AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

マ、マルゥル...っ!!(身構

ウルトラマンデッカー

第13話「ジャンブル・ロック」

感想レビュー

 

 

マルゥルくんがけっこう良い感じに先輩やってる...!

なんか腹立つな(理不尽)

 

 

今回は物語の折り返しということでマルゥルを招いての総集編。総集編ながらもけっこうドラマ性高めなストーリーになっていて、若く未熟な若者達が寄せ集められた凸凹で未完成なチームながらも、それぞれの才能と熱意が折り重なり強くまとまっていっているカナタ達の成長やチームとしての絆の深まりを後半戦に向けグッと強く示した良いエピソードだったのではないでしょうか。カナタの揶揄いに少し茶け気味に言い返すソウマや、序盤以上に同期2人との縮まった距離感を見せるイチカ、2人の芯の強さをしっかり見ていて仲間として憧れを示したカナタなど、3人の関係性の序盤からの発展が窺えたのも良き。

また、デッカーってそもそもなんぞや?というとこにさり気なく触れ、ゆくゆくはそこを解き明かしていくかもという布石を敷いておいたり、今や人々はすっかり慣れきってしまったが現状はスフィアのバリアの中に閉じ込められた、スフィアの腹の中も同然という緊張状態であることを事実として改めて言語化したりと、後半戦に向けて色んな情報を整理した面もあったのでなかなか大事な内容だったしね

 

あと何と言ってもマルゥルがしっかり一キャラクターとして味わいある言動や立ち振る舞いをしてくれたのは良かったなーと思うところでしたね。正直マルゥルというキャラクターに関しては、メインキャラであった前作において劇的なフォーカスとかが全然されなくて(これは一部の他キャラにも言えることであったけど)お世辞にもキャラクターとしている意義が見出せないマスコット以下の存在という印象が最後まで拭えず、且つその後知った彼をを登場させるに至った経緯に対する悪感情が濃すぎてほぼ親の仇というかレイビーク星人の仇みたいな感情を抱いてしまうようになってしまってたので、今回の登場にも割と不安やモヤモヤみたいなものが先行してしまっていたのですが、こと今回に関してはカナタ達を厳しく突っつくといった感じの、前作でもちらと見せていた毒舌気味のキャラ性が発揮された言動でカナタ達とけっこうガッツリ絡んで、その中でカナタ達若き才能の可能性や絆を目にしたことで最終的に彼らを認め見守ることにするという先輩らしい深みある立ち回りも見せる、というマルゥルらしいキャラの発揮というところでも、前作から引き続いて登場の先輩キャラとしての魅せというところでも十分に良い描かれ方がしていたのは割と満足であったなと。マルゥルがメインに置かれてたらこういうの観れたんだろうなというのがやっと味わえた感じですな ケンゴ達に比べて昔より貫禄増したみたいな感じの雰囲気とかがさして変わってないから、熟年の先輩感ある台詞にたまに生意気なKUSOGAKI感があってなんだおめぇと感じた時があったのは内緒()  ヒーローとして勇ましく成長したところとかももっと見たいのになにかと可愛いキャラに収まりがちなグリージョとかもそうだけど、今の円谷さんはこの手のキャラの取り回しにちょっと保守的なきらいもあるので、ここはもっとグッと成長も入れて欲しいなぁ マスコット的な性質上難しいんだろうけど

 

 

以上、デッカー第13話でした。総集編エピながらもドラマの深掘りや今後の布石の配置・情報整理がしっかりしていてなかなか面白いエピだったなと。マルゥルに関しても見たいものが見れたというところで視聴前に身構えてた時よりかは満足度があって概ね良しでしたね。

さてデッカー、絶好調だった前半戦を終えてこれから後半戦だけど、この先どんなものを見せてくれるか楽しみですね。本筋周りでどんなインパクトが飛び出してくるか期待大である これからも応援してるぞ

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた