AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

ジェントルーさんですよね???

デリシャスパーティ♡プリキュア

第5話「なかよくなりたいのに…!ここね、初めてのおともだち!」

感想レビュー

 

 

壇上の生徒会長(仮)から茅野愛衣の声がするぞ...!!(感知能力S+++)

顔立ち的にもあの生徒会長(仮)絶対ジェントルーの変装(というか本当の姿?)だと思うんだけど、いきなり出てきたもんだからたまげたね...「カレーは買って帰るか...」の台詞はある意味伏線だったか(あのカッコのまま買いに行ってんの?wとか冗談で言ってたけど、実際に買いに行ける姿/素性を有していたってことよね)

役職が実際に生徒会長なのかどうかはともかく、あれがジェントルーだとしたらゆい達の学校にいるのはたまたまそういう巡り合わせになっただけなのか、 それとも何か理由があるのかは気になるよね(普通に前者ってことも大いにあり得るから、今んところその辺はあまり難しく考えずぼんやり頭に留めておくだけで良さそうだが) しかし壇上で挨拶するくらいしっかりした地位にいるというところから察するにけっこうな期間人間界に潜伏してたと思うんだけど、そこら辺の背景も気になるなぁ 面白くなってきた

にしてもあの人が実際にジェントルーだったならば、ちゃんとした人間態(と言える姿)も出てきたわけだしいよいよ追加戦士枠の可能性が濃厚になってきたよなぁ 最近のジェントルーの喋り方なんかもちょっと柔らしく愛嬌が出てきた感じがするし。CV茅野さんキャラのプリキュア、来て欲しい 来い(迫真)

 

ゆいやマリちゃんと友達になるも、その接し方や距離感に悩むぶきっちょなここねが話のメインとなった今回のエピソード。ちなみに今回のらんらんさんは不運にもブンブンドルドルエンカウントを果たしてしまっておりました(外食するとほぼ漏れなくぶち当たってんなこの子...) ほんと可哀想なんだけど若干このテンプレ楽しみにしてたとこあったのでエンカウント果たした時密かに沸いたのは内緒な(

 

今まで友達と呼べる相手も全然いなかった故に、凄くフレンドリーなゆいやマリちゃん相手でも距離感を測り兼ねたり、言葉が上手く紡げなかったり、自分を主張しようとした結果何か変じゃないかと1人で気落ちしたりと、人付き合いに四苦八苦するここねはコミカルながらも凄く切実な感じが滲み出ていて、見てて応援したくなっちゃいましたね。プリキュアシリーズ恒例の名前呼びイベント一つ取っても、自分からはなかなか呼べない一方で相手から呼ばれると頭がそれでいっぱいになって舞い上がったりと、自分の内の高鳴る気持ちには凄く素直だけどそれを上手く外には押し出せないといういじらしさの滲んだ言動やリアクションがいちいち可愛らしかった さんごとの名前呼びイベントをなんてことない感じでさくりとこなしてみせた夏海まなつという女のポテンシャルに改めて驚嘆させられるな...

しかしこの手の友達との絡みで空回りして上手くいかない系の話は、「なんとか頑張ろうとしてけっこう盛大にドジってしまって『やっぱり自分はダメだ...』みたいにしゅんとなる」的なパターンが多いイメージだけど、ここねの場合は客観的には割と「微笑ましい」レベルで済むような言動が多い一方で、本人はそれが周りに変に思われてないかとか嫌われるんじゃないかとかやたらに気にしてしまいドツボに嵌る、というパターンになっており、ここね自身の内面にフォーカスがグッと当たる感じになってたのが特徴的で面白いところであったなと。ここねが名前を呼ぼうとしてテンパり言葉に詰まるところとか、いざ自分の主張を発信しようとしてつい喋りすぎてしまいそれを恥ずかしく思うところとかを見てると、こういうコミュニケーションに不慣れな子の反応とかを割とリアルな質感で描いてるなという印象があったし、「変だと思われるのが怖くて/変だと思われたんじゃないかと不安になって自分からどんどんと距離を取っていってしまう」的な内向的な内面に注目した作劇であったように感じましたね

 

そうして戦闘でまでなんとか良いところを見せようと先走ってしまったりと焦り不安になるここねの気持ちに触れ、友達なんだからそんなことで嫌いになったりしないよ、と優しく寄り添うゆいとマリちゃんの優しさがここねの心を温め、改めて友達として絆を育む様はシンプルな構図ながらグッときたね。「何度やっても失敗してしまう」と自分のことを卑下してたここねにゆいが「失敗しても色んな形で何度も挑もうとするところも素敵」と言ったりと、自分だと悪いと思ってることでも友達はステキな一面としてそこも含めて好きになってくれているというのは多々あることであるし、ゆい達の方を向いているようでいて知らない間に自分のことばかり悪いように見るようになってたここねが、自分に向き合い見つめてくれる友達の存在の大きさに改めて気付くことこそが今回の肝だったのだなぁと パムパムの「ミラクルやさしくて、ハイパーオシャレ女神さん」って表現は独特すぎてちょっとふふってなったが。w

 

そんなここねの心に寄り添う友達の1人として、マリちゃんの粋な優しさと心遣いが光る作劇となってたのも非常に良かった。名前を呼ぼうとして言葉に詰まるここねを見て心情を察し深くは追求しなかったり、もしかしたら避けられてるかもと思ってゆいと一緒の時間を楽しませるために一歩引いたりと、こういう大人な対応が毎度良すぎるなぁほんと(後者は結果的にここねとのすれ違いにもなっちゃったけど、そこも含めてしっかり分かり合えたわけだし、こういう人と人の対話故に常に完璧じゃないところも味だなと) マリちゃんはポジション的にはメイン3人の脇を固めるサポートのサブキャラという感じだけど、ストーリー中ではゆいやここねと同じラインの仲間・友達の一人としてしっかり交流と親睦が描かれているのがとても好きなところである ていうかうら若き女子中学生達とごく普通に女子トークできてるポテンシャルの高さよな...!流石の女子力と人間力

 

 

以上、デパプリ第5話でした。友達なりたてのここねの不器用な奮闘とそれに寄り添うゆい達との友情を描いた心温まるエピソードでした こういう細かな関係性の構築をかなり綿密に組んでいるのほんとデパプリの特色だなと

そしてもうそろそろらんらんも来るかな...と思いきやまだまだヤムヤムの登場はお預け。焦らされるなぁ...まぁここねも同じようなもんだったし溜めに溜めた分楽しみにしたいね

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた