しみです 期待!!

 

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ではまた

時空を駆ける賢人

「ドウシテ!!ドウシテセカイノハメツハカワラナインダ!?」

「...ダニエル」

「ドウシタケントクン」

「変  わ  っ  た  よ」

「ナンダッテ!?」

「月闇、結果を」

『世界の破滅 回避』

「どうやって!?」

「試しに、削除してみたんだ」

「ナニヲ、ナニヲダイ!?」

 

削除項目:聖  剣

 

...的な何者かの介入により見せられた偽りの未来を信じてしまってるのでは、という説もちらほら見られるけど、果たして。

闇黒剣月闇の闇の世界の中で見た幾つもの可能性世界のいずれもが「聖剣の集結による全知全能の書の降臨による世界の破滅」という未来を辿ることを目にし、聖剣を封じることでしか世界の破滅を防ぐことはできないと、カリバーの変身者となって剣士達へ牙を剥く存在となった現在の賢人くんこと賢人(闇)。

物語の中心に出てくるたび面倒ごとを増やすことに定評があり、「俺が世界を救う病再発中」と身もふたもなさすぎる評価を公式サイトの相関図でもされてしまった(この評は相関図内の説明書き曰く「芽依の一言コメント」というテイの説明とのこと。芽依ェ...)賢人は、先日のエレメンタルプリミティブドラゴン覚醒を目にしても未だ決意は変わらずといった感じですが、彼が今一度飛羽真達と共に肩を並べ戦うのはいつか...

件の相関図記載のページ↓

セイバー 第28章:「記す過去、描く未来。」 | 仮面ライダーWEB【公式】|東映

 

そんな賢人が見た、仲間が何度も倒れ世界が滅びてゆく様が壮絶すぎて辛い幾つもの可能性世界の描写ですが、その描写の中において劇中で戦っていたメギド幹部陣の中にレジエルがいないということが視聴者の中でたびたび話題になっていました。そしてご存知の通りレジエルは次の回にて退場することとなったわけで...
これを見るに、賢人が見た可能性世界の描写のは、かなり先の部分含めた今後の展開についての伏線等が多く含まれているのではないか?と思うんですよね まぁ考察に勤しむ有志の方々がこの辺は既に掘り下げてるところかもですが、僕も自分なりにその辺を掘り下げて今後の展開の楽しみに繋げてみようかなと。

あくまで一個人の見て感じたポイントの羅列ですが参考になれば嬉しいかなと。一緒に闇の世界を楽しもうぜぇ...

 

 

 

 

賢人を説得しようとする飛羽真への

「真の敵を見つけてメギドを倒せば世界は助かる...だろ?この未来も見た」

という賢人の発言

現マスターロゴスやストリウスなどが暗躍する現在のセイバーの物語だけど、この発言からしてそういった彼らの正体や裏での暗躍も賢人はおそらくほぼ知っていると見られますね(賢人が再び仲間になった時点でこの情報が飛羽真達にも開示されるのだろうか)。ともかく、ただ単に黒幕やとんでもないことやらかそうとしてる悪を引っ張り出して倒しておしまい、とはいかないということみたいですね

また、ここについて考える上で、隼人パパの発言の中に出てきた「あのお方」の存在は気になるところ。ソイツが現マスターロゴスとかではないまた別の人物としたら、賢人はそれについては知ってるのか否か。

もし知らないとしたら本記事の冒頭に語った「何者かの介入」説もやや濃くなってくるわけで...

メギドが勝利したと見られる可能性世界の一つで、ドス黒いオーラを纏い剣士達を蹴散らすストリウスの存在

ズオスも一緒にいるのが確認できるので2人がかりでやったとは思うけど、本編映像の描写をその通りのものとして見て取るならば、ストリウスが謎にドス黒いオーラを纏って単身で多人数を蹂躙してるんですよね(少なくともセイバー・エスパーダ・バスター・スラッシュの4人を一度に相手取ってるのが分かる)

剣士達がメギドに敗れる未来というシチュを単に演出として視覚的に分かりやすくしただけかもしれないけど、ストリウスはまだ本領を隠しているかもしれない...?とも思ったり。

 

セイバー・エスパーダが協力してストリウス・ズオスを撃破するも、全知全能の書の降臨は避けられない未来

メギド完全撃破が描かれた可能性世界の描写でしたが、一挙に集結した剣士達が決着時には飛羽真と賢人の2人だけになってた辺り、壮絶を極めたことが伺えます。本編ももしかしたら退場とまではいかないけど、何人かの剣士達の最終決戦での途中離脱はあり得るかも...?

しかし他の可能性世界もそうだけど、全知全能の書の降臨の仕組みはこの場合どうなってんだろうか。前半戦ではゴブリンメギドを生贄代わりにして剣士達にそれぞれ倒させることがトリガーになってたけども

 

ノーザンベースにメギドが襲来

少なくともズオス(肩がちらと確認できました)が襲来したらしく、それを剣士達が迎え撃つ様が描写されてました。ライダーではちょいちょいある最終盤での本拠地への敵襲展開、本作でもあるのだろうか(サーベラ襲来でもうノルマは達成されたかもしれんが)。

ズオスが襲来してきたのにも何か理由が...とも思ったけど、別に画面外にストリウスもいて一緒に剣士達を本拠地ごと潰しにきただけかもしれないしこれはあまり深く考えなくても良いかも。

 

決戦へ向かう仲間達を止めようとする賢人、決戦の場へ迫る現マスターロゴス

凄く必死な動きで仲間達を止めようとする賢人の姿が見られた世界。黒幕の正体や目的やらを知ってそれを止めようとしてた賢人のいた可能性の世界の様だったのか、闇の世界の中で色んな未来を見てた賢人が抗ったのか、その辺は分かりませんが、止めようと思って止められる事態でもない...と

戦う剣士達の背後から迫る現マスターロゴス。不敵にほくそ笑むカットもあったりと、今後いつ頃どんな感じで物語に踏み込んでくるかは不明ですが、やはり剣士もメギドも一緒くたに利用して世界を作り替えようという野望や凶悪さはマジな模様。凄く分かりやすく巨悪なんだけど、それ故にラスボス感が逆に乏しいと感じる部分もあり。やっぱり一番の諸悪の根源は他にいる...かも

 

マスターロゴスに迫られるソフィア、光となって消滅するソフィア

これらがどういう意味合いのシーンなのか、描写からのみではいかにも判別し難いですが、玲花を使って拉致ったくらいだし現マスターロゴス的にソフィアは彼の目論見において重要な存在なのかな...?やはり本作において特別度の高いキャラって感じかなぁ

玲花が第25章で語った「ソフィアを生み出した本」なる存在についても、関連性が気になるところ。

しかし描写的にソフィア、終盤で現マスターロゴスの目論見に利用されたか何かで、消える可能性高いかも...?

 

ルナ

現状セイバーの物語そのものにおいてさえ判然としない部分の多すぎるルナ。もっと上手いこと情報小出しにしてくれ(

彼女もワンカットだけ賢人の回想の中に出てきたけど、彼女の存在云々があっても、破滅は変わらんのだろうか。とりあえずこの辺はルナの正体の解明含め様子見。

 

全知全能の書を降臨させるストリウス

おそらくは剣士達との決着後、地面に突き立てられた聖剣達の中心の立ち全知全能の書を解放するストリウスの姿がありました。(先に倒されたってだけかもだけど)ズオスがそこに一緒にいない辺り、ストリウスがその力を一人で総取りしたように見えるけど...?ズオスくん大丈夫か、肝心なところで取り殺されたりしない?

第15章でメギドが全知全能の書の力で世界を自分達の思うように作り替えるという目的を語ってたけど、ストリウスもメギドという組織単位で同じ目的意識を持ってるかは怪しくなってきたぞ

それに、剣士もメギドも利用するもんねー!なスタイルの黒幕感満載の現マスターロゴスがいるにも関わらず、彼を差し置いてストリウスが覇権を握り全知全能の書を解放させ世界を崩壊させる(作り替えてる?)未来が存在してる辺り、かなり底が知れないですよね。前述の本領を隠しているらしき描写といい、第27章で伺えた他のメギド幹部と違うらしき一面といい、見かけ以上に巨悪的な雰囲気が出てきたなぁ

 

玲花とユーリの存在

と、色々な可能性世界を見てきたけれど、その中に玲花とユーリが影も形も見られないのが凄く不穏...

 

正確には光剛剣最光が全知全能の書の降臨の際にあるのが見えるので、ユーリがいないわけではないとも言えるけど、戦いに加わらずそこに剣として在るという状況を思うと、彼の意識はどこへ...?となるわけで。ユーリ、終盤退場する可能性があるかも。

また煙叡剣狼煙が全知全能の書の降臨シーンにはあるのに玲花の姿がどこにも見えない辺り、玲花も生き残れるか怪しくなってきた

そもそも彼女は現マスターロゴスの傀儡みたいな扱いなのが現状の雰囲気からも滲み出しまくってるので、現マスターロゴスに利用されて捨てられる末路とかあり得るぞこれ...

そう!玲花なんて、わたしが世界を作り替えるための捨て駒ぁ~!

ヨドンナ様の二の舞になってしまうのかしら、玲花...

無銘剣虚無

全知全能の書の降臨シーンにてちょくちょく登場していた無銘剣虚無。

これがある辺り、やはり気になるのはバハトの存在。劇場短編で気になる言葉を残してたのもあって再登場を期待する声は多いが

でも今の混沌とした勢力図の中に出てきたとして、それはもう余計カオスになる予感しかしないぞ!?普通に考えれば剣のみの登場も十分あり得るけど、再登場は期待したいですね

 

 

 

 

 

以上、賢人が闇の世界で見た可能性世界の描写から見て取れた今後の伏線と思しき描写について列挙してみました。

これらを踏まえると、

・終盤、退場・途中離脱するキャラが多く現れる可能性が出てきた(どこの可能性世界にも見られないユーリ、玲花は、レジエルの例もあるのでだいぶ危ういかも)

 

・ストリウスが巨悪的な存在となる可能性が浮上してきた

 

・そんなストリウスや現マスターロゴスの存在があるにも関わらず、彼らの正体や目論見を突き止め倒しても世界の破滅は食い止められないらしい(あのお方、なる存在との関連性が気になる)

 

・まだ不明な点は多いが、この破滅の結末の趨勢において、ルナ、ソフィアの存在は相当重要になるかも(現マスターロゴスが拘束したり存在を探ったりしてるのはそのためか)

 

・バハト参戦の可能性はやはり濃いかもしれない

といったことが個人的には見えてきました。終盤はもしかしたらかなりハード且つカオスな展開になるかもしれない...未だ解き明かされてない謎が紐解かれるにつれ、この辺はもっと明確になってくるかもですね

 

まぁこのようなことを色々書き連ねましたが、結局は賢人が見た「結末が同じな、無数の可能性」の世界の様子を束ねて読み取ったものに過ぎないわけで。

物語の結末を変えんと奮闘する飛羽真が、これらの可能性を全て吹っ飛ばして最高に気持ち良いハッピーエンドをもたらす可能性も大いにあるわけですよ

 

可能性なんてのァ、所詮考え得る未来の一つ一つに過ぎんのですよォ!

それを変えるのは、人の強い意志なんですッ!!

 

ちょっとカッコつけて纏めてみました。失礼。

 

ともかく、これらを踏まえ今後のセイバーの物語をより楽しんでいきたいところですね。

物語の結末を変えろ!!

 

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた

 

勇気の一歩のきっかけは

機界戦隊ゼンカイジャー

第3カイ!

「マジでぬぬぬな魔法使い!」

感想レビュー

 

 

  • バトルon白銀ワールド

今回の怪人・コオリワルドの凍結パワ-で全てが氷漬けに!という展開から始まった今日のお話。白銀の世界でゼンカイジャーがつるつる滑りまくりながら戦う羽目になる絵面が初っ端から展開され超シュールなことにw バラシタラさんまで巻き込まれて人間カーリング状態と化すのクソ笑った

今回は氷漬けにされた街、という状況を反映し背景の街が隅々まで凍結してる関係で戦闘シーンとかは合成で表現されることが多かったのだけど、それを利用してかなりやりたい放題...もとい自由度が高いユニークな戦闘の演出がされてて非常に楽しかったですね。ゼンカイ空間の演出といい、このご時世で外出できなくて屋内での撮影が増えるのだろうけどそれを面白さに繋げるのは流石だなぁ

 

これまでチラ見せが続いてたマジーヌ、ようやく本編に本格登場。しかしジュランとご近所は意外すぎるな!ジーヌと絡む時、終始姪っ子をめちゃくちゃ気にかけるみたいなお節介発揮してたジュランが面白すぎた...w 凄く「おじさん」って感じでした(

ちゅるみ女児 on Twitter: "ジュランおじちゃんがマジーヌちゃんに「ゆっくりでいい」ってさり気なく大事な姪っ子のように過保護おじちゃんしてるの良、良・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ #nitiasa"

ジーヌ、少々引っ込み思案で占い好きのオタク気質な女子、と戦隊ヒロインでいうとなかなか珍しい個性強めなタイプだけど、いちいち言動が凄く可愛らしくて好き。表情の変化が見えてきそうな下園さんの仕草の演技と、ナチュラルに話してる感じのある絶妙なアフレコでこのクセ強めなキャラクターに程良い実在感を与える宮本さんの声の演技の相乗効果が凄く良く効いてると思いました。キカイノイド組はアクターさんと声優さんに凄く恵まれてるなぁ、と感じる

しかしマジーヌ、「ぬ」が半分鳴き声と化してない?()

 

  • 白銀世界めぐり

介人の発案でマジーヌの占いを頼りに、コオリワルドを探すことになったゼンカイジャー一同、という展開になってみんなでソリに乗って街を滑走してく絵面、ほんのりとしたカオスが漂ってて笑う。w 介人、1話の行動のせいで警備員に顔覚えられてスカイツリー半分出禁みたいになってた()

今回、戦闘シーンの時もそうだけど、合成でガンガン使うストーリー展開ということでこういう変わった演出をこの序盤からばんばかぶち込めるの思い切りの良さと魅せ方のアイデアが上手くきいてて良いなぁ

あとここの一連の流れの中で、凍結した世界であることをさり気なく印象付ける、凍ってたり霜が張ってたりするオブジェクトを随所に配置してるのがよく目に付いたのも好きなところで、当たり前のことかもだけどこういう設定や世界観を常に意識させる演出が為されてるのは好感。

あとサウナやお化け屋敷みたいなこのご時世だとちょっと撮影の難しそうなスポットのシーンもじゃんじゃん描けてる辺りに、画面上で動くメイン・モブ含む色んなキャラの半数以上がキカイノイドというスーツキャラであるという本作独自の設定が上手く機能してるのもちょっと感心したところ。イマジンズ的なコミカルな絵面にもなって面白いし この辺の試行錯誤をしっかり面白さに繋げてるところはやっぱり流石だなぁと感じますね

機界戦隊ゼンカイジャー 第4カイ! ブルブルでっかいおせっかい! | 東映[テレビ]

 

  • その辺にしとけガオーン

知らないくせに雑に否定すんな!!は今回の名言。浅い理解やいい加減なイメージで好きなものを揶揄われると嫌な気分になるのは万国万人共通の感情なので安易にそういうことするのはやめようね!

前回に引き続き生物尊キカイノイド卑スタイルを地で行く不遜な態度のガオーンでしたが、今回はそれに対しマジーヌがキレて圧倒されたり、ヤツデ婆ちゃんにやんわり諭されたりとツッコミが入っててちょっと大人しかったですねw ジュランの腹パンが手厳しすぎる(

ガオーンのキャラはやっぱりちょっとバランス間違えたらともすれば感じ悪く見えることもあるかもしれないものだと思うので、こうして早い段階からレスポンスがあってガオーンも怯むことがあるくらいの関係性を作ったのはキャラ描写のバランスを取る上で良かったかなと ジュランとのどつき合い漫才がこれから楽しみである

 

  • 占いってそういうもんよ

占いが当たらないことに落ち込むマジーヌへ向けて介人が語った

占いは当たるも八卦当たらぬも八卦、それに従い一歩踏み出すことや行動した先で何か楽しいことが待ってることが大事

的な占い観についての台詞、意外と気付かないというか意識しないポイントだからこうして言語化されるとハッとさせられるなぁと感じられ、とても良い台詞回しでした。当たることなんて滅多にないと思いつつみんな占いを見てそれを基に動いたりするのって、そうして気持ちの上でもより良い人生を送ろうと思うからだものね

そしてその介人の台詞が響いたことでマジーヌが、自分の占いのルーツが、当たるか当たらないかではなく、自分の背中を押すためのものだったと思い出す流れも凄く綺麗で良かった。自然と相手の心や大好きなものに歩み寄る介人のナチュラルムーヴが爽やかなんだよなぁ...!

桐沢たえ on Twitter: "マジーヌ回、「占いが当たらないと自分がいる意味がない=特技を役立たせないと社会的に認めてもらえない」ってとこから最後には「特技や趣味は自分を自分らしくいさせてくれるためにある」ってとこに着地したのが本当にめちゃくちゃ良かったし泣いた。好きなものがくれるのは、生きる勇気なんだよね…"

 

  • 馬鹿しかいねぇ!

「氷河期ってなんだ!!」

という介人の発言に

凍りつく空気

だが、

敵も味方も

誰もちゃんと説明できねぇ

大丈夫か知能指数の平均()

ここのシーン、説明をたらい回しにするジュランとガオーンのガヤ的な会話がさり気なく後ろの方で流れてるのが気になるw(浅沼さんと梶さんアドリブ喋ってないか...w)

 

でも氷河期、実際ちゃんと説明しろと言われるとどもる事柄ではあるよな...とも思ったり

氷河期(氷河時代)についてのWikiページ載せとくのでこの機会に覚えよう!

https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E6%25B0%25B7%25E6%25B2%25B3%25E6%2599%2582%25E4%25BB%25A3

 

  • ぬぬぬな魔法

トジテンドに立ち向かう介人達を見て、先程の介人の言葉に自分への自信と踏み出す勇気を貰ったマジーヌも参戦、通過儀礼の試し撃ち(誤射)を済まして4人目の戦士・ゼンカイマジーとなりました。待機音のリズムに合わせて二人ずつ回ったりと、だんだん変身プロセスが完成に近付いてるのが盛り上がる...!

子供の頃占いに背中を押してもらって友人達との新しい世界へ踏み出したように、自分や自分の好きなことを肯定し勇気を与えてくれた介人と共にいられる新しい世界へ踏み出すため立ち上がり、その世界を理不尽に閉ざそうとするトジテンドに相対する、という流れが熱かったですね

かめワイ on Twitter: "マジーヌが勇気を出すことで状況が変わっていくの、マジレンジャーへのオマージュとして王道ながら良いですね"

こうしてゼンカイジャーはトッキュウジャーの力を繰り出すやら苦戦を強いられるやらしながらもマジーヌの魔法パワ-に助けられ無事コオリワルドを撃破。しれっと突然挿入されてきた占いのアナウンサーのカットは何だったのか。w やったぁ!!

しかしファンタジー戦隊お馴染みのフリーダムな技の演出が楽しかったマジーヌだけど、このノリを人造の機械で再現した五色田両親、ヤバいな...(

 

  • ゼンカイ巨大ファイト

コオリワルドとの決着後現れたダイコオリワルドも、ゼンカイオーおよびマジーヌの変身したマジンドラゴンとの共同で撃破。ゼンカイオージュラマジーンはCGでの表現だったけどやっぱりメインとなるジュラガオーンとブルマジーン以外はスーツ無いのかしら。でもあのCG合成使った空中戦の迫力めちゃくちゃ良かったのでまたちょいちょい出てきて欲しいですね

今回の巨大戦も、ダイワルドの力で変貌した世界のCGやミニチュアを使った緻密な表現、それを空間に奥行きを持たせて壮大に見せつけながら繰り広げられる合成増し増しの迫力ある戦闘シーン凄くカッコ良かったなぁ。巨大戦でも合成を上手く活用してる工夫が凄く良い ロボのパワフルさや巨大感が際立つ演出でとても好きです

 

こうして今回も勝利を収めたゼンカイジャー。

正式に仲間入りを果たしたマジーヌが、新たなゼンカイジャーのメンバーの手がかりとして見たのは...眼鏡!!

その頃、トジテンド本拠地では掃除係ブルーンが世界の解放をイジルデに報告しようとしており...

 

以上ゼンカイジャー3話、非常に濃いキャラのマジーヌが勇気を持って立ち上がる過程や、それを後押しした介人の言動が光った回。ただ個人的にはそこも面白かったけど、目を惹いたのは世界観の細かな表現演出や、それを昇華させたユニークな展開・アクションでしたね。色々制限がある中での製作陣の工夫およびそれに付随し新たな面白さを開拓しようとする意欲が感じられる拘りの映像に実に感心させられ、楽しかったです

さて、次回は遂に、ゼンカイジャー勢揃いだぞ!!

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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