AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

ブレーザー怪獣語り(嘘)

地中を蠢く砂獄怪虫デザーム その猛威に晒された地下鉄の乗客達

一触即発の状況の中、アオベエミはかつての仲間と共に命懸けの救出活動へと身を投じる

エミを取り巻く繋がりが交錯する戦場で、彼女が見せるものとは─

 

次回、ウルトラマンブレーザー

「砂中決死戦」

 

絆の光が、導となる

 

 

 

デザーム

別名:砂獄怪虫

身長:52m

体重:3万2000t

初登場:ウルトラマンブレーザー第◆◆話「砂中決死戦」

 

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中東砂漠地帯棲息する、環形動物の一種とされる地中棲の怪獣。長い身体を巻き付けることで巨大に見せる戦略を取った環形動物の種の一部が密かに繁栄していく中、長い身体が絡み合った奇形で生まれ、且つ高い生存能力を偶然持ち合わせたものが起源となっていったとされている。

身体の下部が存在し、上部には触腕状の巨大な甲殻類を思わせるを持つという特異な姿をしている。身体の節々には幾つもの赤い目を備えており、上下左右に対し立体的視野を持つ(但し主となるのは下部の顔に有する4つであり、他は副次的なものとされる)。普段は地中浅い部分に隠れており、移動の際にも地上を噴き上げながら地中を突き進む形を取っている。高い肉食性をしており、地上近くで動物の動く気配がするのを待ち構え、獲物がやってくれば即座に現れて口部3つの牙で捕らえ喰らってしまう。巨大なを振り回して叩き付ける、で敵の身体を挟み切る圧迫するから噴出し敵の眩ますといった多彩戦法を主とする他、身体を前方傾け鞭の付いた上部半身へ向けることで、鞭による攻撃積極性を高めたオフェンススタイルと呼ばれる形態へと転じる能力も有する。

 

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↑前面図、側面図、背面図。身体の様々な箇所に赤い目が幾つも付いているのが見て取れる。

 

中東からの輸出品に紛れ込んでいたとされるから孵化する形で日本上陸、孵化後すぐに地中へ潜り、野生動物を襲うなどして密かに成長を続けていた。同時期にモグージョンによる家畜襲撃が起きていたこともあって同一視され地球防衛隊による発見が遅れてしまっていたが、50m台に成長した頃、地中を移動する際に激しく噴き出す目撃情報がきっかけとなって遂にその存在が発覚。防衛隊の地中貫通爆弾による攻撃が行われるも地中の高速潜行でまんまと掻い潜り荻丸市市街地へと進行。攻撃を加えられた怒りのままに破壊活動を繰り広げるも防衛隊による集中砲火ダメージを負わされ、市街地の地中へと逃走。結果、避難中であった地下鉄路線の近くに鎮座する形で潜伏休眠に入ってしまった。

その後、SKaRDによる地下鉄乗客の救出作戦が展開され、直接路線内に乗り込んだゲントエミ、そして偶然乗客として乗り合わせていた諜報員時代のエミの同僚である元諜報員・アカネヤ キスケにより、休眠するデザームを刺激しないようにしながら慎重救助が進められるも、あと少しで救助が完了しようという最中に防衛隊の想定以上自己再生力により覚醒状態突入。すぐ近くで救出活動を行うエミ達の気配を感じ、地下鉄路線の壁面を突き破る形でを彼らの前に現し襲い掛かる殿を務めたゲントも圧倒人間達捕食しようとするも、すんでのところで駆け付けたキスケがゲントの落とした23式電磁小銃RAR-23至近距離から撃ち込んできたことで左目の一つを損傷、そのダメージによる動揺から地上へと再び姿を現す。そのまま待機していたアースガロン戦闘になり、救助の完了まで派手な攻撃ができずデザームを現場から引き剥がす行動に徹する他ないアースガロンを圧倒、結果として乗客達の救助は完了されたものの、アースガロンを機能停止に追い込む。そうしてアースガロンにトドメを刺そうとするも、そこへすかさず現れたウルトラマンブレーザー妨害され今度はそちらとの戦闘を開始。多彩な戦法によりブレーザー苦戦させつつ、逆にブレーザーからはチルソナイトソードイナズマスラッシュで鋏を切り落とされるなど一進一退攻防を繰り広げた末、ブレーザー捕縛して地中へ引き摺り込み絶体絶命の窮地へ追い込む。しかしキスケの死中に活を求める勇気活路を見たブレーザーが、捕らえられ引き摺り込まれながらも繰り出したスパイラルバレード脳天に突き刺してきたことで悶絶、それに抵抗ブレーザーを締め落とそうと鞭で強く締め上げるなど凄まじい生命力を見せつけたが、最後はスパイラルバレードのエネルギー爆砕し、ブレーザーにも地中から噴き上げる爆発と共に脱出された。

 

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↑上部の鞭や鋏を動かして敵を攻撃する。より激しい攻撃を行う際はオフェンススタイル(下画像)を展開する。

 

 

特に呼ばれてないけど勝手に飛び出てきました、久々のブレーザー捏造エピ・怪獣語りシリーズです。私事ですが最近不覚にも家族が罹ったのを通じて人生初のKO⭐︎RO⭐︎NAになってしまいまして、喉や鼻の辺が苦しいやら熱あるやらでロクに身動きできないまま自宅療養を続けてたのですが、おかげで今回のこの子の製作が捗りました。不幸中の幸いよ

 

というわけで今回の捏造怪獣は、そんな中完成した砂獄怪虫デザームくんです。デザインコンセプトは分かる人はもしかしたらピンと来たかもですが、ズバリ「令和のツインテール」。せっかく平成にはリトマルスというネクストジェネレーションがいたのだから令和にもいて欲しいよな!ということで諸々の願望を込めて生み出しました。本家ツインテールが物理的にもう存在してないことも判明してるし、この期にマジで公式でツインテール型新しい生み出しません?オフェンススタイルの案はクラブガン&アネモスが上下をひっくり返して能力を変えるギミックからの着想。こういう面白特性はひっ付けたくなるよなぁ!

 

デザイン的には海老モチーフのツインテール古代魚っぽさのあるリトマルスとは一味変えて、所謂ワームみたいな感じの幼虫/芋虫が縦に反ったような姿(シャチホコガの幼虫ベースなイメージ。シャチホコガの幼虫は各自自己責任で検索をば)で作る...という想定でいたのですが、そこから実際に形にするまでに色々こねくり回したのもあって当初とはだいぶ違ったものになってしもうた、という感じだったりします。スフィアジオモス辺りのソフビを切り貼りする予定だったのが、結局スフィアメガロゾーアのソフビを使うことにしちゃって、結果スフィアメガロゾーアのデザインのディテールに合わせる形で「芋虫状の細長い生物が縦にとぐろ巻いて絡み合いまくってる」という完成形のコンセプトに落ち着きました。環形動物の一種、という設定諸々もそこから急拵えではっ付けたものです まぁこれはこれで良いオリジナリティになった気がするしということで、結果オーライ(てきとう)

ちなみに上半身の鞭の可動が付いてる部分は、セミ人間製作の時に余ってたバルタン星人の上半身を使って、その腕にスフィアメガロゾーアの切り取ったタコ足をねじり付けて作った、って感じです。我ながら力技すぎる...ほんとは上半身はドリルみたいに回転する螺旋状の巻貝みたいな部位がでっかく付いててこれで流砂を作って蟻地獄みたく餌を引き摺り込むって感じにするはずだったけど、シンプルにめんどくさくなっちゃったのと、本家でモグージョンが大穴開ける演出やったのとで古き良きツインテール式の鞭上半身になりました 二転三転しすぎだろ

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↑スフィアメガロゾーアのソフビ(上)が、切り貼りの結果(下)になりベースとなりました。魔改造すぎる バルタン星人の上半身捩じ込んだ画像は撮ってなかった すまない

 

イメージシナリオは最近本家の方で縦の要素の一つになってる「エミとSKaRDの仲間達の絆」に別アプローチで迫る話、みたいなイメージ。諜報員時代の同僚がデルタンダルの回でのゲント隊長とのやり取りやモグージョンの回を経たエミを改めて見た時、当時と比べてどういう印象持つんだろうか、みたいに思ってそこを一つ掘り下げにしてみたら面白そうだなという発想から。その分デザームが軸の展開はややシンプルな感じも出たけど、こういう人間ドラマ主体な中でそこを引き立てることもまたウルトラ怪獣の個性の一つなので、これはこれで良かろう 本家が今後どのくらい切り込んでくかも楽しみですわね

 

 

てことで今回はここまで。なんだかんだでぼちぼちやってる捏造シリーズ、放送終了までに1クールの半分に相当するくらいの計6体、つまりあと2体はこさえたいななんて勝手に思っております。もっと言えば放送終わった後でも続くなら合計で1クール分の12体いくくらいまで...なんて

まぁなんにせよ好きにやっていくのでどうぞ生温かく見守ってください また来週くらいに、本家の怪獣語りで会いましょう

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた