機界戦隊ゼンカイジャー
第3カイ!
「マジでぬぬぬな魔法使い!」
感想レビュー
- バトルon白銀ワールド
今回の怪人・コオリワルドの凍結パワ-で全てが氷漬けに!という展開から始まった今日のお話。白銀の世界でゼンカイジャーがつるつる滑りまくりながら戦う羽目になる絵面が初っ端から展開され超シュールなことにw バラシタラさんまで巻き込まれて人間カーリング状態と化すのクソ笑った
今回は氷漬けにされた街、という状況を反映し背景の街が隅々まで凍結してる関係で戦闘シーンとかは合成で表現されることが多かったのだけど、それを利用してかなりやりたい放題...もとい自由度が高いユニークな戦闘の演出がされてて非常に楽しかったですね。ゼンカイ空間の演出といい、このご時世で外出できなくて屋内での撮影が増えるのだろうけどそれを面白さに繋げるのは流石だなぁ
- ぬぬぬマジーヌ
これまでチラ見せが続いてたマジーヌ、ようやく本編に本格登場。しかしジュランとご近所は意外すぎるな!マジーヌと絡む時、終始姪っ子をめちゃくちゃ気にかけるみたいなお節介発揮してたジュランが面白すぎた...w 凄く「おじさん」って感じでした(
マジーヌ、少々引っ込み思案で占い好きのオタク気質な女子、と戦隊ヒロインでいうとなかなか珍しい個性強めなタイプだけど、いちいち言動が凄く可愛らしくて好き。表情の変化が見えてきそうな下園さんの仕草の演技と、ナチュラルに話してる感じのある絶妙なアフレコでこのクセ強めなキャラクターに程良い実在感を与える宮本さんの声の演技の相乗効果が凄く良く効いてると思いました。キカイノイド組はアクターさんと声優さんに凄く恵まれてるなぁ、と感じる
しかしマジーヌ、「ぬ」が半分鳴き声と化してない?()
- 白銀世界めぐり
介人の発案でマジーヌの占いを頼りに、コオリワルドを探すことになったゼンカイジャー一同、という展開になってみんなでソリに乗って街を滑走してく絵面、ほんのりとしたカオスが漂ってて笑う。w 介人、1話の行動のせいで警備員に顔覚えられてスカイツリー半分出禁みたいになってた()
今回、戦闘シーンの時もそうだけど、合成でガンガン使うストーリー展開ということでこういう変わった演出をこの序盤からばんばかぶち込めるの思い切りの良さと魅せ方のアイデアが上手くきいてて良いなぁ
あとここの一連の流れの中で、凍結した世界であることをさり気なく印象付ける、凍ってたり霜が張ってたりするオブジェクトを随所に配置してるのがよく目に付いたのも好きなところで、当たり前のことかもだけどこういう設定や世界観を常に意識させる演出が為されてるのは好感。
あとサウナやお化け屋敷みたいなこのご時世だとちょっと撮影の難しそうなスポットのシーンもじゃんじゃん描けてる辺りに、画面上で動くメイン・モブ含む色んなキャラの半数以上がキカイノイドというスーツキャラであるという本作独自の設定が上手く機能してるのもちょっと感心したところ。イマジンズ的なコミカルな絵面にもなって面白いし この辺の試行錯誤をしっかり面白さに繋げてるところはやっぱり流石だなぁと感じますね
機界戦隊ゼンカイジャー 第4カイ! ブルブルでっかいおせっかい! | 東映[テレビ]
- その辺にしとけガオーン
知らないくせに雑に否定すんな!!は今回の名言。浅い理解やいい加減なイメージで好きなものを揶揄われると嫌な気分になるのは万国万人共通の感情なので安易にそういうことするのはやめようね!
前回に引き続き生物尊キカイノイド卑スタイルを地で行く不遜な態度のガオーンでしたが、今回はそれに対しマジーヌがキレて圧倒されたり、ヤツデ婆ちゃんにやんわり諭されたりとツッコミが入っててちょっと大人しかったですねw ジュランの腹パンが手厳しすぎる(
ガオーンのキャラはやっぱりちょっとバランス間違えたらともすれば感じ悪く見えることもあるかもしれないものだと思うので、こうして早い段階からレスポンスがあってガオーンも怯むことがあるくらいの関係性を作ったのはキャラ描写のバランスを取る上で良かったかなと ジュランとのどつき合い漫才がこれから楽しみである
- 占いってそういうもんよ
占いが当たらないことに落ち込むマジーヌへ向けて介人が語った
占いは当たるも八卦当たらぬも八卦、それに従い一歩踏み出すことや行動した先で何か楽しいことが待ってることが大事
的な占い観についての台詞、意外と気付かないというか意識しないポイントだからこうして言語化されるとハッとさせられるなぁと感じられ、とても良い台詞回しでした。当たることなんて滅多にないと思いつつみんな占いを見てそれを基に動いたりするのって、そうして気持ちの上でもより良い人生を送ろうと思うからだものね
そしてその介人の台詞が響いたことでマジーヌが、自分の占いのルーツが、当たるか当たらないかではなく、自分の背中を押すためのものだったと思い出す流れも凄く綺麗で良かった。自然と相手の心や大好きなものに歩み寄る介人のナチュラルムーヴが爽やかなんだよなぁ...!
- 馬鹿しかいねぇ!
「氷河期ってなんだ!!」
という介人の発言に
凍りつく空気
だが、
敵も味方も
誰もちゃんと説明できねぇ
大丈夫か知能指数の平均()
ここのシーン、説明をたらい回しにするジュランとガオーンのガヤ的な会話がさり気なく後ろの方で流れてるのが気になるw(浅沼さんと梶さんアドリブ喋ってないか...w)
でも氷河期、実際ちゃんと説明しろと言われるとどもる事柄ではあるよな...とも思ったり
氷河期(氷河時代)についてのWikiページ載せとくのでこの機会に覚えよう!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E6%25B0%25B7%25E6%25B2%25B3%25E6%2599%2582%25E4%25BB%25A3
- ぬぬぬな魔法
トジテンドに立ち向かう介人達を見て、先程の介人の言葉に自分への自信と踏み出す勇気を貰ったマジーヌも参戦、通過儀礼の試し撃ち(誤射)を済まして4人目の戦士・ゼンカイマジーヌとなりました。待機音のリズムに合わせて二人ずつ回ったりと、だんだん変身プロセスが完成に近付いてるのが盛り上がる...!
子供の頃占いに背中を押してもらって友人達との新しい世界へ踏み出したように、自分や自分の好きなことを肯定し勇気を与えてくれた介人と共にいられる新しい世界へ踏み出すため立ち上がり、その世界を理不尽に閉ざそうとするトジテンドに相対する、という流れが熱かったですね
かめワイ on Twitter: "マジーヌが勇気を出すことで状況が変わっていくの、マジレンジャーへのオマージュとして王道ながら良いですね"
こうしてゼンカイジャーはトッキュウジャーの力を繰り出すやら苦戦を強いられるやらしながらもマジーヌの魔法パワ-に助けられ無事コオリワルドを撃破。しれっと突然挿入されてきた占いのアナウンサーのカットは何だったのか。w やったぁ!!
しかしファンタジー戦隊お馴染みのフリーダムな技の演出が楽しかったマジーヌだけど、このノリを人造の機械で再現した五色田両親、ヤバいな...(
- ゼンカイ巨大ファイト
コオリワルドとの決着後現れたダイコオリワルドも、ゼンカイオーおよびマジーヌの変身したマジンドラゴンとの共同で撃破。ゼンカイオージュラマジーンはCGでの表現だったけどやっぱりメインとなるジュラガオーンとブルマジーン以外はスーツ無いのかしら。でもあのCG合成使った空中戦の迫力めちゃくちゃ良かったのでまたちょいちょい出てきて欲しいですね
今回の巨大戦も、ダイワルドの力で変貌した世界のCGやミニチュアを使った緻密な表現、それを空間に奥行きを持たせて壮大に見せつけながら繰り広げられる合成増し増しの迫力ある戦闘シーン凄くカッコ良かったなぁ。巨大戦でも合成を上手く活用してる工夫が凄く良い ロボのパワフルさや巨大感が際立つ演出でとても好きです
- 次のゼンカイジャーは
こうして今回も勝利を収めたゼンカイジャー。
正式に仲間入りを果たしたマジーヌが、新たなゼンカイジャーのメンバーの手がかりとして見たのは...眼鏡!!
その頃、トジテンド本拠地では掃除係ブルーンが世界の解放をイジルデに報告しようとしており...
以上ゼンカイジャー3話、非常に濃いキャラのマジーヌが勇気を持って立ち上がる過程や、それを後押しした介人の言動が光った回。ただ個人的にはそこも面白かったけど、目を惹いたのは世界観の細かな表現演出や、それを昇華させたユニークな展開・アクションでしたね。色々制限がある中での製作陣の工夫およびそれに付随し新たな面白さを開拓しようとする意欲が感じられる拘りの映像に実に感心させられ、楽しかったです
さて、次回は遂に、ゼンカイジャー勢揃いだぞ!!
というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます
次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!
ではまた