AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

スレイユ星的にはどうもOKらしい

ウルトラマンコスモス

第52話「変身不能!?」

感想レビュー

 

 

アクシデントにより地球に身を潜め迎えを待っていたコイシス星人ジュネとそのパートナー怪獣ザゲルが突如姿を現したことで巻き起こる事件に立ち向かうムサシ達の奮闘を描いた今回の話。作中、ジュネが「スレイユ星への旅の帰りに宇宙船が事故に遭った」という旨の台詞を述べてたけど、ここで第25話に出たスレイユ星の要素をしれっと入れ込んできてたのは今回の視聴で初めて気付いたからちょっと驚いたわね 監督や脚本の方が同じというわけでもないのにこういう拾い方するの意外だったけどマメな感じあって良きね スレイユ星的にはコイシス星はOKな種族だったんだろうか。

 

ストーリーとしてはムサシのジュネとの交流や、EYESやコスモスによるザゲルを救うための戦いを描く内容となっていて、流れとしては比較的シンプルなものであったけど、EYESが調査・分析を経てザゲルの危機を知りそれを救おうとする方向へ動いていく過程や、ムサシがジュネの不安や恐れに寄り添い通じ合っていく流れなどがしっかり描かれており、「相手を知り歩み寄っていく」というコスモス特有の優しい作風を引き立てるドラマが手堅くまとまっていたのが実に良かったなと感じました。テンポの良い「怪獣保護」主体の作劇も良い味わいでした。

強いて言えばそれを描く上で、ジュネ/コイシス星人の「怪獣との共存共栄を果たした種族」という設定はもっと掘り下げ甲斐のありそうなところではあったので、軽く触れる形になっただけだったのはちょっぴり惜しかったところ。怪獣を「保護」するということを聞いてもその感覚自体にピンときて無さそうな反応など、ジュネの言動にその辺の設定が細かく活きてそうな感じもほんのり感じられたしね あとこれも今回初めて知ったんだけど、ジュネを演じられてた神崎詩織さんって後にジャスティライザーでライザーカゲリに変身するレギュラーキャストの1人として出られてた方だったのね お名前だけは知ってたので同じ方じゃん!とピンときた

 

戦闘の方も、久々使用の「僕達のエネルギー」の明るい曲調をBGMとした爽やかな空気感の戦闘に仕上がっていて終始良い意味で緊張感少なめに楽しむことができそこが良かったなと。「僕達のエネルギー」たまにしか流れないけど聞いてて気持ち良いし良挿入歌よね ルナモードの捌きいなすスタイルのバトルを存分に楽しむことができて見応えもあったわね せっかくEYESが独自でザゲルのバリアを補う方法を編み出してたわけだし、最後にザゲルのバリアを貼り直す役割はEYESが担ってくれてたらもっと良かったかもと思うけどこの辺は個人的な好みによるし全体的には良きでしたわね

 

 

以上、コスモス第52話でした。コスモス特有の他者との相互理解を軸にした作風を爽やかに取り回す作風が良い感じにまとまっており、シンプルながらもコスモスらしいエピソードとして楽しむことができました。最近緊張感高めのエピやメッセージ高めのエピが続いてたし良いアクセントだったかなと

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた