AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

ハイスクール全開組

機界戦隊ゼンカイジャー

第33カイ!

「グレートティーチャー鬼使い!」

感想レビュー

 

 

“鬼使い”というワードが今回の話の中で特に意味ある概念として登場しないという開き直りが過ぎるサブタイあまりにもひどい() 回文タイトルにするためだけに特に話に掛かってこない“サル”のワードを入れてきた前回のサブタイといい、最近サブタイが無秩序じみてきていて大変よろしいですね(良くねぇ)

‎反町隆史の「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~ - Single」をApple Musicで

 

ガクエンワルドによってトジテンドによる偏向教育が蔓延るトジテンド学園に閉じ込められた介人達の奔走を描く今回のストーリー。戦隊シリーズで半定番イベントと化している学園パロ回という趣となっており、キカイノイド組含めみんな揃って学ラン&セーラー服の学生コスに身を包みはしゃぐ様がシュールで笑える回となっておりました。w しかしキカイノイド組とハカイザーの制服姿、体だけ普通の人型体型だからなんか微妙にアンバランスでじわじわくるのよな...w 特に申し訳程度に脚のパーツだけ装着してゴツさを表現ぢてるブルーンの見てくれがダントツで珍妙()第15カイの時みたいなパツパツの着こなしもシュールで好きだがこっちもなかなか面白映像

あとヤツデ婆ちゃんもみんなと一緒にセーラー服姿になってたけど、歳関係なくなんか不思議と似合ってるのが流石というかなんというかという感じであった 郁恵ちゃんポテンシャルは伊達じゃないな...

 

ステイシーくんもやたらに似合い過ぎで色気と爽やかさのええ具合に混じり合った教師コスで今回のはちゃめちゃに参加していたけど、なんかやたらハイなテンションになってるのが面白すぎた。w 前回けっこうシリアスな決意固める流れあったのに何故昨日の今日でちゃけてるんだ君は() ゴミワルドとリサイクルワルドの判別クイズで、出題しておきながら自分でもどっちか分からなくなって正否を適当にでっち上げるの笑った てかしれっと学園の中にいたけど自分から入っていったのか、事故って巻き込まれたのか、どっちなんだろう どっちでも面白いから良いけど()

ステイシーくん、シリアスな本筋のメインを張るという一線は保ってるんだけど、回を追うごとにそれ以外の時は基本どんなめちゃくちゃに動かしても良いキャラという側面がどんどん濃くなっているのが面白すぎるのよな...強く生きてくれ(

 

今回は無駄にちゃんとした観察力が要求されるトジテンドクイズやら、揃いも揃ってファッションが一昔前な不良と化して暴れる介人達(馬鹿みたいなテンションのわちゃわちゃ乱闘シーンをわざわざ空撮してるの逆にシュールさを引き立ててダメだった)やらとカオスな展開だらけだったけど、一番に目を引いたのはやっぱり怒涛の学園ものパロディラッシュでしたね。w 「◯◯の主張」だの、「舐めたらいかんぜよ」だの、「腐ったミカン」だの、パッと気づくだけ範囲だけでもお馴染みの学パロネタが惜しげもなく織り込まれていて息つく暇がなくなってたの最高すぎたな...流石に第29カイの伝説のテニス回ほどイカれたパロラッシュではなかったけど、十分すぎるほど濃かったわ() むしろあの回をきっかけにタガが更に一つ外れて今こんなことになってるのかもな...とか思ったり(

 

巨大戦の方も、綴られた激ムズ数学問題を解かないと突破できないシールドを前にして勉強からっきしの介人が悶絶するというバカ展開が続いてて非常に良かった() 「(数学なんて)介人に分かるわけねぇだろ!!!」って無駄に迫真に叫ぶゾックス、その通りではあるんだけど身も蓋もなさすぎる。w まぁ「好きな科目は?」の質問に「俺はいつでも全力全開!!」って答えになってない答え返す子だものな介人...w 攻略の仕方が「マジーヌの魔法で簡単な問題に差し替えてもらう」な辺りも凄くバカで好き() そこはブルーンがズバッと解くとかでええやろ そしてダイガクエンワルドの断末魔を「しくじり先生〜!俺みたいにはなるな〜!!」で飾ってきっちりパロやりきる辺りも良かったw

因みに今回はゼンカイジュウオーが久々登場。流石に三連続でゼンリョクゼンカイオーはなかったわね ゼンリョクゼンカイオーの対戦相手になるニュークダイテストが量産できないモノだから出撃する必要がない、的なとこで理由付けされてたけど、イジルデも現実の制作現場も大変なんだなぁと妙にしみじみと感じ入るものがある描写だったな...まぁそれはそれとしてゼンリョクゼンカイオーせめて後3回くらいは見たいし、なんとか不定期でも良いからニュークダイテスト量産しろよ!(鬼

 

ラストはガクエンワルドの支配から解放され、普通通りの学校に楽しく通う子供達をみんなで見つめながら、戦いへの決意を新たにするシーンで締め。こんな話だったけど、キカイノイド組の学校への関心という部分を強調することで、キカイトピアで虐げられていたせいで学校にロクに通えてなかったり楽しい学校生活送れなかったりしたであろう彼らの学校にまつわる境遇をさり気なく描きつつ、 彼らに本当の学校の良さや楽しさを伝えようと奮闘する介人の活躍を熱く描くというちゃんとしたストーリーラインも組まれてた辺りが巧い構成でしたな(それを受けてジュランが「あの子らはみんな未来のヒーローだから守ってやらないとな」と、そのキャラのらしさを出しつつストレートにカッコ良く締めてくれるとこまで含め、ちゃんと気持ち良くオチ付けるのも見事)

バカみたいなテンション感とこういうきちっとしたストーリー展開をここまで幾度も両立させ続けてるの、ほんとゼンカイの強いところよね

 

 

以上、ゼンカイ第33話でした。戦隊シリーズお馴染みの学園ネタ回、惜しげもなく繰り出される遠慮のなさ過ぎるパロネタとゼンカイジャー特有のカオスが合わさり、シュール極まるコミカル回になっておりました まぁいつものことですね()

本筋的にはあまり進行がなく肩の力を抜いて楽しめる回という感じだったけど、これは次回が大きく動きそうな分その息抜き的な意味合いだろうか。ハカイザー、一体何者田功博士なんだ...

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた