第2幕「約束」
振り返り感想レビュー
「ああ、オレよか、
強くなれるぜ。」
「からくりサーカス」第1巻 勝 第6幕『約束』より
ああ、オレよか、強くなれるぜ。うーむ、やっぱりめちゃくちゃ好きだなぁ鳴海兄ちゃんのこの台詞。良い響き
自分も強くあったなら...と自分の弱さを振り返り嘆く勝に対し、強くなりたいとひたすらに思い前を向く道を示そうとする鳴海兄ちゃんなりのひたむきな人の良さが強く光っていることに加え、勝の中に「困難や壁に立ち向かえるくらい強くありたい」という心(=強くなろうとしている意志の欠片)が秘められているのを感じたからこそ、自分がかつて強くなってきたのと同じように勝も強く、それもいつか自分よりも強くなれると迷いなく言い切り激励したんだろうなぁと感じられる言葉の熱さが堪らないんです 事実この台詞は勝というキャラクターを語るにおいて欠かすことのできない大切な台詞となるわけで...初めて原作漫画を読んだ時もこの台詞はいずれ熱いものを感じさせてくれる布石となる!と思わせるだけにパワーがありました 凄く良い台詞なんだよほんと...しかし幼い鳴海兄ちゃん、色んな意味で衝撃なんだよなぁ...w
他にも勝と鳴海兄ちゃんの約束、しろがねのロールキャベツ、などなど彼らの物語において遅かれ早かれ大きな意味を持ってくる要素も随所随所に散りばめられており、ほんと藤田和日郎先生のこういう色んな要素の回収のさせ方は巧みで唸る 凄いのよほんと
そして激化していく勝を巡る戦い。原作漫画初見時のこの時にはからくりサーカスの物語がどれだけ大きなものになっていくのかまだ想像も出来てなかったなぁと改めて。凄いのよほんと(2回目)
余談にはなりますが、久しぶりに聞くCV櫻井孝宏さんの阿紫花さん、飄々とした蛇って感じの雰囲気が絶妙にハマっててやっぱ良いなぁとなる。自分は原作漫画読んでた時の阿紫花さんの脳内CVは個人的に曲者感がありつつザ・殺し屋的な如何にもワルな雰囲気から連想して黒田崇矢さんイメージだったんですけど、櫻井さんの曲者感強めな方も好みだ
というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます
次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!
ではまた