AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

グラッツェ、アミーゴ

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

第5話「今しかできないことを」

感想レビュー

 

 

エマ「侑ちゃんてよく見てるよねぇ、歩夢ちゃんのことも、みんなのことも」

しずく「それにスクールアイドルのこともよく調べてくれてて...助かります」

侑「えへへ、私、スクールアイドルにほんとハマっちゃって...だから“みんな”を応援したくて!」

歩夢「えっ?」

ワイ「なんの『えっ?』じゃそれは???(千鳥ノブ)」

 

スイス出身のエマが美味しいって言う時にイタリア語で「ボーノ〜」って言うの気になってたんだけど、どうもスイスではイタリア語、ドイツ語、フランス語、ロマンシュ語と計4ヶ国語が公用語になってるそうなので、ボーノっていうのはそういうことみたいですね また一つ勉強になったぞ!!

 

今回は物語初期の頃から一緒にいる場面の多かったエマと果林先輩に焦点を当てたエピソード。エマのメイン回という趣でありつつも、エマのドラマに乗せる形で果林先輩の内面へのフォーカスや仲間入りの流れも劇的に描かれ、2人の関係性に迫る2人で一緒のメイン回みたいな感じもあり、他のエピソードとはまた違った味わいがあったなと。

エマと果林先輩、同学年の友人という間柄なんだけどふわふわして親しみやすい雰囲気のエマと大人っぽい立ち振る舞いの果林先輩っていうキャラの違いがなんか歳の差の幼馴染みたいな感じを生んでいるのが面白い関係性よね 基本果林先輩がエマを見守って世話焼いてる感じだけど、果林先輩が何か迷ってたりするいざという時にはエマの方が気心知れた仲としてグイグイ先導するあの感じが好き あんまし高学年って感じしない(悪い意味じゃないよ)あのキャラはラブライブシリーズの3年生キャラだと珍しいよねエマ(というかフォロワーさんも言っとるけど、1年生っぽいせつ菜が2年生だったり3年生っぽい愛さんが2年生だったりと、ニジガクは全体的に割とそういうの多いイメージある)

 

エマのためにという理由から同好会の活動に関わるようになっていく中で、仲間と一緒に色んなことを考え進んでいくスクールアイドルを楽しいと感じ憧れる気持ちクールで大人びた振る舞いをするモデル「朝香果林」にそれは相応しくないと尻込みする気持ちの間で葛藤する果林先輩の内面を一つの軸として描かれた今回の話。世話を焼く仕草を見せながらも何かと同好会とは一歩引いた距離を保とうとしてる節が前々からあった果林先輩だったけど、やっぱり意識的に避けようとしてるとこあったんだろうなぁ...と。それでいてアンケート用紙の「今一番興味のあること」の欄にふっとスクールアイドルのことを書いたりとか、素直になりたい気持ちも滲み出てる辺りのコントラストも印象的であった(「答えにくいもの・答えたくないものは空欄のままで構いません」と記載してあるアンケート用紙に半分衝動的とはいえわざわざスクールアイドルのことを書き込む、というのがまた象徴的な描写として良かったなと)。モデルとして活動する果林先輩の様子とか周囲が抱くイメージとかが今までの話の中で散発的にでも何回か描かれてたらその辺の葛藤がより映えたかもなとは思うのでそこはちと惜しい

 

そんな果林先輩の気持ちを知り、果林先輩が心から笑顔になれることに素直に向かっていけるよう真っ直ぐに向き合い優しく寄り添うエマの立ち回りも実に良きところでありました。まず果林先輩の「休みの日にやってみたいこと」が「友達と思い切り遊ぶ」であるというところから触れ一緒に思うままの時間を楽しむことで、「果林ちゃんはやっぱり自分に素直になってる時が笑顔になれて良い」というところをちゃんと相手にも感じさせてからグッと切り込んでいく辺りの流れが丁寧よね 「みんなの心をぽかぽかにするスクールアイドルになりたい」という軸をもうしっかりと持ってるとこや、そのためにやれることをすぐに実行に移していく辺りの行動力がエマのキャラ性として目を惹く部分だし強いとこだなと(スクールアイドルになるために単身日本に来るとことか行動力はめちゃ高いよな)

 

そして今回のライブパート。エマのソロ曲「La_Bella_Patria(イタリア語で「美しき故郷)の意だとか)の陽気な曲調に、エマのイメージカラーのライトグリーンが全体を取り巻いた映像と、全体的に凄く柔らしい雰囲気のある良いライブパートでありましたね 牧歌的な趣の衣装や広がる草っ原と山嶺の背景を用いたステージ、民謡風のメロディが入れ込まれたイントロと、随所にスイス民謡(で合ってるかな)のイメージを織り込んでるのがエマらしいよなと あのイントロからアップテンポな歌い上げに入ってく感じも割と独特で面白いよね

 

かくして果林先輩も同好会の仲間入り、となりこれで正しくメインメンバー勢揃いと相成りました。1人加わるだけでもやっぱり全体の雰囲気が引き締まってより面白くなるねぇ こっからの同好会のみんなの関係とかにも改めてじっくりフォーカスしながら視聴していきたいすな

 

 

以上、ニジガク第5話でした。エマと果林先輩のキャラ性や関係性にグッとフォーカスしドラマ面を大きく盛り上げた見応えあるエピソードでした。エマのキャラの芯がしっかり通ってるとことか、果林先輩の内面の繊細な描き出し方とか、キャラクターを丁寧に掘り下げてくれてるのがやっぱ良いよなぁニジガク メインメンバーも全員ちゃんと揃ってより面白くなってくここからのストーリーもまた楽しんでいきますで

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた