AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

V99とドバシ ユウって、何?(DYNAZENONサブタイ)

Visitor 99

 

ウルトラマンブレーザー最終回を数日後に控えた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。遂にブレーザーも最終回、最終回ですよ皆さん!もうここまで来たんだなぁ...となんだか感慨深い気持ちですね  まぁこれ自体はニュージェネシリーズではいつものことなんだけど、今作はここ最近でも一際どハマりしただけあってより感じ入るものがありますよほんま 「CODENAME:ULTRAMAN」や放送前の特報PV、プレミア発表会の怪獣登壇パート見て凄まじくブチ上がってた放送前の期間がとても懐かしい

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【特報】新テレビシリーズ『ウルトラマンブレーザー』テレビ東京系 2023年7月8日(土)あさ9時放送スタート! - YouTube

【メインキャスト集結!!】新番組『ウルトラマンブレーザー』プレミア発表会 - YouTube

ブレーザー放送前の最高映像セット ブレーザーファンは今でもこの3本でアドレナリンドバドバになれるという研究結果が出ています(サンプルはワイ)

 

そんなブレーザーの物語は現在、ゲント隊長とブレーザーの関係性の着地などをはじめとして様々なドラマ的導線が引かれており、それらが最終的にどうなるのかというところが気になっているところでありますが、中でも特に気になるのはやはり物語後半の縦軸を成していた「謎の存在・V99の正体」「そこに付き纏ってくる元地球防衛隊長官・ドバシ ユウの真意」の2点。第1話から今に至るまで幾度にも渡り宇宙怪獣という規格外の脅威を送り込んできているとされるさながら「侵略者」のような様相を呈していながら、エミパパの手記にはワームホール発生装置を“空からの贈り物”よろしく贈ってきたとされる記述やエミパパ自身の「彼らと対話してみたい」という“コミュニケーション”の可能性を示すような言及があったりと、必ずしも分かり合えないとも思えない一面も垣間見せるV99そんなV99について調べることをエミに敢えて促し泳がせながらも、彼女がエミパパの手記を見つけたりとその真実に肉薄しようとするとすぐさま立ちはだかり「深入りはするな」と有無を言わせない圧力をかけ「地球の平和を守るため」と言いながら奪い去っていく謎めいた行動を見せるドバシ、この2点が残すところ最終回のみとなった今でもまだまだ謎だらけなんですよねぇ  V99に関しては残り話数に対し殆ど情報が開示されないままなことから、その上での着地も考えると「目的や意思についてある程度明かすなど物語上一応の着地は設けつつも、V99の全容については明かさず、『謎めいていて底の見えない存在』として締め括るのでは?(ガイアにおける根源的破滅招来体のまとめ方と同じイメージ)」と一時考えたこともありましたが、何にせよ物語においては未だ「ほぼ何も分からない」ままで来たというのが実情であり...はたしてここから何が紐解かれどう着地するのか、これに関しては観測範囲内で見る限りでも賛否両論伴いながらかなり盛り上がってて、私も見ていて一緒にのめり込んでおります  この何とも言えないもどかしさとミステリアスさ、底知れなさこそがブレーザーの物語の良いスパイスだが

 

という感じで沸き立っているV99とドバシにまつわる考察・予想ですが、最終回を前にした今現在一つ有力な説として多くの視聴者が挙げており強く注目されているのが、

ドバシ(を筆頭とした者達)の不用意な刺激によって元々敵意の無かったV99が人類に敵意を向け攻撃を始めるようになった

ドバシはそれら一連の事象を自身の失態に伴う不祥事として抹消しようとしている

というもの。最終回一個前となる第24話の中で登場した、エミが見つけたV99にまつわる文書の内容などを踏まえ、最終回でこの2要素をバチっとまとめるとなったらこれが最も有力なのではと言われている、という感じなんですよね。

ちなみにその件のV99にまつわる文書の内容は、有志による英訳を基に凄く簡単に要約すると、

「1999年に未確認飛行物体が飛来、同じ頃謎の音波が地球に向け発信、この音波への不快感から人類はこれらを宇宙人の侵略と見做し飛行物体に攻撃を加え墜落させた」

というもので、これと今までのエピソードに登場した情報の数々を組み立てて、上記の説を順序立ててまとめると、

V99の方は人類に対する友好的(少なくとも敵意は無い)なアプローチとして、飛行物体や通信のためと思われる音波を贈った(飛行物体はエミパパの手記にも綴られていた「V99がもたらしたワームホール発生装置」が入ったものと思われる。自分達に並ぶ知的文明を発見し試すためか?)

これに対しエミパパをはじめとした一部の人間達は地球外生命体とのコミュニケーションの可能性を見出し希望を持っていた

しかしドバシをはじめとした一部の防衛隊の人間達が先走ってV99の接触「侵略」と決めつけ攻撃・刺激してしまう(上述の音波への不快感に端を発する飛行物体への攻撃も含む)

V99、これを人類の敵対行動と認識。人類を敵意ある存在と見做し殲滅のための戦力─バザンガ・ゲバルガ・ヴァラロンといった宇宙怪獣達を送り込む攻撃を開始(一部では「人類の攻撃を『友好を示す行動』と解釈したV99がおうむ返しのように友好を示しているつもりで攻撃を仕掛けているのでは?」という意見も)

ドバシはこれを自分達の不用意な先制攻撃が原因で巻き起こった戦火、すなわち人類に不要な脅威を齎した大きな失態と捉え、その事実を抹消・隠蔽するべく行動している(エミにエミパパの手記を探させ、見つかった途端に奪い去り中身を確認した後処分したのは、「『V99が友好的だったかもしれない』こと、すなわち『そんな存在に自分達が攻撃を加えた』という不都合な事実の裏付けになるかもしれないこと」が記載されているであろうエミパパの手記を見つけ出し、多くが知られる前に自ら処理する必要があったから)

という感じになり、これならV99は本作の大きなテーマである「コミュニケーション」に強く掛かった存在に、尚且つドバシはそのV99との対話を自分勝手に阻害し続けていた「ディスコミュニケーション」の象徴として本作の敵に相応しい存在に、とあと1話の中でも綺麗にまとまるのではないか、というところで支持されている、というのが大まかなところ。

実を言うと自分も第24話の放送前の時点で、残り話数の中でV99とドバシを上手くまとめるとなったらどういうのがしっくり来るだろう?ってとこから大体同じような予想を捻くり出していたので、これは個人的にもかなり支持したいなという感じ。正確には自分の場合は「3年前研究者達がV99とのコミュニケーションのための実験を行っていたところ、当時現場にいたドバシが功を焦って手を出してしまい、そのせいで例の3年前の爆発事故が発生、更にその際の何かを次元の向こうのV99が人類の敵意を勘違いし攻撃を開始してしまった」と3年前の爆発事故に重きを置いて考える形だったのだけど、第24話の文書の内容的には飛行物体への攻撃の方が要因かもな...とも思いますが、ともあれV99とドバシの因果関係はこれが一番堅そうだなぁと(V99やドバシ周りの展開の進行がドバシのちょっかいのせいで鈍足気味だったのも、ドバシのディスコミュニケーションの象徴としてのタチの悪さ・邪悪さを、それによって色んな人々、引いては人類そのものが巻き込まれた事実も込みで引き立てる意図的な作劇だったとしてまとまるだろうし。その見せ方自体が退屈だったという人達の純粋な所感は致し方ないけれど)  最終回ではその辺がエミ(や密かに手を打ってそうなハルノ参謀長)によって明かされてドバシは失脚、V99とは対話の余地有りとされてエミパパの「V99との対話」が近い未来の可能性・希望として残される形で締め、みたいな、ね  やっぱ重要そうな感じで示されたエミパパの「彼らと対話してみたい」が綺麗に希望ある形で昇華されて欲しいしね

https://x.com/555_sonv3/status/1743923350458818944?s=46

https://x.com/555_sonv3/status/1743924145120055551?s=46

https://x.com/555_sonv3/status/1743928681435967859?s=46

↑第24話放送前にふと書き連ねたV99とドバシの因果関係にまつわる予想の掲載。あくまで予想のつもりだったが当たりそうでびっくりだ

 

 

てな感じで、ブレーザー最終回を前にした一番の謎、V99とドバシについての予想・考察について今一度まとめてみたというお話でした。なかなか良いとこ行ってそうとはいえまだまだどうなるか全然読めないとこではあるので、何はともあれ座して最終回を待とう、ということで、改めてワクワクが高まったんじゃないかなと。さぁどうなるか、楽しみにしていよう

3年前の爆発事故がドバシとV99の因果関係に強くまつわる出来事だったとしたら、あの時あの場にいたブレーザーに関してはほんとにただただ偶然ワームホール発生装置の暴走に巻き込まれて時空を越え地球に満身創痍で来てしまったとかだったのかもなぁと(そこをゲント隊長の助けられて今に至る、ファードランはそこに残ってたゲートを使って後追いでやって来た、みたいな) ブレーザーの出自とかはやっぱり多くは語られないだろうけど、こういうので少しでも仄めかすものがあると良いね

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた