AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

慈愛

からくりサーカス

第17、18幕「訪れし者/微笑」

振り返り感想

 

 

「星が見えるわ...


なんて、いい気持ち。

 

からくりサーカス 第25巻 サーカス〜最終幕 第32幕「微笑(後編)」

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第17幕「訪れし者」、貞義、ギイ、フランシーヌ人形、登場人物達の思わぬ接点が明かされ物語がどんどん紐解かれていく原作では超痛快だったこの展開、アニメはコンパクトになった分各要素が連続して次々ぶち込まれてくるのでまた違った爽快感があるな 過去編良い感じに進んでて良い"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 母の愛を受けられず苦しみ続けたギイと存在することに疲れ破壊を望むフランシーヌ人形、2人がエレオノールの誕生に立ち会い、母親の愛の大きさや人間の生命の誕生に触れる展開を次回に向けこの1話の中できっちり描いてくれて良かった この展開が次回凄く活きるのよ...初見さん期待よ"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime とはいえ1話に詰め込んだ分細かな描写が色々端折られてるのはやっぱりちと残念 さり気ない台詞の1つ1つにそのキャラの想いが込められてて味があり、どれも無駄なく後の展開に深みを与えてるのが藤田和日郎作品の魅力やからね 何度もくどく言うけど初見さん是非原作も読んでくれ"

 

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 第18幕「微笑」、数多くの出会いを経て誰かに笑顔を与え自身も心の底から笑うことのできたフランシーヌ人形、母として惜しみない無償の愛をくれたアンジェリーナというかけがえのない母を得たギイ、2人のドラマをじっくりしっかり描いてくれて本当に良かった...ちょっと泣きました"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 藤田先生もおススメしてた林原さんのアンジェリーナの子守唄が凄く美しくて、後のエレオノールをあやそうとするフランシーヌの唄とも合わせ本当素晴らしかった 今回一番待ち望んでたべろべろばぁも画がめたくそ綺麗だったし涙腺が無事決壊しました ここ力入れてくれてて最高"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 2人の変化のきっかけになったアンジェリーナと正二の、新しい家族の一員のエレオノールを取り巻いての微笑ましい触れ合いも良い雰囲気だったしほんと今回良いとこ尽くしや 「すぐに、また、会おうな」のさり気ないけど信頼し愛し合ってるのが伝わるやり取りすき..."

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime フランシーヌのシーン、ギイのシーン、その合間合間に入るアンジェリーナと正二のシーン、と今回マジで涙腺破壊兵器すぎる 原作も最高だけど、アニメはほんとこの密度でどのシーンもしっかり描き上げてる分休む暇なく涙腺ボコボコにしてくるから違った感動がある"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime 構成の関係上、井戸の子守唄の前のフランシーヌがアンジェリーナの子守唄聞くシーンがないことや、ギイのママン呼びのシーンをより劇的にするこれまでのギイのマザコン描写が少ないこととか、惜しいところはちょいちょいあるけどこんだけしっかりやってくれて大満足 ありがとうや..."

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "#karakuri_anime こんだけ涙腺刺激した今回だけど、原作の流れからして来週からはだいぶ心が息苦しい展開が始まるよな...アイツがウォーミングアップ始めてるぞ...覚悟しろみんな!!"

どんとこい、ゼットアンドリュー on Twitter: "登場当初から「ママン」のロケットをずっと持っててそれを取られるとアホみたいに錯乱したり瀕死に陥ったりと、読者みんなが劇中のコミカル要素としか思ってなかったであろうギイのマザコンにこういうドラマを絡めてくるという構成がマジで神がかりすぎなのよな原作 みんな読んで... #karakuri_anime… https://t.co/Kzm5FmmzRM"

 

母としての深い愛を抱くアンジェリーナと、その愛を一身に受けこの世に誕生したエレオノール。彼女達との触れ合いを通じ、ギイはかつて受けられなかった母の包み込む愛をその身に受け、フランシーヌ人形は他者へ与える心からの慈しみと笑顔を理解する

という、多くの人々の物語が絡み合い大きなドラマを織り成した黒賀村過去編。ギイとフランシーヌ人形をはじめとした意外な人物達の接点やエレオノール/しろがねとギイの関係性の秘密の解明など、からくりサーカスはこの群像劇にして大河ドラマなスケールが魅力よなぁ...!
母に捨てられたギイの絶望の心境の掘り下げとか、他とは違う形でしろがねになった故のニュートラルな視点でフランシーヌ人形に接し人の笑顔について説く正二といった、後のギイやフランシーヌ人形の変化をより劇的にする細かな下りがちらほらカットされてて、原作勢としてはやはり全体的なドラマ性の深みがちょっと弱くなってる部分があるとは感じるところなのですが、エレオノール誕生のハラハラ感や、アニメの綺麗な作画により表現される生命の水の輝きの中でエレオノールをあやし笑顔を浮かべるフランシーヌ人形のシーンの美しさなど、原作と同様のポイントでアニメならではの感動を味わうことができたは嬉しかったですね 「何か」になれたフランシーヌ人形の最期はいつ見ても涙腺緩くなってしまう...

 

しっかしやはりここで勿体ないのは、ここを描くにあたり今までの流れの中でギイのマザコンっぷりをたっぷり描いてこなかったことだなぁ...!

ママンの写真の入ったロケットを取り上げられて冷静さがぶっ壊れポンコツと化すギイと鳴海兄ちゃんの漫才がコミカルに楽しく印象深い形で描かれてたからこそ、この過去編でギイのママン=アンジェリーナへの想いが掘り下げられ、そのマザコンっぷりにギイが大事にし続けてる愛と信念が表れ出て更にギイのカッコ良さが増す、という仕掛けが秀逸で、それにより色んな熱い感情が湧き上がるのが最高なんだよな

世界一カッコ良いマザコンの称号を持つ男なんだぞ...!

 

そんな壮大なドラマの中で、明るい初対面を果たしたにも関わらずその後正二から激しく憎悪されている貞良の存在や、フランシーヌ人形をも標的とする自動人形達の出現など、後の展開を示唆する不穏さを隙なく散りばめてるのも上手いところで。この興奮の途切れなさが好きなんだよ藤田和日郎作品 良いわぁ

 

そして過去編はいよいよ終局へ。
壮大な舞台劇の謎を紐解く物語、是非お見逃しなきよう...

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた