第1幕「開幕ベル」
振り返り感想レビュー
※本記事は以前アップしたものの記述抜けを発見したことで改めて書き直し再アップしたものです。念のため
「あきらめるな!おまえはまちがっちゃねえんだよ。キツい時には「助けて」とどなれ!ハラが立ったら悪態をついてやれ!おとなしくかっこつけてあきらめんな。あがいてあがいてダメだったらそん時ゃ...にっこり、笑うしかねぇけどよ。」
「からくりサーカス」第1巻 勝 第1幕『開幕ベル』より
この度BS朝日にてアニメ「からくりサーカス」の再放送がスタートしました。週間少年サンデーで1997年から2006年まで連載された原作漫画の方を単行本で数年前に読んで以来、キャラ一人一人に生き様が光る心揺さぶる人間ドラマ、緻密に伏線が張られた重厚なストーリー構成、それらが熱量となって魅せる熱いバトルといった様々な要素に惹かれてファンになった身として、約2年前のアニメ放送に際し作品の魅力をTwitter上で狂ったように語り毎週の放送の際に熱く感想を述べていたのは良い思い出です。改めて見返すと自分でもちょっとビビった(
故に今回の再放送は改めて多くの方が作品に触れる機会ができたということで非常に嬉しいです。というわけでこの機会に当時の感想ツイートなんかを引っ張り出しながら簡単な振り返り感想なんかをしようかなと。これでまた魅力が伝わって触れる人がいたりすると嬉しいぞ
しかし第1幕に触れるのはだいぶ久しぶりだったんだけど、初回にしてめちゃくちゃ熱いよなぁ、と改めて。で何が良いかと言うと、主人公の1人鳴海兄ちゃんこと加藤鳴海のカッコ良さがしっかり1話のドラマの中に詰め込まれてることにある訳で。
明日の我が身も知れない境遇にありながら他人に真っ直ぐに向き合い真摯に支えようとする超が付くほどのお人好し、という彼の人柄が、勝との出会いや挫けそうになる勝の心を記事冒頭の台詞で激励するシーンなどの熱いドラマへと昇華され描き出される流れが凄く最高なんですよね。自分のためにもなりからこその行いであることを自認しそれを自分から語りつつも、その実一度関わった他者に必死に寄り添おうとする温かで情に厚い人間味溢れる精神性が好きなんですよ鳴海兄ちゃん。
からくりサーカス原作者の藤田和日郎先生の作品においてカッコいい主人公というのは多々いるわけだけど、その人柄で初回から物語に強いドラマ性を与えグッと盛り上げた主人公という点では鳴海兄ちゃんが秀でてるなぁと感じます。そんな鳴海兄ちゃんの魅力を約30分の映像の中にしっかり落とし込んでいるという点でもうアニメ第1幕は最高だったなぁと。いやぁやっぱり良い
それ以外にも、バトルシーンをはじめとした物語全体を盛り上げる林ゆうきさんの時に優しくしっとりとしていて、時に迫力のある繊細な曲調が美しい劇伴などなど目を惹く部分は多く、ぜひぜひ注目して欲しいですね。ぜひ...ぜひ...(
というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます
次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!
ではまた