AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

(ウルトラマン)グレートですよ、こいつァ

まさかこんな急に配信来るなんておもわないじゃん?()

 

本日9/4からの配信開始が当日に告知されるという大サプライズでYouTubeでの配信が始まりました、ウルトラマンG(グレート)

突然のことに自分も驚きましたが、本編を観る機会が決して多くないだけにこれは有難い

というわけで、本ブログのレビュー記事は仮面ライダーセイバー1話から開始する予定でしたが、急遽このウルトラマンG1話のレビューを記念すべき第1号といたします どうぞお楽しみいただければ

 

 

ウルトラマンG(グレート)

第1話「銀色の巨人」

 

 

今回の配信は日本語字幕版ということで、OPはグレートお馴染みのあのBGMをバックにした映像でスタート 久しぶりに「ぼくらのグレート」を聴きたかったな〜とも思うけれど、RPGさながらのファンタジックな雰囲気を含んだ雄大な曲調のBGMからのスタートもまたワクワクが高まり非常に良きでした

 

火星の地質調査に訪れた科学者ジャックとスタンレーは、火星の大地を不気味に蠢く巨大生物「ゴーデス」と、その眼前に突如立ちはだかり迎え撃ちにかかった銀色の巨人「ウルトラマン」を目の当たりにする 2体の戦いに巻き込まれたジャックはスタンレーを先にロケットへ向かうよう促し、スタンレーもそれに従いロケットを起動させるも、ロケットはゴーデスの襲撃で大破、ジャックはその様を間近で愕然とした表情で見つめていた...というスリリングで衝撃的な展開運びには一気に惹きつけられましたね

今回登場のゴーデスは軟体動物、甲殻類、昆虫を絶妙にミックスしたような生物感高めのグロテスクな見た目が実に良いデザイン のっそりとした動きで迫る様がかえって恐怖を煽っていて怖い

ゴーデスを討ち倒したグレートがジャックを見下ろし手を差し伸べるような動きを示した際には

「もう地球に助けを求めることはできない

彼の命はこの異星人に握られているのだ

だが彼はなぜか安らぎを覚えた」

というナレーションと共にジャックがグレートに微笑みかけるという演出がなされており、グレートの神秘的な雰囲気を強調する味わい深いシーンでした 歴代シリーズにも通ずる、ウルトラマンと真っ向から対面した者にこそ分かる感覚を端的に表現したシーンとも言えるかも 頭でなく心で分かるんだろうな、きっと

 

一方その頃、火星で倒されたゴーデスの肉体から放たれた光は地球へ向けて降り注いだ それは取り憑いた生物を操り強大な怪獣へ変貌させる悪魔の細胞であった

ゴーデスの細胞により生じる異変への対処のために動くUMAの面々の姿がここからメインで描かれており、厳格な雰囲気を漂わせながらもジョークも得意なアーサー隊長、時折見せるピシッとした動きに軍人上がりなことが伺えるロイド、お喋りでムードメーカー的な存在のチャールズ、仲間との信頼関係を感じる気さくさが素敵なキム、そしてジャックの身を案じる一途な姿が光ったジーン、と各キャラの設定・人となりや関係性を細かく且つ小気味良く見せてくる作劇が楽しい 海外ドラマ的なジョークを多く交えた会話が相性良くハマってて良い感じでした 仕事を与えると言ってコーヒー汲みを頼むというフェイントをチャールズにかます隊長のお茶目なシーンが何気に好きw

こういう防衛チームのメンバーの性格や雰囲気を話の中でテンポ良く見て取ることができるのはウルトラシリーズ初回の楽しいポイントの一つだと個人的に思っております 伝わるかしら

 

そしてゴーデスの傀儡たる怪獣「ブローズ」の出現を受け出撃するUMA ゴーデス共々ブローズもウルトラ怪獣のスタンダードからは絶妙に外れたフォルムをしてて面白いですよね 両生動物の変化した姿ということで隊長はブローズを「オタマジャクシ」と形容してたけど、オタマジャクシ...オタマジャクシ?(

ブローズの動きを伺う中でジーンの乗るハマーが撃墜、危機に陥ったジーンを救ったのは...火星に取り残されたはずのジャックであった
戸惑うジーンを大人しくさせたジャックは、デルタ・プラズマーに意識を集中、グレートへと変身!変身時のジャックとグレートが一つになるような描写は火星での邂逅の際も描かれており、非常に印象深い演出になっていて良いですね

 

出現したグレートは彼を新たな脅威と見た隊長の指示によるUMAの攻撃を受けながらもブローズに果敢に立ち向かう ブローズとの戦闘シーンは、グレートやブローズと同じくらいに大きなビルがみっちりとそびえ立つフィールドにおける砂埃舞う中での戦闘というロケーションがなんか絶妙なリアル感的なものがあり不思議な雰囲気 画質も相まって独特の味わいが生まれてましたね

そして激戦の末グレートはバーニングプラズマでブローズを撃破 そのまま空へ飛び立って姿を消し、グレートと心と身体を一つとするジャックもどこかへと走り去っていくのだった...

というわけでウルトラマンG第1話レビュー感想でした 初の長文レビューということで上手く書けたか不安だ

ともあれ久々の第1話にして初めての字幕版視聴だったけどグレートはやっぱ面白いですね!良い 貴重な本編配信、皆で楽しんでいくとしましょう では今日はこの辺で

 

余談になりますが、字幕版(というか母国語版か)ではメインタイトルの表記といいナレーション中での呼び方といい、向こうの方では「ウルトラマングレート」よりも単に「ウルトラマン」と呼ぶ方が多いっぽいのかな?ちょっと意外な発見でした