AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

いきなり!ゾンサガ伝説。

ゾンビランドサガ

第10話「NO ZONBIE NO IDOL SAGA」

感想レビュー

 

 

さくらの可能性を信じる巽幸太郎を、ゆうぎり姐さんの理不尽な説教とビンタが襲う!!

またこのネタやるとは思ってなかった...w 幸太郎が普通に困惑してるのウケる

てっきり今回はゆうぎり姐さんのメイン回になると思ってたんだけどそうならなかったのはちょっと意外。まぁ生きた時代が途轍もなく前である故に、他のメンバーみたいな生前の知人・親族との再度の触れ合いみたいなのは生じ得ないからなぁ...

話数的にもう多分姐さんのメイン回とかの掘り下げは無いっぽいけど、その分姐さんはやっぱ他メンバーに比べ劇的な印象付けには乏しかったかなと思うので、この辺はちょっと惜しいところだなぁ。そういうドラマ面からの掘り下げがない分、人の真意を読み取る洞察眼や他のメンバーよりも落ち着き払って事態に対応する肝の据わった一面などの大人な部分、現代をエンジョイするちょっと可愛らしい部分などのキャラクター面を普段の言動から深めていたので、フランシュシュの実質的な年長者的ポジションとして存在感があったのは良いところだけど。

姐さんの生前へのフォーカスというところは、2期の「リベンジ」で何かの形で掘り下げられることがあるのでしょうか この辺は楽しみにしたいところですね。

 

今回の話は、唐津市ふるさと会館アルピノでの500人規模の大型ライブの決定を受け皆が活気立つ中で、アルピノに自身の記憶に纏わる何かを感じたさくらがライブを成功させようと先走ってしまい足並みが合わず...というのが大筋。突然始まった無人島...もとい無人雪山0円生活にやけに爆速で順応して弓矢での狩りに赴く愛や、凄く冷静な良い声でさくらを諭しながら釣りする純子がシュールw

その中で、このライブが自分の失くした記憶に関わってくるかもという焦りから不安定になり、メンバーにキツく当たったりしてさくらが孤立していく危うい流れがありつつも、見えていないところで皆が心を一つにし纏まって頑張っていたことを知りさくらも再び仲間達と共にライブに向け躍進する、と全体的な流れは割と普通に纏まっていたなという印象。むしろここ数話が凄く密度濃かった分、正直物足りなさも少々あったくらい

 

しかしラストにて、晴れ晴れした心持ちで飛び出したさくらが玄関前で車にぶち飛ばされるという第1話冒頭の再演(家を出る前のさくらの所作の演出や構図が明らかに第1話冒頭そのまんまで観ててあっ...(察し)ってなってたw)が為され、そのままさくらがなんと生前の記憶を取り戻す...というかゾンビ化後の記憶が生前の記憶に丸々塗りつぶされるというまさかの展開へ。最終盤はさくらの記憶に纏わる話が出てくると前々から感じていたし、前述の焦るさくらの描写などからもそれは確実と思っていたけれど、こういうアプローチでくるとは...
生前の記憶が戻ったということで、さくらはずっと知りたがっていた舞台上に立った時に胸に湧き起こる熱さの答えに至ることができたと言えるけど、その記憶そのものが大きく前に出た結果、今度はその答えを求めて必死に足掻いてアイドルを頑張り、仲間達と強く繋がってきたこれまでのさくらが消失するという流れに繋がってしまっているのが凄く強烈。なんて悪辣な本末転倒の構図...!

今のさくらが仲間達とどう絡むことになるのか、彼女の中に湧き起こる熱狂やアイドルというものに如何に向き合っていくことになるのか、これまでのさくらはどうなってしまうのか、などなど気になって仕方がないところ...

また、荒唐無稽に見えた無人雪山0円生活が、焦るさくらをクールダウンさせるものだったとゆうぎり姐さんに見抜かれるという流れを経て、幸太郎がさくらに一際入れ込んでいるらしいという部分が強調されたのも気になるところですね。

彼がさくらと関わりの浅からぬ間柄、ということ自体は実はちろちろ小耳には挟んでいたのですが、一体それが如何なものなのかということは詳しくは知らないままだったので、ここにようやく焦点が当たったのはおっとなりましたね。この2人の絡みが楽しみになるな...

 

と、最後の最後に大きな爆弾をぶっ込んできたゾンサガ10話。ここから物語がどういう風に締められるのか、その過程でどのようなドラマが展開されるのか実にワクワクしてきました。

2期が始まるまでになんとしても駆け抜けたいですね...

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

握れ、寿司と命運

機界戦隊ゼンカイジャー

第5カイ!

「握り握られスシ大会!」

感想レビュー

 

 

  • キカイノイドのいる日常

カラフルの居住スペースで布団にくるまって眠るジュラン達、凄く日常感に溢れててなんかかわいい。w(当たり前のことではあるんだけど、マジーヌは女子としてきちんと別部屋に分かれてる模様で、この辺の細かい描写良い)

こういう感じで生身のキャラに混じって所謂スーツキャラが普通に寝食を過ごす光景の、非日常が溶け込んだ日常感というものは妙に味があるものですが、ゼンカイでもこの辺しっかり表現されてて良いですね。ここは電王のイマジンズ描写とかで培われた東映の表現力が光ってるなと。

にしてもセッちゃんの就寝表現、鼻ちょうちんとはベタな...露骨に絵って感じの鼻ちょうちんなのが余計シュール(

 

  • 心配

五色田両親がキカイトピアのトジテンドに近しい所にいるかも、という話を聞き、介人と一緒に不安な気持ちを垣間見せたヤツデ婆ちゃん。居候の身のジュラン達を快く受け入れたりと度量の深さを見せてた婆ちゃんが、身内のことについてなまじその動向を知ったことで「どこかの世界で無事でいる」とどっしり構えてた状態から少し心配になってくる、と人並みの一面を見せたのは細かいながらも好きなところ。ここは両親のことが心配になって突っ走り始めるこの後の介人とも似たものが感じられ、お婆ちゃんと孫なんだなぁとか思ったり

 

  • 序盤の怪人のモチーフじゃねぇ

スシトピアってなんだ...

寿司の世界って、なんだ...

いやボクシングトピア辺りも大概だから何を今更って感じではあるんだけどな?

第5話目に登場の4体目の一般怪人に寿司とかいう尖りまくったモチーフをぶっ込んで、一般人を寿司にしていくシュール極まりない絵面をねじ込んでいくフルスロットル具合、良いな...良いのかな() ワルドのこの「色んな世界」をモチーフにした分自由度がはちゃめちゃに高く、侵略活動もやりたい放題に演出できるところ面白くて凄く好きですw

 

  • やるべきこととやりたいこと

危ない状態にあるかもしれない両親を心配し、その行方を知りたくてトジテンドに乗り込もうとする焦りから先走ってしまい助けなければならない人達のことをほったらかしてしまった介人でしたが、スシワルドの侵攻で苦しむ人々を見て自分の行いを猛省。ここで介人のキャラクター性に良くも悪くも熱くなると突っ走りやすいという部分だけでなく、周囲を見ることでクールダウンし自分の行いを省みることもできる一面もあることを加えたのは良いキャラ描写のバランス感でしたね。

一方で、「両親のこと『より』みんなを助けるべきだった」と言った介人の言葉を、自分の身内のことが心配になるのは当然なんだから『より』なんて言うなとジュランが叱責したことで、介人の両親を助けたいという気持ちも大事な軸として肯定したのもグッときたところ。ジュランがこう言ったのには後述する理由も関係しているわけだけど、こうしてキャラの性格や背景を深めつつ、作品として各人の価値観を敬う土壌を示したのは鮮やかだなぁと

 

  • ゴリ押しパワーロジック

「敵はスシワルド!ニギリワルドじゃない!本来はシャリとネタで握りたいはずだ!つまり...!」

「酢飯の匂いで敵を誘き出す作戦チュン?」

「その通りィ!!介人達を助けるためにも、みんな、コメを炊けぇーっ!!」

 

ナニイテンダオマエ...

1mmくらい分かるようで分からないゴリ押しの謎理論で押し切るのやめろ...!

この辺はリアルタイムで聞いてた時は余計に意味分かんなくて尚のこと笑ったんだよなぁ...w ヤツデ婆ちゃんが正常に困惑してて良かった(

まぁ採石場で酢飯用意したらスシワルドまんまと来たんだけどね!!

なんなんだよ!!!

しかしまぁキカイノイド組の割烹着が似合う似合う

 

  • 人生のセンパイから

ジュランが介人の両親を想う気持ちを尊重するのは、かつてキカイトピアで自分の家族を亡くしたからで、だからこそ介人の両親のことは助けてあげたいから...とさらっと重たい設定が明らかに。「家族を亡くすことがキカイノイドの庶民には珍しくない」という台詞を見るに、支配層のトジテンドによって相当な暴政が長い間敷かれてるのかなキカイトピア...今回の描写の中にあったキカイトピアの雰囲気もけっこう荒んでるって感じでしたし。この辺もさり気なく重い

そんな家族への想いという面から介人の気持ちを重んじ、それを貫くためにも1人だけでやらずに自分達のことをもっと巻き込めと、ジュランが「仲間」として、また年長者として頼りがいある言葉で介人を励ます流れは凄く胸が熱くなる良い場面でした。一番最初に出会った、繋がりの一際深いこの2人の関係性をグッと深めてきたのたまらんなぁ。冒頭シーンで介人(とヤツデ婆ちゃん)が両親のことで心配になるところを隠れて見つめるところといいジュランの気遣いのできる熱く渋い大人感良い(その後見つかったと思って誤魔化す絶妙な締まらなさ含めて好き)

ジュラン、最初に介人が自分の心を支えてくれたことに対し、ちょっぴり恩返しができたわね

 

  • 幸運はなんでもアリ

みんなを、仲間を、両親を助けることも、全部大事なこととしてやり遂げると奮起した介人は、仲間達の援護に向かうためにチェンジ、と思ったら間違ってキュウレンジャーの力を使い...という流れになって、キュウレンジャーの超絶ラッキーパワーでなんやかんやあって仲間達の下へ到着!

ここの、そうはならんやろ なっとるやろがい!!の極みみたいな流れほんと好きでもキュウレン本編のラッキーのラッキーもだいたいこんな感じである今回ほんとやりたい放題だな...(

 

  • ノリ良い上司だ

「スシワルド、席は空いているか?」

「この程度、寿司でいったらガリレベルである!」

部下のモチーフに合わせた小洒落た言い回しを使ってくれるの、意外とノリ良くていいなクダイテストさん...

 

  • 巻き寿司も戦えんだよ

巻き寿司状態でのゼンカイザーとゼンカイジュランの専用変身バンクあって笑った 次のカットで既に姿変わって変身してるでも良いのに...w

vsスシワルドは巻き寿司状態の2人のアクションがなかなかに魅せの工夫されたものになってて非常に面白かったですね ガオーン達の戦闘も空間全体を使った縦横無尽に駆けるカメラアングルによって躍動感が出されていたりしてて、前々から言ってるけどゼンカイジャーはキカイノイド組の動きにくさを感じさせない、ないしはそれを逆に新たな魅せに活かす演出が上手いよなぁと

巨大戦もリュウソウジャーの力で馴染みある久々リュウソウケンを使ったり、二大ロボ並び立ちによるバトルが迫力あって面白かった

 

  • ここから

介人はクダイテストに食らいついてトジテンドについていこうとするも、ゲートに弾かれトジテンドには行けないことが判明。悔しさを滲ませる介人だったが、戦い終わりの団欒の中でジュランに励まされ、決意を新たにするのだった。なんかジュランの背景知った後だと、こうして団欒の中で介人を励ます構図もなんかグッとくるなぁ...!ジュランがヤツデ婆ちゃんのことも励まし、婆ちゃんもそれに応えてめげない姿勢を見せるのも良かった てかガオーン、けっこうキカイノイドの仲間達とも普通に接したりとナチュラルに馴染んできた感あるな...w

 

一方、トジテンドではイジルデが新たな一手を打とうとしており...

 

以上ゼンカイジャー5話、コミカルさを際立たせてきたこれまでの流れから、介人の両親の安否やジュランの背景などシリアスな要素をほのかに入れ込みつつ、そこから転じて介人とジュランのキャラや関係性をグッと深めた良い回でした。まぁそれにも増してカオスが勝らんとしてきてたけどな...!(

次回新たなレギュラーキャラと思しき青年も出てきたりと、メンバー勢揃いを経て物語も更に動いていきそう。楽しみです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた

みんなの「一番大事」へ

トロピカル~ジュ!プリキュア

第6話「今はじまる! その名は、トロピカる部!」

感想レビュー

 

 

先日の4/4(日)、「ジョジョの奇妙な冒険 第6部『ストーンオーシャン』」のアニメ化発表がされ、同時に主人公・空条徐倫の声優がファイルーズあいさんであることが発表されました

おめでとうございまぁす!!!

トロプリ放送真っ只中の今なんつうタイムリーな

ファイさんの徐倫、楽しみにしております

と、トロプリ自体とはあまり関係ない個人的に言っておきたかった前置きはこのくらいにして

レビュー参りましょう

 

 

 

「良いわよ顧問!

ど ん な 部 か 知 ら な い け ど 、一度やってみたかったの!」

先生ェ...

なんか味方も敵も全体的に緩めだなぁトロプリ...w でも人生なるようになるんで生き方なんてこういう気の向くままくらいのテンション感で良いと思います。その分計画性とかのしっかりしてるみのりん先輩とあすか先輩の苦労人臭が増してるのが不憫だが(

 

ここ数話のメインメンバー仲間入りの展開の中でちらほら出てきていた部活設立が軸になった今回のお話。コミカルに進むストーリーの流れの中の台詞や表情を通じて各キャラクターの性格がそれぞれきっちり見せられてて、プリキュアになるメンバーが一通り揃った次の回の作劇として手堅く、わちゃわちゃとしたテンションが作品の空気感を良い感じに表していてとても楽しかったです 「名前を書かなかった意味がないよ!」の天丼すき

 

部の活動方針決定の話し合いの最中、成り行きからあおぞら中OBの方々の思い出の物を探すことを手伝うことにしたまなつ達。紆余曲折ありつつ件の品を取り戻し、大切な思い出に花を咲かせたOBの方々の笑顔に触れたまなつの一言で、部はトロピカる部というユニークさ極まったネーミング、活動方針は「今一番大事だと思うことをやる」に収まりました

早くしないと部の設立自体が危ういぞ!な状況であれこれ考えを巡らし悩んでいたまなつが今まさにピンチなOBの方々を助ける為に色々考えるより先に駆け出すというのはまなつの真っ直ぐさが出ていてとても良く、そうして今一番大事なことを見極め突き進むことが、その時その瞬間の、人それぞれ違う誰かの大切なものを重んじ皆に喜びを与えることになる、それが自分達のやりたいことだと気付く流れもとても綺麗でした。

そんな流れを経て、本作におけるまなつ達プリキュア一同の行動の理念になるとも言える部の活動方針に、第1話冒頭でまなつの行動の指針・信念として強調され、続く第2話でもクライマックスにおけるまなつの行動の基となった「今一番大事だと思うことをやれ」がそのままハマるのは、一番最初に示した作品のテーマ性の貫徹というところでの気概が感じられ、この辺もプリキュア一同が揃ったこのタイミングで作品の方向性を決定づける展開として非常に巧かったですね。今後はトロピカる部の活動を通したゲストキャラとの交流とか、その中でのレギュラーキャラの成長が話のメインになっていくのかしら

 

一方の後回しの魔女一派サイドでは、OP映像でだけバンバン出ていたエビ子...もといエルダがようやく登場。高垣彩陽さんがスタプリ以来の登場でちょっと驚き

口ぶり的にも見た目通り若輩者っぽいエルダがチョンギーレさんやヌメリー姐さんから可愛がられてるのはなんか微笑ましく、組織体制としてはガタガタなだけで意外とアットホームだな?とか思ったりしますね後回しの魔女一派...w プリキュア敵組織で幹部陣がここまで仲良しな感じはけっこう珍しいんじゃないだろうか

そんな組織の頂点に立つ後回しの魔女様は、遅々として進まない作戦に苛立って粛正に動こうとする一幕がありこの辺は悪の親玉だなぁという感じ。まぁすぐやる気なくなって明日にしちゃうから締まらないんすけど() この辺をまなつ達の「後回しにできないほどやりたいことが沢山ある」というバイタリティの対比としてるという意見もありここはなるほどなぁと

結騎 了 on Twitter: "ああ、そうか。プリキュアED歌詞の「後回しにできない」や「今やりたいことをやる!」のトロピカる部が、敵ボスの「あとまわしの魔女」と対比になってるのか。敵組織が全体的にダラダラと面倒臭そうに仕事してるのは、まなつ達のエネルギッシュさの裏返しなのね。"

度近亭心恋 on Twitter: "「明日にするわ……」 なあとまわしの魔女を映した後で 「とにかく全部やりたーい!」 なまなつでしっかり対比構造を出してくるのいいよね #nitiasa"

でもこの魔女様の明日に明日にが続いて焦らされる分、ここぞで動いた時どれほど恐ろしい力を発揮するんだろうか...という逆説的な怖さも少しあったり。敵の親玉が動き出さない理由が一応きちんと描かれてる分、後でどれだけ強大に描かれても違和感はないわけだからなぁ

砂肝の心を明るくする小さな灯り on Twitter: "トロピカルルージュプリキュアの後回しの魔女、怠惰でコミカルで現代人の姿勢を皮肉ったキャラ造形でありながら よくある「なぜ悪の組織は最初から全力でヒーローを潰さないのか」ってツッコミへの抜群の回答なんよな 逆に終盤なって魔女が本気で動いてきたらかつてない大ピンチの演出になる"

 

↓後回しの魔女様の後の展開について冗談ぽく書かれてたツイート なんか案外こういう展開もトロプリだとありそうだよなぁ...とかちょっと思ったりw

さめ@シンエヴァの話するよ on Twitter: "敵組織が下手にプリキュアに感化されて「私は今まで怠惰に生きてきた……よ~し!頑張って世界を滅ぼすわよ!!」ってなられても困るんだが!?"

 

今回の戦闘は、ヌメリー姐さんの忘れてきたヤラネーダの素が偶然暴発して誕生したヤラネーダとの戦闘。そんなことある???() エルダが出てくるものと思ってたけど当分お預けかな?

そして今回プリキュア4人の初勢揃い戦闘ということで、変身バンクと名乗りも初お披露目。やっぱ勢揃い名乗りと変身バンクはプリキュアシリーズ序盤の一つの山場だぜ...プリキュアを集めようと奔走してたローラが並び立つ4人を見て目を輝かせてる画がなんか感慨深かったですね
しかし4人で全力並走した後ジャンプをかまし空中で元気いっぱいのポーズを決めて「4人揃って!トロピカル〜ジュプリキュア!」の決め台詞、と名乗りまで底抜けに快活でここもトロプリらしいなぁw ◯人揃って、がゼンカイジャーと被ってしまった...センターのキャラも白+虹色でメインカラー被ってるしそんなことある!?

次回予告になんか戦隊のバズーカっぽいのまで出てきてトロプリの暴走はどこまでゆくか(

 

 

と、色々ありつつ部活動、ひいてはまなつ達の行動の指針も決まりいよいよストーリー本格始動といったところでしょうか。

メンバー勢揃いのこのタイミングでキャラの性格や作品のテーマ性の強調を手堅く行う作劇が安定性があって実に良く、やはりこの辺凄く良いですねトロプリ ここからどんだけ弾けていくかも見ものです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた

 

 

 

 

アザラシ!遂に出番だぞ!!!

エルダともども、話数が2桁行く前に出れて良かったな...

抜けるならまず...ケジメだろっ...!

仮面ライダーセイバー

第29章「その時、剣士が動いた。」

感想レビュー

 

 

  • ケジメ付けます

飛羽真の見せた可能性に真に信じるべきものを見出した倫太郎が、遂に飛羽真達と共に戦う決意を固めましたが、倫太郎はそれに先立ち組織の裏切り者を暴き出し、自身が身を置いていた組織へのケジメを付けることを芽依に語りました。

...なんか見たことあんなこの展開?

福田卓郎メイン構成の作品で、青カラーの2号ライダーが、仲間に戻るより先に所属してた組織へのケジメ付けようとするというこの...
君やで深海マコトくん

福田卓郎作品内で執筆する長谷川さんがこういう展開書きがちなのなんでだろう

マコト兄ちゃんといい倫太郎といい、仮にも世話になった組織にきちんと義理を果たしてから抜けようとする辺り、組織への思い入れと生真面目さが伺えます。この辺の掘り下げはキャラも深まるので良いですね。スッと仲間入りする流れでええやろが〜!!と思うところも正直あるけど、まぁマコト兄ちゃんは自分の身体取り返す必要があったし、倫太郎は家族同然の組織の膿を放っておけなかったわけだし致し方なしか

 

  • 秘術

倫太郎が玲花によるソフィアへの尋問の現場を押さえるシーンにて、玲花が「ソフィアに人間を想像できる秘術が記された本」なるものの在処を聞き出そうとする一幕が。

また新しい要素が出てややこく...と思ったけどこれ玲花が第25章でソフィアに聞いてた「ソフィアを生み出した本」と同義ですね多分。ソフィアは要するにそこから生み出された人間の一人で、玲花(というか現マスロゴ)はソフィアがそれがどこにあるか知っとるんじゃないかと思って聞いてるんじゃないかなと

てか問題はそんなものの在処を知って玲花(というか現マスロゴ)は何がしたいんじゃというのが問題なわけで。ソフィアが本から生み出された人間だと仮定し、ソフィアのような人間、それも自分達に従順なやつが欲しいとかそんなところかなと思ったりもしますが、この辺はまだこの先を見てみないと分からないなぁ

 

  • サヨナラ(直接の出番なし)

組織のトップである現マスロゴの腐敗、それが遂に倫太郎にも知れ渡ることとなりました。

しかし先週出たばかりの要素である賢神、現マスロゴにもう始末されてた...賢神は現マスロゴの悪虐っぷりを強調するためにダシにされたのだ...いかにも重要そうな存在として示された組織のトップを既に始末していたというのは現マスロゴの悪役キャラの引き立てとしては贅沢ながらも良い演出ですな。

しかしこうなるとやはり現状の最大の敵にして黒幕は現マスロゴというところに集約されていくなぁ 大丈夫かな現マスロゴで...神代兄妹の前で剣士はいらねぇとか調子こいて言っちゃうような奴だよ...(

 

  • 剣で行くぞ NO NO 槍でGOGO

現マスロゴへの憤りに燃え、組織を正そうと構える倫太郎/ブレイズの前に現れるは、玲花の兄にして新登場の剣士・神代凌牙。そして現マスロゴに逆らう倫太郎を始末するべく仮面ライダーデュランダルとなって襲いかかってきました。

刃の組み替えで槍にもなるという時国剣界時の特殊なギミックはとても面白く、槍というセイバーの中では珍しい戦闘スタイルが新鮮でカッコいいのに加え、今回の戦闘でも少しだけ見せた剣への組み替えも今後の描き方次第で演出の幅が増えて楽しくなりそうなのが良き。どうでも良いけど「かいじ」繋がりでリアルタイム時TLがカイジを連想してざわ...ざわ...してたのが面白かったw

また自身を敵の死角に移動させたり、相手の位置も遠隔で動かしたりなどの、自他問わぬ瞬間移動能力も強力無比で、ここは敵として申し分無しですね(属性的に時空を自由自在にできるという感じなのだろうか)。瞬間移動発動時の剣から刃を引き抜きトリガーを押す動作が印象的で、アイテムの使い方としても面白くて良いですし

現状デュランダルは普通のライダー相手にはほぼワンサイドゲーム決められるくらいの強力さだけど、背後からの攻撃もエレメント化しての回避が可能なエレメンタル相手には今回みたく人質でも取らないと少なくとも明確な勝ちは取れなさそうだし、描写的に最光相手には状況次第では押し切られそう、という感じで突破の糸口はありそうですね。エレメンタルも相性がお互いビミョーという感じでデュランダルより下手という描き方にせず格を落とさなかったのは良いところ。

 

  • 信じていたもの 信じられるもの

セイバーとデュランダルの一戦の中、信じていた組織の腐敗を目にし、今まで自分は何の為に戦っていたのかと倫太郎が慟哭する姿が描かれましたが、ここはほんと倫太郎の組織への信頼や思い入れを濃く描いてきただけあって強烈なシーンでしたね...いずれくる倫太郎の飛羽真の仲間入りの過程でこういうことはあるだろうとある程度予想はしてたので見たい展開が見られたのは嬉しいがつれぇ 演じる山口くんの演技がこういう激情が溢れるシーンで活きるなぁ...鬼気迫るものがある

家族同然と信じてた組織が本当は本来の使命などどうでも良いと思っていて、しかも一緒にいる家族を平気で切り捨てられるのだと知ることは、倫太郎にとってこの上ない失望と絶望を味わわされる出来事だよなぁ..最大の裏切りだよ(思えば賢神のあっさりすぎる退場は倫太郎に「現マスロゴが平気で家族を切り捨てる存在」であることを端的に示すための要素でもあったのかなと思ったり)

 

しかしこのあまりに辛い展開から、絶望感故に一度は組織を全部ぶち壊したいとまで言ってしまった倫太郎の「組織を正したい」という本当の気持ちを引き出し、一緒に戦う仲間として向き合った飛羽真の熱い気持ちが光る展開となったのは熱かったですね。信じるものを失った倫太郎が飛羽真の「信じてくれ」に頷くカットや、離脱のために負傷した飛羽真が倫太郎にエレメンタルのブックを渡しそれを倫太郎が使用する流れは、飛羽真達仲間が倫太郎の新たな支えとなったことを示す演出となっていて凄く良かったなぁ

 

  • ソフィア帰還

負傷した飛羽真を連れユーリと倫太郎がノーザンベースへ戻ってきたところで、ソフィアも彼らの下へ久方ぶりの帰還。結界を張り敵の侵入に対する防壁となるなど良い活躍をしてくれました。

そんなソフィア帰還の裏では、賢人/カリバーが監禁されていたソフィアを助け出すという流れがあったわけだけど、聖剣を封じれば世界は救われるを貫いてるはずの賢人が何故このような行動を、という疑問が。昨日の今日で心変わりしたわけは無いと思うし...てかどうやってサウザンベース入ったんだろう。飛羽真達の侵入に乗じたか?賢人的にもソフィアは重要な存在なんだろうか...
ともかく、カリバーが未だ上條と思ってたくらいに勢力図の変容を把握していないソフィアの帰還がこれからどう物語に影響するかも含めこの辺は気になるところですね

 

 

以上セイバー29話、組織の裏切りに対する絶望と、新たな支えである飛羽真達との繋がりの強化など、倫太郎の心情にフォーカスした描写が多く、彼を軸にしたドラマが目を惹いた回でした。デュランダルの登場などでより際立ってきたvsソードオブロゴスの構図といい、賢人によるソフィア解放といい、物語の動向にも動きが見られここも面白かったところ。

ここから倫太郎のドラマはまだまだ展開されていきそうなので、ここに注目していきたいところですね

 

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ではまた

!?!?!?!?!?!?!?!?!!!?!?

ゾンビランドサガ

第9話「一度は尽きたこの命​ なんの因果か蘇り​ 歌い踊るが宿命なら​ 親友への想いを胸に秘め​ 貫くまでよ己のSAGA」

感想レビュー

 

 

!?

 

 

まず一つ。

 

サブタイなげーわ!!!!!!!

dアニのサイトでサブタイ見てからずっと言いたかったわ()サキに予告で先に言われたけど

 

怒羅美と書いて「どらみ」だの、殺女と書いて「ころすけ」だのいう藤◯プロに怒られそうなチーム名といい今日もゾンサガのギャグは冴え渡っております。一瞬だけさらっと映った殺女初代総長の不死鳥みたいな髪型すき絶対空気抵抗凄まじすぎてバイク乗るのに向いてないでしょあの髪型(

 

かつてサキと共に怒羅美で肩を並べ突っ走るも、普通の人生に憧れ自分の子供にはそんな普通の幸せを享受して欲しいと願う麗子と、かつての面影のない母に不甲斐なさを感じ、反抗心から母の想いと裏腹にゾクと化してしまった麗子の娘・万梨阿の親子を取り巻く問題から展開されていく今回の話。前回に続いてまたも親子のすれ違いの話が一つの軸となり、凄く近くにいてもお互いに気持ちに気付けないことがあるって、親子って難しいなぁ...などと傍から見て感じたりなどしました。

しかし万梨阿の率いる怒羅美、髪型可愛く決めてる万梨阿を筆頭に、普通に陽キャっぽい雰囲気の右川さんと真面目そうな眼鏡女子的ビジュアルの左山さんという全然ゾクに向いてなさそうな2人が構成員という有様が、反抗心から勢いだけで突っ張ったみたいな万梨阿のメンタルを表してる感じがしてなんか好き。慣れてない感を凄く感じる まぁこれに関しては殺女がマジの武闘派みたいな雰囲気してるから余計にそう見えるみたいなとこあるけど...w

本筋とあんま関係ないけど、右川さんと左山さん、所謂ネームドモブみたいなポジションなんだけどけっこう可愛いキャラデザよね(友達の万梨阿に付き合ってわざわざゾクっぽく振る舞ってあげてるであろうところも地味に推せる)

 

そんな現・怒羅美と万梨阿の姿に麗子やゾクだった頃に迎えた自分の最期を思い返し、自分の為すべきことを為すべく駆けるサキ。

自分がかつて最期を迎えたシチュエーションを再現しつつ生きて戻ってきてみせ、かつて自分が言った「死なない」を蘇ったその身で体現することで自分や怒羅美を取り巻く因縁に決着を着けるという破天荒さが強烈だった今回のサキだけど、一方で自分には麗子の言う「普通」が分からないとボヤきつつも、それを麗子がどれだけの想いで大切にしているか・それを大切に思う麗子が本当はどれだけ凄い人間かを身体を張って万梨阿に示してみせるという繊細な心遣いも感じられて、色んな角度からサキらしい部分を掘り下げ熱く描いていたなぁと感じます。

自分とは違う立場の者やその考えを支える、というのはフランシュシュの理念とも通ずるものがあるように感じると思うし、サキってやっぱガラは悪いけど根は凄く思いやりのある視野の広い人物だなとか思いますね

 

とはいえ麗子がかつて友人を喪ったシチュエーションを目の前で再現するのは酷やで...とも思ったのですがここは麗子がサキをぶん殴って「死んだらどうすんだ!」的にしっかり怒ってくれたので良かった。サキの形見のたまごっち今でも大事に持ってるくらいだもの...序盤からサキがちょくちょく口にしていたたまごっちがここにきてこう活かされるとは思わなんだ。

麗子がサキの姿にかつての友人の面影を重ねる(本人なんだけど)シーンはベタながらグッときたし、無茶かましたサキをぶん殴って怒るシーンが十数年越しに先立った友人へ想いをぶつけたみたいな構図になってたのも凄く好きなところ。この2人の関係性がしっかり描かれてたのも今回の良いところでしたね。

 

かくして因縁にケリを着け、麗子・万梨阿の心を繋いだサキが、「アイドル活動」と称して駆けつけた義理を果たすべくメンバー達と新曲「特攻DANCE」を披露し締め。

凄く氣志團だこの曲!!

心に沁み入るメロディでリリィの気持ちを表現した前回の「To My Dearest」とは180度違う形の、どストレートに気持ち良い曲で良かったw

 

しかし幸太郎、結果オーライとは言ってたけど

崖の下大炎上してるのは良いのか(

<勢いで済ましゃええんじゃいこんなん!

 

以上ゾンサガ9話、ほんのりとカオスさ漂うストーリーのハチャメチャな部分が楽しく、同時にその中で奔走するサキの魅力を存分に味わうことのできた回でした。前回が凄くしっとりした雰囲気だっただけに落差が凄まじいが、どんな話であろうとしっかりキャラのドラマを描き上げ綺麗に締めるのが良いですな どっちの話も好きです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

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ではまた

我が身、晒して生きよ

からくりサーカス

第25、26幕「モン・サン・ミッシェルにて/アニマル・ショウ」

振り返り感想

 

 

「...平気よ ...優しいネ...
ラーオの言う通り...私は...弱いノ...だから...
見世物の動物達(メナジャリ)を調教して...芸人としてお金をもらっテ食べてゆくしかナイ...

私は...あなた達動物と、お客サンがいないと生きていけないのヨ。

だから走っテ...もっと速く...
自動人形を倒しテ...私はまたサーカスをやるのダカラ...
いつかリングの中で、

動物達が「死」をくれるマデ...

 

からくりサーカス 第39巻 機械仕掛の神〜 第47幕「魔眼リーゼ」

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第25幕「モン・サン・ミシェルにて」、勝とリーゼの突入、そこで彼らと交わり「笑顔」を返される喜びや人の輪の中で抱きしめられる気持ちに目覚め始めるコロンビーヌやアルレッキーノの変化 それが物語をどう動かすのか 最終幕に向け各キャラのドラマが着実に築かれてきてて良いですな"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 新OPは月虹→ハグルマときてスピード感の増してる感じが実にカッコよく大団円が近付いてる感があって盛り上がったね そしてここにきてEDがいっちゃん最初のOPになるとは 粋だね ED映像最後のカットが2巻表紙の3人揃ってる絵なの良いなぁ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 勝とコロンビーヌが出会った時の会話、聞き覚えはあるのになんかこの場面での印象ないなぁと思って軽く原作読み返して思い出したけどシルベストリおじいちゃんとのやりとりだったか...!流れ的に少々ねじ込んだ感はあったけど入れてくれてありがたいね 原作のあの回とても良いからのう"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 今回は自身のアイデンティティにしか関心を持たない最後の四人と、他者との交わりで変化を得始める最古の四人の対比が実に印象的 ハーレクインがじっとしてるシーンの間の取り方、なんか機械人形的な雰囲気濃く出てて対比がより強調されてたし何気に好き"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime そして流れ的に次回は遂にリーゼの大一番だ 原作序盤でのメイン回がごっそりない状態で来たけどアニメはなんだかんだこういう時のカタルシス上手く演出してくれるので期待 リーゼのストーリーはかなり好きなので次回はほぼリーゼメインくらいの勢いでしっかり尺とって描いてくれい"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "からくりサーカス終盤を強く牽引する要素の一つが、今回描かれた最古の四人の変化(前回描かれたパンタローネの変化も含め)とそこから生じる彼らの感情の動きと行動なのでここは是非注目していただきたいところ ラストのアレも今から楽しみ... #karakuri_anime… https://t.co/xi6YVEOdws"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "シルベストリおじいちゃんとは→ アニメではカットされた黒賀村編に登場し、物静かな佇まいと飛び抜けた強さ、非常に濃い背景、それらが織り成す勝との一騎打ちの中での熱いやり取りで原作において大きな存在感を放つ自動人形です 凄く良いキャラなので是非原作読んでチェックしてね #karakuri_anime… https://t.co/AWHW9YdHOq"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "それとアンジェリーナの子守唄共々原作で印象深い歌だったコロンビーヌの歌が悠木さんの見事な歌唱で歌い上げられてたのも良かったね ああいうメロディだったんだ #karakuri_anime"

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第26幕「アニマル・ショウ」、ビーストの因縁を振り払い、サーカスの猛獣使いとして幻獣達と共に決着をつけたリーゼ 原作に比べ出番の大きく減った彼女だけれど、ビーストの脳がラーオの幻獣に移植されててそれをリーゼが砕く形になってたりとカタルシスある活躍が描かれてて良かった"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime そんなリーゼの活躍メインなサブタイの今回だったけど、僕的にはO達の本当の自分との望まなかった再会に力が入ってたのが嬉しいところ 永遠に朽ち果てないと信じてたOが自身の老いた姿に間近で対面し自分を見失い錯乱する姿の壮絶さは強烈だよなぁ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime そして朽ちぬ体で宿命に縛られず自由な人生を、と特に願ったナイアを痛々しい結末まで描いてたの良かったな 想いは純粋だっただけに、「自分だけのために」などと間違えさえしなければ誰かが手を取りアンジェリーナよろしく宿命を越え人としての幸せもあったかもしれなかったのに..."

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime そして勝が最後に投げかけた「他人を踏み付け自分だけが得る幸せはあってはならない」はナイアだけでなくフェイスレスに対する返しでもあり、この作品通しての真理でもあるよな いよいよ大詰めって感じになってきたなぁこのアニメも..."

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime そしてフェイスレス、思い通りにならないと愛する者にも手をあげる変わらない醜悪さや、それでいて愛する者の愛をいかなる手を使っても自分に向けさせようとする執念がどす黒く描かれてて最高...原作のここのしろがねと向き合ってからの一連のシーン最低すぎて好きなので良かった"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "欲を言うとこのリーゼが幻獣と対峙するシーンの台詞、原作序盤でのリーゼメイン回で築いた勝との絆やビーストとの直接の決着も踏まえたものだからアニメだと細かな部分に少し違和感あったのがちと不満 良かったんだけどね #karakuri_anime… https://t.co/AQsYyfpl6Z"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "このリーゼメイン回というのは原作第5〜6巻に収録された、勝達・仲町サーカスとリーゼの出会い、猛虎ビーストとの決戦と決着をほぼまるまる1巻分使って描いた超濃密エピソードのことです リーゼがより強く印象に残り好きなキャラになること必至な名エピなので是非原作で読んでくだしあ #karakuri_anime"

 

物語も佳境へ入り、OPがロザリーナ「Over  me」、EDが1クール目のOPだったBUMPの「月虹」の2番の歌詞verへと変わりました。月虹→ハグルマときて爽快に盛り上げる曲調で来たOver me良いですよねぇ。OPに使われると幕開けを予感させるようなワクワク感が表れ、EDに使われると大団円が近づいていることを感じさせる深みが滲み出てくる、と月虹の万能すぎるメロディも良い。

しかし序盤から思ってたことだけど、3クールに渡ってどのOPもEDも新規絵殆どなしで本編から切り抜いたカットとかを使い回して映像を作ってあるのが残念なとこではあるんだよなぁアニメからサー せっかく良い曲使ってるんだからそれが活きる新規の映像で観たいのよ 3クール目のOP映像でそこまで重要キャラでもないドリル・セプテンバーが、本編映像の使い回しで鳴海兄ちゃんとライバルキャラみてぇな感じで早回し戦闘してるからちょっとビミョーな気持ちになっちゃうのよ() そこはブロムだろせめて!!

179@擁護派 on Twitter: "新OP、相変わらずのMAD形式だけど、よく動く戦闘カット使った結果シルエットとはいえドリル・セプテンバーが毎回OPに出ることになってるのにフフッてなる"

かじま on Twitter: "映像使い回しのお陰で、ミンシアや阿紫花を差し置いてOPに出演するドリル・セプテンバーさん"

色々理由はあるのかもだけど、こういうの見ると尺といいアニメからサーはだいぶキツキツで作ってたんかなぁとも思っちゃうんですよね 潤沢な予算で6クールくらい尺取って作った原作準拠しまくりな形でのアニメも観たいなぁやっぱ...からくりサーカス大好きな石油王とかいないんですか!?

 

と、話が逸れたので本題へ。

前回の鳴海兄ちゃんサイドから話は移り、場面はしろがね救出のためモン・サン・ミッシェルへ乗り込んだ勝とリーゼの奮戦へ。この2話は勝とコロンビーヌの邂逅やOの最期が劇的に描かれたながらも、話の構成的にはリーゼの活躍がある意味メインという感じでしたね。

自分の命を投げ捨て身を滅ぼし果たそうとしていたビーストとの決着において、自分の芸を見たいと伝え自分のやりたいことを分からせてくれた勝の決死の言葉を受けて猛獣使いとして立ち上がり、姉へのコンプレックスと共にビーストを討ち果たした序盤のエピソードを経て、ビーストにまつわる因縁ある相手であるドクトル・ラーオと対峙し、その戦いの中でサーカスの猛獣使いとして猛獣達と向き合う意味を今一度思い出して覚醒、因縁の相手ラーオと決着をつける

というリーゼの鬼気迫る覚醒・活躍とそこに至るまでの過程を描く原作の一連の流れに比べると、やはりアニメにおけるリーゼ関連のストーリーは描写のカットの多さもあって今一つパワー不足感は否めないかなぁと改めて。序盤にしてあんな劇的なエピソードを描き、且つ終盤でそれを最大限に昇華した見せ場も描かれるという、原作でのリーゼ関連の構成が見事すぎるんですよねぇ

ただアニメの方はアニメの方で、勝の言葉によりリーゼが前を向き始める描写を入れ込みつつもビーストや姉にまつわるトラウマなどを解決しきらないままラーオとの邂逅を描いたことで、モン・サン・ミッシェルでのラーオとの対峙や猛獣達の調教が、リーゼの猛獣使いとしての覚醒・再起を描き出すメインの場面となっていて、物語の盛り上がりというところで何気に話の構成はしっかりできてるんですよね。こじんまりとはしてるけど一キャラの掘り下げ・活躍として3クールに収めるには十分という感じで。

とはいえ、原作の流れがあってこそより活きる台詞回しなんかもある中で、アニメのリーゼ(引いては仲町サーカスの面々全体)の出番の少なさは痛手だなぁとは実感するところ。この出番の少なさ故に、終盤で彼らがピックアップされ活躍しても「序盤影薄かったのに急に活躍し出した人達」みたいな印象はどうしても強くなってしまうなと感じますね。ここは惜しいところ しろがねがアルレッキーノとの会話で語った、仲町サーカスで仲間達と交流し苦楽を共にしたという部分もアニメだと正直説得力が薄いですし

というとこでアニメのリーゼ関連の描写は惜しすぎるという感じになってしまいますねぇ。自分も原作でのエピソードが好きで楽しみにしてたし。みんな原作読んでや...

 

と、リーゼ関連の部分は惜しさが出まくっていたものの、その他の勝サイドの描写等は概ね満足度高しという感じですね。

流れや細部の台詞回しにやや不自然さはあるけど黒賀村編のシルベストリのエピソードから引用した台詞を入れ込んだりして、勝とコロンビーヌの関係性を僅かな尺の中でしっかり詰めようとしてるのは良かった(2人の会話に尺が割かれてて、植田さんと悠木さんの演技もしっかり味があるのが良き)ですし、Oの最期は演出的にも迫真さがあって凄く力が入ってたので嬉しい。思えば「自分の死からただ漫然と逃げ他者を足蹴にして幸せになろうとしていた」Oの面々は、リーゼが心得た「命を賭す覚悟を持ち猛獣達や観客達の存在を尊び生きる猛獣使いの生き様」とはある意味相反してるとも言えて、この辺はちょっとした対比として効いてたのかなぁとか思ったり。

そして物語は、しろがね奪還のための勝とフェイスレスの直接対決へと移っていきます。フェイスレスの邪悪な思惑渦巻く戦いの行方や如何に

 

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた

To My Dearest

ゾンビランドサガ

第8話「GOGO ネバーランド SAGA」

感想レビュー

 

 

純子ちゃん、幸太郎に惚れたでしょ?(

露骨に顔赤らめてさぁ...!まぁあの時の幸太郎カッコ良かったものね

それはともかく今回はリリィのメイン回だったわけなのですが、濃いギャグと濃い感動を同時にぶち込んできやがったなぁ...(

リリィの父・剛雄の登場をきっかけにリリィの口から生前の出来事が語られ、天才子役たるリリィの背景が明らかになっていくという形で前半は進むのですが、いやもう、

豪 正雄(ごう まさお)の衝撃よな...

何の疑いもなくリリィは女子と思ってこれまでずっと本編追ってきたところで急に何の前振りもなくやれ回想の中のパピーが「正雄!開けんね!」って言い出すわ、やれ脚の毛がどうの髭がどうの言い出すわ...脳味噌がバグ起こすよこんなん!!実際回想シーン中は?が脳内を駆け巡るなどして真実を理解し切るのに時間を要しました()

「あのごついパピーの遺伝全然現れてないじゃんリリィw」
とか

「パピーてwww」

みたいなジャブレベルのギャグ思ってたら、そんなのが全く気にならないレベルの不意打ちの右ストレートみたいな衝撃カミングアウトが来て、視聴しててリアルにビビったわよ...本編も本編で「正雄は正雄ですけど???」みたいなテンションで正雄呼びが当たり前に使われてる回想にシフトするのがキレッキレで好き

そんな正雄...リリィを「女性アイドルグループに正雄がおっちゃイカンのかいィ!?」と言い切る巽幸太郎、コミカル風味に描かれてるけど細かいことを気にしない豪胆さや価値観を多様に受け入れる柔軟さがさり気なく伺えてすき

 

そんな濃すぎるギャグ成分が先行したけれど、そこで描かれるリリィの過去も、紐解けば紐解くほどになかなかに壮絶でしたね...

テレビを観て笑ったり感動したりする大好きな父をもっと喜ばせたくて子役になったら、父が「TVに映る自分」の方ばかりを見て傍にいる自分のことを見なくなってしまったことが悲しかったリリィ

我が子が多くの人に笑顔を届ける存在になったことが嬉しかったけど、それに拘ったあまり画面の奥ではなくすぐ近くの我が子の本当の気持ちに向き合わなくなってしまい、全て喪い気付いた後に後悔と自分への怒りから好きだったテレビを避けるようになってしまった剛雄

父子共にお互いを想うちょっとした気持ちがすれ違いになって心に大きな傷を負ってしまってるのが凄く辛かった...

ギャグテイストに描かれてたリリィのショック死も、テレビを通じて皆を喜ばせる存在として大人になるよう言ってくるような言動の父に反抗するリリィの「大人になんてなりたくない=成長したくない」という心情が伺えることや、仕事に明け暮れるリリィが目の下にクマを作るぐらい疲弊してる描写もあって死因はこの消耗によるところも大きかったんじゃないかと感じられることなど、色々繋げて見てみるとなかなかにえげつないよなぁと。

前のエピソードの第7話のレビューで、リリィはフランシュシュでも大人な方だと感じると言ったのですが、あくまで場慣れしてて考えの成熟してる箇所もあるってだけで、根本は父の愛に飢えていた年相応な子供なんだなぁ...と今回のエピソードを見て考えが変わりました。リリィの死は、その身に合わない精神的・身体的どちらにもよる大きな負担や限界があったが故って感じだよな...

 

しかしこの6号に我が子の面影を見て(てか本人だけど)剛雄が接触してきたという出来事を通じて、愛達が「知名度のある身で蘇った故に誰かに気付かれるかも」という弊害を気にするようになってたけど、いやむしろもっと早く気にするべきだったよそこ!!ガタリンピック回で記者の人が純子に目を付けたシーンはだいぶヒヤッとしたし、正直サガロックとかよく気付かれなかったな...!って思うレベルだよ!!!

次回はその辺でサキにスポット当たるっぽいし、気になるとこ

 

話は戻り、後悔に塗れながらも今でも持ち続けている剛雄の我が子への愛と、父のことを忘れようとしてたけどその父の愛の温もりを感じて感情が溢れ出すリリィの姿が描かれ、フランシュシュは親子の想いを繋げるべく立ち上がる、という展開へ。

過去のことを忘れてる立場のさくらが、親子が共に相手への想いを忘れず持っていたからこそそれが繋がったのだとリリィの言ってあげるのは凄くグッときたし、その後のリリィの、笑顔で取り繕うとしながらも溢れる想いを止められず目が潤んでいって最後には泣き出す、っていう表情の変化の表現は見ててこっちも泣きそうだったしで、ここの一連のシーン凄く好き

 

そしてここからEDパートを跨ぎながら特殊EDとして繰り出されるライブパート。このために作られた新楽曲「To My Dearestリリィの父への「ありがとう」「大好き」の気持ち「これからも頑張るから『テレビの前で』応援してね」のメッセージを凄く真っ直ぐ表した歌詞と、それを紡ぐ優しいメロディラインがめちゃくちゃ心に沁み入ってきて、もうここは涙腺が緩んで緩んで、本当に素晴らしかった。ED中の映像がリリィと剛雄の温かな家族の風景なのが余計にグッときてまた...最初に視聴した時は感動しながらも泣くのは我慢できたんだけど、この記事書くために見返してたら沁み入るものが更にあって完全に涙腺にトドメ刺されてしまいましたわ...我が子への気持ちにケリをつけようとしながらも会場へやって来てライブを見てた剛男パピーと同じく涙と鼻水ジョボジョボになっちまいまして...

あとさり気ないポイントなんですけど、ライブパートに至るまでの描写の中で描かれた「さくら達の相談を受ける→作曲に取り掛かる」という幸太郎の各一枚絵のカット、ここが逆に映像で描かれてない分、リリィをはじめとしたみんなの想いをきちんと受けた上で多くは言わずこの曲を自ら作ったんだろうか...とか幸太郎の色んな姿が想像できて凄く好き。幸太郎のキャラがいっそう引き締まったし、この曲の深みも増したなぁ...と

そして物語は、テレビの前でフランシュシュ/リリィの活躍を笑顔で見守る剛雄の姿で締め。

亡くなったお母さんの象徴のようであったリリィの星のアクセサリーは、一度死んで戻ってきたリリィがテレビを通じて父に笑顔を届ける輝きにもなったんだなぁ...

 

ゾンサガ8話めちゃ良かった...

前半が凄まじすぎるまでにコミカルだった反動もあって、こんなばちゃくそに泣く回になるとは思わなかったですね...いや本当に凄く良かった

愛情からすれ違った親子の想いが再び繋がってゆく過程を情感豊かに描いたストーリー展開は胸に響きましたし、それを綺麗にまとめ上げた「To My Dearest」のメロディと歌詞で織り成されるEDパートの屈指の美しさは今回の白眉でした。前回も良かったけど個人的に今回は更に好きかも...いやぁ、何度も言っちゃうけど良いな、ゾンサガ...良い

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた