AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

ちょっとダサくない?(世界の真理)

デリシャスパーティ♡プリキュア

第15話「ドキドキ!ここね、初めてのピクニック!」

感想レビュー

 

 

セ「せーの、ブンドルブンドr」

ナ「ちょーっと待った」

セ「え」

ナ「前から思ってたんだが、

こ の ポ ー ズ ち ょ っ と ダ サ く な い か ?」

お、おのれは聞いてはならんことを...!!みんな思ってたのに言わなかったことを!!(追い討ち) ポーズより掛け声の方がヤバいだろとか言ってる視聴者もいてもっとダメだった

けっこうノリノリでやってたセクレトルーさんも内心ダサいとは思ってたの何気に衝撃だったよ() でもジェントルーはずっと特にダサいとも思わずやってたりしてたとかだったら良いな、とか勝手に思ってる(あまね会長の美的感覚を疑う発言)

 

ここねメインで展開されるちょっとした箸休め的なエピソードとなった今回の話。ここ最近続いてた拓海周りの展開も一応のひと段落がついたって感じだったので程良い「緩」の話になって良かったんじゃないかなと ちなみに今週も茅野愛衣さん出演無しだった。来週も無さそう。マジかよ(空を仰ぎながら)

 

最近はゆい達ともより砕けた会話ができるようになってて対人関係における順調な成長・変化が窺えていたここねでしたが、今回はその変化の甲斐もあってか、いつの間にかクラスメイト達からだいぶ気さくに話しかけられるようになっていてなんかとても喜ばしい気持ちになりましたねぇ 以前は芙羽様呼びされていてどこか距離を感じるところであったけど、「芙羽さん」「芙羽ちゃん」と呼ぶ子が沢山いて、 良かったなぁ...となる(第6話で仲良くなった子達が僕らの見てないところでクラスにここねのこと話したりもしてたの一因かなぁ、なんて想像できて良いね)

もっとも実際の会話となるとまだガチガチになりがちみたいで、ここねの対人スキルの成長はまだまだ発展途上って感じでしたね...今回はランチしながらの交流会という特別なイベントで多くのクラスメイトと話せるからと張り切り「楽しく話そう」というのが先行したからなのもあったんだろうけど、テンパって一度の会話に色々詰め込んじゃったり、思いがけない話題振られて難しい顔したり、なんとか巻き返そうとしてよう分からんネタをぶっ込んだりと、コミュ慣れのしてなさの描写が妙に生々しくてシュールだったなぁ。w 当人は大真面目なんだけど顔芸連発やテンパり方が面白すぎるのよ(「踊りませんか?」が急に飛び出てくるのパンチが強いが過ぎる) なんかこういうちょっと緩いところというかぽんこつなところもたまに見せるようになったからこそ、クラスメイトの間で当初の堅いイメージがほぐれていったのもあるかもな?なんて

 

そんな対人でのちょっとした失敗を経つつも、執事の轟さんの話などを通じて「まず自分が楽しむことが大切」という気付きをここねが得ていくところが良い見所となっていましたね。今回は「食べること/触れ合うこと」なんかを引き合いに出した話だったけど、何事においても自分が楽しいと感じてることは大事なことだし、そこを忘れないことをしっかり説く話になってたのが良き  「楽しいからこそみんなとも仲良くなれる」が大事なんだけど、張り切るあまり「楽しくするためになんとかみんなと仲良くする」という本末転倒なことになってたのだと自分を省みることのできてたここねは立派よ 成長の伸び代はまだまだ大きい

また今回はその辺のテーマを「食」に絡めて描く中で、1人での食事というものを「自分自身が本当に楽しいと思える食事も在り方にいつでも向き合えるもの」という感じで、みんなで食べる食事とはまた違う楽しさを有したもの、みんなで食べる食事における自分自身の楽しみ方が分からなくなった時に今一度その楽しさに立ち帰らせてくれるとして描いてくれてたのも良かったところでしたね。「分け合う美味しさ」は「自分自身の楽しさ」を知っていなければ成立し得ない、 だからこそ1人で楽しみ味わう時間もまた良きものだし、それを色んな人に繋ぎ伝えるからこそ「分け合う美味しさ」も生まれる、という良い感じにグッとくる話でした  一人で寂しげながらも大好きなサンドイッチを食卓で食べる時間を楽しく感じてるのが窺えていたところから誰かと一緒に食べる喜びも知ることができた初期のここねと、それを経てみんなで食べることの楽しさを知ったものの微妙に「みんなで食べることは楽しい」というバイアスに引っ張られかけていた今回のここねをさり気なく対比させ、そこに上記の「1人の食事の楽しさ」というテーマ性を乗っけることで、かつて1人での食事の中に感じていた「心から自分自身が感じていた食べることへの喜び」をここねが今一度思い返す流れへ持っていったことでこの辺のテーマ性の描写がいっそうグッと引き立ったのは本当さり気ないながらも良い作劇だったなと

今までのエピソードからの昇華が見事でここねの成長譚としても非常に沁み入ったし、それを後押しした轟さんの話も良い含蓄と説得力があって良い味出してたね(マリちゃんをはじめこの作品の大人は良いキャラ多くてそこもグッド)  終盤の方のここねの心からの笑顔もとても輝いていて可愛らしく締めとして良かった

 

そんな良い話が展開された一方、ブラックペッパー...通称ブラぺこと拓海は今まで本筋に濃いめに絡んできてたのもあってか今回は出番少なめでした(まだどういう奴かも理解しきれてないのにブラピみたいな略称付けて呼んでるらんらんの胆力よ)。戦闘の方もいつも通りプリキュアのピンチに加勢、という形で加わろうとしてたところでプリキュア達が助力無しに突破したので出番無しになっちゃったけど、良いとこ無しか...みたいになることもなく、逆転のきっかけを作ったスパイシーをスッと評価し静かに去る男前ぶりを見せていた辺りは流石のイケメンであった

でもブラぺがゆい達からどう思われたかに関しては割とグイグイ行くくらいに気にしてる辺りはやっぱ男子中学生って感じでかわいかったな。w  もしゆいがブラぺカッコよかったとか言ってたら正体明かすつもりだったんじゃあるまいな() まぁ人柄的にしないだろうけど  戦うことに関してはちゃんとした目的意識を持ってるし力の使い時も見極めてて凄く良いヒーローしてるけど、好きな幼馴染が絡むとどう思われてるかが真っ当に気になっちゃう辺りの等身大さが顔を覗かせるの良いバランスよね。好きなキャラだよほんと

 

 

以上、デパプリ第15話でした。テーマ性を上手いこと落とし込んで展開させるストーリーが相変わらず良い見応えで面白く、そこに絡めて描かれたここね中心の描写も楽しかったエピソードでした。ここねはやはり伸び代担当というか、回を追うごとの成長の描写が見てて凄く気持ちの良いキャラで良いよね

しかしあまね会長けっこうな期間出てきてないけど、ここまで来るといつどういう風に戻るか気になるな 自分的にもあまり出てこない期間が長いとこう...色々困るから早く戻ってきて(切実

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた