AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

オニ滅のツイカー

機界戦隊ゼンカイジャー

第11カイ!

「渡る世間は鬼ごっこかい?!」

感想レビュー

 

 

サブタイの「カイ」縛り早速苦しくなってきてねぇかと心配になる()

 

終わらねェ真昼に死にそうになったと思ったら、行き着く暇もなく今回はオニゴッコワルドの出現で全員鬼のなるまで終わらない、というか多分全員鬼になっても終わらない地獄の鬼ごっこと相成りました。絵面のシュールさや相変わらずの喧しさなど安定のゼンカイクオリティに加え、マジーヌ確保時のセッちゃんの「今回一番の期待の星がーッ」という若干メタ込みの台詞や「これじゃ鬼婆じゃな〜い」という割とブラックジョーク感のある鬼と化したヤツデ婆ちゃんの台詞などをはじめ、キャラも台詞回しや仕草がキレッキレで最高でしたw あとガオーンがブルーン(鬼)を止める為に「キカイノイドなんだから(丈夫だし)大丈夫でしょ!」ってことで割と容赦なく銃ぶっ放すという、第7カイで見せたガオーンなりの信頼も込めた容赦のなさを一貫させてたのも好き ガオーンのキカイノイドへの対応は序盤から相変わらずブレてないんだけどあのエピソードのおかげで単に当たりが強いだけに留まらない奥行きが出て面白いのでやっぱ好きだわ第7カイ

と完全にギャグテイストではあった鬼ごっこの画だけど、その中に鬼になった者達が大挙して押し寄せ次々に鬼化を広めるゾンビパニックじみたシチュエーション「意識は残っているのに無理矢理体を動かされ走らされ続ける鬼達」という地味にえげつない構図も仕込んであって、怪人の攻撃のえげつなさもさり気なく演出してたのはグーですね てかオニゴッコワルドも性質上迂闊に近づけない上に遠距離武器も完備となかなか手強い相手で良かったですなしかもけっこうイケボだ

 

今回はゴールドツイカー一家の弟衆・カッタナーとリッキーの張り合いたがる関係性にスポットが当たるとともに、2人のことを見守っていながらも彼らが突っ走るのを止められず危険な目に遭わせてしまう自分の不甲斐なさに苦悩するフリントも描かれました。ゾックスと同じで一家はみんな基本的に家族想いだなぁ...
これらの描写(特にフリントの苦悩)については割と神妙な感じで描かれたものの、カッタナー・リッキーはラストの巨大戦で張り合ってるように見せる作戦で敵を嵌めて勝利となんだかんだ仲の良さげなとこを見せたし、フリントも後半ではあまりそのことを気にする素振りを見せることがなかったしで、トータルで見るとあまり劇的にドラマには絡んでこなかったので個人的にここはちょっと肩透かしだったかも。でも香村さんがキャラ描写において無駄にこういうことするタイプとは思えないので、今後のゴールドツイカー一家関連の回でフリント&弟2人のメイン回なんかがあった時、この描写を踏まえて無茶をした弟2人のピンチに姉として身体を張るフリントやそれを見てより強く団結するカッタナーとリッキーのコンビネーション、みたいな成長譚が描かれるかも、とちょっと期待しておく。

 

などストーリー上で色々ありつつも、クライマックスにてゼンカイジャー一同がオニゴッコワルドに苦しめられる中(マジーヌとブルーンが鬼状態のままグダグダで決行される名乗りで笑った。w)、参上したツーカイザーが痛快に見せ場を持っていってくれました。

フリントがゼンカイジャーのテクノロジーをおパクりして作ったセンタイギアを使って今回からツーカイザーも歴代戦隊の能力を使うようになりましたが、ツーカイザーが使うと追加戦士の能力が使える、ということでゲキチョッパーのサイブレードやシュリケンジャーのシュリケンズバット/千本ノックなど懐かしの武器や技が演出として登場しなかなか熱かったですな これは歴代戦隊の能力使用演出にもいっそうの幅が出て楽しくなりそう。

ていうか今回ゼンカイザーもゴセイジャーの力でテンソウダーを使ってて原典と同じSEが鳴ってたりと、全体的に歴代戦隊演出が充実してて楽しかったわね

 

そしてラストの巨大戦でもゴールドツイカー一家大活躍、ということでカッタナー搭乗のクロスカイオーとリッキー搭乗のクローリングオーが初登場しました。ようやっとツーカイザー側のメカが本格的に演出され出して良いぞ〜

ちなみに上記のクロコダイオーの分離2形態、バンダイの玩具ブログによるとこれらは玩具にて元々搭載される予定のなかったギミックだったものの、強度基準の関係から上下半身の分離が必要だったことから「分離状態にもプレイバリュー設けよう」となって付いた形態だったとのこと。ギミックは多いに越したことはないんでこのアドリブは見事だなぁと 良い

戦隊ブログvol.139ツーカイなロボ解説その① | スーパー戦隊おもちゃウェブ | バンダイ公式サイト

 

こうしてオニゴッコワルドには無事勝利、戦いの中で介人とフリントも少しだけ気の知れた仲になったかも...というとこで締めと思いきや、しばらく表に出てこなかったイジルデが何やら大きなことをしようとしており...

 

以上、ゼンカイ11話でした。安定のカオスな画で話をコミカルに盛り上げつつ、ツーカイザー側の戦力にまたまたバリエーションが増えて、戦闘演出に彩りが出てきたのが非常に楽しかった回でしたね ゴールドツイカ姉弟のキャラ性についても今後の成長に関わってきそうな布石が敷かれ、彼らがストーリーをどう引き締めていくか期待です

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた