AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

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ゾンビランドサガ

第9話「一度は尽きたこの命​ なんの因果か蘇り​ 歌い踊るが宿命なら​ 親友への想いを胸に秘め​ 貫くまでよ己のSAGA」

感想レビュー

 

 

!?

 

 

まず一つ。

 

サブタイなげーわ!!!!!!!

dアニのサイトでサブタイ見てからずっと言いたかったわ()サキに予告で先に言われたけど

 

怒羅美と書いて「どらみ」だの、殺女と書いて「ころすけ」だのいう藤◯プロに怒られそうなチーム名といい今日もゾンサガのギャグは冴え渡っております。一瞬だけさらっと映った殺女初代総長の不死鳥みたいな髪型すき絶対空気抵抗凄まじすぎてバイク乗るのに向いてないでしょあの髪型(

 

かつてサキと共に怒羅美で肩を並べ突っ走るも、普通の人生に憧れ自分の子供にはそんな普通の幸せを享受して欲しいと願う麗子と、かつての面影のない母に不甲斐なさを感じ、反抗心から母の想いと裏腹にゾクと化してしまった麗子の娘・万梨阿の親子を取り巻く問題から展開されていく今回の話。前回に続いてまたも親子のすれ違いの話が一つの軸となり、凄く近くにいてもお互いに気持ちに気付けないことがあるって、親子って難しいなぁ...などと傍から見て感じたりなどしました。

しかし万梨阿の率いる怒羅美、髪型可愛く決めてる万梨阿を筆頭に、普通に陽キャっぽい雰囲気の右川さんと真面目そうな眼鏡女子的ビジュアルの左山さんという全然ゾクに向いてなさそうな2人が構成員という有様が、反抗心から勢いだけで突っ張ったみたいな万梨阿のメンタルを表してる感じがしてなんか好き。慣れてない感を凄く感じる まぁこれに関しては殺女がマジの武闘派みたいな雰囲気してるから余計にそう見えるみたいなとこあるけど...w

本筋とあんま関係ないけど、右川さんと左山さん、所謂ネームドモブみたいなポジションなんだけどけっこう可愛いキャラデザよね(友達の万梨阿に付き合ってわざわざゾクっぽく振る舞ってあげてるであろうところも地味に推せる)

 

そんな現・怒羅美と万梨阿の姿に麗子やゾクだった頃に迎えた自分の最期を思い返し、自分の為すべきことを為すべく駆けるサキ。

自分がかつて最期を迎えたシチュエーションを再現しつつ生きて戻ってきてみせ、かつて自分が言った「死なない」を蘇ったその身で体現することで自分や怒羅美を取り巻く因縁に決着を着けるという破天荒さが強烈だった今回のサキだけど、一方で自分には麗子の言う「普通」が分からないとボヤきつつも、それを麗子がどれだけの想いで大切にしているか・それを大切に思う麗子が本当はどれだけ凄い人間かを身体を張って万梨阿に示してみせるという繊細な心遣いも感じられて、色んな角度からサキらしい部分を掘り下げ熱く描いていたなぁと感じます。

自分とは違う立場の者やその考えを支える、というのはフランシュシュの理念とも通ずるものがあるように感じると思うし、サキってやっぱガラは悪いけど根は凄く思いやりのある視野の広い人物だなとか思いますね

 

とはいえ麗子がかつて友人を喪ったシチュエーションを目の前で再現するのは酷やで...とも思ったのですがここは麗子がサキをぶん殴って「死んだらどうすんだ!」的にしっかり怒ってくれたので良かった。サキの形見のたまごっち今でも大事に持ってるくらいだもの...序盤からサキがちょくちょく口にしていたたまごっちがここにきてこう活かされるとは思わなんだ。

麗子がサキの姿にかつての友人の面影を重ねる(本人なんだけど)シーンはベタながらグッときたし、無茶かましたサキをぶん殴って怒るシーンが十数年越しに先立った友人へ想いをぶつけたみたいな構図になってたのも凄く好きなところ。この2人の関係性がしっかり描かれてたのも今回の良いところでしたね。

 

かくして因縁にケリを着け、麗子・万梨阿の心を繋いだサキが、「アイドル活動」と称して駆けつけた義理を果たすべくメンバー達と新曲「特攻DANCE」を披露し締め。

凄く氣志團だこの曲!!

心に沁み入るメロディでリリィの気持ちを表現した前回の「To My Dearest」とは180度違う形の、どストレートに気持ち良い曲で良かったw

 

しかし幸太郎、結果オーライとは言ってたけど

崖の下大炎上してるのは良いのか(

<勢いで済ましゃええんじゃいこんなん!

 

以上ゾンサガ9話、ほんのりとカオスさ漂うストーリーのハチャメチャな部分が楽しく、同時にその中で奔走するサキの魅力を存分に味わうことのできた回でした。前回が凄くしっとりした雰囲気だっただけに落差が凄まじいが、どんな話であろうとしっかりキャラのドラマを描き上げ綺麗に締めるのが良いですな どっちの話も好きです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた