AnDrew’s小生意気レビュー記

作品の感想レビュー記事をメインに投稿しています。作品への造詣を深め楽しみつつ、それを他の方々とも共有できる場になれば。よろしくお願いします。

小悪党から先に消える(真理)

仮面ライダーギーツ」

第6話「邂逅V:逆転のブースト」

感想レビュー

 

 

パンクジャックくん、ワンチャン何かやりおるかとも思ってたがマジでNPCに徹してたな...真面目???()

今後もNPCが必要な場面とかで出てくるやもしれんけどマジでそういう役割に終始していくんすかね 流石にそれはなさそうだけども 黒影トルーパーじみた量産兵として湧いてくる可能性もあり得る

 

前回に引き続き道長を実質的なメインに据え描かれた今回のエピソード。前回の描写からも窺えていたけど、やっぱり道長がデザイアグランプリで他のライダー達に対しピリピリしてるのは、以前の参加者だった友人が他のライダー・参加者に蹴落とされて消滅してしまったことで、(その時悲嘆に暮れていた道長に「このことは忘れろ」的なドライな(ドライに思えてしまう)言葉を投げかけた英寿のことも含め)デザイアグランプリの参加者であるライダー達を唾棄してるから、ってのが大きいんだなぁというのが感じ取れましたね。故に表立って蹴落としたりはしない(同じ穴の狢になりはしない、というのがデカいかもね)けど他のライダーの脱落にはドライ、なのかなぁ 願いに関してはカードがまだ実際に映ってないのでハッキリとしたわけではないしここが今後の道長の軸になっていくかもだが、フォロワーさんが言ってたように「デザイアグランプリで勝ち残り他の参加者を叩き落としていく」っていう手段こそが今の道長の目的みたいなところもあるし、このバランスは面白いなと

またそんな背景が見えたからこそ、他の参加者と違い馬鹿正直に他人のことばかり考える景和にライバルとしてピリピリはしつつも肩入れする一幕があったり、他人を利用し蹴落とすことを平然と行いあっけらかんとしている小金屋さんをルールの範疇でシメたりと、彼なりの筋や情がよりくっきり見えたのも面白かったですね。小金屋さんのあのムーヴは友人を蹴落とした参加者とガッツリダブるしそりゃー逆鱗に触れるわな...と  しかしここに来て景和と割と相性良さげかもしれないという風になったのは意外。景和のキャラ性はもっと我を出して飢えるところが目標になるかと思ってたけど、あの馬鹿正直さを道長がある種の美徳と見たと言っても良さげな一幕があったとなるとまた違う着地もありそうだし、この辺は先の展開に期待ですな

 

バトルの方も武装の特性やコンビネーション、リボルブオン等のギミックをかなり有効活用していて以前魅せの幅広さ新鮮さに関しては高水準で良き。他ライダーのブーストバックル使用による色んな戦法の魅せとか、ギーツ×ナーゴの連携と武装を活用したアクションとか、多人数ライダー制とアイテムの多さをしっかり兼ね合わせて隙のない描き方してるので例年の序盤戦闘と比べてもここは一際強いなと バッファが使ってる状態だと牛のツノが生えてたりとブーストライカーの変形後の動物形態がライダーによってちょっと違ったデザインになってたりといった遊びも目を惹いて良き

 

そして今回退場となったのはメリーこと小金屋さん。まぁメインキャラの顔触れに無かった以上順当ではあるなというところだけど、意外にしぶといし憎めないとこもあったから退場はちょっと寂しいすね...最後の最後で死亡フラグビンビンの小悪党ムーヴしてなけりゃあ() 小金屋さん、めちゃくちゃ潔白な人間でこそないのは分かってたけど、あそこまでどストレートに悪人でとてつもなくゲスかったとは 自分さえ良ければ良い、という他を顧みないムーヴを地で行った結果、それを好かない男・吾妻道長の虎の尾を迂闊にも踏んだのが敗因であったか

そんな小金屋さんも前の奏斗と同じく「ライダー失格」の文言と共に消滅・退場となったわけだけど、この烙印を押された者の行く先や如何に...というのは気になるところだよなと。「ライダー失格」の文言は現状、自棄になって暴れた奏斗悪辣な態度で開き直り続けた小金屋さんだったりといった、一義で「悪いヤツ」と言えるキャラばかりである種の一貫性はあるので、文字通り「ライダーに相応しくない」と言われたのだろうかというのは前々から言われてたし、そんな輩どもが果たして普通の末路を辿れるのか...という感じの不穏さはそこはかとなくあるし、気になる...「失格になったら記憶を消されて元の生活に戻る」とツムリは言ってたけどこれもまだ口頭のみだしなぁ 第1話で勝利せずデザイアグランプリが終わった道長がライダーの記憶を失くして元の生活に戻ってた前例がある辺り完全に嘘とも言えなさそうだけど、コアIDが砕け所謂「死」を迎えたライダーがもう元に戻らないと英寿が言ってたこともあるので、どっちの可能性も信憑性はあるし疑わしくもあるというのが絶妙よね(一応コアID破壊の有る無しによる消滅・送還みたいなのはありそうと現状の材料でも考察できるけどね。その辺の一貫性を現状持たせてる辺りはけっこう真面目だし考察捗らせる上で上手いよねギーツ)  一応デザイアグランプリサイドもジャマトの脅威に真剣に対処しようとしてる辺り敵ではなさげだし、ここはまだ保留かな この先の描写を材料として拾い考察していかねば

 

 

以上、ギーツ第6話でした。道長のキャラ性により深く迫りドラマをグッと盛り上げつつ、物語上の謎も深め引き込んでくる面白い構成のエピでしたね。バトルの方も面白く描かれてるしこの先もこの調子で走っていって欲しいところであるけど、まだ油断もできないところだし頑張って欲しいなぁ 今ある要素やそこから醸される面白さは大切にしていって欲しい

 

というわけで今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。 読んでて共感できたり楽しめたりしたところがあれば幸いです

気に入っていただけたら次回も読んでいただけるとありがたいです。感想をくださったり記事の拡散等をしていただけたりすると更に喜ぶぞ!!

ではまた