AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

機界戦隊、バトルジャンキーと化す

機界戦隊ゼンカイジャー

第39カイ!
「無限あけおめ誕生会!」

感想レビュー

 

 

「介人のやつ、1ヶ月くらい前にもうすぐ誕生日とか言ってなかった?」

「全然もうすぐじゃなかったじゃんな」

軽めのジャブ感覚のメタネタしれっと入れるのやめろ() 現実の時間経過的にはそりゃ1ヶ月だけどもさ(

 

介人の誕生日の最中に姿を現したショウガツワルドの術中に嵌り、ヤなことを忘れて戦意を喪失し続ける無限ループへと落とされることとなったゼンカイジャーの死闘(死闘...?)を描いた今回のエピソード。介人のために一曲こしらえてきたのに映像中で披露されず終いになったゾックスが非常に不憫。w イントロのメロディはかかってたけどあれって実際にキャラソンとかで出てたりするんだろうか

 

ショウガツワルドの能力によって1時間ごとに新年を迎えてご機嫌になってしまい、戦う意志を削がれるようになってしまったゼンカイジャーのシュールな姿が繰り返し描かれていたのが今回の話の面白ポイントでしたが、1時間経つたびはちゃめちゃに明るい背景をバックに超ニッコニコで新年の挨拶し出す介人達のシーンを3度も天丼してくるの面白すぎたんだよな...w 直前まで戦意バリバリだったとこから強制的に新年の挨拶にシフトする落差ずるい() 急いでショウガツワルドのとこに行こうとして、揃って必死の形相で疾走する6人のシーン好き

 

そうして戦闘が長引き、介人の誕生パーティをなかなかできない状況になってることをみんなが嘆く中、介人本人が「今日パーティが出来なくても、明日もまたみんなが祝ってくれるならむしろ得で嬉しい」と前向きにみんなを鼓舞する様は介人らしいという感じで安定感があって良かったですな。この何事もポジティブに捉え考えていく介人のロジックはゼンカイの作風を良い具合に気持ち良くするから良いねやはり

それに今回のこの介人の言動、みんなの様子を見た上でマイナスに向こうとして空気を変えようと立ち上がり発言する、という周囲をしっかり見てることが窺える仕草も見せていたのが実に良いアクセントだったなと。ただただ底抜けに明るいというだけではなく、仲間達のことをちゃんと見てここぞで引っ張れる気概もある、という感じでゼンカイジャーのリーダーらしい部分が感じられたのはグッドね

 

そうして前向きになったゼンカイジャー一同がショウガツワルド攻略のために繰り出した策は、嫌なことは忘れてしまうというショウガツワルドの能力を逆手に取り、常に何事も楽しもうとするハイテンション状態を作り、ショウガツワルドとの戦闘さえも楽しむことで戦意を失わないようにする、という奇策!!要するにキメてハイになることで、嫌なことなんか素で考えないメンタルを作り出してしまおうというやつである(語弊があり過ぎる言い方)

ここの一連の下り、ゼンカイジャー一同とゾックスが戦場にパリピみたいな格好とテンションで赴くとこまではいつものゼンカイジャーなので耐えられたんだけど、開戦の狼煙と言わんばかりに介人が超絶楽しそうに「ちょあーっ!!!」って言いながらギアトリンガー乱射し出し、みんなもそれに続いてショウガツワルドを蜂の巣のするとこがあまりにイカれすぎててめちゃくちゃ笑ってしまった。w その後の戦闘も終始クッソ楽しそうに暴れまくってるしで、絵面がヒーローのそれじゃなさ過ぎるのがダメ()

しかもここの戦闘、年末商戦間近なのが影響してるのか、キョウリュウジャーギアやゴーカイジャーギアといった戦隊ギアがガンガン使われてたり、ツーカイザーが久々のオーレン/シンケンフォームへの変身で多彩に立ち回ったりと、ギミックをかなりふんだんに活用した演出が多くてかなり楽しかったもんだから一概にバカ騒ぎみたいな戦闘だったわけではないのが余計にタチ悪いというかなんというか() オーレンフォームのパンチをステイシーザーがシールドで防いだことでその衝撃が周辺に迸るシーンすげぇカッコいいのよな...なんでこういう時に限ってめちゃくちゃ力入れるのよ!!

巨大戦の方もジュラガオーン、ブルマジーン、ツーカイオーリッキー/カッタナーが一挙に集い戦うという豪華な絵面が展開。初回以来のゼンリョクイーグルの活躍が描かれたり(あのコックピットがまた出てきたの地味に嬉しかったわね)、敗北からの粉砕を経つつも再び前線に立ったバトルシーザーロボの戦闘も見られたりと、本当戦闘シーン力入ってんな、ってなった。w

でもゼンカイジャーらしくカオスな画も惜しげもなくぶち込まれてくる辺り、逆に安心感がありましたね() 正月だから獅子舞が出てくるし、来年寅年だから虎(着ぐるみ)が出てくるとかいう超理論一体なんなんだよ しかも虎がめちゃくちゃ俊敏な動きで無駄に良い戦いをするのが余計シュールさを引き立てるという(

 

最終的にはダイショウガツワルド(と虎と獅子舞)は撃破されるも、決着の余韻を味わう間も無いまま突如新たな敵が出現。その威容はハカイザーを思わせる姿をしていた...というところで締め。...不穏!!!次回予告が今までにないくらいシリアス全振りなの怖い...
それにしてもハカイザーロボ(仮)、かなりガッツリとしたロボ怪獣デザインしててラストのチラ見せの時点でかなりカッコ良くて惹かれたなぁ 不穏なのはそれはそれとして、次回の活躍がかなり楽しみ

 

そんなハカイザーロボ(仮)の誕生に大きく関わったであろうトジテンドサイドの動向ですが、ゲゲがいよいよもってきな臭さを全開にし出してきたな...と。ステイシーくんにかなり入れ込んであれやこれや介入してきてるの不穏である

そんなゲゲの動向にバラシタラさんも不信を抱き始めていたけど、彼がこれからどう動くかも今後の話の注目どころになりそうだなぁ 何か行動に出て勘づいたゲゲに寿命縮まるような真似されたりしないか怖いぞ...

 

以上、ゼンカイ第39話でした。早く来すぎた新年にキメたようなテンション感で挑むゼンカイジャー達の戦いをカオス全開に描いた楽し過ぎる回でありました。w こんなめちゃくちゃなことよく毎回毎回書けるな...と今更になって戦慄する() 香村ァ...

一方でハカイザー周りが一気に不穏になり始めており、次回共々どう話が動くかとてつもなくハラハラしますね...どうか幸せに年越させて欲しい...

 

というわけで今回はこの辺で 最後まで読んでいただきありがとうございます

次回もよろしくお願いします 気に入っていただけたら記事の拡散等していただけると喜びます!

ではまた