AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

残り2話だそうで

仮面ライダーバイス

第48話「覚悟の証明!これが…日本一のお節介!」

感想レビュー

 

 

父親への愛憎から荒れに荒れ、その末に父の愛情を知ったことで幼少期からひとりぼっちだった時間が逆流したかの如く「もっと一緒にいたかった」「会いたいよ」と子供のように泣きじゃくる狩崎の画は濱尾くんの演技もあって一義でかなり好きです それをめちゃくちゃ良いシーンとするのは狩崎パパの好感度があまりにもゴリゴリに低すぎるのが問題なんだが 「息子を見守っていたくて自分の悪魔を入れた」とフォローしてたがあまりにも物は言いようすぎてなんのフォローにもなってないぞ(普通に最低すぎるしその理由を是とするとしてもその悪魔がロクでもないこと起こしてるんだから結局クソなんよ)

そもそも狩パパのライダーシステムを自らの力で越えるだなんだと言ってたけど(リバイスやらライブやらは狩崎自身の作じゃなかったっけ...?)となるから狩崎周りの展開も全体的に見たら疑問符が多いんだよなぁ...「悪魔の力を使うシステム」を総じて狩パパ由来としたのかもだけどけっこう拡大解釈なように思っちゃうし、無理くり繋げて良い感じっぽく仕上げたように見えてしまうのでなんとも

 

狩崎のあれやこれ、一輝の覚悟を軸に据え展開された今回のリバイス戦わずに済む道もあると知った上で狩崎の想いを汲み取り、ぶつかることが正解だとして戦うというお節介を極める一輝そんな一輝の世界一のお節介ぶりをだからこそ一輝だと受け止め悲しくも見守る家族達、という一輝周りの描写はやはり曲がりなりにも良い人間ドラマの風味があって良かったところではあったけど、一方でなんか「あーそういう感じね...」みたいな視聴感がずっと続いて気持ちの上ではほとんど盛り上がらなかったのも本音。結局作品全体への印象という話にはなるんだけどなんかこう、グッと盛り上がるだけに蓄積も爆発力もないのがな...次に変身すれば一輝の家族に関わる記憶が全て無くなることからと一輝を止め続け、納得はできないながらも最後には一輝や家族達の覚悟を汲んで一緒に戦う決意を固めたような態度を見せていたバイスが兄妹のことを忘れた一輝を見て今更驚いたように「嘘だろ...」って言う、みたいなズレにズレた描写を肝心の最後の最後にぶっ込んでくる描写の奇天烈さも凄くノイズだったし...悲劇性の強調という意味合いが大きかったんだろうけど、とうとうたった1話の中でこんな矛盾が飛び出すようになってしまったのほんとに勘弁して欲しい(戦いを終えた自分の下に駆け寄ってきた大二さくらに「誰これ?」みたいな反応を涼しげな顔で示す一輝、それを分かってた上で切ない笑顔で受け止める大二さくら、という構図自体には良い味わいもあっただけに余計にノイズすぎて悩ましかった)

バイス、残りは2話みたいだけどこの盛り上がれない視聴感は最後まで変わりそうにないのがなんとも  曲がりなりにも話としてまとめる気はありそうだし、一応この直近2話の一輝周りの描写自体がそこまで悪くない質感であったことに賭けてそれっぽく収めることにだけは期待しときたいが、どうなるかなぁ...

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた