AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

土佐の一本釣り鰹(丸焼き)

ウルトラマンコスモス

第6話「怪獣一本釣り」

感想レビュー

 

 

飛行訓練3時間は鬼では!?と思ったけどよく考えたら途中に休憩は入れるわなそりゃ 最初ぶっ通しでやるのかと思っちゃった...(死ぬわ) 休憩入れててもできるまでぶっ通しはどのみちだいぶ鬼だけどな! しかしドイガキ隊員のきりもみ下手操縦の後ろで真顔を崩してないシノブリーダー、さり気なく凄いと共にシュール。w

 

今回はドイガキ隊員メインの活躍回。受難回とも言えるかもしれない() ドイガキ父のあの人柄はたしかに常に触れてるとなると反発みたいなものが大きいよなーとめちゃくちゃ賛同する気持ちになるけど、捻くれたことばっかり言うみたいな人柄を思うと息子への「グズ」もほんとは「もっとしっかりやれ/気合い入れろ/頑張れ!」みたいなこと言いたかったのかなぁ...とか思ったり。ドイガキ隊員に一本釣りのやり方聞かれた時も自分からは突っぱねたけどお母様を介して教えてはあげてるし 不器用な...

作劇的には理不尽な親父になにくそと思いその気持ちをバネに奮起するドイガキ隊員と、勘当したりしてるけど無関心ではなく不器用なりに言葉を送ったりとなんだかんだ息子を気にしている父、というどこかで通じ合ってる親子の繋がりみたいなのを描きたかったのかもだけど、ここからもう少し両者歩み寄る部分も見たかったな〜とは思ったりする。ドイガキ家の関係性というのもこの後あまりピックアップされなかった要素(だったと思う たしか)なのでもう少し取り上げて欲しかったわね

そんなドイガキ隊員にフォーカスした今回だったけど、全体的にコミカルなノリをベースにしたポップな感じで話が展開していくので楽しく観られる回でしたね ドイガキ隊員の敵前逃亡とか任務中の電話とかコミカルなノリで押し切って良いのかみたいなシーンもあったけどw ここはご愛嬌か(良いのかそれで)

あとドイガキ隊員の3号操縦の苦手さを、失敗できない本番を意識させて向上させようというヒウラキャップもだいぶ力技で笑うが、それでなんだかんだ上手くいった辺りやっぱりキャップって見る目と思い切りの良さはあるんだよなぁと感じる...w 「言い出しっぺがする!それがEYESのルールだっ(キリッ」ってカラッと言ってのけて押し切る辺りも豪快で嫌味が少なくて好き 初めて聞きましたよんなルールwww

ドイガキ隊員のギャグっぽいノリに無邪気に乗るアヤノ、アヤノと一緒になってはしゃいだりしてた一幕や距離感近めの緩いノリでドイガキ隊員の背中をグイグイ押すとこなど根っこのちょっと子供っぽい感じが伺えるムサシ、微笑みながら圧かけたり静かに怖い感じがあるけど接しやすいシノブリーダー、などなどコミカルなノリの中で各キャラの人となりや関係性もさり気なく深めてたのも良き。前回のエピソードを経て動かしやすくなったのか多少砕けた仕草も見せ始めたフブキ隊員も面白かったw

 

特撮パートでは、モグルドンの移動で陥没する地面のカットとか、尻尾にワイヤーを巻きつけながら飛ぶテックサンダー3号とか細かいところでけっこう特撮がレベル高かった気がする。見てて楽しかったね

今回の怪獣・モグルドンもモグラモチーフ的な感じながらもイルカっぽさを感じる愛嬌のある顔や、腹の顔みたいな模様(海外のカメムシかな?)など、ユニークさがこれでもかと敷き詰められてて面白い。w 緩めな雰囲気の今回の話に相応しい怪獣だった

バトルもカバディみたいな動きと腹の顔模様の合わせ技でモグルドンがコスモスを混乱させる下りやムスコにダメージを負って悶絶する下りなど、全体的に良い意味で緊迫感薄めなのが実によろしかったw ドイガキ隊員のワイヤー巻き付けを活かしてモグルドンを捕縛し四股を踏んでこけさすという、緩い絵面で何気にテクニカルなことするコスモスが流石

 

ラストはドイガキ家より送られてきたカツオに大喜びのEYES、父からの容赦ないお手紙に憤激のドイガキ隊員、と最後までコミカルに描いて締めでしたw

「じゃあ今夜は鰹の丸焼きでも...」

「「「「丸焼きぃ!?」」」」

「キャップ!!」

「どうしたフブキ!?」

「カツオは...」

「ン?」

「...やっぱタタキがベストですね」

「そうか?...じゃあタタキでいこう!」

「(フブキ隊員満面の笑みとガッツポーズ)」

の流れがとても好き。w

 

 

以上、コスモス6話でした。ドラマパートから特撮パートまで満遍なくコミカルし通しで、軽めのテンションで観られ実に面白かったなと。w ドイガキ隊員メインでありつつ、EYESの緩めな気風もより強調した楽しい回でした ドイガキ隊員は今後も良い感じに話の脇を固めてくれるキャラとなるのでこの先もまた楽しみです

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた