AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

やっぱ中須なんですよね...(ろくろ回し)

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)

第10話「かすみん☆ワンダーツアー」

感想レビュー

 

 

桜坂家、貴族の家系なんか??????

フェスにも来てたお母様のお淑やかな和装美人さからしてなんとなく良いとこっぽい雰囲気はあったけど、あのデカい洋館風の家屋が自宅なのはもう貴族の家系か、もしくは土地の有力者かしか考えられないよなぁ?桜坂しずく、何者...(大袈裟)

ちなみにそんなしずくが暮らす桜坂邸ですが、有志の検証によるとどうもかすみは今回の合宿より以前から何度も足を運んでいるのではないかとのこと(根拠:①桜坂邸がデカいことをかすみが知っている②桜坂邸のデカさにみんな驚く中でかすみはあまり驚いてない③深夜、計画を練るかすみがしずくの部屋(多分)の椅子に腰掛けている&そんなかすみを桜坂家の飼い犬・オフィーリアが特に警戒もせず隣に寄り添って見ている)。特に③のオフィーリアの慣れようからしてかなりの回数赴いているのではないかとか...ヒュウ〜(下衆) かすみとしずくは同好会メンバーの中でも繋がりの強いペアの一つに挙げられるし、こういう直接言及しないところでその関係性の深さを窺わせてきたのは良い遊び心要素であった

 

今回はランジュ、栞子、ミアが正式に加入と相成った同好会にフォーカスし、みんなの交流を描いた緩めの合宿回。1期の時も10話はこういう感じだったので、終盤の追い込みに向けての息抜きって感じだわねやっぱり もう終盤かぁ...終わりが近いのかぁ(寂寥感)

 

というわけで今回は小難しい話は特に交えず13人の絡みやわちゃわちゃを朗らかに描く楽しい回でありました。新たに加わった3人も個性バリバリに強いので、心なしか1期の合宿回以上に賑やかしかった感じがありとても良かったですね。

ミア「果林、集合場所ってどこ?」

という一瞬でアッマズイ...(絶望)ってなるシチュエーションからの、先んじて迷子を予見し対策してたエマママとその要望に応えて注文の品を用意したジェバンニ天王寺の有能さが光った流れクッソ面白くて好き。w  てかGPS付きキーホルダーやオリエンテーション用の専用アプリゲーをしれっと作ってる璃奈、いよいよもって技術力が高すぎない???となるな(電子璃奈ちゃんボード作り上げてる時点で大概やろってのはまぁそれはそう)

そんな同好会メンバーのあれやこれの中でも、ランジュの言動や栞子との関係の描写は特に微笑ましく楽しかったところ。今まで友達がいなかった分なんとかみんなと距離を縮めたいと思い「一緒に写真を撮りたい!」となるけど、そもそもどういう風に声がけすれば良いかも分からなくてしおらしくなるランジュは今までの気を張ってた頃とのギャップも相まって可愛らしかったと同時に、少しずつ自分に素直になってきてるのが感じられてグッときたよね...そのランジュの緊張に親友として優しく笑顔で寄り添い、そっと後押ししてあげる栞子の振る舞いも沁みた。「まず私と2人で撮りませんか?」でスッときっかけを作ってあげる親友感高めの優しさとても好きだ  前以上にランジュに対し砕けた笑顔見せたりできるようになったの良いよね こういう既存の関係性の変化もしっかり印象付けてくるの非常にグッド

 

そして今回の話を語るにおいて欠かせないのが、ご存知我らが中須かすみ。そう、サブタイにある通り今回は中須回でもあるのだ(激強目力) 中須推しのワイほっくほくですよ  かすみはやっぱ自分をみんなに認めさせようと意識すればするほどドツボにハマってカッコつかなくなるけど、そういうこと特に意識せず真面目に頑張ってるとこやみんなのために率先して動けるナチュラルな良さが出てるところはちゃんとみんなから認められてて信頼されてるキャラだよなぁ、と改めて実感できる、かすみの面白なところも素敵なところもいっぱい見られたので、実に良い(実質)メイン回でとても満足でしたわ。カッコつけようとしてドジ踏んで泣きべそかく中須と、中須の真面目で頼れる一面をちゃんと評価してくれるみんなの姿からしか得られない栄養があるんでとても助かりました

ほんとかすみは変に自分を良く見せようとしなくたって中須かすみ」という人間のそのままの良さでみんなを引っ張れているのだからそれをもっと誇ってええんやで...って思っちゃうよね  証明なんかしなくたってお前がナンバーワンなのはみんな知ってんやぞ!!!(力説) 合宿しようとなった時にしっかりスケジュール立ててしおりまできっちり作ってきてるのほんとマメだよなぁと感心したし、その点を歩夢や栞子がちゃんと評価して凄いなぁってなってくれてたりと作中目線でもそういうとこはちゃんと美点として見てもらえてるんだから、そっちに目を向けて喜びなさいアナタ

[度近亭心恋 on Twitter: "にしてもさあ、部長として認めさせなきゃとかんなこと考えなくてもさあ 最初の同好会が解散した時に一人で頑張って侑とのつながり作ってここまでにした中須のがんばりはみんなちゃんとわかってるから (行動でずっと示してるから強いんですよ、中須かすみは) #虹ヶ咲"]

ほんと同好会解散後もずっと実質1人で諦めず頑張り続けて、スクールアイドルに関心を持ち始めた侑と歩夢を同好会に繋げ、結果復活にまでこぎつけ今や新メンバーが沢山加わるまでにしたかすみの功績あまりにもデカすぎるよなぁ...英雄ですよ

 

そして終盤には、侑たってのお願いで12人のために作っている曲にみんなで歌詞を付ける流れとなり、皆で共同しながらの歌詞作りの様子が楽しく描かれておりました。13人揃っての一体感ある共同作業が物語の最後の方に描かれたことで、改めて新しい顔ぶれとなった同好会の結束をグッと印象付けてきたのが実に良きところであり、最終盤の展開への期待値も大きく高まりましたねぇ(最終回にあるであろう12人での歌唱が楽しみですよほんま)

しかし一方で、消えようとしてる線香花火を見て果林先輩が寂しげな表情と共に「もう消えちゃうわ...」と名残惜しげに呟く、というなんとも叙情的なシーンがラストに挿入されており、少々しんみりとする空気感が一瞬漂ってたのが目を惹いたところでもありました。ここは最初観た時「合宿終わりが近いことへの寂しさの象徴表現かな」と思ってたけど、予告の雰囲気からし次回の話がどうも3年生の卒業にまつわる話らしいと言ってる視聴者さんが多くいたので、じゃあつまりこれは、そういうことなんだろうな...と(直前にかすみが「この13人ならきっと、もっと色んなことに挑戦できそうです!」って言ってるので、それに続く形で上記の果林先輩のシーン入れてるのはもう対比やギャップを強調するという意味で完全に狙ってるよなぁ。ずっと13人一緒というわけにはいかない、寂しくもいずれ終わる時は来る、という...まだ1年生でこの先まだまだ長いかすみはその辺の実感というか、気付きには至りきってはいないんだろうなぁと感じられるのが尚のこと胸にくるものがあったなぁ。こういう形でまたかすみにフォーカスするの、嬉しいがつれぇ...)。ここ最近象徴的な表現でキャラの内面とかをグッと印象付ける演出をバチコンバチコンと決めてきたニジガクアニメでしたが、これはなかなかシビアな演出で刺さっちゃいましたね...

3年生の卒業の話、あんま強く意識してなかったけどたしかに向き合わざるを得ないところではあるし、次回ここがどういう味わいを醸すか気になるところですね。なんか書いてて余計しんみりしてきちゃったな...果林先輩の「もう消えちゃうわ...」に対して「まだまだ花火、いっぱいありますよ〜!!」とド派手な打ち上げ花火をしこたま取り出すかすみのカットが、どういう意味合いを持つかが肝になりそうで目が離せませんな。単なる対比の演出なのか、本当にまだまだ終わらないという前向きな象徴表現(映画化の示唆では、という考察があってそれ見た時はおおっとなりましたね)なのか、はたして

 

 

以上、ニジガク 2期第10話でした。13人勢揃いしての新しい同好会の結束をグッと高め印象付ける息抜き回で、中須推しとしても実に満足でありましたね。一方で終盤の展開に向けてのちょっとしんみりくる要素の示唆なんかもあって、クライマックスへの期待値が色んな感情を伴いながら高まってるところでもあります。なんか終わるのが自分としても名残惜しくなってきちゃいましたが、しっかり最後まで見届けたいと思います。残り3話(かな?)、座して観ましょう

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた