AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

レガシーの清算

仮面ライダーバイス

第42話「激バトル!紅きベイルとデストリーム」

感想レビュー

 

 

ベイルに奪われるのを見越した上で使おうとしてたバイスタンプに細工をしておいてベイルの一時的な弱体化を行った狩崎パパ、普通に巧妙なんだけどあまりにも今までの信頼がなさすぎるので「勝手に出てきて勝手に苦しんで勝手にベイル強化させたぞこのおっさん...」って一瞬思っちゃったのは内緒だよ(ホントにゴメン)

でも今まで「私のせいなんや...罪滅ぼしなんや...」みたいなムーブはやたらする割に鮮烈に役立ったような印象が少なすぎたせいで、今回も考え無しに罪滅ぼしムーブで首突っ込んできたようにしか見えなかったので信頼値って大事だよ...

ところで狩崎パパ、なんか死んだげな感じで今回の話終わっちゃったんだけどどうなんだろうね 退場しても特段辛い悲しいとなるほどの思い入れもないのでなんとも言えないのだが  でもせめてラストに狩崎パパが倒れた時「心配するのが息子だけで、すぐ近くにいるはずの一輝達は元太パパのことで良い感じに団欒してて駆け寄りもしない」みたいな構図にするのは可哀想やろとは思ったぞ ほぼドラマの軸が別とはいえすぐ近距離で起きてることなんだからもう少し気を遣った描写でけへんかったんかな...と

 

元太とベイル、因縁ある2人の決着を描いた今回のエピソード。五十嵐家の全ての始まりとも言える2人の戦いを彩ったベテランたる戸次さんの演技の熱量は素晴らしかったし、かつての因縁の連鎖を断つためにベイルを許し受け入れる元太と彼を“白波純平”ではないと認めて晴れやかな心持ちで彼と一つになるベイルの関係性も決着として良き、頑なだった大二の心を元太が父として動かす様自体も筋としては悪くなかった、と題材が題材なだけに光るところは多かったですが、感動的な雰囲気をやたら押し出してくるようなしっとり演出で全体通して飾り立ててた感じがあったのが自分的にはどうにも寄せ付けなかったなぁ...というのが正直なとこでありました。(作品自体にノってるノってないが影響してるのもあるけど)あの手の演出が最近ホントに苦手になってしまってな...前作の蓮とデザストの最後のアレも同じ理由で他の人ほど熱量を抱けなかったのよな

 

そうでなくても、最近何度か言ってたようにこの2人の因縁自体がTV本編だと既に本筋から大きく逸れた要素になってしまってるのもあってどうしても寄り道感は否めなかったなとも。持て余し放置してた要素を少しでも劇的に消化しておこう、ということだったんだろうけども  大二に「自分を許し戻ることもできる」ということを身体を張って示すという意図もあったという接続もあるにはあったんだけど、この辺も文脈的に上手い接続だったかというと微妙だし、なんとも(今まで大二が反発してたのは朱美さんを救えなかったりした兄達やギフ様に従わない人々へのフラストレーションみたいなとこが原動力となってやってたからって感じなので、「自分を許す」の文脈とズレてる感はあるよなと。正義を為せない自分が許せず意地になってた、みたいな軸を大二に配置してたのかもしれないけど、少なくとも映像の上でそれを上手く伝えられてたとは言えないし)

 

と紆余曲折あったものの、大二にもようやく心変わりが起き、一輝達の手を取って戻る...となるかと思いきや、ギフ様直々の介入によりまだおあずけみたいな感じになりそう...という引きで締め。大二はいつになったら解放されるん...???劇場版公開までもう3週ないくらいまできたんやぞ  一応今回の話がブレイクスルーにはなりそうだしいつでも戻るきっかけは作れそうだけど、いよいよ引っ張るだけ引っ張ってる感は否めないし、せめて気持ち良く戻らせてやって欲しいんだけど、どうなるかなぁ

 

 

以上、リバイス第42話でした。長らく持て余し気味だったベイル絡みの話の消化と相成りましたが、なまじ本筋からは逸れた話だっただけになんとも、という感じであったなと。やっぱり放置気味にしてたツケが大きく回ってきた感は否めなかったなぁ...この因縁の発端になったリバイスレガシー・ベイルの話は割と好きなだけに、もっと上手いこと絡める話も観たかった バイスレガシー・ベイルの感想はリバイス感想記事のまとめリンク(↓)の方に一緒に載せてあるので、是非読んでいただければ。単体作としてもかなり面白いです

仮面ライダーリバイス(※順次更新中) - AnDrew’s小生意気レビュー記 記事リンク用
ともあれここからまた本筋に戻っていくわけだけど、劇場版との連動含めどう回していくのか、正直不安は大きく...なんとか盛り上がらないものか

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた